INVESTIGATION土地・建物の調査
- 測量
- 地盤調査
- 耐震診断
- 構造物調査・安全証明 (擁壁・基礎・看板等)
- 家屋調査・安全証明
- 設備調査・安全証明
- 法令調査(建築基準法、 都市計画法、消防法、 農地法等)
一見しただけではどんな地盤かはわからない
地盤とは建物の基礎となる土地のことを指します。一見頑丈そうに見えたとしても、実は柔らかい地盤だったりすることもあり、調べてみなければ地盤の強さはわかりません。
軟弱地盤と呼ばれるような、柔らかい粘土や砂できた地盤の上に家を建てると、地震のときに液状化したり、家の重さに耐えられず、家が傾く原因にもなったりするため、家を建てる前に地質改良を行うことになります。固い地盤の方が地震のときの安心感につながります。
また、建物がいくら丈夫でも、家の基礎となる地盤が弱ければ安全な住まいとは言えません。
地盤は住まいの安全性を左右する重要な部分のため、家を建てる前に、建物を建てても安全な土地かを調べます。これが地盤調査です。
地盤調査はその土地の強度について調べ、建物が安全に支えられる地盤か、安全に建てるためにはどうすべきかなどを把握するために行う、安全な住まいを建てるためには欠かせない工程です。
調査の依頼の時期
地盤調査は土地購入後に、買主が費用を負担して家を建てる前に行うものですが、土地を購入して家を建てる以外のケースでは、誰がいつ調査を依頼して行うものなのか、ケースごとに見ていく必要があります。
を買う場合
の場合
を買う場合
住んでいる家が古くなってきたら、地震に備えて耐震診断を
耐震診断とは、既存の建物の構造的な強度を調べ、想定される大規模な地震に対する安全性つまり耐震性や、受ける被害の程度を判断することをいい、大地震(震度6強~震度7の地震)が発生した際に、木造建物(木造住宅)の倒壊の可能性に関しての診断のことを言います。
お客様のご依頼に基づいて実施する木造住宅の耐震診断には「一般診断法」と「精密診断法」の2種類があります。
通常の木造住宅は一般診断法で耐震診断を行います。
上記の診断法以外に一般の方が簡易に行う事ができる「誰でもできる我が家の耐震診断」があります。
なぜ耐震診断が必要なのかというと、、、
現在、新しく建物を建てる場合には国が定めた耐震基準を満たしていなければなりません。 しかし、この制度は大きな震災を経るごとに強化されて来た歴史があり、 いわゆる旧耐震という昔の耐震性能の住宅では稀に起きる大地震の際に人命を守るために 十分な強度が確保できていない場合があります。 実際、1995年の阪神淡路大震災、2016年の熊本地震では旧耐震基準で建てられた住宅の多くが倒壊や一部損壊をしました。 今まで住み続けた家、新たに購入する中古物件など、 安心してマイホームで暮らすためにも耐震診断を行い、必要な耐震補強を行うことをお勧めします。
住んでいる家が古くなってきたら、地震に備えて耐震工事をしておこうかと思いますよね。
そうなったら、いきなり工事をする前に、自分の家の状態がどんなものか知っておいたほうがいいでしょう。
耐震診断でチェックするポイント
- 基礎
- ・鉄筋の有無
・老朽度・ひび割れ
・コンクリート教度
- 周辺
- ・塀などの傾き
・平坦・傾斜地
・周辺家屋の状況
- 水回り
- ・床の腐朽、たわみ
・水漏れ
- 屋根裏
- ・鉄筋の有無・雨漏り
・通気状況
・接合金物の有無
・筋かい、火打ち、構造用合板の有無
- 床下
- ・木材の湿気・腐朽
・シロアリ・カビ
・通気状況
・筋かいの有無
- 建物の外側
- ・屋根・外壁の材質
・外壁のひび割れ
・樋(とい)の材質・劣化
このように外観調査や構造に関する調査を行い、それに基づき構造計算をします。
その結果、耐震補強工事が必要であれば、設計、工事へと進みます。