TERMINOLOGY
COLLECTION専門用語集
3路スイッチ | 3路スイッチとは、照明器具を2ヶ所から点滅できるスイッチ。 主に、階段、廊下、⽞関などの2⽅向からの使い勝⼿が発⽣する箇所のスイッチに⽤いられます。 また、3路スイッチの間に4路スイッチを設けると、何箇所からでも⼊り切りが可能です。 |
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4分割法 | 4分割法とは、建設省告⽰第1352号(平成12年5⽉23⽇)⽊造建築物の軸組の配置の基準を定める件で、壁量計算においてバランス良く耐⼒壁が配置されているかチェックするための⼿法。 各階(1階及び2階)X⽅向とY⽅向において建物を4分割し、それぞれの対向する建物の側端部(建物の1/4の外周部分)の耐⼒壁の充⾜率が1.0以上確保されるか、若しくは壁率⽐が0.5以上となる様に耐⼒壁を配置することが求められています。 尚、構造計算を⾏い、各階X⽅向Y⽅向の偏⼼率が0.3以下であるならば、この4分割法での耐⼒壁のバランスチェックは不要です。 |
24時間換気システム | 24時間換気システムとは、シックハウス対策として、健康な住環境を確保するための計画換気システムで、24時間中換気させるシステム。 換気形式として、「第1種換気(機械給気・機械排気)」、「第2種換気(機械給気・⾃然排気)」、「第3種換気(⾃然給気・機械排気)」の3タイプありますが、第2種換気は排気が⾃然排気で、スムーズに⾏なわれないために避けた⽅がよい。 また、24時間換気システムには、換気のみの基本的な商品から、冷暖房や調湿、空気清浄も同時に⾏なう商品まで⾊々な商品があります。 24時間換気システムは、建築基準法で設置が義務付けされています。 |
42条2項道路 | 42条2項道路とは、昔からある幅4m未満の道路を前⾯道路として救済するための措置で、建築基準法で定められた道路。 42条2項道路の場合は、道路の中⼼から2m、若しくは状況により対側より4mの部分は、道路として扱われ、敷地の⾯積が少なくなります。 |
⼀次エネルギー消費量 | ⼀次エネルギー消費量とは、家庭⽤エネルギーを熱量換算した値。ただし、電気については、電気そのものの熱量ではなく、発電所で投⼊する化⽯燃料の熱量を⽤いる。 |
⼀⽂字⽡ | ⼀⽂字⽡とは、軒先に⽤いる桟⽡(さんがわら)の⼀種で、軒先側の下端が直線になっている⽡。 |
⼀⽂字葺き | ⼀⽂字葺きとは、平板葺き(ひらいたぶき)の⼀種で、平板を屋根⾯の⽔平⽅向に⼀直線になるように、また、⽔上・⽔下の屋根材の真ん中に⽬地(⾺⽬地状)をもってくる屋根の葺き⽅。主に、銅板葺きなどの⾦属屋根葺きに⽤いられる葺き⽅で、⼀⽂字⽡と併⽤して軒先をスッキリと⾒せる場合に多⽤されています。 |
⼆重窓(⼆重サッシ) | ⼆重窓とは、外窓にプラスして内窓を設けた⼆重構造の窓。ペアサッシともいいます。 |
ALC | ALCとは、発泡剤で多孔質化した軽量気泡コンクリート。 板状にしたものは「ALC板」 若しくは「ALCパネル」と⾔います。 施⼯、加⼯が容易で断熱性、耐⽕性が⾼い外装材で、⼾建住宅の外壁に⽤いるALCは、厚み50mmのALC板が⽤いられます。 |
BLマーク | BLマークとは、住⽣活⽔準の向上と消費者保護の推進を⽬的とした「優良住宅部品認定制度」により、品質、性能、アフターサービスなどが優れていると認められた住宅部品に付けられるマーク。 BL部品には、損害補償と部品の修理・交換に対応する2つの保険がついています。 BLマーク以外に、SGマーク・SA・FUマーク・mマーク・Gマーク・伝統⼯芸マーク・ウールマーク・エコマーク・CPマーク・ISMマーク・SVマーク・RALマーク・JISマーク・JASマーク・AQマークなどがあります。 |
BM | BMとは、ベンチマークの略で、敷地や建物の⾼さの基準レベル点を指します。BMは、施⼯時の基準レベルになるので、⼯事中でも撤去しないで動かないものをベンチマークとして⽤います。 主に、前⾯道路のマンフォールや道路の縁⽯などが「ベンチマーク」として⽤いられます。 |
CAD・CAM | CAD・CAMとは、CADはコンピューター・エイデッド・デザイン(Computer Aided Design)、CAMはコンピューター・エイデッド・マニュファクチャリング(ComputerAided Manufacturing)の略語。 コンピューターによって設計・作図作業を進め(CAD)、その設計・作図情報に基づいて⽊材のプレカットや部材の⽣産を⾃動管理する(CAM)という、家づくりに関するコンピューターシステムの総称。 |
CFシート | CFシートとは、ビニール系床シートの⼀種で「クッションフロア」とも⾔います。 中間層に発泡塩化ビニールを使ってクッション性が⾼められています。 また、⾊彩や模様の種類が豊富。CFシートは、洗⾯脱⾐、トイレなどの⽔廻りの床材として多く⽤いられています。 |
DIY | DIYとは、Do it yourselfの略。職⼈の⼿を借りないで、補修や内装、家具などを⾃分で⾏なうこと。 ⽇曜⼤⼯。 |
EPS | EPSとは、Electric pipe shaftの略で、電気設備⼯事において電気の幹線を設置するスペース。 |
F☆☆☆☆(エフフォー) | F☆☆☆☆(エフフォー)とは、建材のホルムアルデヒドの放散値を表す指標。 星の数は1〜4まであり、星の数が多いほど放散量が少ないです。 尚、建築基準法では、F☆☆☆☆(エフフォー)は使⽤制限はされていませんが、F☆☆☆(エフスリー)の「第3種ホルムアルデヒド発散建材」、及びF☆☆(エフツー)の「第2種ホルムアルデヒド発散建材」については使⽤⾯積制限がされ、また、表⽰がない「第1種ホルムアルデヒド発散建材」については使⽤が禁⽌されています。 |
FL | FLとは、フロアラインの略で、床仕上げの上端⾯のレベルを指します。 また、FLの前に記載されている数字は階数を⽰し、例えば、2FLは2階フロアラインを指します。 |
FRP防⽔ | FRP防⽔とは、ガラス繊維強化プラスチックを使って防⽔を⾏なう⼯法。 FRPとは、FiberReinforced Plasticsの略で、「ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強したプラスチック」という意味です。 FRP防⽔は、FRPの特性を防⽔分野に応⽤されたもので、防⽔層は軽量かつ強靭、耐熱性・耐⾷性・耐候性などに優れているという特⻑があります。 また、FRP防⽔は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて⼀体にした塗膜防⽔で、出来上がった防⽔層は、継ぎ⽬のないシームレスな層となり、外観的にもきれいな仕上がりとなります。 最近では、⽊造住宅のバルコニーの防⽔には、アスファルト防⽔から、殆どFRP防⽔に移⾏されています。 |
GL | GLとは、グランドラインの略で、建築物の建つ⼟地の表⾯レベルを指します。また、地盤⾯。 設計段階においては、設計GLを定め建物の⾼さ関係の基本レベルとします。 また、⼯事着⼯段階には、縄張りにて現況に応じて現場にて、BM(ベンチマーク)を定めて、設計GLのレベルを確定させます。 |
GL⼯法 | GL⼯法とは、⽯膏ボードを接着剤で貼る⼯法。 コンクリート⾯やALC⾯に接着剤を団⼦状に塗り、ボードを押し付けて貼るので、下地を必要としないので施⼯が簡単。 GL⼯法を「直貼り⼯法」とも⾔い、GLはGypsum Liningの略。 |
Gマーク | Gマークとは、通産省のグッドデザイン商品選定制度に基づいて選定された商品に付けられるマーク。 (財)⽇本産業デザイン振興会が実施機関となり、1957年から実施されている。 Gマーク以外に、SGマーク・SA・FUマーク・mマーク・BLマーク・伝統⼯芸マーク・ウールマーク・エコマーク・CPマーク・ISMマーク・SVマーク・RALマーク・JISマーク・JASマーク・AQマークなどがあります。 |
H形鋼 | H形鋼とは、断⾯がH形をした形鋼。 熱間圧延による圧延H形鋼(ロールH)と溶接による溶接H形鋼(ビルトH)の2種類がある。 |
I形鋼 | I形鋼とは、I形断⾯をもつ形鋼。 フランジ内⾯に勾配がついているため、軸⽅向の接合がしにくい。 |
IHクッキングヒーター | IHクッキングヒーターとは、「電磁調理器」とも呼ばれ、天板と鍋などの間に渦電流を発⽣させ鍋を直接加熱する機器。 機器⾃体は発熱しないため安全性が⾼く、熱効率が⾼い。また、掃除のしやすさで⼈気があります。 ただし、各機種によって利⽤できる鍋に制限があり、⼀部を除いて⼟鍋や銅鍋は利⽤できない。 |
JAS | JASとは、材⽊や⽊材の加⼯品に⼀定のレベルを設け、品質の向上を図るための規格。 ⽇本農林規格の略称。 JASマーク以外に、SGマーク・SA・FUマーク・mマーク・BLマーク・Gマーク・伝統⼯芸マーク・ウールマーク・エコマーク・CPマーク・ISMマーク・SVマーク・RALマーク・JISマーク・AQマークなどがあります。 |
JIS | JISとは、⼯業製品のレベルを確保するための規格で、規格品にはJISマ-クがつけられる。 ⽇本⼯業規格の略称。 JISマーク以外に、SGマーク・SA・FUマーク・mマーク・BLマーク・Gマーク・伝統⼯芸マーク・ウールマーク・エコマーク・CPマーク・ISMマーク・SVマーク・RALマーク・JASマーク・AQマークなどがあります。 |
LDK | LDKとは、居間のリビング(L)と⾷事室のダイニング(D)、台所のキッチン(K)を併設したひとつの部屋のこと。 |
LGS | LGSとは、「ライト ゲージ スタッド」の略で、厚さ1.6mm〜4.0mm程度の軽量形鋼。 LGSの形状には溝形、⼭形、Z形などがあり、鉄⾻造や鉄筋コンクリート造などの建物で、壁・天井の下地材として⽤いられます。 |
Low-Eガラス | Low-Eガラスとは、板ガラスの表⾯に特殊⾦属膜をコーティングしたガラスで、このLow-E膜が遠⾚外線の反射率を⾼めています。 このため、Low-Eガラスを複層ガラスに使⽤することで、放射による熱伝達を低減し、⾼断熱性能を実現させます。 Low-EとはLow Emissivityの略で低放射を意味します。 |
L字型キッチン | L字型キッチンとは、冷蔵庫、シンク、コンロをL字型にレイアウトされたキッチンのスタイル。 L字の両側にシンクとコンロを振り分けると快適なワークトライアングルがつくりやすく、機器はコーナー部から300mm以上離して設置し、作業スペースを確保しておくことがポイント。 L字型キッチンは、コーナー部分があるのが特徴で、コーナーを活かすことでカウンター(ワークトップ)や収納スペースを広く使える反⾯、コーナー部分を上⼿に活⽤しなければ⾯積の割りに収納量は増えないので注意や⼯夫が必要です。プランには、L字を壁に沿わせて中央にダイニングテーブルやアイランド型の作業台を設けるオープンキッチン、L字の⼀⽅をペニンシュラ(半島)とする対⾯式のセミオープンキッチンなどのバリエーションがあります。 L字型キッチン以外に、Ⅰ列型キッチン・Ⅱ列型キッチン・U字型キッチン・アイランド型キッチン・ペニンシュラ型キッチンなどのキッチンスタイルがあります。 |
L値 | L値とは、床や壁を媒体にして伝わってくる衝撃⾳に対する遮⾳性能を表す単位で、L値の数値が低くなるほど遮⾳性能は⾼い。 また、衝撃⾳には、「重量床衝撃⾳=LH」と「軽量床衝撃⾳=LL」とがある。 |
MDF | MDFとは、「ミディアムデンシティファイバーボード」のことで、⽊材などの植物繊維を原料とし、合成樹脂接着剤を加え成型熱圧した板のことを⾔います。 断⾯は繊維がぎっしりつまり平滑で表裏⾯ともほぼ同様の平滑性をもっています。 建材メーカーが販売する既製の廻縁や幅⽊・額縁などのケーシングの基材にMDFが使われています。 |
N値 | N値とは、標準貫⼊試験やスェーデン式サウンディング試験などによって求められた、地盤の強さを表す値のこと。 地盤の地耐⼒(⽀持⼒)と親戚みたいな関係で、地盤の地耐⼒(⽀持⼒)は、N値より基礎の形状係数や⼟の⽀持⼒係数(内部摩擦⾓)・粘着⼒など、テルツァーギー修正式により算定された、1㎡当りの抵抗の強さを表します。 |
OSB | OSBとは、Oriented StrandBoard の略。 原⽊から切削された⻑⽅形の薄い⽊⽚を、表⾯層とコア層で繊維⽅向が直交するように、重ねて⾼温圧縮した「構造⽤⽊質ボード」。 強度をもたせるように計算されて⽊⽚が切削されており、交差積層により合板と同じような強度と剛性を備えています。 また、「構造⽤パネル」とも呼ばれています。 |
Pタイル | Pタイルとは、塩化ビニル樹脂を⽤い30㎝⾓のタイル状に加⼯した床材。 Pタイルは商品名ですが、「プラスチックタイル」の総称として使われています。 |
Q値 | Q値とは、「熱損失係数」の意味で、内外の温度差が1度のときに、1時間に建物全体から逃げる熱の割合を⽰す。 Q値の数値が⼩さいほど断熱性能が⾼い。 |
SGマーク | SGマークとは、(財)製品安全協会が定めた安全基準に適合した製品につけられるマーク。 これらの製品を通常の⽅法で使っている際に、製品の⽋陥で⼈⾝事故が起きたときには、⼀定の範囲内で賠償する被害者救済制度が設けられています。 家具では、乳幼児のベッド、2段ベット、⾷器棚、住宅⽤スプリングマットレス、レンジ台付き収納庫などが対象となっています。 SGマーク以外に、SA・FUマーク・mマーク・BLマーク・Gマーク・伝統⼯芸マーク・ウールマーク・エコマーク・CPマーク・ISMマーク・SVマーク・RALマーク・JISマーク・JASマーク・AQマークなどがあります。 |
SK | SKとは、「掃除流し」・「洗濯流し」の略称。 掃除道具を洗ったり、掃除後の汚れた⽔を流す⼤型の衛⽣陶器。 |
SL | SLとは、スラブラインの略で、スラブの天端のレベルを指します。 鉄筋コンクリート造などの構造図関係に⽤いられます。 また、SLの前に記載されている数字は階数を⽰し、例えば、2SLは2階床⾯のスラブラインを指します。 |
SPF | SPFとは、スプルース(Spruce)、パイン(Pine)、ファー(Fir)の頭⽂字をとった呼称で、ツーバイフォー住宅の構造材として⽤いられています。 SPFは、それぞれトウヒ属、マツ属、モミ属の樹種で混成林で⽣育する植樹です。 特性としては、材そのものが他のものより⽩く美しく、⽐較的やわらかく加⼯が容易。 |
T形鋼 | T形鋼とは、T形断⾯をもつ形鋼。 通常はH形鋼をウェブ中⼼で2つに切断して作られるため、CT形鋼あるいはカットティーとも呼ばれ、⽐較的軽量で、曲げる⼒に対して抵抗⼒が強い。 |
U字型キッチン | U字型キッチンとは、シンク、コンロ、冷蔵庫をU字型に配列するキッチンのレイアウトです。 作業スペースや収納スペースが広く取れ、作業動線(ワークトライアングル)も短く効率のよいのが特徴です。 ただし、L字型キッチンと同様、コーナー部分を上⼿に活⽤できるよう⼯夫が必要です。 また、シンク前をカウンターにしてオープンにすると開放的なキッチンになります。 U字型キッチン以外に、Ⅰ列型キッチン・Ⅱ列型キッチン・L字型キッチン・アイランド型キッチン・ペニンシュラ型キッチンなどのキッチンスタイルがあります。 |
U字溝 | U字溝とは、断⾯がU型をしている既製品の排⽔溝。 ⼀般にはコンクリート製で、⾬⽔の排⽔に⽤いられます。 |
アース | アースとは、電気回路の一部または電気機器を大地と導線(アース線)で結び、電荷を逃がすこと。または、そのための装置。正しくはグランディングgrounding(接地)という。 電荷を地中に逃がすことによって、落雷などによる過電流の電気機器への流出を防いだり、電磁波の放出による誤動作を防止したり、あるいは感電の恐れを阻止したりすることができる。そのため、大型電気機器などではしっかりとアースを取り付けることが推奨されています。 なお、アースのための接続線はアース線と呼ばれる。 |
相欠き | 相欠きとは、二つの木材を各半分ずつ欠き取って合わせる継手。 相欠き以外に、 蟻継ぎ・腰掛け蟻継ぎ・腰掛け鎌継ぎ・台持ち継ぎ・追掛け大せん継ぎなどの継手があります。 |
相決り(あいじゃくり) | 相決りとは、2枚の板の側面をそれぞれ半分削り、かみ合わせてつなぐ方法。 板を幅方向でつなぐとき、相決りして接合することを「相決り継ぎ」と言い、「相決りはぎ」・「違いはぎ」とも言います。 また、角材などの接合で両方を半分ずつ欠く方法は、「相欠き(あいがき)」と言います。 |
アイソメトリック | アイソメトリックとは、インテリアの俯瞰図など、イメージなどを表現する場合によく使われる投影図法で、一般的に略してアイソメ図と呼ばれています。 空間を表すときに、間口、 奥行き、高さの3方向を等しい角度で描き、ひとつの図で対象物の3面を同じ程度に表現する投影図法で、等角投影法とも言われています。 |
アイランド型キッチン | アイランド型キッチンとは、調理台やシンク部分を、壁から離して室内の中央にレイアウトしたキッチンスタイル。島のように配置することから「アイランド型キッチン」と呼ばれています。 一般的なI列型、 II列型、L字型、U字型の配列に比べ動線の自由さや開放感はありますが、調理時の周囲の汚れや排気(換気)に対して工夫が必要です。 アイランド型キッチンのレイアウトは、大人数での作業が楽しめるプランで、さらに、アイランド部分にカウンターやテーブルを取り付けるとパーティが行え、にぎやかな料理を楽しみたい家庭向きです。ただし作業スペースや通路を確保するのに広いスペースが必要です。 また、I列型キッチンやL字型キッチンと組み合わせてコンロやサブシンクをアイランドにレイアウトするケースも増えています。 アイランド型キッチン以外に、I列型キッチン• II列型キッチン・L字型キッチン・U字型キッチン・ペニンシュラ型キッチンなどのキッチンスタイルがあります。 |
亜鉛メッキ鋼板 | 亜鉛メッキ鋼板(溶融)とは、亜鉛メッキ加工された鋼板で、 鋼板を亜鉛で覆うことにより耐久性を向上させたもので、亜鉛鉄板、亜鉛メッキ鉄板、またはトタン板、亜鉛引き鉄板、トタンなどと呼ばれています。尚、一般的に亜鉛メッキ鋼板は、溶融亜鉛メッキ鋼板を指します。 建築材料として、屋根や外壁の仕上材や、水切りなどの板金材料として多用されています。 亜鉛メッキ鋼板には、「溶融亜鉛メッキ鋼板」以外に、「電気亜鉛メッキ鋼板」、「ニッケル亜鉛メッキ鋼板」、「アルミ亜鉛メッキ鋼板」などがあります。 |
赤さび(赤錆び) | 赤さび(赤錆び)とは、鉄の表面が酸素と結合して生じる赤茶色の金属酸化物をいう。 給水、 給湯管に鉄を使うと赤さびに起因する赤水出水の原因となり、 鉄管の中に多くの赤さびが発生している場合、 全く水が流れてない状態から急に水を流すと鉄管の内側に発生している赤さびのうち、 表面のやわらかい部分が水とともに大量に流れ出し、 赤水と言われている赤茶色の水となります。 これは、極端に水を流したので大量に出てきて赤色に見えるわけですが、普段水道水が透明に見えたとしても内部に赤さびが発生している場合は少しづつ水道水の中に溶け出してきています。 |
上り框(あがりがまち) | 上り框とは、玄関の上がり口に横に通した化粧材。玄関框とも言います。 木製の上り框を設ける場合は、玄関土間に上り框の下端が接しないように幅木を設けた上、昇降に支障のない高さに上り框を設けます。 尚、バリアフリー住宅では、上り框と玄関土間との高低差は180mm以内が良いとされています。 |
アクセントカラー | アクセントカラーとは、インテリアの色彩を決めて行く上で、基調色(ベーシックカラー)や配合色と関連して、色彩上のアクセントをつけるために用いられる強調色。 高彩度の色など、他の部分に比べ際立って目立つ色を小面積の部分に使うことが一般的です。 |
アクリル系シーリング材 | アクリル系シーリング材とは、硬化すると弾性体になり湿った箇所にも使用可なシーリング材。 主に新築時のALCのパネル目地などに使用されますが、耐久性があまりなく肉やせが大きい。 アクリル系シーリング材は、塗装可能ですがリフォーム等ではほとんどつかいません。 |
アクリル樹脂 | アクリル樹脂とは、アクリル酸、及びその誘導体の重合で作られる熱可塑性の合成樹脂。 透明度が高く、着色性に富み、酸やアルカリなどに比較的強く、軽くて丈夫だが、表面に傷がつきやすく、アセトンなどの有機溶剤に溶けやすい。 塗料、接着剤の原材料に利用されているほか、照明器具、看板、ドア、家具などに多用されています。 アクリル樹脂以外の熱可塑性樹脂には、ポリエチレン樹脂・ポリプロピレン樹脂・塩化ビニル樹脂・ポリスチレン樹脂・ABS樹脂・ポリカーボネート樹脂・ポリエステル樹脂・ポリウレタン樹脂などがあります。 |
アクリル板 | アクリル板とは、アクリル樹脂でできた板。略して「アクリ板」と呼ばれています。 アクリル板には、透明、乳白色、白色、その他色付板などがあり、主に店舗の装飾や看板関係に用いられ、住宅では障子などの室内建具に採用されています。 |
上げ下げ窓 | 上げ下げ窓とは、ガラス戸が上下にスライドして開閉する窓。 上下2枚とも動くダブルハングと片方だけ動くシングルハングのタイプがあります。 上げ下げ窓以外に、引き違い窓・たてすべり出し窓・横すべり出し窓・内倒し窓・片引き窓・両片引き窓・両たてすべり出し窓・ルーバー窓(ジャロジー)・嵌め殺し窓・オーニング窓などのサッシがあります。 |
足元灯 | 足元灯とは、「フットライト」ともよばれ、夜間でも安全に歩けるように、廊下や階段の昇り口・降り口などの壁の足元廻りに取り付ける小型の照明器具。 暗くなると自動点灯するタイプや、停電時に自動点灯し、コンセントから取り外して懐中電灯として利用できるコンセント差し込み付きのタイプなどがあります。 |
アシンメトリー | アシンメトリーとは、左右の大きさ、色、形などがある軸線に対して左右非対称、不均整なこと。 【相対語】・・・シンメトリー |
アジアンスタイル | アジアンスタイルとは、東南アジアのインテリアスタイルで、藤やバンブーなど、亜熱帯の自然素材を使って、手仕事で作り上げ自然の風合いを残す素朴な家具などが特徴な様式。 |
アジャスター | アジャスターとは、床の不陸を調整し水平に保つため、テーブルの脚やキャビネットなどの台輪の内側に取り付ける調整金具。 |
飛鳥建築 | 飛鳥建築とは、推古天皇の前後(540~670年)の建築で、奈良の法隆寺の金堂がその代表的建築です。 |
アスファルト | アスファルトとは、天然歴青(てんねんれきせい)の一種又は天然歴青の加熱によって生じる種々の暗色の物質で、比較的に不揮発性で主として炭化水素から成り、一般に防水性・耐水性・耐久性があります。 アスファルトの強度は小さいですが、付着力が強いので、そのまま又はこれに砂・砂利などを混ぜて防水層、或いは道路の舗装などに使用されています。比重は1.0~1.7程度。 建築では、アスファルトルーフィングやアスファルトフェルトなどに用いられています。 |
アスファルトシングル | アスファルトシングルとは、主としてガラス繊維を原料とした基材に、アスファルトを含浸、塗布し、表面は比較的に粒子の粗い顔料等で焼き付け塗装した鉱物質粒子、又は天然砕石など、意匠と主層の保護を目的とした材料で覆い、裏面は鉱物質細粒などを散着した砂付きルーフィングを一定形状に裁断したもの。 主に屋根葺き材として用いられる。 |
アスファルトフェルト | アスファルトフェルトとは、動植物 又は 鉱物の繊維でつくったフェルトにアスファルトを浸潤させたもので、木造の外壁のラスモルタル塗りの下張りなどに用いられます。 |
アスファルト防水 | アスファルト防水とは、アスファルトを使った防水工法。 液状のアスファルトとシート状のアスファルトルーフィング、アスファルトフェルトなどを何層にも重ねて防水層を作る工法で、熱で溶かしたアスファルトを用いる冷工法とがあります。 尚、アスファルトとは、原油が天然に蒸発したとき、又は、石油精製の残留物として得られる黒色の固体、または半固体物質です。 |
アスファルトルーフィング | アスファルトルーフィングとは、屋根の野地板の上に、雨水の浸入を防ぐために設ける、フェルトにアスファルトをしみこませた防水紙。 |
アスベスト | アスベストとは、石綿ともいわれる天然に存在する繊維状の鉱物のこと。 アスベストは軟らかく、耐熱性、対磨耗性、対腐食性にすぐれているため、耐熱材、耐火断熱材、絶縁材、補強材など幅広い建築材料などに使われてきましたが、アスベストを吸い込むと肺がんや中皮種などの健康被害を引き起こす可能性があることがわかり、現在は製造・取り扱いなどが建築基準法等にて規制されています。 (石綿その他の物質の飛散又は発散に対する衛生上の措置) 第二十八条の二 建築物は、石綿その他の物質の建築材料からの飛散又は発散による衛生上の支障がないよう、次に掲げる基準に適合するものとしなければならない。 1.建築材料に石綿その他の著しく衛生上有害なものとして政令(施行令第20の4)で定める物質(次号及び第三号において「石綿等」という。)を添加しないこと。 2.石綿等をあらかじめ添加した建築材料(石綿等を飛散又は発散させるおそれがないものとして国土交通大臣が定めたもの(国土交通省告示1172号)又は国土交通大臣の認定を受けたものを除く。)を使用しないこと。 3.居室を有する建築物にあっては、前2号に定めるもののほか、石綿等以外の物質でその居室内において衛生上の支障を生ずるおそれがあるものとして政令で定める物質の区分に応じ、建築材料及び換気設備について政令で定める技術的基準に適合すること。 建築物は、石綿その他の物質の建築材料から、飛散又は発散による衛生上の支障がないように、石綿等をあらかじめ添加した建築材料(吹付け石綿、吹付けロックウールでその含有する石綿の重量がその材料の重量の0.1%を超えるもの)を使用しないことと告示においても規定されている。 |
東屋(あずまや) | 東屋とは、庭園に設けられた休憩、又は眺望に使用される建物。 東屋は、一般的に壁が無く、屋根は四方が葺き下がりになっています。 |
畦(あぜ) | 畦とは、敷居や鴨居の溝と溝の間の凸部分を言う。 また、溝より両端の外側を樋端(ひばた)と言い、和室側を内樋端(うちひばた)、その反対側を外樋端(そとひばた)と言います。 |
校倉造り(あぜくらづくり) | 校倉造りとは、三角、四角、あるいは丸太の断面の木材を水平に積み重ね、角の部分でかみ合うように交差させて壁体を構成する工法。 弥生時代の倉に始まり、現存するものでは奈良時代に建てられた東大寺の「正倉院」が有名です。 また、北米のログハウスは丸太を使用したものが多く、校倉造りの工法と同じです。 |
頭つなぎ | 頭つなぎとは、木造の柱の間をつないでいるという意味で、「柱頭つなぎ」とも言います。 上からの荷重がかからない場合、単に柱の上部を固定するために、柱の上に水平に渡した部材のこと。 又は、荷重がかからない簡易な間仕切り壁などの上部に設ける部材。 |
当り欠け | 当り欠けとは、2つの取り合う木材の一方を欠きこむ仕口。 一般的には、母屋と垂木の取合において、屋根の勾配に沿って母屋を欠きとる仕口。 当り欠け以外に、渡りあご・蟻掛け・大入れなどの仕口があります。 |
圧縮強度 | 圧縮強度とは、材料が軸方向に押される力の強さの度合。 【対義語】・・・引張強度。 |
圧着貼り工法 | 圧着貼り工法とは、湿式工法での壁タイルの施工方法。 圧着貼り工法は、下地モルタル面に貼り付け用モルタルを塗り付け、硬化しないうちに、その上にタイルをもみ込むようにして貼って行く工法です。 |
圧密 | 圧密とは、土は粒子部分と間隙とからなり、そこに荷重がかかると、内部に発生する圧縮応力のために土の間隙を構成する水や空気が追い出され、土の体積が徐々に減少し密な状態になります。この現象を「圧密」という。 地盤の場合は地表の沈下となり、特に間隙が水で飽和された柔らかい粘度地盤の場合は、建物を建設することにより圧力が加わると、地盤沈下が発生しやすくなる。 |
アッパーライト | アッパーライトとは、下から上向きに照らす照明。 アッパーライトは、間接照明の一つでモダンで落ち着いた空間を演出し、夜間のライトアップやリビングフロアの間接照明として、近年多用されるようになりました。 アッパーライト以外に、直接照明・間接照明・主照明・補助照明・多灯照明・コーニス照明・コープ照明・ウォールウォッシャーなどの照明方法があります。 |
アネモスタット | アネモスタットとは、天井面に設置される空調の吹き出し口で、丸形あるいは角形のコーン状をした複数の羽根をもつ吹き出し口。 アネモスタットは、羽根を数枚重ねたような断面を持っていて、吹き出し口から吹き出される空気が、放射線状になって、拡散性があり、室内空気とよく混合されるという特徴があります。 アネモスタットは、アメリカのメーカー名に由来する通称で、一般的には略してアネモと呼ばれています。 |
あばら筋 | あばら筋とは、鉄筋コンクリート構造で 梁のせん断破壊を防ぐために入れる補強筋。 梁の主筋に直角になるように配筋する。せん断補強筋、または、スターラップともいう。 |
アプローチ | アプローチとは、道路から門、玄関にいたるまでの通路およびその周辺。 また、玄関前の屋根の掛かったスペース(車寄せを含む)を「ポート」と呼びます。 |
雨押え | 雨押えとは、雨水の浸入を防ぐために、外壁と開口部の上枠や、屋根と壁の立ち上がりの取合などに取り付ける板、若しくは部位を指します。 また、雨仕舞いとも呼ばれています。 |
雨仕舞い | 雨仕舞いとは、雨水が建物の内部に浸入したり漏ったりするのを防ぐこと。または防ぐための施工方法。 雨仕舞いが悪いと、雨漏りを招くことになりますので、十分注意した施工が必要となります。 |
雨戸 | 雨戸とは、家の外回りに取り付けられる、主に風雨を防ぐことを目的とした戸。 雨戸は、防犯や防火のために取り付けられることもあり、最近では、これらの用途を兼ねたシャッター雨戸を用いることが多い。 |
網入りガラス | 網入りガラスとは、割れても破片が崩れ落ちないように、ガラス面内に金属線が入り込まれたガラス。「ワイヤーガラス」とも言う。 防火性能に優れ、延焼のおそれのある部分に使用することを建築基準法で要求されています。 建設省告示1360号に規定される防火設備用ガラスとしては、「ヒシワイヤー」・「クロスワイヤー」などの網入りガラスが適合し、「線入り板ガラス」は適合していません。 |
歩み板 | 歩み板とは、仮設用の通路や作業床に架け渡す道板のこと。 足場板と同じ意味で用いることもある。 かつては軽い杉板が使われていたが、重いベニヤ製に変わり、現在ではアルミ製が使われている。 |
洗い工事 | 洗い工事とは、内装工事が出来上がり、照明器具や衛生陶器などの器具が取り付いた、工事の最終(建物引き渡し前)段階に、建物の清掃及びフロアーなどのワックス掛けを行う工事。 「美装工事」とも言います。 |
洗い出し | 洗い出しとは、壁・床仕上げの一種で、種石とセメントを混練して下地モルタル面に塗りつけた後、硬化直前に表面を噴霧器で水洗いして種石を露出させたもの。 |
荒壁 | 荒壁とは、小舞下地に粘性のある土を塗った壁。 通常、この上に仕上げ塗りをしますが、茶室などでこのままの仕上げとすることがあります。 |
荒組障子 | 荒組障子とは、桟を荒く組んだ障子。 荒間障子とも呼ばれています。 荒組障子以外に、水腰障子・腰板付き障子・横繁障子・縦繁障子・雪見障子・猫間障子などの障子があります。 |
荒目砂 | 荒目砂とは、粒度5mm以下の比較的粗めの砂を指す。 コンクリートの細骨材あるいは左官砂として使われる。 |
蟻掛け | 蟻掛けとは、片方の木材の先に蟻ほぞ(鳩尾状に突き出させた柄)をつくって、他方の木材につくった蟻穴に接ぐ仕口。 蟻掛け以外に、渡りあご・当り欠け・大入れなどの仕口があります。 |
蟻継ぎ | 蟻継ぎとは、木材の接合の仕方で、継手のひとつ。 木材の一方の端に通常、蟻と呼ばれている鳩の尾あるいは蟻の形のような突出部を作り、他の木材の端に同形の穴を彫ってふたつを接合する方法 昔は、大工さんが手で刻み加工していましたが、加工精度の均一化、及び作業の合理化が図られ、機械で加工するプレカットが主流になりました。 蟻継ぎ以外に、相欠き・腰掛け蟻継ぎ・腰掛け鎌継ぎ・台持ち継ぎ・追掛け大せん継ぎなどの継手があります。 |
アルカリ骨材反応 | アルカリ骨材反応とは、コンクリートの劣化に関係する現象のひとつ。 コンクリートに含まれるアルカリ性溶液(水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)と特定の骨材(シリカ鉱物など)が化学反応して生成物が膨張するなどの変化が起きる結果、コンクリートを変形させたりひび割れを生じさせ、強度を低下させる。 防止方法は、アルカリシリカ反応性試験で無害の骨材を使用する。また、フライアッシュなど反応抑制効果のある混和剤をセメントに入れるなどの対策が必要です。 |
アルコープ | アルコープとは、部屋や廊下などの壁面の一部を後退させてつくったくぼみ状の部分。 アルコープより小形で、壁の一部を半円形などにえぐって彫像や装飾品などを置く部分は、ニッチと呼ばれています。 |
泡消火器 | 泡消火器とは、二つの液を混合して泡を発生させ、放射する消火器で一般火災や油火災に適した消火器です。 泡消火器は薬液の寿命が短く詰め替えをする必要があり、また、強化液消火器と同様で重いのが欠点です。 内筒密閉式と転倒式があります。 |
合わせガラス | 合わせガラスとは、2枚または数枚のガラスの間に透明の接着力の強い中間膜、ポリビニルプチラールなどのプラスチックシートをはさみ、加熱圧着ではり合わせた安全性の高いガラス。 「防犯ガラス」や「防音ガラス」などが、合わせガラスにあたります。 尚、合わせガラスは、割れても破片が飛散しません。 |
アンカーボルト | アンカーボルトとは、木造の土台を基礎に連結するための、基礎コンクリートに埋め込むボルト。(鉄骨造の場合は柱脚のベースプレートを基礎に連結するために用いられます。) 木造住宅におけるアンカーボルトは、建物が風圧力や地震力によって生じる引抜きに耐えるために設ける重要な働きをします。 設置箇所は土台の継手・仕口、土台切れ端部、及び耐力壁の両端部に設け、更に、アンカーボルトの間隔が木造2階建ての場合は2.7m以内、3階建ての場合は2m以内になるように設置し、基礎への埋め込み長さは250mm以上とするように、フラット35(旧住宅金融金庫)の仕様で定められています。 アンカーボルトのサイズは2階建てはM12、3階建て及びホールダウン金物専用アンカーボルトはM16が一般的に設けられます。 尚、アンカーボルトの種類は、一般のU字型以外に、L字型・笠形・クランク形・ユニアンカー・メモリーアンカーなど、色々な種類が金物メーカーから販売されています。 アンカーボルトは正しい位置に的確に施工されないと、耐震性能や耐久性能を低下させてしまう恐れがあり、特にホールダウン金物専用のアンカーボルトは注意が必要です。 |
アングル(山形鋼) | アングルとは、一般的に直角となっているもので建築材料では、断面形状がL型をしている鋼材。 山形鋼ともいい、等辺山形鋼と不等辺山形鋼の2タイプがあります。また、軽量山形鋼もあります。 |
アンダーカット | アンダーカットとは、24時間換気システムのため、開き戸を設置した場所を常時通気させる目的のために、建具の下を床から約1cm程度あけること。 |
アンティーク | アンティークとは、骨董品や古美術品を指します。 第二次世界大戦以前に製作されたものを呼ぶことが多くなっていますが、輸入関税の法律上では、製作後100年を経ったものと定義されています。 また、伝統的な様式で作られた家具をアンティーク家具といいます。 |
行灯(あんどん) | 行灯とは、シェードとして枠に紙を貼ったものの中に油皿を置いて灯す、日本の古くからの照明器具。 置くもの、掛けておくもの、下げて歩くものなどがあり、現在では電灯を使い、和風照明器具として利用されています。 |
異形鉄筋 | 異形鉄筋とは、鉄とコンクリート上の付着を良くするため、表面に節状の突起がある鉄筋。 図面には、D13、D10などと表示され、数字は鉄筋の呼び径サイズが表されています。 異形鉄筋(異形棒鋼)が主に使われ、材質は、SD295A、SD345、SD390などが一般的に用いられています。 |
意匠図 | 意匠図とは、建物の間取り・デザイン・仕様関係を表した図面。 「仕上表」・「配置図」・「平面図」・「立面図」・「断面図」・「矩計図」・「平面詳細図」・「展開図」・「建具表」・「天井伏図」などを「意匠図」と呼ばれています。 【相対語】・・・構造図、設備図、外構図 |
板畳 | 板畳とは、和室などの畳敷きに接して板張りされた部分のこと。 畳と同一平面に造作された板敷きの部分で、箪笥などの家具を置いたり、茶室の入口部分の踏み込みなどに利用される。 尚、歩けるほどの広さの板敷きの空間になると、一般的に板間という。 また、床の間などに使う板を芯にしてつくられた畳のことを板畳という場合もある。 |
板床 | 板床とは、床の間の形式の一つで、床部分が板敷きになっているもの。 板床の他に畳床があります。 |
板目 | 板目とは、木材の表面に、タケノコの形をした何重もの木目が現われた模様。 敷居や鴨居などの上下の面や真壁の柱などに用いられます。 【相対語】...柾目、杢目 |
位置指定道路 | 位置指定道路とは、建築基準法上の「道路」のひとつで、新しく開免された分譲地などの幅4m以上の私道で、特定行政庁が道路位置の指定をしたもの。 ミニ開発で、袋小路状の私道の周りを建売住宅が取り囲んでいるようなケースによくある道路。 道路位置の指定を受けるには、公道との交差部に有効な隅切りがあること、側溝を設けること、一定以上の勾配がないことなど、特定の技術的な基準に適合することが条件です。 また、位置指定を受けるまで建築確認は取れない。 |
市松模様 | 市松模様とは、黒または紺と、白の明暗2種の色を交互に配した正方形の連続模様。 18世紀江戸中村座の芝居で佐野川市松と言う役者が、この模様の袴をつけたことに由来する名称。 今日では、他の色の場合のもこの名を使うようになり、また、パーケットフローリングなどの木目の張り方向を変えたり、仕上材を変える場合も「市松張り」としてつかわれています。 英語では、チェッカー盤(チェス盤)に例えてチェッカー、チェックなどと呼ばれています。 市松模様以外に、亀甲模様・麻の葉模様・七宝模様·青海波模様・籠目模様・唐草模様・矢筈模様・勾玉模様などの模様があります。 |
一般図 | 一般図とは、縮尺が1/ 1 0 0程度で表した、「配置図」、「平面図」、「立面図」、「断面図」、「仕上表」、「仕様書」などの意匠図、及び構造図の各仏図関係の図面。 尚、意匠図関係は、単に「一般図」と言い、その他の一般図は、構造一般図や設備一般図と呼ばれています。 【対義語】・・・詳細図 |
一般廃棄物 | 一般廃棄物とは、産業廃棄物以外の廃棄物を言い、一般家庭からのもの、事務所や商店からのもの、屎尿に大別されます。 |
糸目地 | 糸目地とは、目地の太さを表した呼び方で、糸の様なごく細かい線のような目地。 糸目地以外に、芋目地、馬目地、わらい目地、眠り目地、底且地などがあります。 |
稲妻釘 | 稲妻釘とは、床の間の軸を掛ける金物などに使われる釘。 頭を二重に折り曲げられた釘で、直接打ち付ける稲妻折釘と左右に移動する稲妻走り釘とがあります。 |
イニシャルコスト | イニシャルコストとは、建物を建てるときにかかる設計料、建築工事費などの初期費用のこと。 建物完成後かかる費用をランニングコストと言います。 【相対語】・・・ランニングコスト |
犬走り | 犬走りとは、軒下の建物の外周部に、雨水が建物に浸透しないように地盤面に土間コンクリートなどを設けたもの。 |
いぶし瓦 | いぶし瓦とは、釉薬瓦と同様に粘土をプレスし、焼成過程でいぶし、表面に銀色の炭素膜をつけた粘土瓦。 いぶし瓦は、本格的な和風建築に用いられる素地瓦です。 |
違法建築 | 違法建築とは、建築基準法や条例の規定など、法律に違反している建物のこと。手続きに違反している場合と建物自体が違反している場合とがあります。 合法で建築していても、増築・改築や修繕などのリフォームで違法な状態になった場合も違法建築となります。 |
芋目地 | 芋目地とは、タイル、煉瓦(れんが)、石、コンクリートブロックなどの積み方のひとつで、縦、横共、一直線に通っている目地を言います。 芋目地以外に、馬目地、わらい目地、眠り目地、底目地、また、目地の大きさを表した糸目地などがあります。 【相対語】・・・馬目地 |
入隅(いりずみ) | 入隅とは、壁などでふたつの面が入り合ってできる外壁などの角。 反対にふたつの外壁が出合ってできる外壁の角を出隅と言います。 また、内壁の場合にも、同じように出隅・入隅と表現されます。 【相対語】・・・出隅 |
入母屋屋根 | 入母屋屋根とは、屋根形状の一種で、寄棟屋根と切妻屋根を組み合わせた形状の屋根。 また、社寺建築では、入母屋造りとも言う。 入母屋屋根以外に、切妻屋根・寄棟屋根・片流屋根・陸屋根・方形屋根・マンサード屋根・越し屋根などの屋根形状やドーマーなどがあります。 |
インサート金物 | インサート金物とは、コンクリート打設前に型枠に取付ける内ねじを切った金物。 インサート金物には、鍛造品と鋳物製などがあり、配管やダクトを支持する吊りボルトをねじ込んで使用する。 |
インシュレーションボード | インシュレーションボードとは、軟質繊維板のことで、ファイバーボードの一種です。畳床に使用され、かつては断熱材としても用いられました。 インシュレーションポードにアスファルト処理を施し耐水性を向上させたものが「シージングボード」で、外壁や屋根 下地として使われます。 |
インターロッキング | インターロッキングとは、コンクリートに無機系の顔料を混ぜてつくった舗装用ブロック。 |
インテリアコーディネーター | インテリアコーディネーターとは、「インテリアエレメントの流通過程において、消費者に対して、商品選択とインテリアの総合的な構成等について、適切な助言と提案を行なう人」と資格制度で定義付けられているインテリアの専門家。 尚、1983年以降、通産省にて進められてきたこの資格制度は、インテリアプランナーの資格制度とともに、民間の資格に移行されることになった。 |
インテリジェントビル | インテリジェントビルとは、高度情報化ビル。高度なオフィスオートメーションに対応する建物。 1984年頃から使われ始めた用語で、アメリカでは、スマートビルなどと呼ばれています。 |
インバーター蛍光灯 | インバーター蛍光灯とは、インバーターとは、「直流を交流に変換する装置」で、直流から交流を作りだすことで周波数を自在に制御することができます。 また、その逆に、交流を直流に変換する装置をコンバーターと言います。 インバーター蛍光灯とは、インバータ一回路で変換し、高周波電圧で点灯させる蛍光灯です。 消費電力はそのままで、明るさは安定器を使用した従来型より約20%アップ。省エネ性に優れ、従来型のようなチラツキがなく、目の疲労を軽減します。 |
インバート桝 | インバート桝とは、汚水配管の汚物や固形物が停滞しないように、底部に排水溝が設けられた排水桝。 「インバート会所」とも呼ばれています。 |
ウェザーカバー | ウェザーカバーとは、雨水の侵入防止や外部の風圧を和らげるために、換気・排気などのダウェザーカバークトの先端の外壁 部分に取り付ける屋外カバー。 ウェザーカバーは、用途に合わせ、鋼製・アルミ製・ステンレス製・樹脂製などがあります。 |
ウォークインクロゼット | ウォークインクロゼットとは、衣類を収納し、かつ人が歩ける広さを確保した洋風納戸。 床は連続する寝室などと同じレベルに仕上げ、ドアや折戸などの建具を設けた収納専用部屋。 |
ウォールキャビネット | ウォールキャビネットとは、壁沿いに配置したり、壁面に取付けた高さのある戸棚や収納家具。 また、システムキッチンのものを言うことが多い。 |
ウォールナット | ウォールナットとは、広葉樹の一種。クルミ材。 ウォールナットは、緻密で堅く、耐久性もあり、狂いが少ないので、台座(台輪)や家具に用いられる。 |
ウォッシャブルカーテン | ウォッシャブルカーテンとは、家庭用の洗濯機で洗える機能を持たせた機能カーテン。 ポリエステル100%素材を原則としたドレープカーテンで 、組織、加工縫製などの点で耐洗濯性を重視した仕様 基準になっているカーテン。 ウォッシャブルカーテン以外に、撥水カーテン、耐光カーテン、制電カーテン、黒ずみ防止カーテン、防炎カーテン、遮光カーテン、ミラーレースカーテンなどの機能カーテンがあります。 |
雨水貯水システム(うすいちょすいシステム) | 雨水貯水システムとは、屋根に降った雨水をろ過した後にタンクや建物の基礎を利用した水槽に貯め、ポンプを利用して庭の散水・洗車用水・トイレの洗浄水・非常時の生活用水・消火用水などに利用するシステム。 雨の少ない場合は水道水を補給して対応する。 また、雨水貯水システム設置の助成を行っている地方自治体も見られます。 |
卯建(うだつ) | 卯建(うだつ)とは、古くは建物の棟を支えるため、梁の上に立てられた棟束を宇太知(うだち)、宇立(うだち)の名で呼ばれていた。その、宇立が転訛(てんか)したものと思われる。 建物の妻側では、この棟束が直接みえるので、妻の棟束をさすようになり、中世末からは、町家の妻に屋根より上に突き出す壁ができて、この部分をも卯建と呼ぶようになった。 また、1階屋根と2階屋根の間に張り出すように設けられている、隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁も卯建と呼ばれる。 これら、卯建を造るには相当の費用がかかったため、比較的裕福な家に設けられることが多かったことから、慣用句として使われる「うだつがあがらない」の語源となっている。 うだつがあがらないとは、仕事などで成果が出ず、先の見込みがない状態を言う。ただしこの語源には諸説がある。 |
内倒し窓 (うちたおしまど ) | 内倒し窓とは、部屋の内側にサッシ障子を倒して開ける窓。 内倒し窓以外に、引き違い窓・上げ下げ窓・たてすべり出し窓・横すべり出し窓・片引き窓・両片引き窓・両たてすべり出し窓・ルーバー窓(ジャロジー)・嵌め殺し窓・オーニング窓などのサッシがあります。 |
内断熱(うちだんねつ) | 内断熱とは、外壁、床下、天井裏に断熱材を設け、室内を包み込む断熱方法。 壁の断熱材は、柱の厚みスペース(壁内部)に充填することから、「充填断熱工法」とも言われています。 【相対語】・・・外断熱(外張り断熱工法) |
打継ぎ (うちつぎ) | 打継ぎとは、コンクリートを打設するときに、すでに出来上がったコンクリートに継ぐために行なう打設作業を言う。 また、その部分に設ける目地を「打継ぎ目地」と言う。 |
打継ぎ目地(うちつぎめじ) | 打継ぎ目地とは、コンクリートの打設作業を計画的に中断するために生ずるコンクリート構造体の継目。 打継ぎ目地は、あとでシーリング材を充填するために、コンクリートの打設時、適当な溝(目地)を形成しておく。 |
内樋(うちどい) | 内樋とは、外部から見えないように、軒や壁の内側に隠して設けられた樋の総称。また、隠し樋とも呼ばれています。 内樋は、外部から軒樋などが見えないので、建物の美観上優れていますが、しばしば雨漏りの原因になるので、雨仕舞いに注意が必要です。 |
内法(うちのり) | 内法とは、敷居の上端から、鴨居の下までの距離など、開口部などの内側の寸法を指します。 これに対して、外側の距離は「外法」(そとのり)。 また、部材の中心から中心までの距離を「心心」(しんしん)と言い、木造の在来軸組み工法では、平面寸法において、柱間の距離は通常、心心でとります。(モジュール) 尚、敷居、鴨居、長押など内法に関する部材を、「内法材」と言います。 |
ウッドデッキ | ウッドデッキとは、庭先に向いて木の甲板でつくられたテラス。 |
浮づくり(うづくり) | 浮づくりとは、木材の木理を浮き出させた仕上げのこと。 見た目の美しさと、板の表面を強くする効果があります。 |
馬目地(うまめじ) | 馬目地とは、タイル、煉瓦(れんが)、石、コンクリートブロックなどの積み方のひとつで、横方向の目地は、一直線に通っていますが、垂直方向の目地がお互い違っている目地。 また、破れ目地とも呼ばれています。 馬目地以外に、芋目地、わらい目地、眠り目地、底目地、また、目地の大きさを表した糸目地などがあります。 【相対語】・・・芋目地 |
埋立地(うめたてち) | 埋立地とは、川や海などの水面に土砂を盛って陸地にした場所。 旧建設省告示では、埋め立てた地盤の深さが3m以上で、かつ埋め立てられてから30年経過していないものは、軟弱地盤を意味する第三種地盤に分類される。 砂分の多いところは液状化の危険があり、粘土層が厚いところは超軟弱の地盤になる。古地図や土地条件図で埋立地かどうかがわかる。 |
埋め戻し(うめもどし) | 埋め戻しとは、根切りを行なって基礎工事などが終わった後、残った空隙に土砂を埋めること。 |
裏込め(うらごめ) | 裏込めとは、擁壁や間擁壁裏込め知石などの背面に割栗石や砂利を詰め込むこと。 この裏込め材料は、擁壁や石積の背面の水抜き(水抜き穴)をよくして水圧を減らすとともに、石積では石とのかみ合いにより石積全体の安定性を増す働きをする。 |
裏技(うらざん) | 裏情とは、天井の板・木製の雨戸などの板の合わせ目に、補強のため裏から当てる桟。 |
売建住宅(うりたてじゅうたく) | 売建住宅とは、不動産業者などが宅地を販売後、購入者と工事請負契約を結び、その土地に一戸建ての住宅を建てて引き渡す方式。 売建住宅は、土地を売ってから建物を建てるので「売建」、あるいは建築する条件を付けて宅地を販売するので「建築条件付き」とも言われています。 建売住宅と違って、購入者が自分の意向に沿った設計プランを選択でき、自由度は高いのですが、建築業者があらかじめ決められているので、業者の得手不得手などで注文住宅ほどの自由度は期待できません。 |
売主(うりぬし) | 売主とは、不動産を売りに出している人。不動産の所有者。 新築マンションや建売住宅の場合は、不動産会社(宅建業者)が売主。中古住宅の場合は、個人が売主のケースが多い(不動産会社の場合もある)。 通常は、不動産の売主と所有者は同じですが、時には所有者の代理人が売主になっていることもあり、登記簿上の所有者と売主が一致していない場合は、売買契約の際、売主が所有者からの委任状を持っているかを確認することが重要。 |
ウレタンフォーム | ウレタンフォームとは、ポリウレタン樹脂を主成分とし、発泡させたスポンジ状のもの。 ウレタンフォームには、軟質ウレタンフォームと硬質ウレタンフォームがあり、軟質ウレタンフォームはマットレスなどのクッション材として最も多く使用され、硬質ウレタンフォームは断熱材などに多く用いられる。 |
上端筋(うわばきん) | 上端筋とは、鉄筋コンクリートのスラブなどで、その配筋が二重になっている場合、上部に配置された鉄筋。 また、その反対の下部に配置された鉄筋を下端筋(したばきん)と言う。 【相対語】・・・下端筋 |
エアカーテン | エアカーテンとは、⼈が出⼊することの多い開⼝部で、外気が室内に⼊って室温の変化をもたらすことを防ぐために、⾼速気流を上部から噴出させる⽅法。 |
エアサイクルシステム住宅 | エアサイクルシステム住宅とは、壁の間に隙間を設け、空気を対流させて温度調節するシステムの住宅。 エアサイクルシステム住宅は、夏は冷たい空気を、冬は暖かい空気を循環させるため、省エネルギー住宅とされている。 |
エキスパンションジョイント | エキスパンションジョイントとは、建築物などの相互を構造的に緊結せずに接続する⽅法。 熱膨張や収縮、地震などによる振動に対して、建築物などに応⼒が⽣じないようにするために⽤いる接続⽅法です。 |
エコウィル | エコウィルとは、ガスで発電し、その時に出る排熱で、給湯や暖房をつくる、ガスジェネレーションシステムのこと。 |
エコキュート | エコキュートとは、⾃然冷媒であるCO2を使ったヒートポンプシステムによって、⼤気中の熱を汲み上げ、お湯を沸かす給湯器。 エコキュートは、従来のフロンガス冷媒に⽐べて地球温暖化の影響が⼩さい⼆酸化炭素を冷媒に、ヒートポンプを⽤いて⾼効率の給湯を⾏う。 COP(エネルギー消費効率)は年間平均3.0以上、貯湯式で割安な深夜電⼒を使⽤するので、ランニングコストはガス給湯器の5分の1程度と経済的で、最⾼で約90度までの⾼温での沸き上げが可能。 床暖房や浴室乾燥暖房ができる多機能タイプもあります。 |
エコジョーズ | エコジョーズとは、潜熱回収型給湯器で、ガスを燃料とする機器において、排気中の潜熱回収を⾏うことで⾼効率を達成する⽅式。 従来型の給湯器より効率が⾼く、熱効率は95%程度である。「エコジョーズ」の愛称で、ガス業界及び給湯器メーカーが取り扱っている。 |
エコロジー住宅 | エコロジー住宅とは、省資源・省エネルギーによる地球環境の保全、⾃然環境・周辺環境との調和、住宅環境の健康性・快適性を追求した住宅を⾔います。 |
エスキース | エスキースとは、デザインや設計の構想を練るために描かれるスケッチ。 通常、フリーハンドでラフに描きます。 |
エフロレッセンス | エフロレッセンスとは、「⽩華現象」とも⾔い、コンクリート中のセメント硬化により⽣成する⽔酸化⽯灰が、⼤気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムを⽣じることを⾔います。 表⾯に⽩い物質が現われ、壁⾯等を垂れる現象を引き起こします。 |
エポキシ樹脂 | エポキシ樹脂とは、エポキシ基をもつ樹脂状の化合物、あるいはそれに硬化剤を重合させた熱硬化性プラスチックの総称。 接着材や耐薬品性の塗料として⽤いられることが多い。 エポキシ樹脂以外の熱硬化性樹脂には、フェノール樹脂・メラミン樹脂・ポリウレタン樹脂などがあります。 |
エマルジョンペイント塗料 | エマルジョンペイント塗料とは、塗料の主成分である油や樹脂を⽔中に乳化した塗料で、合成樹脂エマルジョンペイントのことで「EP」とも⾔う。 ⼀般に互いに混合しない液体の⼀⽅が微細化し、他⽅の液体中に分散して乳化した液体のことを「エマルジョン」と⾔います。 エマルジョンは分散媒である⽔が脱却することにより、エマルジョン粒⼦が凝集・融着して連続した⽪膜を形成します。 有機溶剤の代わりに⽔を使った⽔性塗料なので、⼈への健康や地球環境に悪影響を及ぼすことが少ない塗料です。 |
エラスタイト | エラスタイトとは、防⽔押えコンクリートや⼟間コンクリートの伸縮⽬地などに⼊れる、板状のアスファルト系材料。 伸縮⽬地材。 |
エレベーション | エレベーションとは、⾼さを指します。 建築⽤語としては⽴⾯図・姿図を意味します。 通常、外観について⾔い、室内の⽴⾯・姿図は展開図で表します。 |
エンジニアリングウッド | エンジニアリングウッドとは、単板・繊維等の形状に細分化された⽊材を接着剤で張り合わせてから圧着し、⼀定の形状や⼤きさ、強度に加⼯し直した⽊材のこと。 集成材に同じ。 |
エントランス | エントランスとは、建物の出⼊り⼝部分のこと。 マンションでは、建物の正⾯⽞関に設けられた広場をエントランスホールともいう。 |
エンボス加⼯ | エンボス加⼯とは、表⾯に凹凸を付けること。 ⼀般にエンボス加⼯とは、模様を彫刻したローラー(エンボスロール)で、織物、紙、⽪⾰などの表⾯に模様を型押しし、樹脂で固定する加⼯を⾔います。また、特にプレス機により不規則な模様を付けることを、「モアレ」加⼯と⾔います。 建築では、エンボス加⼯の特殊加⼯化粧合板や⾦属パネルなどが仕上材として⽤いられています。 |
液状化 | 液状化とは、細かい砂が緩く積もった地盤に起こる現象のことで、砂が地震などで圧⼒の強い⽔に押し上げられ、⽀持⼒がなくなり、液体に近い状態となること。 ⽀持⼒(地耐⼒)がなくなった地盤には、建物を⽀える⼒がありませんので、建物は沈下します。 |
延焼のおそれのある部分 | 延焼のおそれのある部分とは、隣地境界線及び道路中⼼線から、1階は3m以内、2階以上は5m以内の距離にある建物の部分。 ただし 隣地が河川、公園など防⽕上⽀障ががない場合は対象にはなりません。 延焼のおそれのある部分には、防⽕地域(防⽕地域・準防⽕地域)の種別や建物の構造などで、外壁や屋根、開⼝部に、建築基準法による規制がかかってきます。 |
縁甲板(えんこういた) | 縁甲板とは、⽇本建築の縁側、板の間などに使われる床⽤⽊材。 主にアカマツや桧などの針葉樹で、無垢材を加⼯したものや建材メーカーが製造する複合フローリングと同様の合板を基材とした縁甲板があります。 また、これに対して、ブナ、ナラなどの広葉樹を⽤いる洋⾵のものは、「フローリング」と呼び分けられています。 |
鉛直荷重⽤(えんちょくかじゅう) | 鉛直荷重とは、建物に重⼒と同じ⽅向に働く荷重。 建物の⾃重(固定荷重)、積載荷重、積雪荷重など。 反対に横⽅向にかかる荷重を⽔平荷重と⾔います。地震⼒、⾵圧⼒がそれにあたります。 【対義語】・・・⽔平荷重 |
塩ビライニング鋼管 | 塩ビライニング鋼管とは、鋼管の内部のさや管に硬質塩化ビニルを使⽤した配管設備に⽤いられる配管材料。給⽔⽤に多く使われています。 塩ビライニング鋼管には、給⽔配管に⽤いられる⽔道⽤硬質塩ビ ライニング鋼管(SGP-VA/SGP-VB/SGP-VD)、給湯配管に⽤いられる⽔道⽤耐熱性硬質塩ビ ライニング鋼管(SGP-HVA)とがあります。 SGP-VA・・・防錆塗料を施した配管⽤炭素鋼鋼管-⿊管(JIS G 3452)の内⾯に硬質塩化ビニル(JIS K 6742)を施された配管。埋設配管以外の⼀般給⽔配管(⼾建住宅、集合住宅、⾮住宅)に使⽤。 SGP-VB・・・⽔道⽤亜鉛めっき鋼管-⽩管(JIS G 3442)の内⾯に硬質塩化ビニル(JIS K 6742)を施された配管。埋設配管以外の⼀般給⽔配管(⼾建住宅、集合住宅、⾮住宅)に使⽤。 SGP-VD・・・配管⽤炭素鋼鋼管-⿊管(JIS G 3452)の内外⾯に、硬質塩化ビニル(JIS K 6742)を施された配管。埋設配管の給⽔配管(⼾建住宅、集合住宅、⾮住宅)に使⽤。 ※⽔道⽤硬質塩ビ ライニング鋼管を使⽤していても、継⼿等から⾚さびが発⽣する恐れがあります。 SGP-HVA・・・防錆塗料を施した配管⽤炭素鋼鋼管-⿊管(JIS G 3452)の内⾯に耐熱性硬質塩化ビニル(JIS K 6742)が施された配管。給湯配管(⼾建住宅、集合住宅、⾮住宅)に使⽤。 |
塩ビ管(塩化ビニル管) | 塩ビ管(塩化ビニル管)とは、正式名称を塩化ビニル管と呼び、塩化ビニル樹脂を主原料とした配管材料。 塩ビ管は、⾚さびなどが出ないので、⽔道管をはじめ下⽔道管・電線管・⼟⽊⽤など極めて広範囲に使⽤されています。 塩ビ管は、塩化ビニル樹脂と呼ばれる腐⾷に強い樹脂成分を主原料にし、さらに良質な安定剤、顔料を加え適当に加熱した押出成形機により製造されます。 管の内⾯はきわめて滑らかで、摩擦抵抗が⼩さいため、異物の発⽣や汚物の付着が少なく、効率よく通⽔でき、また、軽量で運搬や施⼯現場での取扱いが⾮常によく、異形管が豊富で多様な施⼯が可能。 耐薬品性・耐⾷性・耐久性に優れているので、酸性⼟壌による腐蝕もなくまた、汚⽔中の酸、アルカリにも影響されず、劣化現象が少なく、地震時や地盤沈下等にも追随でき、衝撃にも強いので、通常の運搬や施⼯時でも破損することがない。 塩ビ管には、硬質ポリ塩化ビニル管(薄⾁管)(VU)、⽔道⽤硬質ポリ塩化ビニル管(VP)、⽔道⽤耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP)、⽔道⽤耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HTVP)があります。 また、軟質のものを塩ビチューブと呼ばれています。 VU・・・硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K 6741)の薄⾁管。⼾建住宅の排⽔や通気などの衛⽣設備配管に使⽤。 VP・・・⽔道⽤硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K 6742)の⼀般管。⼾建住宅や集合住宅などの給⽔設備配管や排⽔や通気などの衛⽣設備配管に使⽤。 HIVP・・・⽔道⽤耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管。⼾建住宅や集合住宅などの給⽔設備配管などに使⽤。 HTVP・・・⽔道⽤耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管。⼾建住宅や集合住宅などの給湯設備配管などに使⽤。 |
塩ビ鋼板 | 塩ビ鋼板とは、鋼板に、ガスや薬品に強く、また紫外線による変⾊の少ないポリ塩化ビニール樹脂をコーティングした樹脂被覆鋼板。 塩ビ鋼板は、腐⾷環境や酸性⾬に強く、海岸に接する外装材として⽤いられています。 また、耐ガス性、耐薬品性も優れ特殊フィルムにグラビア印刷を施した塩ビ鋼板など、意匠性豊かで、⽞関扉や建築内外装の他、住宅設備機器、電気機器にも使⽤されています。 |
塩化ビニル樹脂 | 塩化ビニル樹脂とは、無⾊の気体で、通常はこれの単独重合、あるいは酢酸ビニルなどの共重合で得られる⾼分⼦化合物である「ポリ塩化ビニル樹脂」のことを⾔います。 塩ビ、あるいはビニールと略称され、略号はPVCで表されています。 最も⼀般的な熱可塑性プラスチックで、各種⽇⽤品のほか、ボードや壁紙の表⾯材など幅広く使われている合成樹脂です。 塩化ビニル樹脂以外の熱可塑性樹脂には、ポリエチレン樹脂・ポリプロピレン樹脂・ポリスチレン樹脂・ABS樹脂・アクリル樹脂・ポリカーボネート樹脂・ポリエステル樹脂・ポリウレタン樹脂などがあります。 |
塩基性クロム酸鉛錆⽌めペイント | 塩基性クロム酸鉛錆⽌めペイントとは、錆⽌め塗料の⼀種で、クロム酸イオンの効果により鉄⾯を不導体化し、塩基性顔料で鉛⽯鹸⽣成により緻密な塗膜を形成し、優れた防⾷効果を発揮する防錆塗料。 JIS K5624-1種・・・ボイル油をビヒクルとしたもの。 JIS K5624-2種・・・フタル酸樹脂ワニスをビヒクルとしたもの。 |
海⽼束(えびづか) | 海⽼束(えびづか)とは、床脇に設ける違い棚を連結する束。主に、海⽼束には⼏帳⾯が施されています。 雛束(ひなづか)とも呼ばれています。 また、違い棚の上段側の端部に、筆などが転がり落ちないように取り付ける化粧材を筆返しと⾔います。 |
江⼾間(関東間) | 江⼾間(関東間)とは、「関東間」、「⽥舎間」とも⾔われ、部屋・畳の広さをはかる尺度のひとつで、関東⽅⾯で⾏われている⽊造建築の間取りにおける基準⼨法の取り⽅。 柱⼼距離6尺(約1820mm)を1間とする。 また、畳割りでは、5尺8⼨と2尺9⼨とするもの。・・・・尺貫法参照。 江⼾間(関東間)に対して関⻄で⾏なわれている間取りを「京間」あるいは「関⻄間」、「⼤間」と呼ぶ。 【対義語】・・・京間(関⻄間) |
エキスパンドメタル | エキスパンドメタルとは、鋼板を冷間切延することによって製造される、メッシュ状の板材。メッシュ⼨法および板厚によって規格化され、⼯場の廊下・床・階段の踏み板などに使⽤される。 「エキスパンデッドメタル」とも⾔う。 |
オイルステン塗料 | オイルステン塗料とは、油溶性の染料または顔料を⽯油系の溶剤に溶かし、少量の油性ワニス、ボイル油を配合した塗料。 浸透性の塗料なので⽊の素材や⽊⽬などをそのまま⽣かせる塗装材です。 塗装記号として、「OS」と表現されます。 |
オイルフィニッシュ | オイルフィニッシュとは、亜⿇仁油や油性ワニスを⽊材の繊維の中に染み込ませる塗装仕上げ。 表⾯に塗膜が形成されないため、割れやはがれがなく補修が容易な塗装仕上で、特にチーク材などに適しており、ナチュラルな感じが⽣かされ、北欧の家具に多く⾒られる塗装⽅法。 |
オーク | オークとは、広葉樹の⼀種。ブナ科の常緑⾼⽊。 オークの⽊質は⽩、または やや⾚みを帯びて、堅くて耐久性があり、家具材によく⽤いられる。 |
オートライト | オートライトとは、⼈の気配を感知して⾃動的に点滅する照明。 ⽞関・カーポートなどアプローチ廻りに防犯などの⽬的で使われる。 |
オートロックシステム | オートロックシステムとは、暗証番号や住⼾内からの操作(電気錠)によって、ドアの施錠や解錠を⾏うシステム。 オートロックシステムは、マンションでは不審な訪問者の侵⼊をエントランスで防げ、防犯⾯で有効。 |
オーニング | オーニングとは、家の外部の窓や出⼊り⼝の上に取り付ける、布地でできた可動式のテント。 陽射しの調整や⾬よけとして⽤いられます。 |
オーニング窓 | オーニング窓とは、横すべり出し窓のサッシ障⼦を数枚設けた窓。 オーニング窓以外に、引き違い窓・上げ下げ窓・たてすべり出し窓・横すべり出し窓・内倒し窓・⽚引き窓・両⽚引き窓・両たてすべり出し窓・ルーバー窓(ジャロジー)・嵌め殺し窓などのサッシがあります。 |
オーバーカウンター | オーバーカウンターとは、システムキッチンのシンクや洗⾯カウンターの洗⾯器の取り付け⽅法のひとつで、それらの縁の部分がカウンターの上⾯に来る納まり。 上から取り付けるので、施⼯性が良く⼤型のものが取り付けられます。 【相対語】・・・アンダーカウンター、フレーム式 その他の納まりとして、置き型、ペデスタル型、⼀体型などがあります。 |
オーバーハング | オーバーハングとは、下階よりも上階が張り出し、スペースが広くなるように設計された形式。 下階よりせり出した部分をキャンティと呼び、下階の庭などの広さを損なうことなく、建物内の広さを確保できる。 |
オープンキッチン | オープンキッチンとは、キッチンとリビングやダイニングなどの部屋を仕切らずにワンルームになっているキッチンの間取り。 オープンキッチン以外に、セミオープンキッチン・独⽴キッチンのスタイルがあります。 |
オープン外構 | オープン外構とは、敷地の周囲に塀を造らない、開放的な外構で道路から家が丸⾒えになる状態。 アメリカの⼀⼾建て住宅には多いですが、⽇本では塀や垣根などで隣との境を低くするオープン⾵の外構が主流です。 |
オール電化システム | オール電化システムとは、冷暖房設備や給湯、調理設備など、住宅内の熱源を全て電気としたシステム。 ⽕災の⼼配が少なくなり、室内の空気も正常に保てるのが特徴です。 |
オスモカラー | オスモカラーとは、ドイツのオスターマン&シャイベイ社がつくる植物性の⽊⼯⽤の塗料。 オスモカラーの主成分は、⾃然の植物油(ひまわり油、⼤⾖油、アザミ油)と植物性ワックス(カルナバワックス、カンデリラワックス)で作られているので、有害なホルムアルデヒドなどを発散・放出させない無公害塗料です。 オスモカラーは、⾼い耐候性と撥⽔性をもち、ISO9001、ISO14001を取得している。 |
お神楽(おかぐら) | お神楽(おかぐら)とは、平屋の住宅で2階を増築するようなとき、通柱を使わず管柱のみで、2階建てとする構造のこと。 また、「太神楽造り」とも⾔われています。 お神楽は、敷地や建ぺい率に余裕がない場合の増築に適していますが、既存建物の構造や基礎に不安がある場合、地盤や基礎部分・構造に対する⼗分な補強が必要となります。 |
汚⽔ | 汚⽔とは、住宅設備の場合は、⽔洗便器から排出される汚物を含んだ排⽔のこと。 |
押縁 | 押縁とは、板状のものの継⽬や端部などの隙間を隠したり、押さえのために取り付ける細い棒状の部材。 |
押出成形セメント板 | 押出成形セメント板とは、無機質繊維、混和剤を混錬し中空を有する形に押し出し成形したものを⾼温⾼圧蒸気養⽣した板のこと。 代表的なものに、ノザワのアスロックがあります。 ECP(押出成形セメント板、Extruded Cement Panel)と略して⾔うこともあります。 |
押出法ポリスチレンフォーム | 押出法ポリスチレンフォームとは、完全に独⽴した無数の気泡でできた発泡体の断熱材で、耐⽔性に優れ、板状で適度な硬さをもっているため加⼯しやすく、鉄筋コンクリート構造の打ち込みや外断熱(外張り断熱⼯法)に適した断熱材です。 押出法ポリスチレンフォームの断熱材は、⼀般的に根太間 若しくは ⼤引間の床や⼟間床等の外周部対応などに設ける断熱材として多く⽤いられています。 断熱材区分 押出法ポリスチレンフォーム保温板1種/C 押出法ポリスチレンフォーム保温板2種/D 押出法ポリスチレンフォーム保温板3種/E |
横架材(おうかざい) | 横架材とは、建物の⾻組みで、横に架け渡された構造材。 梁、桁、棟⽊、⺟屋、胴差しなどが横架材にあたります。 |
⻩⾦⽐ | ⻩⾦⽐とは、ある線分を2分したときに、⼤きい部分と⼩さい部分の⽐が、全体と⼤きい部分との⽐に等しくなるような⽐率で、1︓1.61803・・・・となる。古代ギリシャ以来、最も均整のとれた美的な⽐例関係とされてきた。 この⽐率で線分を分割することを「⻩⾦分割」と⾔い、この⽐率で作った⻑⽅形を「⻩⾦⽐⻑⽅形」と⾔う。 ちなみに、名刺は⻩⾦⽐で作られています。 |
屋外消⽕栓設備 | 屋外消⽕栓設備とは、建物の周囲に設置され、建物の1階及び2階で発⽣した中期以降の⽕災の消⽕及び外部より放⽔することにより、延焼を防⽌するために使⽤するもので、消防法に規定された消⽕設備のひとつです。 屋外消⽕栓設備は、屋内消⽕栓設備と同様に⼈が操作して使⽤するもので、⽔源、加圧送⽔装置(消⽕ポンプ)、起動装置、屋外消⽕栓、ホース格納箱、配管・弁類及び⾮常電源等から構成されています。 また、屋外消⽕栓には、地上式消⽕栓及び地下式消⽕栓があり、地上式消⽕栓の中には、屋内消⽕栓と同様に格納箱に開閉弁、ホース及びノズルがセットされた器具格納式消⽕栓があります。また、地上式及び地下式には、ホースを接続する⼝が1個のもの(単⼝型)と2個のもの(双⼝型)があります。 なお、地上式及び地下式消⽕栓には、ホース、ノズル及び開栓器等を格納しておく「ホース格納箱」を設置する必要があります。 【相対語】・・・屋内消⽕栓設備 |
屋上緑化 | 屋上緑化とは、ビルや住宅などの建築物の屋上に、芝や樹⽊を植えて緑化すること。 屋上緑化の第⼀の効果は断熱効果。階下に伝わる熱が減ることで、屋内の冷暖房効率が上がり、エアコンの使⽤が軽減されるので省エネルギーとなり、また、ここ最近、ヒートアイランド現象の解決策として注⽬されています。 |
屋内消⽕栓設備 | 屋内消⽕栓設備とは、放⽔量および有効射程が⼤きい為、消⽕器では消⽕不可能な段階の消⽕を⽬的として屋内に設置され、⽕災発⽣時には加圧送⽔装置を起動させて、屋内消⽕栓箱に収納されたホースとノズルを延⻑して消⽕栓弁を開放する事により消⽕活動を⾏う、消防法に規定された消⽕設備のひとつです。 屋内消⽕栓設備の構成は、⽔源、加圧送⽔装置(消⽕ポンプ)、起動装置、屋内消⽕栓(開閉弁、ホース、ノズル等)、配管・弁類及び⾮常電源等からなり、ポンプの起動⽅式は、主にポンプ起動押しボタン(専⽤)によるもの、⾃動⽕災報知設備の発信機を押す事によるものがあります。 また、最近では消⽕栓弁を開放する過程で⾃動起動するものや、ホースの延⻑操作による⾃動起動等もあります。 また、屋内消⽕栓設備の種類には、放⽔圧⼒、放⽔量及び操作性によって、1号消⽕栓、易操作性1号消⽕栓及び2号消⽕栓に区分され、設置する防⽕対象物及び⽔平距離が定められています。 【相対語】・・・屋外消⽕栓設備 |
⼄種構造材 | ⼄種構造材とは、⽬視等級製材で、主として圧縮性能を必要とする部分に使⽤する製材。 柱(通柱・管柱・隅柱)・⼩屋束などの垂直材に⽤いる。 【反対語】・・・甲種構造材 |
⻤⽡ | ⻤⽡とは、和⾵建物の棟(⼤棟、隅棟、降り棟など)の端などに設置される⽡の総称。 ⻤⽡は建物のシンボルで、また古くから棟端を神聖な霊所として守護してもらう事を⽬的に据え、厄災よけのデザインや、家紋を⼊れるもの、⻤の⾯を形どったものなどがある。また⻤の⾯でないものも⻤⽡と呼ぶ。 ⻤⽡を下底の形で分けると、⼤棟を跨いで据えられる跨⻤(またぎおに)と、寄棟の⼤棟や隅棟に使⽤される下が⼀⽂字になった切据⻤があります。 |
親⼦扉 | 親⼦扉とは、2枚のドア幅が⼤⼩異なる両開きドア。 ⽇常時は⼦扉をフランス落しでロックしておき、親扉のみを開閉して⽚開きドアとして使⽤し、⼤型家具などの搬出⼊時に⼦扉も開けて使⽤する。 |
折⼾ | 折⼾とは、開いたときに折りたためるようになっている⼾の総称。主にクロゼットの扉に⽤いられています。 ⼾は丁番で連結されています。 |
⼤引 | ⼤引とは、⽊造の1階床組みで、根太を受ける部材。 ⼤引の下には基礎は無く、床束で⼤引を⽀えます。 ⼤引は、通常910mm程の間隔で根太に直⾓に渡し、端は⼟台や⼤引受けに連結します。 |
⼤⾕⽯ | ⼤⾕⽯とは、凝灰岩の⼀種で、宇都宮市⼤⾕町付近から産出される柔らかな⽯材で、⾨柱や塀などに多く使⽤されています。 ⼤⾕⽯は、噴出した⽕⼭灰や砂などが堆積し凝固した⽯で、層状をなしています。 ⽕成岩と⽐べると柔らかく加⼯が簡単で、強度 及び 耐久性に劣りますが、耐⽕性に優れた⽯材です。 |
⼤壁 | ⼤壁とは、柱と柱の間に間柱を設け、壁で柱を被覆して納める壁。 洋室などが⼤壁にあたります。 【相対語】・・・真壁 |
置き型洗⾯器 | 置き型洗⾯器とは、カウンターの上における洗⾯器。 ヨーロッパでは以前からこのスタイルの洗⾯器や⼿洗器があったのですが、⽇本でもこのスタイルのおしゃれ感が受けて、⼀般住宅で採⽤されることが多くなりました。 円形や四⾓形の他、染め付け、織部焼きの鉢の和⾵洗⾯器もあります。 |
追掛け⼤栓継ぎ | 追掛け⼤栓継ぎとは、上⽊、下⽊のすべり込み部分には、1/10程度のすべり勾配を持たせ、⼆つの⽊材を引き寄せ、胴付き部分が密着するように⼤栓を⽤いる継⼿。 胴差し、軒桁などに⽤いられます。 追掛け⼤栓継ぎ以外に、相⽋き・蟻継ぎ・腰掛け蟻継ぎ・腰掛け鎌継ぎ・台持ち継ぎなどの継⼿があります。 |
踊り場 | 踊り場とは、階段の途中に設けられた踏⾯を広くした部分。 住宅などでは、⾼さ4m以上の階段は、4m以内ごとに「踊り場」が必要とされています。 |
落し掛け | 落し掛けとは、床の間の正⾯上部の垂れ壁の下端に設ける横⽊。 落し掛けの取り付け⾼さ(落し掛けの下端)は、内法⾼さより床柱の幅1.0〜2.5倍の⾼さ(和室の広さ・⻑押の有無により使い分ける)に取り付け、茶室などでは、刃掛け仕上げとして落し掛けの⾒付を薄く納めることもあります。 |
加圧式防腐・防蟻処理⽊材 | 加圧式防腐・防蟻処理⽊材とは、⼯場において注薬罐中におかれた⽊材に、薬液を加圧して注⼊する⽅法によって処理された⽊材で、加圧式防腐・防蟻処理⼟台として販売されており、保存処理K2・保存処理K3・保存処理K4・保存処理K5の4種類があります。 K2は、気候が⽐較的寒冷な地域における住宅⽤、K3及びK4は⼟台⽤で特に腐朽や⽩蟻被害の激しい地域ではK4を⽤い、K5は屋外⼜は接地⽤(鉄道の枕⽊等の⽤途)に⽤いられます。また、保存処理K1は、広葉樹の防⾍辺材⽤であり、⼀般に防⾍処理ラワンと呼ばれています。 加圧式防腐・防蟻処理⽊材は、「格付機関名」、「構造材の種類」、「等級」、「性能区分」、「薬剤名(⼜は記号)」が表⽰され、使⽤する⽊材の使⽤環境や⽤途により、必要に応じて使⽤者が選択できるようになっています。 また、JASの保存処理(K1を除く)の規格に適合する⼯場処理による防腐・防蟻処理材と同等の効⼒があるものに、認証⽊質建材(AQマーク表⽰品)として認証された保存処理材などがあります。 |
カーテン | カーテンとは、窓の室内側に吊り下げ、左右に開閉する布で、⼀定の⼤きさに縫い合わせ、ヒダをプリーツ状にしたもの。 カーテンの機能は、遮光、プライバシーの確保、紫外線のカット、遮熱、遮⾳などです。 また、カーテンには、既製カーテンとオーダーカーテンとがあり、透視性のあるレースカーテンとドレープカーテンの2重に設けるのが⼀般的です。 たくし上げ式のローマンシェードや、布製のロールスクリーンも含めてカーテンと⾔うことが多い。 |
カーテンウォール | カーテンウォールとは、耐⼒壁としての⽤を果たさず、外部と内部を空間的に仕切るための外壁。 「帳壁」とも⾔う。 ラーメン構造のビルなどに多く⾒られる。 |
カーテンボックス | カーテンボックスとは、カーテンレールやブラインドの上部を隠すことが⽬的のボックス。 窓際の壁や天井に設けるか、インテリアイメージをシンプルに⾒せる場合は、カーテンボックス部分の天井を凹ましてカーテンボックス扱いとして納める⽅法があります。 また、布でカーテン上部を囲む上飾りを「バランス」と⾔います。 カーテン等は、ウインドウトリートメントをご覧下さい。 |
カーテンホルダー | カーテンホルダーとは、カーテンの布そのものを引掛けておく装飾的な⾦具。 カーテンホルダー以外に、タッセル・トリム・バランス・カーテンポール・カーテンレールなどのカーテンアクセサリーがあります。 |
カーテンレール | カーテンレールとは、カーテンを吊るためのレール。 機能性レールや装飾性レールなどがあります。 カーテンレール以外に、タッセル・トリム・バランス・カーテンホルダー・カーテンポールなどのカーテンアクセサリーがあります。 |
カーペット | カーペットとは、繊維を織ったり、編んだりして作られた敷物の総称で、フェルト状の不織布のものも含んで⾔います。 絨毯(じゅうたん)と同じ意味に使われることが多いですが、機械織りの絨毯に対して、⼿織りの緞通(だんつう)を分ける場合もあります。 カーペットには、製造⽅法とテクスチャー(パイル⽷の形状、⻑さ、⾵合、組織、密度など外観形状)並びに カーペットの素材による分類ができます。 また、部屋の⼀部に敷く⼩型のものは、ラグと呼ばれています。 |
カーポート | カーポートとは、建物とは別に設けられた簡単な差掛け屋根の⾞庫。 また、建物内に設けられる⾞庫をガレージ 若しくは ビルトインガレージと呼ばれています。 |
外構⼯事 | 外構⼯事とは、建物本体以外の外部廻りの⼯事。 ⾨、塀、アプローチ、カーポート、植栽などの⼯事。 |
外構図 | 外構図とは、建物を取りまく外部、及び外部に設ける⾨、塀、アプローチ、庭園、植栽などの、仕様、形状、位置などを⽰した図⾯。 |
改質アスファルトルーフィング | 改質アスファルトルーフィングとは、アスファルトに合成ゴムや合成樹脂を混合して、アスファルトの低温性状や⾼温性状を改良した改質アスファルトを使⽤したルーフィング。 改質アスファルトルーフィングには、⼀般ルーフィングタイプ、複層基材タイプ、及び粘着層付きタイプがあります。 |
外装材 | 外装材とは、建物の外部廻りの仕上材。 ⽡やコロニアル・折板などの屋根材や、サイディングや⽯綿スレート・ALCなどの外壁材などが、外装材にあたります。 【対義語】・・・内装材 |
階⾼ | 階⾼とは、基準床⾯より、その直上階の基準床⾯までの⾼さを、その階の階⾼と⾔います。 |
改築 | 改築とは、現存する建築物の主要構造部全部、または⼤半を改めて造り直すこと。 |
開発⾏為 | 開発⾏為とは、建築物の建築などを⽬的に、⼟地の区画を分割・統合したり、造成⼯事をしたり、農地から宅地へ地⽬を変更するなど「⼟地の区画形質の変更」をすること。 三⼤都市圏の既成市街地や近郊整備地帯の市街化区域では原則500㎡以上、そのほかの市街化区域では原則1000㎡以上の開発⾏為を⾏う場合は、都道府県知事の許可が必要になります。 また、未線引き区域では原則3000㎡以上、市街化調整区域では規模に関係なく開発許可が必要です。 |
開発指導要綱 | 開発指導要綱とは、⼀定の宅地開発を⾏う業者などに対して、公園や保育所・学校などの公共施設を整備すること、または開発者負担⾦を課すことを定めた規定。 都市部の地⽅公共団体の多くが明⽂化して、乱開発の防⽌、急激な宅地化・住宅建設に伴う市区町村の財政負担悪化に対抗するために定められたもの。 ワンルームマンションなど特定の建築物に関する指導要綱もある。 |
界壁 | 界壁とは、⼀般的に所有者や利⽤者が異なる隣室との境界になる壁を指します。共同住宅や⻑屋住宅などの各住⼾の仕切り壁が界壁にあたります。 また、建築基準法にて、界壁には遮⾳性能や防⽕性能が求められます。 ⼾境壁と同じ。 |
外壁後退 | 外壁後退とは、壁⾯後退と同じ意味。 隣地境界線や道路境界線から建物の外壁⾯を、ある距離まで後退させること。 |
解約⼿付 | 解約⼿付とは、⼿付⾦の性格の⼀種で、売買契約の相⼿⽅が契約の履⾏に着⼿する前までは、⼿付⾦を⽀払った買主が⼿付⾦を放棄するか、売主が⼿付⾦の2倍の⾦額を買主に返すことで⾃由に契約を解除できるというもの。 前者を「⼿付流し」、後者を「⼿付倍返し」ともいう。 履⾏の着⼿というのは、買主の場合は代⾦の⼀部を内⾦として⽀払った時点、売主の場合は引き渡しの⽇程を決めて残⾦決済と登記⼿続きの準備をした段階などがそれに当たる。 |
カウチ | カウチとは、⽚側に低い背もたれと肘掛けがあるソファタイプの寝椅⼦。 |
カウンター | カウンターとは、もともとは、勘定台の意味ですが、⼀般的には事務作業での書類の授受や、⾷事の際の⾷器・料理の受け渡し、あるいは情報サービスなどを⾏なうための台を指します。 住宅でもカウンター式のテーブルや洗⾯台が使われることも多くなりました。 |
鏡板 | 鏡板とは、框や額縁などの枠の中にはめ込んだ薄板のこと。 建具、腰板、天井、家具などに使われます。 |
柿渋塗り | 柿渋塗りとは、渋柿の果汁を搾り発酵させた後、数年熟成した液を刷⽑や布で塗布し、⾃然乾燥させる仕上げ⽅法。 柿渋塗りは、塗り重ねることで深みのある⾊になり、漆塗りの下地や家具、建築塗装などに⽤いられています。 |
垣根 | 垣根とは、家や庭などの区画として設ける囲いや仕切り(フェンス)。 ⼀般に⽵で編んだものや⽊を植えた⽣垣をいう。 |
隠し釘 | 隠し釘とは、表⾯から⾒えないように打ち込む釘。 「忍び釘」とも⾔う。 |
隠し丁番 | 隠し丁番とは、扉を閉じた状態で外からまったく⾒えない丁番。 家具などに多⽤される。 |
額縁 | 額縁とは、窓や出⼊り⼝の枠に取り付ける壁との⾒切材。窓枠、出⼊⼝枠、建具枠などとも呼ばれる。 最近は既製品が多く使⽤され、「固定枠」タイプと「ケーシング枠」タイプとがあります。 |
駆け込み天井 | 駆け込み天井とは、フラットな天井の⼀部に勾配天井を組み込んだもので、茶室や和⾵の縁側などに⽤いられる天井。 |
籠⽬模様⽤ | 籠⽬模様とは、⽵などで編んだ籠の網の⽬、またはその格⼦の模様。 籠⽬模様は、⽵カゴの規則正しい編み⽬を模様にしたもので、編み⽬のひとつを紋章化した正三⾓形を上下に重ねたかたち。 籠⽬模様以外に、市松模様・⻲甲模様・⿇の葉模様・七宝模様・⻘海波模様・唐草模様・⽮筈模様・勾⽟模様などの模様があります。 |
⽕災報知設備 | ⽕災報知設備とは、居室の天井にセンサーを設置し、⽕災時に警報⾳などで⽕災を知らせる装置で、センサー部分で完結する簡易タイプや、インターホンなどに連携させるタイプがあります。 センサーは熱に反応する「熱感タイプ」と煙に反応する「煙感タイプ」とあり、取り付け⽅式により「埋込み型」と「露出型」、また、電源⽅式により「AC100V式」と電源配線が不要な「電池式」とがあります |
⽕災保険 | ⽕災保険とは、⽕災や⾵⽔害などにより、建物や家財が損害を受けた場合にこれを補償する保険契約です。 万⼀、⽕災などで建物が焼失した場合でも、ローンだけが残ってしまうことのないように、住宅ローンのご利⽤にあたっては⽕災保険のご加⼊をおすすめいたします。 【相対語】・・・地震保険 |
笠⽊ | 笠⽊とは、塀、⼿摺、腰壁、パラペットなどの頂部に施⼯する仕上材。 本来は架⽊(ほこぎ)と呼ばれるべき⾼欄の最上部の横材も笠⽊と総称されることが多い。 笠⽊に⽤いる材料は、笠⽊を取り付ける壁などの仕上材と同じか、若しくは、⾦属製の笠⽊が⽤いられる。 また、室内の階段や吹抜廻りに設ける⼿摺壁の頂部に、かぶせて設ける⽊製の部材も笠⽊という。 |
重ね継⼿ | 重ね継⼿とは、鉄筋を延⻑する⽅法の⼀つで、鉄筋の部材同⼠の端を、⼀定の⻑さで重ね合わせて継ぐ⽅法。 また、その⻑さを「重ね⻑さ」と⾔います。 尚、継⼿位置は応⼒の⼩さい位置で設けるようにします。 【関連語】・・・定着 |
飾り格⼦ | 飾り格⼦とは、防犯上やデザインのために、アルミサッシの障⼦に直接付ける格⼦。 また、外壁に取り付ける⾯格⼦や、サッシの枠から持ち出して取り付けるサッシ⼀体式の⾯格⼦があります。 |
飾り棚 | 飾り棚とは、居間や応接間などに置き、室内の装飾の⽬的で使われ、美術品などを飾る収納家具。 または、ワンポイントのアクセントとして⼩物を飾る造り付けの棚。 |
瑕疵(かし) | 瑕疵とは、傷や⽋陥のこと。 建物に⽩蟻がついていた、契約内容と違う仕様で⼯事がなされた、契約の段階でわからない瑕疵があった場合など、瑕疵に気づいたときから1年以内であれば、売り主や建築会社への賠償請求や契約解除をすることができます。 また、品確法では、新築住宅の売買や請負に限定され、主要構造部の瑕疵と⾬漏りについては10年間の瑕疵担保責任があり、修繕や賠償請求ができます。 |
瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん) | 瑕疵担保責任とは、売買契約や請負契約などにおいて、契約の⽬的物に隠れた⽋陥・瑕疵があったときに、売主や請負者(施⼯業者)などが買主や発注者(建築主)などに対して負う責任のこと。 瑕疵担保責任を果たさせるために、新たに住宅瑕疵担保履⾏法が施⾏され、平成21年10⽉1⽇より引き渡される新築住宅には、保険(住宅瑕疵担保責任保険)を掛けるか、法務局などの供託所に供託⾦を預けるかの対応が必要となりました。 |
荷重 | 荷重とは、建物の⾻組みや地盤に加わる⼒。 建物の⾃重(固定荷重)・積載荷重・積雪荷重などの鉛直荷重と、地震時や台⾵時にかかる⽔平⼒の荷重など。 尚、固定荷重、積載荷重は「⻑期荷重」と⾔い、地震時や台⾵時にかかる荷重を「短期荷重」と⾔います。 |
ガス圧接 | ガス圧接とは、鉄筋の継⼿の⼀種で、鉄筋と鉄筋の端部をアセチレンと酸素を使い加熱しながら圧⼒を加え接合する⽅法。 圧接部のふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上、ふくらみの⻑さは鉄筋径の1.1倍以上のなだらかな形状になるようにします。 |
かすがい | かすがいとは、床束と⼤引、⼩屋束と⼩屋梁・⺟屋、柱と横架材などの緊結に使うコの字形などの接合⾦物。 耐⼒壁が取り付く柱のうちで、引抜き⼒が⽣じる柱の柱頭・柱脚には使⽤することはできません。それ以外の柱の柱頭・柱脚に使う場合は、柱の短ほぞ差しと併⽤して対応するのが⼀般的です。 尚、かすがいは、告⽰第1460号第2号の耐⼒壁が取り付く柱の柱頭・柱脚の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号(い)適合⾦物 C |
ガス漏れ警報器 | ガス漏れ警報器とは、センサーによりガス漏れを感知し、警報を発する機器。 個々の機器から警報を鳴らすものと、外部警報装置の付いたものや、集合住宅⽤のガス警報システムなどがあります。 空気より軽い都市ガスでは天井から30㎝以内に、また、重いLPガスでは床から30㎝以内に取り付けます。 尚、⼾建住宅の場合は、個々の機器から警報を鳴らすタイプで、⽕災報知や不完全燃焼をセンサーで感知する複合型警報器が⽤いられています。 |
家相 | 家相とは、建物の位置や構造が⼈々の運命に影響すると信じ、その配置⽅法や建物形状の吉凶を判断する占法。中国古来の陰陽五⾏(いんようごぎょう)思想に基づく⽅位説に由来する。 古く⽇本に伝来して、帝都の選定、社寺宮殿の造営はじめ、住宅建設などにもその配置の⽅位の吉凶を⼘定(ぼくてい)するのが例となった。 ⼀⽅、転居や外出などにかかわる「⽅位の忌み」も⼀般化していった。 陰陽道(おんみょうどう)の定着による陰陽師(おんみょうじ)の活動がその主動因で、その伝流は中世以後の築城や居館の造営にも及び、近世には広く⼀般⺠間にもその⾵潮は波及して、複雑怪奇な家相説が俗間の易占師などの⼿で流布した。 |
型板ガラス | 型板ガラスとは、「曇りガラス」とも⾔い、⽚⾯にさまざまな型模様をデザインされ、光を通して視線を遮るガラスです。 型板ガラスの主な⽤途は、浴室・洗⾯などの⽔廻りの窓や⼀般の窓で、プライバシーを確保したい窓などに⽤いられます。 型模様の種類 霞・梨地 厚み 2mm 4mm 6mm |
⽚流屋根 | ⽚流屋根とは、⼀⽅向のみに傾斜(勾配)を付けた屋根形状。 ⽚流屋根以外に、切妻屋根・寄棟屋根・陸屋根・⼊⺟屋屋根・⽅形屋根・マンサード屋根・越し屋根などの屋根形状やドーマーなどがあります。 |
⽚引き窓 | ⽚引き窓とは、1枚のサッシ障⼦を横に引いて開閉する窓。 ⽚引き窓以外に、引き違い窓・上げ下げ窓・たてすべり出し窓・横すべり出し窓・内倒し窓・両⽚引き窓・両たてすべり出し窓・ルーバー窓(ジャロジー)・嵌め殺し窓・オーニング窓などのサッシがあります。 |
型枠 | 型枠とは、流し込まれたコンクリートが固まるまで⽀持している仮設の部材。 パネルと補強材で構成されていて、「仮枠」とも⾔われています。 ⼾建住宅でも、従前は⽊製のコンクリートパネルが使われていましたが、最近では、施⼯精度に優れている「鋼製型枠(メタルフォーム)」が⽤いられるようになりました。 |
合筆 | 合筆とは、登記簿において、数筆に分かれていた隣接するいくつかの⼟地を⼀筆の⼟地にまとめること。 【相対語】・・・分筆 |
カップボード | カップボードとは、主に⾷器類を納める、扉付きの⼾棚。 両⾯使⽤のものを「ハッチ」といい、間仕切りを兼ねています。 |
合併処理 | 合併処理とは、汚⽔と雑排⽔を同じ⼀つの装置で処理する浄化槽。 |
可動間仕切り壁 | 可動間仕切り壁とは、部屋と部屋の間の壁を可動とすることで、空間をフレキシブルに利⽤するために設置される間仕切りのこと。 可動間仕切り壁は、間仕切りを閉めれば独⽴した部屋となり、開ければ広い空間として利⽤できる。 和室では襖が⽇本⼈にとっては馴染み深い。洋空間の場合、間仕切りを折⼾式のパネルとしたスライディングウォールや、⾃⽴式のクロゼットや箪笥などの収納を壁などとする例があります。 |
かど⾦物(L字型) | かど⾦物(L字型)とは、柱と横架材の接合を補強するL字型の構造⾦物。 太め釘(ZN65)で留め付け、かど⾦物の取り付け位置は、柱と横架材の接合⾯が、かど⾦物の釘孔の間隔の中⼼にくるように取り付ける。また、出隅の柱では、⼟台の⼩⼝に⾦物を打つことは避けるように注意する必要があります。 尚、かど⾦物(L字型)は、告⽰第1460号第2号の耐⼒壁が取り付く柱の柱頭・柱脚の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号(ろ)適合⾦物。 CP/L・太め釘ZN65 【対義語】・・・かど⾦物(T字型) |
かど⾦物(T字型) | かど⾦物(T字型)とは、柱と横架材の接合を補強するT字型の構造⾦物。 太め釘(ZN65)で留め付け、かど⾦物の取り付け位置は、柱と横架材の接合⾯が、かど⾦物の釘孔の間隔の中⼼にくるように取り付ける。 尚、かど⾦物(T字型)は、告⽰第1460号第2号の耐⼒壁が取り付く柱の柱頭・柱脚の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号(は)適合⾦物。 CP/T・太め釘ZN65 【相対語】・・・かど⾦物(L字型) |
⾓地(かどち) | ⾓地とは、敷地が⼆つの道路の⾓にある敷地。 ⾓地の場合には、指定建ぺい率より10%プラスすることができ、⼀つの道路に接している敷地より広い建物を建てることができます。また、道路が敷地の前後(⼆つの道路に挟まれた敷地)にある場合で、その道路の間隔が25m以下で、下記の①⼜は②に該当する場合は、⾓地扱いとして建ぺい率を10%加算することができます。 ① それぞれの道路の幅が6m以上あり、その合計が15m以上のもの。 ② それぞれの道路の幅が4m以上あり、敷地⾯積が200㎡以下のもの。 (⼤阪府の場合) |
矩計図(かなばかりず) | 矩計図とは、建物の⾼さ関係の納まりを表した詳細図。 縮尺1/30若しくは1/50で、基礎・床組・⼩屋組・バルコニー・軒・天井・建具・などの⼨法・納まり・仕様を表した重要な図⾯。 |
⾦物⼯法 | ⾦物⼯法とは、⼀般的な在来軸組み⼯法の仕⼝と接合⾦物を使わず、仕⼝の⽋損を少なくし特殊な⾦物で接合する⼯法。 ⾦物⼯法は、便宜上、在来軸組み⼯法と⾦物⼯法、というように区別することがありますが、本来はどちらも「⽊造軸組⼯法」です。 主な⾦物⼯法には、クレテック⾦物、SE⼯法、ロケット⼯法、IK⼯法、HS⾦物⼯法などがあります。 尚、⾦物⼯法には、誰でも購⼊できオープン化されているオープン⾦物と、指定⼯務店となり対応できる半オープン的な⾦物と、開発者だけが独占的に⽤い、⼀般のものは使⽤できない⾦物があります。 |
壁式構造 | 壁式構造とは、「壁式⼯法」ともいい、柱や梁を使わず、壁・床・天井の6つの⾯が躯体を⽀える構造。 ⼀般的に、鉄筋コンクリート造で⼾建住宅を建てる場合は、ラーメン構造のような柱形や梁形が出ない壁式構造が⽤いられます。 |
壁倍率 | 壁倍率とは、建築基準法で定められた耐⼒壁の強さを表した数値。 耐⼒壁の仕様によって数値は異なり、壁倍率5が上限値です。 【壁倍率】 1-⽊摺りを⽚⾯に設けた軸組 0.5倍 2-⽊摺りを両⾯に設けた軸組 1.0倍 3-15mm×90mm以上の筋かい 1.0倍 4-30mm×90mm以上の筋かい 1.5倍 5-45mm×90mm以上の筋かい 2.0倍 6-90mm×90mm以上の筋かい 3.0倍 7-3〜5のタスキ掛け 各壁倍率×2 8-6のタスキ掛け 5.0倍 壁倍率の値が⼤きい程、しっかりした壁で耐震性能は増しますが、それだけ接合部に耐⼒の⼤きい構造⾦物が必要となります。 |
壁率⽐ | 壁率⽐とは、4分割法において、それぞれの対向する建物の側端部(建物の1/4の外周部分)の耐⼒壁の⼩さい⽅の充⾜率を⼤きい⽅の充⾜率で除した値。 ⼩さい⽅の充⾜率 ÷ ⼤きい⽅の充⾜率 = 壁率⽐ 壁率⽐が0.5以上になるようにする。尚、対向する側端部の各充⾜率が1.0を超えている場合はこの限りではないが、0.5以下にならない⽅が、バランスが整っていると⾔える。 |
框 | 框とは、床の間や⽞関の部分の上がり部分に、横に⼊れる化粧材。 床框、⽞関框(上り框)など。 また、建具の扉の縁も框と呼ばれています。 |
框⼾ | 框⼾とは、⼾の四周に廻した框を仕⼝により組み⽴てた建具。 |
鴨居 | 鴨居とは、襖や障⼦など引⼾を設ける開⼝部の上部に設ける溝を設けた部材。 敷居と対をなす。 鴨居の溝幅等の⼨法は、畦、樋端を参照下さい。 【相対語】・・・敷居 |
ガラスブロック | ガラスブロックとは、空洞のブロック状に成型加⼯された建築⽤のガラス。 遮⾳、断熱効果があり、表⾯のパターンなどにより、光の透過や透視の度合いが違っています。壁のほか、トップライトにも⽤いられます。 |
ガラリ⼾ | ガラリ⼾とは、框⼾の⼀つで、遮光・通⾵などのために、ガラリ(⼀定の傾斜をつけ、少しずつ間をあけて平⾏に取り付けた幅の狭い薄板)を取り付けた⼾。 |
カラン | カランとは、給⽔栓、⽔栓、蛇⼝のこと。⽔やお湯を供給・⽌⽔する器具の総称。 カランには、「シングルレバー混合⽔栓」・「サーモスタット付き混合⽔栓」・「洗濯機⽤⽔栓」・「定量⽌⽔栓」などがあります。 |
仮囲い | 仮囲いとは、建築⼯事現場の防犯や安全、また、⾵を遮って内外の塵埃を避け、有害な⾳が外部に伝わるのを防ぐために設ける⾼さ2m以上の防護板。 |
ガルバリウム鋼板(こうはん) | ガルバリウム鋼板とは、鉄板を基材としてアルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキ層を持つ溶融アルミニウム-亜鉛合⾦メッキ鋼板を総じてガルバリウム 鋼板といいます。 ガルバリウム鋼板は、1972年にアメリカで開発された新しい⾦属素材で、耐⾷性、耐熱性、加⼯性などに優れたアルミニウム・亜鉛合⾦メッキ鋼板で、最近では外壁材、屋根材として多く⽤いられています。 |
⽡ | ⽡とは、主に屋根葺きに使われる建材のことで、粘⼟⽡とセメント⽡に⼤別され、また形状により和型⽡(⽇本⽡)と洋型⽡に分類されます。 和型⽡は使⽤箇所によって、本⽡葺きに使われる平⽡と丸⽡、⼀般的に多⽤されている桟⽡葺きでは、屋根⾯に⽤いる桟⽡、役物⽡の棟⽡(のし⽡、冠⽡、⾯⼾⽡、⻤⽡)、軒⽡、袖⽡、寄棟屋根に⽤いる三つ⼜⽡、多雪地域に⽤いる雪⽌め⽡などがあります。 洋型⽡には、平板⽡、S型⽡、三⾓冠⽡、ミッション⽡、イタリア⽡、スペイン⽡、⽀那(しな)⽡、ギリシア⽡、イギリス⽡、フランス⽡などの種類がある。 洋型⽡はほとんどのものが釉薬⽡で、表⾯には光沢があり吸⽔性が低く、防⽔性、耐候性に優れています。 近年、従来の粘⼟⽡、セメント⽡以外に、スレート⽡や⾦属⽡、ガラス⽡などの新素材を使⽤した⽡が販売されています。 |
⽡桟(かわらざん) | ⽡桟とは、引掛け桟⽡葺きで、⽡がずり落ちないように野地板の上に打ち付ける⽊の桟。 葺き⼟を使⽤しない⽡葺き。 |
⽡葺き(かわらぶき) | ⽡葺きとは、粘⼟⽡やセメント⽡などの⽡を使⽤した屋根の葺き⽅をいい、本⽡葺きと桟⽡葺きの葺き⽅があります。 本⽡葺きとは、本⽡の平⽡と丸⽡を交互に組み合わせて並べる屋根の葺き⽅で、古くから社寺建築に⽤いられている葺き⽅です。 本⽡葺きは、重厚感はありますが屋根重量が重くなるのが弱点です。 桟⽡葺きとは、本⽡葺きの弱点である重量対策として、平⽡と丸⽡を⼀体化させた波型の桟⽡を使⽤した屋根の葺き⽅です。 また、桟⽡の裏⾯の尻の部分に突起をつけて、⽡がずり落ちないように⼯夫された⽡が、明治の初め頃に考案されました。 この⽡を使って葺く葺き⽅を引掛け桟⽡葺きといい、今では⼀般的な建物の屋根⽡の葺き⽅として多く⽤いられています。 |
⽡棒葺き(かわらぼうぶき) | ⽡棒葺きとは、屋根の流れにそい、⽡棒を取り付け、⾦属板を葺いた屋根。 尚、⽡棒とは、銅板や亜鉛メッキ鉄板などの⾦属屋根において、棟から軒先の⽅向に継⼿を約3㎝位⾼くするために、棒状の⽊を野地板に取り付ける⽊を⽡棒と⾔う。 |
換気扇 | 換気扇とは、室内の壁や天井などに取り付け、モーターに直結した⽻を回転させて室内の空気を⼾外に排出させる電気器具。 排気と同時に、室内の脱臭、防塵、防湿、温度調節の働きもする。 直接排気式とダクト排気式の2種類があります。また、⽻の形状により、プロペラファン・ターボファン・シロッコファンなどに分かれます。 |
元⾦(がんきん) | 元⾦とは、ローンで実際に借りた⾦額のことです。 元⾦に利息のついた⾦額が返済額となります。 【相対語】・・・利息 |
元⾦均等返済⽅式(がんきんきんとうへんさいほうしき) | 元⾦均等返済⽅式とは、元⾦と利息のうち、元⾦部分を⼀定額で返済する⽅式。 利息部分は、毎回元⾦の残⾼に⾦利をかけて計算されます。 返済額は最初多いですが、返済が進むにつれて少なくなっていきます。 【相対語】・・・元利均等返済⽅式 |
乾式⼯法 | 乾式⼯法とは、下地材や仕上材で、⽔を⽤いず養⽣期間のいらない施⼯⽅法を指します。 内壁では、ビニールクロス仕上、化粧合板仕上など、外壁ではサイディング張り、ALCパネル張り、引掛け⼯法のタイル貼りなどが乾式⼯法にあたります。 【相対語】・・・湿式⼯法 |
含⽔率 | 含⽔率とは、⽊材に含まれた⽔分の量をあらわす指標。 含⽔率が⾼いと、多くの⽔分を含み、⽊材の暴れ(乾燥収縮)が⼤きい。 |
間接照明 | 間接照明とは、光が必要な場所を直接、照らすのではなく、光源からの光は、天井や壁に向け、天井⾯や壁⾯などに反射させた光を利⽤するライティングの⽅法。 【相対語】・・・直接照明 間接照明以外に、直接照明・主照明・補助照明・多灯照明・コーニス照明・コーブ照明・ウォールウォッシャー・アッパーライトなどの照明⽅法があります。 |
乾燥材 | 乾燥材とは、天然あるいは⼈⼯的に所定の含⽔率に乾燥した⽊材。 住宅に使⽤する⽊材は、⽔分が多すぎると、後で反りや曲がりなどの原因になることがあるので乾燥した⽊材(含⽔率の低い⽊材)を⽤いる。 乾燥材を⼀般的にはKD材(Kiln Dry Woodの略称)と呼ばれ、乾燥処理を⾏なっていない⽊材をグリーン材(Green Woodの略称)と呼びます。 |
寒中コンクリート | 寒中コンクリートとは、気温が低くなると、コンクリートが固まるのが遅くなったり、凍結したりして耐久性が低下します。 そのため、⽇平均温度4℃以下になると予想される場合は、次のような対策を施し、「寒中コンクリート」として扱います。 ・セメント以外の材料を暖めてコンクリートの温度を⾼める。 ・凍結への抵抗性を増す微細な空気を混⼊するAE剤を使⽤する。 ・所要の強度が得られるまでの保温養⽣を⾏う。 |
観⾳開き(かんのんびらき) | 観⾳開きとは、中央から左右対称に開く構造の両開き⼾で、更にふたつ折りになる開き⽅。 観⾳菩薩像を納めた厨⼦の造りと同じことから、「観⾳開き」と呼ばれるようになりました。 |
岩綿吸⾳板(がんめんきゅうおんばん) | 岩綿吸⾳板とは、無機質繊維の岩綿(ロックウール)を主原料として板状に成型し、表⾯仕上げをした内装材で、吸⾳性・断熱性・防⽕性などに優れた不燃材で、主に天井材に⽤いられる。 岩綿吸⾳板の主な製品には、ミネラトーン(⽇東紡績㈱)、ソーラトン(⽇東紡績㈱)、ダイロートン(⼤建⼯業㈱)などがあります。 |
元利均等返済⽅式(がんりきんとうへんさいほうしき) | 元利均等返済⽅式とは、利息+元⾦の額を返済期間で均等に割って、毎⽉の返済額を⼀定にする⽅法。 ⽉々の返済額が低く抑えられる半⾯、元⾦均等返済よりも総返済額は増えます。 【相対語】・・・元⾦均等返済 |
完了検査 | 完了検査とは、建築確認を受けなければならない建築物の⼯事が完了した時に、その建築物の敷地や構造、建築設備に関する法令に適合しているかどうか、建築主事等の検査を受けること。 建築主は⼯事完了⽇から4⽇以内に建築主事に届け出て、⼯事監理者は、⼯事完了届に⼯事の概況を明らかにする。 また、完了検査の結果、適法と認めれば、建築主事等は検査済証を交付する。 |
⽊裏(きうら) | ⽊裏とは、⽊材を製材したとき、樹幹の内側の⾯。樹⼼に近い切断⾯のこと。 ⽊裏より⽊表の⽅が、⽊の収縮が⼤きく⽊表を凹に反ります。 この、⽊の特性を考慮して、鴨居は下側、敷居は上側に⽊表を使うのが⼀般的で、反対使いは変形して建具が動かなくなってしまいます。 また、⽊表は⽊⽬が優しく、化粧⾯に適しており、天井材や床材は⽊表を室内側に向けて使われることが⼀般的です。 尚、外部の⾬がかりに使⽤する場合は、⼼材の⽅が腐りにくく⽊裏を仕上⾯にする事があります。 【対義語】・・・⽊表 |
⽊表(きおもて) | ⽊表とは、⽊材を製材したとき、樹幹の外側の⾯。樹⽪に近い切断⾯のこと。 ⽊裏より⽊表の⽅が、⽊の収縮が⼤きく⽊表を凹に反ります。 この、⽊の特性を考慮して、鴨居は下側、敷居は上側に⽊表を使うのが⼀般的で、反対使いは変形して建具が動かなくなってしまいます。 また、⽊表は⽊⽬が優しく、化粧⾯に適しており、天井材や床材は⽊表を室内側に向けて使われることが⼀般的です。 尚、外部の⾬がかりに使⽤する場合は、⼼材の⽅が腐りにくく⽊裏を仕上⾯にする事があります。 【対義語】・・・⽊裏 |
機械換気 | 機械換気とは、ファンなどを利⽤して強制的に換気を⾏なうこと。建築基準法では、居室においては常時換気(24時間換気)ができる機械換気設備の設置が義務付けられています。 機械換気の⽅式は、「第1種」・「第2種」・「第3種」の換気⽅式に分類される。 第1種 機械換気⽅式 (機械給気・機械排気) 第2種 機械換気⽅式 (機械給気・⾃然排気) 第3種 機械換気⽅式 (⾃然給気・機械排気) 【対義語】・・・自然換気 |
刻み | 刻みとは、墨付けの終わった⽊材を、継⼿や仕⼝を⼿作業にて加⼯する作業。 【相対語】・・・プレカット |
基準階 | 基準階とは、多層の建物で、基準になる同じような平⾯をもつ階のこと。 オフィスビル、共同住宅などの設計に使われることが多い⽤語です。 |
基準図 | 基準図とは、設計図で、詳細図や納り図など同じ図⾯を何回も書くことがある場合、これらを基準化して書いた図⾯。 基準図は、物件毎に使い廻しができ、設計の簡素化が図れます。 |
キシラデコール | キシラデコールとは、⽇本エンバイロケミカルズ株式会社の⽊材保護着⾊材の商品名。 ⼀般名称は「WPステイン」。 防⾍、防カビ、防腐効果などがあり、外部廻りの⽊材保護に優れた塗装材です。 |
⽊摺り | ⽊摺りとは、塗壁の下地に使う、幅30mm程度の⼩幅の板。 漆喰壁の場合は、すのこ状に間隔を開けて柱に打ちつけ直接下地とする。 また、モルタル塗りの場合は、⽊摺りの上にアスファルトフェルトとメタルラスなどを張って下地を作ります。 |
基礎 | 基礎とは、上部構造からの荷重を地盤に伝える構造。 ⼾建住宅に⽤いられる基礎は、「布基礎」、「べた基礎」、「独⽴基礎」、及び基礎の⾼さ関係による「深基礎」、「⾼基礎」などの基礎形状の種類があります。 |
基礎断熱⼯法 | 基礎断熱⼯法とは、床に断熱材を施⼯せず、建物の外周に⾯した基礎の⽴ち上がりに板状の断熱材を施⼯し、床下換気⼝や基礎パッキン⼯法を設けない断熱⼯法です。 基礎断熱⼯法は、床断熱に替わる断熱技術として諸外国で⽣まれ、寒冷地の北海道で⼀般の床下をもつ住宅への試⾏・検証がなされ、寒冷地の汎⽤技術として確⽴されてきました。(北海道⽴北⽅建築総合研究所) 床断熱と⼤きく異なる点は、床下換気⼝を持たず、基礎に断熱区画を設ける(基礎より内側を室内側と考える)という点です。 【相対語】・・・床断熱 |
基礎パッキン⼯法 | 基礎パッキン⼯法とは、基礎と⼟台の間に隙間を設けて床下の換気をうながす⼯法。 床下換気⼝に替わるもので、基礎に開⼝を設けないので構造的にも優れた床下換気システムです。 「猫⼟台」とも⾔われています。 【相対語】・・・床下換気⼝ |
基礎伏図 | 基礎伏図とは、縮尺1/100程度で、建物の基礎全体の形状を⾒下ろして表した図⾯。 構造図。 |
既存住宅性能表⽰制度 | 既存住宅性能表⽰制度とは、中古住宅向けの住宅性能表⽰制度。 住宅性能評価機関が評価し、建物の傷み具合や性能を表⽰した「現況検査・評価書」が交付され、また、評価された住宅は住宅紛争処理機関による紛争処理も利⽤できます。 |
既存不適格建築物 | 既存不適格建築物とは、建築時には、その時点での建築基準法などの法律が遵守された建物で、その後、建築基準法および施⾏令等の改正や都市計画変更等によって、現法令に対して不適格な部分が⽣じた建築物のことで、違法建築物にはなりません。 建築基準法は原則として着⼯時の法律に適合することを要求しているため、着⼯後に法令の改正など、新たな規制ができた際に⽣じるものです。 尚、既存不適格建築物として、そのまま使⽤していてもただちに違法というわけではないのですが、増築や建替え等を⾏う際には、現法令に適合するよう建築しなければなりません。 |
北側斜線 | 北側斜線とは、北側にある隣地の⽇照や通⾵に影響を与えないための建築物の⾼さ制限で、建築基準法に定められています。 北側斜線は、建築物の最外端部から北側の敷地境界線までの磁北ではなく、真北⽅向の⽔平距離によって建築物の⾼さを制限するもので、この制限がかかるのは、第⼀種低層住居専⽤地域、第⼆種低層住居専⽤地域、第⼀種中⾼層住居専⽤地域、第⼆種中⾼層住居専⽤地域です。 |
キッチンパネル | キッチンパネルとは、キッチンのコンロ周辺の壁⾯に取り付ける壁⾯パネル仕上材。 油汚れがつきにくく、⼿⼊れが簡単な、ステンレス、アルミ、メラミン化粧板(不燃)、ホーローなどの仕上げ材料でつくられたものがキッチンパネルとして製品化されています。 |
⽊拾い | ⽊拾いとは、設計図⾯から必要な⽊材(定尺)の本数や⼤きさを拾い出す作業。 |
基本設計 | 基本設計とは、「計画設計」とも⾔い、計画している建築物全体の概要を意匠上、技術上、法規上などから検討し、基本的なかたちとして設計すること。 その設計図を「基本設計図」、または、「計画図」と⾔い、その後に実施設計の段階に⼊っていきます。 【対義語】・・・実施設計 |
気密住宅 | 気密住宅とは、⼀般的に相当隙間⾯積が5c㎡以下の、隙間が少なく気密性が⾼い住宅を⾔います。 尚、住宅性能表⽰制度の省エネルギー対策等級にて4等級を採⽤する場合には、断熱地域区分のⅠ地域とⅡ地域の寒冷地では相当隙間⾯積を2c㎡以下にするように規定されています。 気密住宅として、隙間⾯積を減らすことで、不必要な換気を減らし、熱損失を少なくするとともに、機械などにより給気と排気の経路を明確にした計画換気(24時間換気システム)を⾏なうことができます。 気密住宅において、気密性をを上げるために外気に⾯する床(※1)・壁・天井の⾯に防湿気密フィルムを施し、それらの継⽬に気密補助材にて連続性を確保する気密⼯事が必要となります。 ※1 床下地板に構造⽤合板、構造⽤パネル、パーティクルボード等通気性の低い乾燥した⾯材を⽤い、その床合板等の継⽬に気密補助材で処理した場合には、床に防湿気密フィルムを設けなくてもよい。 |
⻤⾨ | ⻤⾨とは、陰陽道で、⻤が出⼊するとされる不吉な⽅⾓。 丑寅(⾉)にあたる東北の⽅向のことで、家相では、この⽅向に⽔を貯めることなど良くないとされています。 ⻤⾨に対して反対の南⻄の⽅⾓(未申)が「裏⻤⾨」で、この⽅向も不吉な⽅⾓とされています。 |
客⼟ | 客⼟とは、⼟を新たに搬⼊して⽤いること。 基礎⼯事で掘削した⼟に問題が有り、新たに⼟を場外から搬⼊して埋め戻しに⽤いたり、敷地の整地や庭部分に⽤いる搬⼊⼟。 敷地の整地や庭には、真砂⼟(まさつち)が主に⽤いられます。 |
キャスター | キャスターとは、移動の便のために取り付ける家具⾦物。 テーブル、椅⼦、ワゴン、⼩型キャビネットなどの家具の脚先に付ける⾞輪。 キャスターには、単輪・双輪・ストッパー付きなどがあります。 |
キャットウォーク | キャットウォークとは、設備や機器などの点検のために、⾼い位置に設けられた狭いメンテナンス⽤の通路。 |
キャビネット | キャビネットとは、前⾯に扉のついた⼾棚や、ガラス扉のついた飾り棚、タンス、⼩型の整理箱など、収納家具の総称。 |
吸⾳ | 吸⾳とは、⾳のエネルギーが床、壁、天井などの材料や装置によって吸収されることで、多孔質のもの、有孔のもの、振動膜などが吸⾳性が⾼い。 また、⾳を吸収しやすい材料を「吸⾳材」と⾔い、グラスウール、ロックウール、軟質ウレタンフォームなどの多孔質材料、軟質繊維板、⽊⽑セメント板などの多孔質板材料、帆布カンバスやビニルシートなどの膜材料、有孔⽯膏ボードなどがある。 吸⾳性能(吸⾳⼒)は、各材料の吸⾳率、厚さ、密度などと関係する。カーテンやカーペットなども吸⾳材料の⼀種。吸⾳材を使って空調機器などから発⽣する騒⾳を抑える装置を「吸⾳器」または「消⾳器」という。尚、⼀般に硬くて重い材質ほど、吸⾳率は低くなる傾向があります。 |
給湯器 | 給湯器とは、給湯の熱源となる部分で、ガス式や⽯油式があり、給湯器を利⽤して床暖房、浴室乾燥、暖房などができる機種もあります。 また、給湯器の号数は、⽔温プラス25℃のお湯を1分間に何㍑出せるかを表わす数値で、例えば16号の給湯器であれば、⽔温プラス25℃のお湯を1分間に16㍑だせる能⼒の給湯器となります。 尚、住宅では、24号の給湯器が⼀般的によく使われています。 |
キュービクル | キュービクルとは、鋼板製の函に収めた配電盤の総称。 変圧器、ジスコン盤、受電盤などがセットになっている。 |
境界杭(きょうかいぐい) | 境界杭とは、敷地境界を⽰すために打ち込まれた杭。 境界杭には、⽯やFRP(ガラス繊維で補強されたプラスチック複合材料)、コンクリート、⾦属などで作られています。 |
強化ガラス | 強化ガラスとは、フロート板ガラス(普通のガラス)を約700℃に加熱した後で、急速に冷やして作られたガラス。 同じ厚さのフロート板ガラスに⽐べて、約3倍の強度をもち、万⼀割れた場合でも、破⽚は粒状になるため安全です。 尚 網⼊板ガラス、線⼊板ガラス、型板ガラスの強化ガラスは製造されていません。 厚み 透明 4mm〜19mm 住宅⽤のホームテンパ 4mm5mm また、強化ガラス(標準12mm厚)を使ったドア(強化ガラスドア)を「テンパードア」、「タフライトドア」と⾔います。 |
京壁 | 京壁とは、⽇本固有の材料、⼯法による伝統的な塗壁のひとつで、京都を中⼼に発達した上塗り技法による壁。 上塗りには、聚楽⼟などの⾊⼟に⽯灰や⿇の繊維などを加えたものを⽤いる。 ⼀般的には、きめ細かい、ざらざらした素材感の仕上げを京壁仕上げと⾔い、京壁の中でも特に聚楽⼟をつかったものを「聚楽壁」と呼ばれています。 |
競争⾒積り | 競争⾒積りとは、同じ条件で建築会社、数社から価格競争原理を活⽤して⾒積をとること。 また、「相⾒積」あるいは「⾒積合わせ」とも⾔います。 |
京間(関⻄間) | 京間(関⻄間)とは、「関⻄間」、「⼤間(おおま)」とも⾔われ、部屋・畳の広さをはかる尺度のひとつで、関⻄⽅⾯で⾏われている⽊造建築の間取りにおける基準⼨法の取り⽅。 1間を6尺3⼨(=約1910mm:中京間)または6尺5⼨(=1970mm:本京間) とする柱割りを基準とするものと、畳の⼨法を6尺3⼨×3尺1.5⼨と固定し、畳割によって柱⼼の⼨法が変化するものとがあります。・・・・尺貫法参照。 京間(関⻄間)に対して関東で⾏われている間取りを「江⼾間」 あるいは「⽥舎間」、「関東間」と呼ぶ。 【対義語】・・・江⼾間(関東間) |
鏡⾯仕上げ | 鏡⾯仕上げとは、表⾯仕上げの⼀種で、⾦属や塗装⾯の表⾯を、研磨剤を⽤いて鏡のように平滑に加⼯処理を⾏なった表⾯仕上げ。 鏡⾯仕上げは、システムキッチンや洗⾯化粧台などの⾯材の仕上げに⽤いられている表⾯仕上げで、「ミラー仕上げ」とも⾔われています。 |
居室 | 居室とは、継続的に使⽤する部屋。 建築基準法では、リビング、ダイニング、各プライベートルームなどが居室扱いとなります。 また、トイレ、洗⾯脱⾐、浴室、納⼾などは居室扱いにはなりません。 尚、居室には、採光と換気、排煙、仕上材(内装制限)などの法的な規制がかかります。 |
切妻屋根 | 切妻屋根とは、屋根形式の⼀種で、棟から両側に勾配屋根があり、側⾯側の妻側は壁になっている屋根形状。 また、社寺建築では、切妻造りとも⾔う。 切妻屋根以外に、寄棟屋根・⽚流屋根・陸屋根・⼊⺟屋屋根・⽅形屋根・マンサード屋根・越し屋根などの屋根形状やドーマーなどがあります。 |
切⼟ | 切⼟とは、⼭などを切り取って造成された地盤。 【対義語】・・・盛⼟ |
近隣商業地域 | 近隣商業地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。商業系の地域で「近商地域」と略される。 近隣の住宅地の住⺠に⽇⽤品などの販売を⾏うことを主な⽬的にした商業施設、そのほかの業務の利便を増すために定められた地域で、マンション、商業・オフィスビルなどが混在している。 客席部分が200㎡未満の⼩劇場、作業場の床⾯積の合計が300㎡以内の⾃動⾞修理⼯場、⼩規模な危険物の貯蔵施設も建築できる。⾵俗営業店は不可。 |
杭 | 杭とは、構造物の荷重を⽀持地盤に伝えるために設置する柱状の地中構造体。 通常、上部構造からの荷重は杭頭に伝達され、杭周辺あるいは杭先端部から地盤に⽀持される。 杭の種類は、材料による区分にて、⽊杭、鉄杭、コンクリート杭などがあり、また、性能上に区分すると⽀持杭と摩擦杭に分けられます。 |
釘隠し | 釘隠しとは、格式のある和⾵住宅で、柱や吊束と⻑押が交差した部分に打ち留めた⼤釘の頭を隠すための化粧⾦具。 ⾦物が表⾯に⾒えないようにかぶせる装飾の⼀種。「釘隠し⾦具」「釘覆い」ともいう。 菊座と座⾦からなる六葉形のものがもっとも古い形で、他に⾦属性の板に彫刻を施したものや七宝などの⼯芸品⾵など、さまざまなタイプがあり、材料には、⽊、鉄、銅などが使われる。半球形の釘隠しを「唄(ばい)」という。 |
躯体(くたい) | 躯体とは、建物の主要な構造体 ⼜⾻組みのこと。 構造強度にかかわる部分で、⽊造の在来軸組み⼯法では、基礎、柱、梁、耐⼒壁、剛床などを指します。 |
管柱(くだばしら) | 管柱とは、⽊造在来軸組み⼯法の建物で各階毎に設けられた柱。 ⼀般的には3.5⼨(105mm)⾓サイズが⽤いられます。 |
掘削(くっさく) | 掘削とは、地盤や岩盤を掘り取ったり削り取ったりすること。 また、掘って⽳をあけること。 |
クッションフロア | クッションフロアとは、ビニール系床シートの⼀種で「CFシート」とも⾔います。 中間層に発泡塩化ビニールを使ってクッション性が⾼められています。 また、⾊彩や模様の種類が豊富。 クッションフロアは、洗⾯脱⾐、トイレなどの⽔廻りの床材として多く⽤いられています。 |
沓摺り(くつずり) | 沓摺りとは、開き⼾の付く出⼊⼝の下枠。 堅⽊や⽯、ステンレス、真鍮などで作られる。 |
組⼦ | 組⼦とは、窓、障⼦などの建具や欄間の格⼦などを構成する細い桟。 |
組⼦欄間 | 組⼦欄間とは、細かい組⼦をいろいろな⽅向で組んで⾏き、細かい模様を作り出す欄間。 組⼦欄間には、菱組⼦、花組⼦など様々な模様があります。 |
雲板 | 雲板とは、床の間の背⾯壁上部に設ける幕板。 |
クライアント | クライアントとは、建築⼠、デザイナー、弁護⼠、広告会社などに対しての依頼⼈を指します。 |
くら⾦物 | くら⾦物とは、垂⽊を⺟屋・軒桁・棟⽊に取り付けるための⾦物で、取り付け位置は軒桁の外部側若しくは内部側のどちらでも取り付けが可能です。 また、接合耐⼒が⼤きいので、軒の出が⼤きい垂⽊と軒桁の接合に適した⾦物です。 尚、くら⾦物は、告⽰第1460号第3号のその他の構造耐⼒上重要な部分の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号適合⾦物 SS・太め釘ZN40 |
グラスウール | グラスウールとは、無機繊維系の断熱材で、ガラス繊維の間に⼤量の空気を含んでいるので、断熱性、吸⾳性が⾼い。 住宅⽤グラスウールの密度は、10K・16K・20K・24K・32K・40K・48Kとあり、数値の⼤きいほど断熱性能が⾼く、断熱材区分も密度によって違ってきます。 グラスウールの断熱材は、⼀般的に、壁・天井の充填断熱に多く⽤いられています。 断熱材区分 10k/A-2 16K/B 20k/B 24K/C 32K/C 40K/D 48K/D |
クラック | クラックとは、⻲裂、ひび割れのこと。 不同沈下など構造的に発⽣したものを「構造クラック」、割れ幅の⼩さいものを「ヘアークラック」と⾔います。 |
クラッシャーラン | クラッシャーランとは、主に舗装の下層路盤や⽬つぶし⽤などに⽤いられる砕⽯。 切り込み砕⽯とも⾔い、ほぼ⼀定範囲内の粒度分布におさまるものが⽣産されており、JIS A 5001道路⽤砕⽯に規定がり、最⼤粒径40mm、30mm、20mmに分けられる。 |
グラデーション | グラデーションとは、⾊などがしだいに変化して⾒えるものを指します。 明るい⾊から暗い⾊へ、または ⾊相の並び順に変化していくなど、段階的に⾊を変化させていく⼿法。 |
栗⽯(ぐりいし) | 栗⽯とは、岩⽯を割ってつくった地業⼯事に使う⽯材で、概ね⽯の⼤きさが20㎝以下のものを⾔う。 基礎の下に敷き詰め、突き固め地盤を強固にするために使う⽯。 尚、20㎝以上を割栗⽯と⾔いますが、⼀般的には20㎝以下の栗⽯も含めて割栗⽯と呼ばれています。 |
クリープ現象 | クリープ現象とは、⼀定の荷重が持続して作⽤する際、材料(⽊材、鋼材、コンクリートなど)の変形(ゆがみ)が時間とともに増⼤する現象。 |
グリッパー⼯法 | グリッパー⼯法とは、カーペットの施⼯⽅法で、クッション性を増すためにカーペットの下に、フェルトなどの下地材を敷き、その上にのせたカーペットを⼯具で引っ張り、部屋の四隅に打ち付けた、釘の出た板(グリッパー)に引掛けて留める⼯法。 |
グレーチング | グレーチングとは、排⽔路や側溝などの溝の上にかぶさる鋼板製・ステンレス製・FRP製の溝蓋のことを⾔います。 |
クレオソート油 | クレオソート油とは、タールを分溜したときに⽣じるものの⼀部で、コールタールから得たものが⼀般的で、独特の臭気があり⿊褐⾊の液体です。 クレオソート油には、トルエンなどの芳⾹族炭化⽔素やナフタレン、アントラセンなどの多環芳⾹族炭化⽔素、フェノールなどのタール酸類、ピリジンなどのタール塩基類など、多種類の物質が含まれ、それらの成分⽐は蒸留濃度や抽出⽅法により変化します。 ほとんどがタイヤ等のゴムの原料に⽤いられ、残りが⽊材の防腐剤として使⽤されます。 クレオソート油は、そのまま、あるいは他の物と混合して⽊材防腐・防⾍剤として⽤いられ、それらを⽤いて処理された⽊材は、古くから電柱や鉄道のまくら⽊に、現在は外構材などの建築材、公園の階段⽊材、樹⽊の⽀柱や垣根などでも使⽤されています。 尚、クレオソート油は、⼈に対して発がん性を⽰す物質が含まれているとされ、ジベンゾ[a,h]アントラセン、ベンゾ[a]アントラセン、ベンゾ[a]ピレンの3物質を規制対象物質として含有濃度の規制値及び規制対象製品が設定されています。 クレオソート油を含有する家庭⽤⽊材防腐剤及び⽊材防⾍剤 ジベンゾ[a,h]アントラセン、ベンゾ[a]アントラセン、ベンゾ[a]ピレンの含有濃度をいずれも10ppm以下とすること。 クレオソート油及びその混合物を⽤いて処理された家庭⽤の防腐⽊材及び防⾍⽊材 ジベンゾ[a,h]アントラセン、ベンゾ[a]アントラセン、ベンゾ[a]ピレンの含有濃度をいずれも3ppm以下とすること。 |
クレセント | クレセントとは、引き違い窓などの、窓⽤の閉まり部品で、掛け⾦を受けに掛ける形式のもの。 最近は防犯意識の⾼まりを受け、サブロック付きやセンサー付き、鍵付きのものがあります。 |
クローク | クロークとは、ホテルやレストランなどで、外套や所持品を預けるところ。 クロークは外套の意なので、クロークルームが正しい⾔い⽅です。 |
クロームめっき | クロームめっきとは、⾦属クロームを表⾯に被覆する電気メッキで、防錆性・耐磨耗性に優れているため、⾦属家具から様々な⾦物まで最も多く⽤いられています。 |
クロス貼り | クロス貼りとは、壁や天井などに布を張って仕上げること。 ⼀般にはビニル壁紙などを貼る場合もクロス貼りと⾔うことが多い。 |
クロゼット | クロゼットとは、主に⾐類を収納するスペース。 ⼀般的に奥⾏きが60㎝程で、押⼊れより奥⾏きが浅い。 |
クロルピリホス | クロルピリホスとは、⽩⾊の固体で、殺⾍剤として⽩蟻や果樹害⾍の防除に使⽤されています。 頭痛・吐き気や⽬の痛みなどの症状が出るとして製造と使⽤が⾃粛され、建築基準法ではクロルピリホスを添加した建築材料は使⽤することは出来ません。 |
蹴上げ | 蹴上げとは、階段の⼀段の⾼さ。 また、その⼨法を「蹴上げ⾼さ」若しくは「蹴上げ⼨法」とも⾔い、建築基準法にて⼨法が定められています。 【相対語】・・・踏⾯ |
蛍光灯 | 蛍光灯とは、ガラス管の内側に塗られた蛍光体が、管内で発⽣した紫外線によって発⽣するランプ。 ⽩熱灯に⽐べ寿命が⻑く経済的です。 【相対語】・・・⽩熱灯 蛍光灯以外に、⽩熱灯・LED・ハロゲンランプ・電球型蛍光ランプ・⽔銀灯ランプ・メタルハライドランプ・ナトリウムランプ・ビームランプなどのランプがあります。 |
経済設計 | 経済設計とは、建築コストを考えながら、余分な費⽤をかけない設計⼿法。 住宅設計では、シンプルな間取りで、間崩れをおこさず定尺材料を有効に使える間取りとし、特殊な納まりなどを避けることが、経済設計につながります。 |
珪酸カルシウム板(けいさんカルシウムばん) | 珪酸カルシウム板とは、珪酸カルシウムを主原料として形成された板。 珪酸カルシウム板は、軽量で耐⽕、断熱性に優れ施⼯性が良く、軒天などに使われています。 また、「ケイカル板」と略称されて呼ばれています。 |
珪藻⼟(けいそうど) | 珪藻⼟とは、⼟壁の⼀種で、植物の藻が化⽯化した⼟で、主に壁材として使われます。 吸湿、放湿性に優れ、結露予防と防カビに効果を発揮します。 |
蹴板(けいた・けりいた) | 蹴板とは、扉の下框部分に取り付ける⾦属。 靴先で蹴られて傷が付くのを防ぐ。 |
経年変化 | 経年変化とは、⻑い年⽉の間に、⾃然劣化も含め腐⾷や摩耗、物理的な性質の変化などで、性能や機能が低下すること。 |
警報設備 | 警報設備とは、消防法により⽕災などを通報するため、建物内などに設けなければならない感知・警報・通報の設備を総称して警報設備と⾔う。 警報設備の種類は、「⾃動⽕災報知設備」・「ガス漏れ⽕災警報設備」・「漏電⽕災警報器」・「消防機関へ通報する⽕災報知設備」・「⾮常警報器具」及び「⾮常警報設備」などがあります。 避難設備には、下記の様な設備があります。 ◆警報設備の種類 ・⾃動⽕災報知設備 ・ガス漏れ⽕災警報設備 ・漏電⽕災警報器 ・消防機関へ通報する⽕災報知設備 ・⾮常警報器具 ・⾮常警報設備 |
契約電⼒ | 契約電⼒とは、電⼒の消費者が、電⼒会社と契約する使⽤最⼤電⼒。電⼒会社の供給規則で算出⽅法が定められています。 |
契約⾒積書 | 契約⾒積書とは、⼯事請負契約に添付する⾒積書。 |
契約約款(けいやくやっかん) | 契約約款とは、⼯事請負契約に添付する、契約内容の取り決め事項を細かく表した書類。 契約途中での解約対応や、施⼯ミスや天災などの⼯事中のトラブルが発⽣した時の対応などが記載されたもので、契約を締結する上で⼤変重要な書類です。 |
軽量気泡コンクリート | 軽量気泡コンクリートとは、発泡剤で多孔質化したコンクリート。ALC(Autoclaved Light weight Concrete)とも呼ばれています。 板状にしたものはALC板 若しくは ALCパネルと⾔います。 施⼯、加⼯が容易で断熱性、耐⽕性が⾼い外装材で、在来軸組み⼯法の⼾建住宅の外壁に⽤いるALCは、厚み50mmのALC板が⽤いられます。 |
軽量コンクリート | 軽量コンクリートとは、⼈⼯軽量⾻材を使⽤し、⽐重を通常の2.3よりも軽くしたコンクリート。 ⼀般的には、1.8〜2.0の間の⽐重が多い。 鉄⾻造のデッキプレート上の床版などに⽤いられます。 また、多量の気泡を混⼊または発⽣させたコンクリートも軽量コンクリートになり、「気泡コンクリート」や「発泡コンクリート」と呼ばれています。 |
軽量鉄⾻ | 軽量鉄⾻とは、⾁厚4.5mm程度までの薄い鉄⾻で、「軽量形鋼」とも呼ばれています。また それらの部材で造られた鉄⾻構造物のことを指します。 ⼀般的にはプレハブ住宅メーカーの商品に多く採⽤されています。 軽量形鋼は、薄鋼板を冷間圧延によって各種の断⾯形状に成型した鋼材で、普通の形鋼に⽐べて軽いですが、局部座屈や錆などの点は劣ります。 【対義語】・・・重量鉄⾻ |
軽量モルタル | 軽量モルタルとは、砂に代えて、スチレン粒やパーライト、バーミキュライトなどの軽量⾻材を使⽤したモルタル。 |
軽量床衝撃⾳ | 軽量床衝撃⾳とは、床衝撃⾳のひとつで、スプーンなどを床に落として「コツン」といったり、スリッパで歩いて「パタパタ」するように、⽐較的軽めで⾼⾳域の⾳。 軽量床衝撃⾳の遮⾳性能は、床の構造や表⾯仕上げによって変わり、構造は直床よりも⼆重床、仕上材はカーペットのように吸⾳性が⾼いものほど良い。 遮⾳等級は「LL-45」「LL-50」などとL値で表し、数値が少ないほうが遮⾳性能は⾼い。 【対義語】・・・重量床衝撃⾳ |
ケーシング | ケーシングとは、窓やドアの額縁のこと。 尚、窓の額縁を設けず、膳板のみでクロス巻き込みとした対応も多⽤されています。 |
ケーシング枠 | ケーシング枠とは、既製品の室内ドアの枠や窓の額縁で、固定枠より奥⾏きが少なく溝を突いた部材とケーシング部材(調整材)の組み合わせで仕上るもの。 また、その納め⽅を「ケーシング枠納まり」と⾔う。 固定枠と⽐べコストUPとなり、額縁の⾒付⾯が⼆⾯のため重厚なデザインとなります。 【相対語】・・・固定枠 |
蹴込み | 蹴込みとは、階段の踏板先端の垂直ラインから下段の踏板と蹴込み板の取合部分までの間の踏板の⼊り込んだ部分。 または、「転び」とも⾔います。 尚、その⼨法を、「蹴込み⼨法」⼜は「転び⼨法」と⾔います。 |
蹴込み板 | 蹴込み板とは、階段の蹴込み部分に取り付ける板。 【相対語】・・・踏板 |
蹴込み床 | 蹴込み床とは、床の間の形式で、畳敷き(薄縁)の代わりに板敷きにした板床で、床框を省き床板の⼩⼝を表して、蹴込み板をはめこんだ形式の床の間。 蹴込み板の代わりに丸太や⽵などを使ったものもあります。 |
化粧合板 | 化粧合板とは、基材の合板の表⾯に塗装や突板を貼り付けるなど、表⾯処理を施した合板のことを⾔います。 主に内装仕上げ材として⽤い、化粧合板には、天然銘⽊を薄くスライスした突板を基材の合板に貼った「天然⽊化粧合板(練付け合板)」と天然⽊以外のものを貼り付けた「特殊加⼯化粧合板」(プリント合板、合成樹脂化粧合板など)があります。 |
化粧スレート葺き | 化粧スレート葺きとは、セメントと⼈⼯繊維や天然繊維を使⽤して造られた、平状の屋根葺き材を使って葺いた屋根。 ⽡に⽐べて軽量で、耐震性に対して優れた屋根材です。 主な化粧スレートは、㈱クボタ松下電⼯外装株式会社のカラーベストコロニアル等がそれにあたります。 |
化粧積み | 化粧積みとは、煉⽡やコンクリートブロックなどの積み⽅で、表⾯がそのまま仕上げとなる積み⽅。 |
化粧野地 | 化粧野地とは、⽊造の軒裏に軒天を設けず、きれいに仕上げた野地板を張ったもの。 |
桁 | 桁とは、在来軸組み⼯法で、柱・壁などの上にある横架材の総称。 軒桁、敷桁など。 |
結露 | 結露とは、壁、床、天井あるいはサッシ、配管などの表⾯⼜はそれらの内部の温度が周辺の空気の露点温度以下になると、空気中の⽔蒸気が液体となる現象。 尚、結露には、ガラスや壁の表⾯に⽣じる「表⾯結露」と、壁などの内部に⽣じる「内部結露」とがあり、汚れやカビの原因となり、しいては建物の⽼朽化につながります。 |
ケミカルアンカー | ケミカルアンカーとは、アンカーボルトや鉄筋の施⼯忘れが起こった場合に、コンクリート硬化後、ドリルで孔をあけ、接着材でコンクリートとつなげるアンカーボルトのこと。 ケミカルアンカーは商品名で、⼀般名称は、「樹脂系後施⼯アンカー」と⾔います。 |
煙感知器 | 煙感知器とは、⽕災感知器のひとつで、⽕災の発⽣を煙によって⾃動的に感知する機器。 煙感(けむかん)と略して呼ばれています。 煙感知器には、イオン化式、光電式、イオン化と光電の複合式があり、⽕災報知器装置に組み込まれています。 |
下屋 | 下屋とは、メインの屋根より⼀段下げた位置に取り付けられた⽚流屋根、またはその下にある空間。 下屋は、建物外周部に⾯した縁側・物⼊・押⼊れ・トイレなどが下屋として構成されることが多い。 |
欅(ケヤキ) | 欅(ケヤキ)とは、広葉樹の⼀種。 欅(ケヤキ)は⽊⽬が美しく、堅く弾性に富んでだ⾼価⽊材。 古くは構造材に⽤いられていました。 |
けらば | けらばとは、切妻屋根の妻側(棟の両端部)の端部。 これに対して軒側の先の⽅は「軒先」と呼んでいます。 【相対語】・・・軒先 |
けれん | けれんとは、解体後の型枠材や床・壁のコンクリート⾯に付いたモルタルかすなどを落とすこと。 |
検査済証 | 検査済証とは、完了検査の後、敷地・構造・建築設備に関する法令に建築物が適合している場合に建築主事等が交付する証明書のこと。 |
建設業法 | 建設業法とは、建設業を営むものの登録、建設⼯事の請負契約の規定、技術者の設置を実施することにより、建設⼯事の適正な施⼯の確保と建設業の健全な発展を図ることを⽬的とする法律。 |
間知⽯(けんちいし) | 間知⽯とは、⽯材に⼀定の加⼯を加えた規格⽯材で、形は頂部を⽋いた四⾓すい体で底部(⾯)は1辺約30㎝の正⽅形です。⽯垣⽤や⼟留め⽤の⽯材として⽤いられています。 間知⽯の積み⽅には、⽔平⽅向に⻑辺を並べる布積(ぬのづみ)、⽮⽻型の間知⽯を⽤いて斜めに積む⽮⽻積(やばねづみ)、正六⾓形の⽯を剣先が⽔平になるよう積む⻲甲積(きっこうづみ)などがあります。 また、コンクリートで作った「間知⽯ブロック」も多く⽤いられています。 |
建築確認申請 | 建築確認申請とは、建物の建築計画が、敷地、構造および建築設備に関する法令に適合することを、建築主事、指定確認検査機関に申請し、確認してもらう制度。ほぼ全ての建築物に建築確認申請が必要です。 尚、建築主が建築確認申請の申請者となり、建築主の代理として建築会社等が、建築主より委任状をもらって、建築確認申請書が提出されます。 また、⼯事が完了したときには、⼯事完了届けを提出します。 |
建築基準法 | 建築基準法とは、建物の敷地、構造、設備、⽤途に関する最低限の基準を定めた法律。建物を造る上で、最低限の守らなければならない基準です。 また、住宅の場合は、フラット35(旧住宅⾦融公庫)の仕様や住宅保証機構の性能保証住宅標準仕様など、最低限の基準として対応した⽅が賢明です。 |
建築協定 | 建築協定とは、ある地域を改善、または発展させるために、その地域の建築物の位置、規模、構造、⽤途などの基準を条例に基づき、地域住⺠と⾏政とで取り決めた基準。 建築協定が定められた区域は、建築基準法よりも厳しい規制がかかります。 |
建築⼠ | 建築⼠とは、建築⼠法に定められた資格をもって、建物の設計・⼯事監理を⾏う建築の専⾨家です。 建築⼠は、⼀級建築⼠、ニ級建築⼠、⽊造建築⼠の3つの資格にわかれており、建物の規模、⽤途、構造に応じて、取り扱うことのできる業務範囲が定められています。この資格は、国家(知事)試験により国や都道府県から与えられたものです。 建築⼠が取り扱うことのできる業務範囲は下記となります。 ⼀級建築⼠が設計・⼯事監理を⾏わなければならない建築物 ・⾼さが13m⼜は軒の⾼さが9mを超えるもの。 ・鉄筋コンクリート造、鉄⾻造等で延べ⾯積が300㎡を超えるもの。 ⼀級建築⼠、⼆級建築⼠が設計・⼯事監理を⾏わなければならない建築物 ・鉄筋コンクリート造、鉄⾻造等で延べ⾯積が30㎡を超え300㎡以内のもの。 ⼀級建築⼠、⼆級建築⼠、⽊造建築⼠が設計・⼯事監理を⾏わなければならない建築物 ・2階建までの⽊造建築物で延べ⾯積が100㎡を超え300㎡以内のもの。 尚、資格は⼀級建築⼠は国⼟交通⼤⾂、⼆級建築⼠・⽊造建築⼠は都道府県知事より免許が与えられ、建築⼠の主な業務は、建物の設計と、⼯事が図⾯通りに⾏われているかを確認する⼯事監理等があります。 |
建築⼠法 | 建築⼠法とは、建築物の設計、⼯事監理等を⾏う技術者の資格を定めて、業務の適正化をはかり、建築物の質の向上に寄与する事を⽬的とした法律。 |
建築⾯積 | 建築⾯積とは、建物の外壁、⼜は柱の中⼼線で囲まれた部分の⽔平投影⾯積。 庇、バルコニーなどは、建築⾯積に算⼊されないが、1m以上⾶び出した部分の⾯積は算⼊されます。 【対義語】・・・延べ床⾯積 |
建ぺい率 | 建ぺい率とは、敷地⾯積に対して、建築物の建築⾯積が占める割合。 100㎡の敷地に建築⾯積が60㎡の建物が建っているなら、建ぺい率は60%となります。 建築⾯積/敷地⾯積=建ぺい率(%) 【対義語】・・・容積率 |
コア抜き | コア抜きとは、刃先にダイヤモンドチップのついたビット(ダイヤモンドカッター)で、コンクリートに⽳をあけること。 配管・配線等のためのスリーブ忘れが⽣じた場合などに⾏なわれるが、鉄筋の位置を避けるなど、構造的に考慮して対応する必要があります。 |
甲板 | 甲板とは、カウンターやテーブルなどの上⾯の⽔平な板を指し、「天板」とも呼ばれています。 カウンターの場合は「カウンタートップ」、テーブルの場合は「テーブルトップ」、キッチンの作業⾯などは「ワークトップ」と⾔う。 |
⾼架⽔槽 | ⾼架⽔槽とは、ビルやマンションなどの中⾼層の建物で、屋上などに設置する⽔をためる⽔槽。 中⾼層建築物では、⼀度に⼤量の⽔を利⽤したり、⽔道本管の⽔圧だけでは不⼗分になることがあるので、本管から受⽔槽に⽔を受け、ポンプで⾼架⽔槽に⽔をあげ、⾼架⽔槽から給⽔を⾏う。 しかし、貯⽔槽の清掃が不⼗分なため⽔が汚れているなどの問題から、貯⽔槽をなくして、配⽔管から直接各住⼾へ給⽔する「増圧給⽔直結⽅式」を導⼊する集合住宅が増えている。 |
鋼管(こうかん) | 鋼管とは、鋼製の管。 鋼管は製法上継⽬無し(シームレス)鋼管と溶接(ウェルド)鋼管に分類されます。 また、鋼管は配管⽤、構造⽤、電線管⽤などに利⽤され、材質には炭素鋼、合⾦鋼、ステンレス鋼など種類があります。 配管⽤鋼管には、配管⽤炭素鋼鋼管(⿊管)(SGP-⿊)、配管⽤炭素鋼鋼管(⽩管)(SGP-⽩)、⽔配管⽤亜鉛めっき鋼管(SGPW)の3種類の配管材料があります。 尚、配管⽤炭素鋼鋼管は、⼀般的にガス管と呼ばれています。 鋼管 SGP-⿊・・・亜鉛めっきが⾏なわれていない鋼管-⿊管(JIS G 3452)の配管。 蒸気配管、油配管、エアー配管など⾮住宅に使⽤。 SGP-⽩・・・⿊管に亜鉛めっきを⾏なった鋼管-⽩管(JIS G 3442)の配管。 ⼯業⽤⽔配管、空調設備配管、消⽕⽤配管など⾮住宅や集合住宅の排⽔・通気の衛⽣設備配管に使⽤。 SGPW・・・配管⽤炭素鋼鋼管(SGP)を原管とし、亜鉛めっきを施したもので、亜鉛の付着量は配管⽤炭素鋼鋼管(SGP)の⽩管より多い。 ⼯業⽤⽔配管、空調設備配管、消⽕⽤配管など⾮住宅や集合住宅の排⽔・通気の衛⽣設備配管に使⽤。 |
⾼気密・⾼断熱住宅 | ⾼気密・⾼断熱住宅とは、使⽤する建材や断熱材、断熱施⼯⽅法などで気密性・断熱性を⾼め、省エネルギー効果と快適性を両⽴させ、さらに壁体内結露などの内部結露を防ぐ、耐久性に優れた住宅。 室内の空気が停滞しやすいので、24時間換気への配慮が必要です。 また、相当隙間⾯積(C値)が5c㎡以下を「気密住宅」と呼び、2c㎡以下の住宅を「⾼気密住宅」と⼀般的に呼ばれています。 |
⼯業専⽤地域 | ⼯業専⽤地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。⼯業の利便を図るために定めた専⽤地域。 マンション、⼀⼾建て、寮・社宅を問わず住宅の建築が⼀切禁⽌されている唯⼀の⽤途地域。飲⾷店や店舗などの商業施設も規模にかかわらずほとんど建築できない。娯楽施設もカラオケボックスなどを除いて不可。⼤規模な⼯場が集積しているエリアで、臨海部や内陸の⼯業団地などに固まっている。住宅建築や⼟地活⽤の対象にはならない。 |
⼯業地域 | ⼯業地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。主に⼯業の利便を図るために定めた地域。 危険性や環境悪化のおそれが⼤きい⼯場も建築できる。パチンコ屋、カラオケボックスなど⼩規模な娯楽施設はOKだが、ホテル、キャバレー、劇場などの施設は建築不可。住宅の建築は禁⽌されていないが学校や病院などは建てられない。住環境としてはあまり良くない。⼯場労働者の寮・社宅などが中⼼で、⼀般的な住宅供給は少ないといえる。 |
⾼強度コンクリート | ⾼強度コンクリートとは、通常のコンクリートより強い圧縮⼒に耐えられるコンクリート。 コンクリートの強度は、単位⾯積当たりの圧縮強度の⾼さ(N/mm2)で表す。1N/mm2=9.8kg/cm2で、1cm2当たり約10kgの圧縮⼒に耐えられる。 普通コンクリートは27〜36N/mm2、⾼強度コンクリートは36〜60N/mm2。 ⾼強度になるほど、同じ強度を保つのに必要な柱や梁などの重量を減らせるため、超⾼層建築等に使われる。 |
光源 | 光源とは、光を発する物質の総称。 ⼈⼯光源の種類には、⼀般的に「⽩熱灯」、「蛍光灯」、「⽔銀灯」があります。 |
鋼材 | 鋼材とは、圧延、鍛造、引抜き⼜は鋳造などの各種の⽅法で所要の形状に加⼯された鋼(はがね)の総称。 鋼材は、鉄鉱⽯を溶鉱炉でコークスによって銑鉄に還元し、炭素の含有量を2%以下に除去した炭素鋼と合⾦鋼に分類され、また、単純な精錬を⾏って製造される普通鋼と、特殊な製造⽅法による特殊鋼とに分類される。 形状での分類では、厚板・薄板・帯鋼・棒鋼・条鋼・線材・管・形鋼・異形棒鋼などに、また、⽤途によっても錆び難い耐候性鋼や12%以上のクロムを添加したステンレス鋼などがある。 鉄⾻造の建築物の構造耐⼒上主要な部分の材料は、炭素鋼若しくはステンレス鋼⼜は鋳鉄(圧縮応⼒または接触応⼒以外の応⼒が存在する部分には使⽤できない。)とするように、建築基準法にて規定されています。 |
⼯作図 | ⼯作図とは、建築物の各部分の納まり、接合部の詳細、加⼯に必要な⼨法などを明確に表した図⾯。⼯作図は、施⼯に必要な図⾯で施⼯図の⼀種です。 ⽊⼯事・鉄⾻⼯事での各部分の納まりや⼨法・型枠・鉄筋の加⼯など種類はさまざまです。 |
⼯事請負契約 | ⼯事請負契約とは、⼯事を施⼯するにあたって必要とされる内容について、建築会社と建築主が取り交わす契約。 内容は、請負⼯事⾦額、⼯事期間、請負⾦額の⽀払い⽅法、⼯事中のトラブルに対する措置などの細かな取り決め(契約約款)が記載されています。 |
⼯事監理 | ⼯事監理とは、建築主の⽴場に⽴って、設計図通りに⼯事が正しく施⼯されているか、現場をチェックすることを指します。 尚、建築確認申請にて、⼯事監理者の届け出が必要です。 ⼯事管理とは意味が違いますが、設計・施⼯で設計者と施⼯者が同⼀の場合は、現場監督が⼯事管理と兼務して、⼯事監理業務も対応されますが、⼯事監理業務がおろそかになってしまうデメリットがあります。 【対義語】・・・⼯事管理 |
⼯事管理 | ⼯事管理とは、施⼯者側の⽴場で、⼯程管理、安心安全、予算管理を⾏なうことを指します。 簡単に⾔えば、施⼯者側の現場監督が⾏なう管理業務です。 尚、⼯事監理(こうじかんり)とは意味が違います。 【相対語】・・・⼯事監理 |
硬質ウレタンフォーム | 硬質ウレタンフォームとは、ポリウレタン樹脂を主成分とし、発泡させたスポンジ状の断熱材。 ⾼い耐熱性を発揮し、対応できる温度範囲が広く、断熱材区分D若しくはEの⾼い断熱性がある断熱材です。 ⼯場で成形されるタイプと、現場で吹き付けて発泡させるものがあります。 断熱材区分 A種硬質ウレタンフォーム保温板1種/D A種硬質ウレタンフォーム保温板2種1号〜4号/E |
格⼦⼾ | 格⼦⼾とは、和⾵の⽞関に⽤いられる格⼦⼊りの⼾。 ⽊製、アルミ製などがあります。 |
⼯事費 | ⼯事費とは、建設⼯事に必要な費⽤で、直接⼯事費のことを指しますが、広義には⼀般管理費や設計料などを含めて⾔う場合もあります。 また、建築費とも⾔われています。 |
剛⼼ | 剛⼼とは、建物の変形に対する抵抗の中⼼点。 |
公図 | 公図とは、登記簿に添付られた⼟地の位置や地積を表す原図。 登記所(法務局)に備え付けられています。 |
剛性 | 剛性とは、変形に対する抵抗の度合い。 材料の性質、部材断⾯の形状、⾻組の構成⽅法などにより決定されます。 |
合成樹脂 | 合成樹脂とは、⽯油や⽯炭を原料として、熱や圧⼒を加えることで作られた⾼分⼦材料。 ⼀般的には「プラスチック」と呼ばれ、成型や⾊付けしやすく、接着性や電気の絶縁性がよい。 合成樹脂は、⼤きく分けて、加熱すると重合を起して⾼分⼦の網⽬構造を形成し、硬化して元に戻らなくなる「熱硬化性樹脂」と、ガラス転移温度 または 融点まで加熱することによって軟らかくなり、⽬的の形に成型できる「熱可塑性樹脂」に分類できます。 熱硬化性樹脂には、フェノール樹脂(PF)、エポキシ樹脂(EP)、メラミン樹脂(MF)、尿素樹脂[ユリア樹脂](UF)、不飽和ポリエステル樹脂(UP)、ポリウレタン樹脂(PUR)などがあります。 熱可塑性樹脂には、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、塩化ビニル樹脂[ポリ塩化ビニル樹脂](PVC)、ポリスチレン樹脂[スチロール樹脂](PS)、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、アクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリエステル樹脂などがあります。 |
公正証書 | 公正証書とは、公証役場の公証⼈が作成した書類のこと。 公⽂書となるため、通常の書類より執⾏⼒が強くなります。 |
合成繊維 | 合成繊維とは、化学繊維の⼀種で、⽯油、天然ガスなどから合成し、⾼分⼦化合物にしたのちに繊維にしたもの。 ポリエステル、ナイロン、アクリルが三⼤合成繊維と⾔われています。強度が強いほか、耐薬品性にも優れていますが、帯電しやすく吸⽔性が低い。 |
鋼製束 | 鋼製束とは、1階の床組で、⼤引を受ける床束の⼀種で、鋼製でできた既製品の床束。 また 既製品の床束にはプラ束もあります。 【対義語】・・・⽊製床束・プラ束 |
剛接合 | 剛接合とは、部材の接合形式の⼀種で、⾻組みに⼒が加わり部材が変形しても接合部が変形しない接合⽅法。 鉄筋コンクリート造や鉄⾻造のダイヤフラムが剛接合にあたります。 |
構造⾦物 | 構造⾦物とは、⽊造の継⼿や仕⼝部で接合部の補強や材の脱落防⽌のために⽤いられる⾦物。「接合⾦物」、若しくは「補強⾦物」とも⾔います。 ⾦物には、耐⼒壁の筋かい端部の接合⾦物、軸組の柱の柱頭・柱脚に設ける構造⾦物、継⼿に設ける補強⾦物、仕⼝に設ける接合⾦物などがあります。 主な構造⾦物として、かど⾦物(L字型)、かど⾦物(T字型)、⼭形プレート、⽻⼦板ボルト、短冊⾦物、ホールダウン⾦物、ひら⾦物、かね折り⾦物、ひねり⾦物、くら⾦物、柱脚⾦物、⽕打⾦物、かすがい、筋かいプレートなどがあります。 |
構造計算 | 構造計算とは、建物の⾃重(固定荷重)や積載荷重、積雪荷重 及び 地震⼒や⾵圧⼒などに対して安全な建築物をつくるために、応⼒や部材断⾯を計算して設計すること。また、構造計算を⾏なった書⾯を「構造計算書」と⾔います。 尚、鉄筋コンクリート造や鉄⾻造などは、構造計算が義務付けされていますが、2階建て以下の⽊造住宅では、構造計算を⾏なわず、仕様規定の壁量計算で対応することが出来ます。 |
構造材 | 構造材とは、建物を構築するための⾻組みになる部材で、⽊材(在来軸組み⼯法・2×4⼯法)、鋼材(鉄⾻造)、コンクリート(鉄筋コンクリート構造)、煉⽡・コンクリートブロック・⽯(組積造)などが⽤いられます。 また、⽊造の部材では柱、梁、⼟台、桁、筋かいなどが構造材にあたります。 |
構造図 | 構造図とは、建物の構造関係を表した図⾯。 ⽊造住宅では、「基礎伏図」・「床伏図」・「梁伏図」・「⼩屋伏図」・「軸組図」・「構造基準図」・「構造詳細図」などを指します。 【相対語】・・・意匠図、設備図、外構図 |
構造⽤合板 | 構造⽤合板とは、建物の構造耐⼒上主要な部分に使われる合板で「1級」と「2級」とがあります。 また、構造耐⼒を持たせるために⽤いる場合は、釘の仕様・本数・構造⽤合板の実の有無などの規定を遵守する事が求められます。 構造⽤合板は、⾯材 耐⼒壁や剛床仕様などに使われています。 |
構造⽤集成材 | 構造⽤集成材とは、構造耐カを⽬的とした集成材で、ひき板(幅⽅向に合わせ調整したもの、⻑さ⽅向にスカーフ ジョイント ⼜はフィンガージョイントで接合接着して調整したものを含む)をその繊維⽅向を互いにほぼ平⾏にして積層接着したもの。 所要の耐⼒に応じた断⾯の⼤きさと安定した性能が得やすく、かつ、わん曲材とすることもできる。 ⼨法、断⾯積によって、「⼤断⾯」、「中断⾯」、「⼩断⾯」に分類されています。尚、構造⽤集成材は⼀般の無垢材に⽐べ約1.5倍の強度があります。 【対義語】・・・化粧貼り構造⽤集成材 |
構造⽤パネル | 構造⽤パネルとは、⽊材を砕いた削⽚に耐⽔性の⾼い接着材を加えて加熱プレスし、パネル状に成型したもので、⽊造住宅の構造⽤部材として⽤いられるパネルです。 また、「OSBボード」とも呼ばれています。 |
公租公課 | 公租公課とは、各種税⾦の事を⾔います。不動産では⼟地の固定資産税と都市計画税を指します。 |
⾼断熱複層ガラス | ⾼断熱複層ガラスとは、太陽熱を取り⼊れながら暖房エネルギーを外に逃がさない複層ガラスです。 室内側ガラスにコーティングされた特殊⾦属膜が、室外から⽇射熱を取り⼊れつつ、室内の暖房エネルギーを反射します。 寒さの厳しい地域に効果的です。 |
⼯程表 | ⼯程表とは、⼯事に着⼿して何ヶ⽉、何⽇で⼯事を完成させるのか、⼯事中に⾏なわれる各種⼯事項⽬に、いつどれだけの時間をかけて⾏なう予定なのかを表した⼯事のスケジュール表。 |
公的融資 | 公的融資とは、公的機関による住宅融資の総称で、「財形住宅融資」、「年⾦融資」 及び、都道府県や市町村など地⽅公共団体の「⾃治体融資」などを指します。 |
格天井 | 格天井とは、太めの⾓材で正⽅形の格⼦(格縁)を組み、鏡板を嵌めた重厚感のある天井。 社寺建築や城郭建築、書院造りの⼤広間などの天井に多く⾒られる。 また、明治時代になると洋⾵建築にも⽤いられました。 |
光度 | 光度とは、光源よりある⽅向に出る光で、垂直に照らされているとき、光源から単位距離にある単位⾯積の受ける光のエネルギーの量をその光源の光度と⾔う。 単位は カンデラを⽤いる。 |
⾼度地区 | ⾼度地区とは、市街地の⽇照保護などの環境の維持や都市景観上の要請などから、都市計画法によって建築物の⾼さの最⾼限度または最低限度が定められている地区。 ⾼度地区の指定及び⾼度の制限内容は都市計画法によって市町村が決定し、第1種⾼度地区、第2種⾼度地区、第3種⾼度地区などと分類されています。 |
勾配 | 勾配とは、屋根や天井などの傾斜の度合いのことで、屋根勾配の場合は、⾓度で表すほか、⽔平距離10に対しての⾼さをとり、3/10というような表し⽅をします。この場合は3⼨勾配と⾔います。 また、10/10(10⼨勾配)を矩勾配(かねこうばい)と⾔います。 尚、屋根勾配で屋根の仕上材によって必要最低勾配が決まっています。それ以下の勾配にすると⾬漏りなどの問題が発⽣するので注意が必要です。 屋根勾配最低必要勾配 ⾦属葺き ・・・・・・・・・・1/10以上 スレート葺き・・・・・・・・・・3/10以上 ⽡葺き・・・・・・・・・・4/10以上 また、屋根勾配が5/10(5⼨勾配)以上になると、施⼯上屋根⾜場が必要となり、建築⼯事費やメンテナンス費⽤が割⾼になります。 |
合板 | 合板とは、「ベニヤ」とも⾔い、⽊材を薄くスライスした単板を、⽊⽬が直交するように重ねて貼り合せるため、各⽅向の強度や⼨法安定性に優れています。 合板には、表⾯に塗装などをせず、貼り合せた⽊地のまま⼀般⽤途に使うものを「普通合板」、構造耐⼒上主要な部分に使うものを「構造⽤合板」、コンクリートの型枠として使うものを「コンクリート型枠⽤合板(コンパネ)」などがあります。 また、合板の表⾯に何らかの仕上を施したものを「化粧合板」と⾔います。 |
剛床 | 剛床とは、床の構造を剛として対応した床。 剛床で設計した場合は⽕打梁、⽕打⾦物は設ける必要がありません。 尚、剛床には、根太を⽤いる⽅法と、根太を設けず床梁の上に直接構造⽤合板を貼って対応する、根太レス⼯法の⼆つの⽅法があります。 【相対語】・・・転ばし根太 |
広葉樹 | 広葉樹とは、幅の広い葉を持つ樹⽊で、常緑のものと落葉樹のものがあり、熱帯から温帯に分布している。 材質は硬いものが多く、ナラ、ブナなどに代表される。 |
コーキング | コーキングとは、⼩さな間げきにパテ状の充填材をつめることを指します。 窓廻りやサイディングの継ぎ⽬、バルコニーの⾬仕舞いなどに使⽤されます。 |
コーチボルト | コーチボルトとは、「ラグスクリュー」とも⾔い、⽊ネジ状の頭がナットタイプの⾦物。 ホールダウン⾦物・⽕打⾦物などの留め付けに⽤います。 尚、コーチボルトを使⽤する場合は、⽊材の割裂の恐れがあるので下孔をあける必要があります。 |
コートハウス | コートハウスとは、敷地の外周を塀や外壁で閉ざし、内部に設けた庭に⾯して⼤きな開⼝部をとった住宅。 通常、建物と塀は⼀体として造られ、周辺が⽴て込んでいる都市型の住宅に多く⾒られます。 |
コーニス照明 | コーニス照明とは、建築化照明のひとつで、壁が天井と接するところの近くに設けたコーニスに、蛍光灯などの光源を内臓させた照明⽅法。 壁の上下などを明るくする間接照明となる。 コーニス照明以外に、直接照明・間接照明・主照明・補助照明・多灯照明・コーブ照明・ウォールウォッシャー・アッパーライトなどの照明⽅法があります。 |
コーブ照明 | コーブ照明とは、建築化照明のひとつで、折上げ天井の隅や壁に蛍光灯などの光源を隠して、天井⾯を明るく間接照明とする⽅式。 天井があまり⾼くない広い空間に有効です。 コーブ照明以外に、直接照明・間接照明・主照明・補助照明・多灯照明・コーニス照明・ウォールウォッシャー・アッパーライトなどの照明⽅法があります。 |
コーポラティブハウス | コーポラティブハウスとは、住宅を新築したい世帯が集まり、協⼒して建築する集合住宅。 ⼀般的な集合住宅の供給のされ⽅に対して、住まい⼿それぞれの条件に合わせ、各世帯で個別に設計することが出来ます。 また、「コーポラティブハウジング」とも呼ばれています。 |
コールド・ジョイント | コールド・ジョイントとは、コンクリートの打設間隔が⻑く、先に打設したコンクリートと後に打説したコンクリートの間が完全に⼀体化せず、打継ぎ状になること。 軽微な場合はあまり問題はないが、重⼤な場合で かつ 部材にかかる⼒が⼤きい場合は、コンクリート全体をやり直す必要があります。 コンクリート打設⾯のレイタンスを撤去後、打継ぎコンクリートの打設を⾏うようにする。 |
⽊⼝ | ⽊⼝とは、⽊材の年輪が⾒える横断⾯を指します。 |
古材 | 古材とは、古⺠家の⽊材や建材を指します。鉄道の枕⽊もよく使われています。 古材は、新築の柱や梁として、また、家具や外構にも再利⽤されています。 |
腰掛け蟻継ぎ | 腰掛け蟻継ぎとは、相⽋き状(腰掛け)に、蟻継ぎとした継⼿。 腰掛け蟻継ぎは、主に⼟台、⼤引、胴差し、軒桁、⺟屋などの横架材の継⼿として、多く⽤いられている。 腰掛け蟻継ぎ以外に、相⽋き・蟻継ぎ・腰掛け鎌継ぎ・台持ち継ぎ・追掛け⼤せん継ぎなどの継⼿があります。 |
腰掛け鎌継ぎ | 腰掛け鎌継ぎとは、男⽊の頭が「蛇の鎌⾸」に似ているのでこの名前が付いた継⼿で、蟻継ぎよりも、引張⼒に対抗できるように考案された継⼿。 腰掛け鎌継ぎは、主に⼟台、胴差し、軒桁などの横架材の継⼿として⽤いられている。 また、材のねじれを防ぐために、腰掛け鎌継ぎの腰掛け部分に、⽬違いほぞを付けたものを腰掛け鎌継ぎ⽬違い付きと⾔う。 腰掛け鎌継ぎ以外に、相⽋き・蟻継ぎ・腰掛け蟻継ぎ・台持ち継ぎ・追掛け⼤せん継ぎなどの継⼿があります。 |
腰壁 | 腰壁とは、壁の低い部分を⾔い、窓台をほぼ基準として、それより下を⾔うことが多い。 腰窓の下の壁や対⾯キッチンの仕切りに設ける、床から1.0m程の⾼さの壁などが腰壁にあたります。 |
腰⽻⽬ | 腰⽻⽬とは、壁の腰(腰壁)の部分に張った⽻⽬板。 |
腰窓 | 腰窓とは、壁⾯の中ほどから上、ほぼ腰の⾼さにある窓。 サッシの天端取り付け⾼さ位置は、床⾯より2mが⼀般的に多⽤されています。 【相対語】・・・⾼窓・地窓・掃き出し窓 |
⾻材 | ⾻材とは、モルタルやコンクリートの調合に使⽤する砂や砂利を指し、粒の⼤きさによって「細⾻材」と「粗⾻材」に分かれています。 細⾻材は主に5mm以下の細かい粒の砂(川砂、⼭砂、海砂、⽕⼭砂)、粗⾻材はそれ以上の⼤きな砂利や砕⽯など。 また、⾻材には、「天然⾻材」のほかに、真珠岩や⿊曜⽯を粉砕して焼成したパーライトなどの「⼈⼯⾻材」もあります。 ⼈⼯⾻材は⽐重が軽いものが多く、軽量なコンクリートを作りたいときに⽤いられます。 また、⽐重によって、「重量⾻材」、「軽量⾻材」と呼ばれています。 尚、近年は、リサイクルのため、廃セラミックや廃ガラスなどを⾻材に使う例もある。 ◆⾻材の種類 ・粗⾻材・・・川砂利、⼭砂利、海砂利、⽕⼭砂利、砕⽯。 ・重量⾻材・・・⽐重3以上。磁鉄鉱、重晶⽯、鉄⽚など。 ・軽量⾻材・・・⼈⼯⾻材、⽕⼭砂利、膨張スラグ、炭殻など。 ・⼈⼯⾻材・・・パーライト、膨張⾴岩、膨張粘⼟など。 |
固定荷重 | 固定荷重とは、構造物における⾻組みや間仕切り壁などの⾃重、並びにそれに付随する仕上材料、設備関係の⾃重を合計した荷重。 移動荷重(活荷重)に対して、構造物の上に固定して働く荷重なので、固定荷重、若しくは死荷重(Dead.Load)と呼ばれています。 固定荷重は、⽊造では軽く、鉄⾻造では中くらい、鉄筋コンクリート造では⼤変重くなる。また、柱・梁・壁・床・設備・仕上げに⾄るまで、構造物に付属しているものは何でも固定荷重に含まれる。 |
固定⾦利 | 固定⾦利とは、ある⼀定期間は⾦利が変わらず固定されたもの。 【相対語】・・・変動⾦利 |
固定⾦利選択型住宅ローン | 固定⾦利選択型住宅ローンとは、⼀定期間(特約期間)は固定⾦利とし、その後は、「変動⾦利型」「固定⾦利選択型」「上限⾦利付」から⾃由に⾦利タイプを選択できる住宅ローン。 ⾦利タイプの選択にあたっては契約内容により、優遇⾦利が適⽤されなくなる⾦利タイプもあるので注意して下さい。 |
固定資産税 | 固定資産税とは、市町村が課税する税⾦で、⼟地と建物それぞれに、毎年かかる税⾦。 1⽉1⽇時点での所有者に課税され、税額は固定資産税評価額に税率(地町村によって税率が違う)をかけて算出されます。 【関連語】・・・都市計画税 |
固定資産税 | 固定資産税とは、市町村が課税する税⾦で、⼟地と建物それぞれに、毎年かかる税⾦。 1⽉1⽇時点での所有者に課税され、税額は固定資産税評価額に税率(地町村によって税率が違う)をかけて算出されます。 【関連語】・・・都市計画税 |
固定枠 | 固定枠とは、既製品の室内ドアの枠や窓の額縁で、それぞれ部材が単体で仕上るもの。また、その納め⽅を「固定枠納まり」と⾔う。 ケーシング枠に⽐べて安価で、額縁の⾒付⾯が⼀⾯のためシンプルなデザインとなります。 【相対語】・・・ケーシング枠 |
⼩端⽴て | ⼩端⽴てとは、割栗⽯や煉⽡などの敷き込み⽅法の⼀つで、⼩端を上にして縦に敷く。 割栗⽯の敷き込みでは、たこづきの際に地盤に差し込みやすいように、⼩径の⽅の⼩端を下にして並べることを「⼩端⽴て」と⾔い、別名「地蔵起こし」とも⾔う。 |
⼩節 | ⼩節とは、製材の⾒た⽬(表⾯)の等級を表す⾔葉。 広い材⾯を含む1材⾯以上の材⾯において、節の⻑径が20mm(⽣き節以外の節にあっては10mm)以下で、材⻑2m未満にあっては5個(⽊⼝の⻑辺が210mm以上のものは8個)以内である事と、JASの造作⽤製材の材⾯の品質基準として規定されています。 【相対語】・・・上⼩節・無節 |
⼩舞 | ⼩舞とは、塗壁の下地の⼀種で、細い⽵を縦、横に細かく架け渡し縄で編んだもの。 伝統的な和室の真壁に⽤いられる⼯法。 |
⼩屋裏 | ⼩屋裏とは、屋根を設けた下部にある部屋の天井から屋根までの空間。 ⼩屋裏に⼩屋裏収納やロフトなどの空間を設ける場合は、空間の⾼さが1.4m以下で、下階の床⾯積の1/2未満、及び 固定階段を設けないなどの条件をクリアすれば、床⾯積 及び階数には算⼊されません。 |
⼩屋裏換気⼝ | ⼩屋裏換気⼝とは、⼩屋裏換気システムにおいて、⼩屋裏にたまる熱気や湿気を建物外部に排出するために⽤いる換気⼝で、給気や排気の役⽬を⾏う開⼝部を指す。 ⼩屋裏換気⼝には、軒天にもうける軒裏換気(軒天換気)、妻壁に設ける妻換気、棟に設ける棟換気などの⼩屋裏換気⼝があります。 また、軒裏換気には換気⾦物を設けず軒天材に孔の空いた軒天有孔ボードなどを⽤いる場合もあります。 |
⼩屋裏換気システム | ⼩屋裏換気システムとは、⼩屋裏(屋根裏)部分に溜まっ
た熱気や湿気を外部に排出すること。 ⼩屋裏換気は、外断熱や屋根断熱といわれる屋根⾯に直接断熱材を⼊れる断熱⼯法の場合は設ける必要はありませんが、天井⾯に断熱材を敷き込む内断熱⼯法の場合には必要なシステムです。 尚、⼩屋裏換気は、フラット35の住宅ローンを使⽤する場合や住宅性能表⽰制度を利⽤する場合に規定されていますが、建築基準法には規定されていません。 ⼩屋裏換気の⽅法には、棟換気、妻換気、軒裏換気などの併⽤にて⼩屋裏下部の天井⾯積に対し給気孔及び排気孔の有効な換気孔⾯積が定められています。 |
⼩屋裏収納 | ⼩屋裏収納とは、1階あるいは2階の屋根との間にできた空間を収納として利⽤したもの。 屋根のすぐ下にあたり外気温に左右されやすく環境条件がよくないため、⼤切なものや⾼価なものは避けたほうが無難。 また、折り畳みはしごなどを利⽤するため、出し⼊れの⼿間が⼤変なので頻繁に使うものは収納しないほうがよい。スキー⽤具やクリスマス⽤品、⼦どもの学校時代の思い出などの収納場所に活⽤したい。 尚、固定階段(⼀般的な階段)や下階の床⾯積の1/2以上の⼩屋裏収納の床⾯積になる場合、また、⼩屋裏収納の天井⾼さ(最⾼部)が1400mm以上なる場合は階数及び床⾯積に算⼊されます。 |
⼩屋組 | ⼩屋組とは、「野地板」・「垂⽊」・「⺟屋」・「隅⽊」・「⾕⽊」・「棟⽊」・「⼩屋束」・「⼩屋筋かい」など、屋根になる⾻組を指します。 ⼩屋組は屋根の荷重を⼩屋梁や柱に伝える働きをします。 |
⼩屋筋かい | ⼩屋筋かいとは、⼩屋組が歪んだり倒れたりするのを防ぐために、棟⽊や⺟屋、⼩屋束などに対して、斜めに打ち付ける板。 「雲筋かい」とも⾔います。 |
⼩屋束 | ⼩屋束とは、棟⽊や⺟屋の下に⽴つ垂直材で、屋根荷重を⼩屋梁に伝える部材です。 古くは、棟⽊を⽀える⼩屋束を棟束(むなづか)と呼ばれていました。 |
⼩屋梁 | ⼩屋梁とは、⽊造の建物で、最上階の⼩屋組を受ける⽔平の横架材。 昔は、丸太が⼩屋梁(丸太梁)として⽤いられていましたが、近年、製材された⾓材が⼀般的に⽤いられています。 |
⼩屋伏図 | ⼩屋伏図とは、縮尺1/100程度で、屋根の⼩屋組を上から⾒下ろした図⾯。 「⼩屋梁」・「⽕打梁」・「⼩屋束」・「⺟屋」・「棟⽊」・「隅⽊」・「⾕⽊」・「垂⽊」・「野地板」などの配置・⼨法・継⼿・材種などを表した構造図。 |
コルクタイル | コルクタイルとは、天然素材のコルク(コルク樫)を原料に、30cm⾓程度に圧縮成形した床材。 断熱性が⾼く弾⼒性もあるので、万⼀転倒しても衝撃が緩和され、また 遮⾳、吸⾳性に優れています。 合板にコルクシートを張ったものを「コルクフロアー」と⾔います。 |
コレクティブハウス | コレクティブハウスとは、⼀般には集合住宅のことを⾔いますが、⾷事などを共同ですると⾔う、スウェーデンにおける共同⽣活の住宅のような形式を指します。 |
コロニアル | コロニアルとは、屋根葺き材で、薄い⼈⼯の化粧スレート板。 クボタ松下電⼯外装株式会社の屋根材の商品名です。 |
転ばし根太 | 転ばし根太とは、床束や⼤引を⽤いず、⼟間コンクリートあるいはスラブの上に直接敷く根太。 「転ばし床」とも⾔い、⼤引を転ばして根太を掛ける場合と、⼤引を設けず根太を直接転ばす場合とがある。 |
転ばし床 | 転ばし床とは、⼤引や根太を⼟間コンクリート、スラブ、⽟⽯などの上に置き、床束を⽤いない⽊造床組⼯法。 床下の空間ができないため、湿気を防ぎにくく、メンテナンスが出来ないため、あまりお勧めできない床組⼯法です。 |
⼩割 | ⼩割とは、⽊⼝の⼩さな⾓材。 普通、⽊⼝の1辺が1⼨(約3㎝)程度の⾓材を⼩割と⾔う。 |
コンクリート(普通) | コンクリート(普通)とは、セメントに砂と砂利などの⾻材と⽔、さらに必要に応じて混和材料を適当な割合で練り混ぜたもの。また、これが固まったもの。 材質が均⼀で⾃由な形状が作れ、不燃性で耐久性、耐⽔性に富み、圧縮強度が⼤きい。 但し、引張に弱いため、鉄筋を⼊れ引張強度を持たせるようにする。 コンクリートの種類は、⼀般的に使われている普通コンクリート以外に、コンクリートを使う⽬的・場所・時期などによって、下記コンクリートに分類されます。 ・軽量コンクリート ・砕⽯コンクリート ・再⽣コンクリート ・⾼強度コンクリート ・プレストレストコンクリート ・プレキャストコンクリート ・寒中コンクリート ・暑中コンクリート ・⽔密コンクリート ・⽔中コンクリート ・ポリマーコンクリート ・マスコンクリート ・流動化コンクリート ・低発熱コンクリート ・膨張コンクリート ・低収縮コンクリート ・繊維補強コンクリート ・樹脂含浸コンクリート ・遮へい⽤コンクリート |
コンクリート打放し | コンクリート打放しとは、型枠を外したコンクリートをそのまま⾒せる仕上げ⽅法。 粗い感じの素材感に特徴があります。 コンクリート打放しは、型枠の精度を良くし、良質なコンクリート打設を必要とします。 |
コンクリートブロック(CB) | コンクリートブロック(CB)とは、コンクリートを型に⼊れて作ったもので、主に外構の塀や壁体など下地材などに⽤いられます。 軽量、遮熱そのたの⽬的のために中空になっており、補強の⽬的のために鉄筋をその継⼿に⼊れるようにしたもの。 コンクリートブロックの種類には、主に外構⽤・建築⽤に使⽤されるのが、ホームセンター(DIY)等でもよく⾒かける、⻑さ39㎝、⾼さ19㎝、厚み10・12・15㎝が⼀般的で、コンクリートの密度や強度によってa種、b種、c種に分かれています。 また、⾊や形を変形させた「化粧コンクリートブロック」などもあります。 |
混合⽔栓 | 混合⽔栓とは、湯と⽔が混合されてひとつの⼝から出る⽔栓。 操作部分がシングルレバー式とツーハンドル式のものがあり、⾃動的に温度調整できるサーモスタット式などもあります。 |
コンセント | コンセントとは、低圧屋内配線と電気器具コードの接続部分に使⽤される差込み接続器の受け⼝。 正しくはプラグソケットという。 コンセントには、壁などにコンセント本体を埋め込む「埋込み型」と、表⾯に取り付ける「露出型」とがある。極数は2極、3極、4極のものがあり、構造としては、⼀般屋内⽤のほかに引掛けシーリング、防⽔コンセント、アース付きコンセントなどがある。容量は15アンペア、20アンペア、30アンペア、50アンペアの4種類を標準とし、使⽤電圧は100ボルトと200ボルトの区別がある。 尚、コンセントには、差込⼝の数によって、シングル(1⼝)、ダブル(2⼝)、トリプル(3⼝)などのタイプがあります。 |
コンパネ | コンパネとは、「コンクリートパネル」の略で、正式には「コンクリート型枠⽤合板」。 コンクリートの型枠⽤としてつくられた合板で、耐⽔性が⾼くコストが安いですが、表⾯は粗く反りも⼤きい。 尚、コンパネは、コストが安いことから、⽊⼯事で多⽤されていますが、コンクリート型枠として使う場合は、転⽤回数をアップさせるために樹脂塗装が施されています。 |
コンベクター | コンベクターとは、フィン(ひれ)付きのコイルと、それを覆うケーシングからなる暖房⽤の対流放熱器のこと。 |
サービスヤード | サービスヤードとは、洗濯物⼲しやゴミの⼀時置き場など、家事に利⽤される屋外スペース。 |
サーモスタット | サーモスタットとは、バイメタルや⽔銀などの膨張を応⽤して、スイッチを作動させることで、⾃動的に温度を調整する装置。 室温や⽔温を設定した状態にすることが出来る。 |
採光 | 採光とは、窓から太陽の光を採り⼊れて室内を明るくすること。 尚、建築基準法にて、住宅では各居室の床⾯積の1/7以上の採光に有効な開⼝部(窓)を設けることが規定されています。 |
細⾻材 | 細⾻材とは、コンクリートの調合に使⽤する砂のことで、JISでは5mmふるいを85%以上通過するものと規定されています。 【相対語】・・・粗⾻材 |
砕⽯ | 砕⽯とは、天然の岩⽯を破砕機等で⼈⼯的に⼩さく砕き、道路⽤⾻材やコンクリート⽤⾻材等の⼟⽊・建築⽤資材として適する粒度に加⼯したもの。 また、今⽇ではリサイクルの観点から、建築構造物を解体したときなどに発⽣する、コンクリート塊やアスファルトコンクリート塊を破砕した再⽣砕⽯も使われるようになりました。 |
サイディング | サイディングとは、乾式⼯法の主要な材料で、⼀般にはセメント系(窯業系)や⾦属を使った外壁材ですが、本来は⽻⽬板や下⾒板など外壁に張る板材の総称です。 ⼀般的に多く使われている窯業系サイディングの厚みは12㎜〜18mm程度で、取り付け⽅法には「釘留め⼯法」 ⼜は「⾦具留め⼯法」があります。 |
彩度 | 彩度とは、⾊の3属性(⾊相、彩度、明度)の⼀つで、鮮やかさを⽰す度合い。 それぞれの⾊に⽩、灰⾊、⿊がまざっていけばいくほど、鮮やかさはなくなります。つまり彩度が低くなる。 それぞれの⾊の中で最も彩度の⾼い⾊を純⾊という。 鮮やかさを判断するツールには、マンセル表⾊系があります。 |
在来軸組み⼯法 | 在来軸組み⼯法とは、⼟台、柱、梁、筋かいなどの軸組部材の組み合わせで構成される⼯法。 「⽊造軸組⼯法」とも⾔い、最近は筋かいの代わりに構造⽤合板(⾯材)が使われる場合が多くなりました。 【相対語】・・・枠組壁⼯法 |
竿縁天井 | 竿縁天井とは、板張り天井の⼀種で、天井板の下側に、これを押さえるための竿縁と呼ばれる細い材を30〜40㎝間隔に取り付けられた天井。 天井板には、⼀般的に 杉板が使われます。 竿縁は、板張り⽅向と直⾓に、また、床の間に平⾏になるように付け、床挿しにならないように取り付けるのが⼀般的です。 また、装飾を兼ねて、杉、桧、などのほかに⽵や⼩丸太なども竿縁として⽤いられます。 |
座⾦ | 座⾦とは、ボルトにナットを締め付ける際に、⺟材にナットやボルト頭がめり込まないようにする鋼製の板。 ⾓座⾦・丸座⾦・スプリングワッシャー付き座⾦があります。 また、近年は剛床仕様の床合板を⽋損させないために、⼟台を留め付けるアンカーボルトは、座⾦・ナットを設けず、スクリューワッシャーが⽤いられています。 |
座⾦付きボルト | 座⾦付きボルトとは、ホールダウン⾦物と⼟台や梁の緊結のために使うボルトの先端に座⾦がついたボルト。 「座付きボルト」とも呼ばれています。 座⾦付きボルトには、ボルトの先端に「⾓座⾦」と「丸座⾦」が付いているタイプがあります。 |
ササラ桁(簓桁) | ササラ桁(簓桁)とは、階段の段板(踏板)を下⽅から⽀える登り桁のこと。 段形に切り込んだ刻み⽬の上に段板をのせるもので、蹴込み板は付かないのが⼀般的です。(ひな段形式の階段) 尚、ササラ桁(簓桁)に対して、段板の両側を桁が挟み込むような形になっているものを、「側桁(がわげた)」と呼ばれています。 |
座敷 | 座敷とは、平安時代末期以降、畳の敷き詰めとともに、畳敷きの部屋を⾔うようになりました。 基本的な形式として床の間が付属し、今⽇でも⼀般に、客を招き⼊れる床の間のある和室を座敷と⾔うことが多い。 また、座敷にも和室の格式を表す真⾏草(真の座敷、⾏の座敷、草の座敷)にて区別されます。 |
差し筋 | 差し筋とは、コンクリート打設する際に、その打設箇所より上に⽴ち上がってくる、壁などの配筋を下に差し込んでおくこと。 |
サッシ | サッシとは、窓⽤建具などの線状部材で、主に鋼製やアルミ製のサッシバーのこと。 ⼀般には、サッシバーで構成した⼯業製品の建具のことを⾔いますが、⽊製や⽊とプラスチックを併⽤したものなども含めてサッシといわれています。 また、サッシの納め⽅によって、外付けサッシ、半外付けサッシがあります。 |
雑排⽔ | 雑排⽔とは、キッチン・洗⾯脱⾐・浴室など、汚⽔・⾬⽔以外の排⽔を総称して「雑排⽔」と⾔います。 |
サニタリー | サニタリーとは、キッチンを除く、トイレ、浴室、洗⾯室など、衛⽣のための⽔廻り設備をもつ部屋の総称。 |
錆⽌め塗料 | 錆⽌め塗料とは、腐⾷を防ぐ⽬的で、物体の表⾯に塗布される塗料。防錆塗料とも⾔います。 錆⽌め塗料には、⼀般錆⽌めペイント、鉛丹錆⽌めペイント、シアナミド鉛錆⽌めペイント、塩基性クロム酸鉛錆⽌めペイント、鉛酸カルシウム錆⽌めペイント、ジンクリッチプライマーなどがあります。 尚、錆⽌め塗料は性質上、含鉛塗料が多くなりますが、環境への影響を考慮して無鉛塗料が使⽤される⽅向に進んでいます。 |
サムターン | サムターンとは、シリンダー錠の室内側に取り付けるロック⽤の⾦具。 ⼩さなノブを回転させて施錠するもの。 |
さや管ヘッダー⼯法 | さや管ヘッダー⼯法とは、給⽔、給湯配管⽅式で、各種の器具への配管を途中で分岐させることなくヘッダーからそれぞれの器具へ直接配管する⼯法。 配管には、ポリブテン管や架橋ポリエチレン管などの樹脂管の配管材料が⽤いられます。 |
更地 | 更地とは、建物が建っていない、未使⽤の⼟地。 |
産業廃棄物 | 産業廃棄物とは、⼯業、建設業、製造業、サービス業など全ての事業活動に伴って⽣じた廃棄物のうち、下記に掲げる20種類のもので、⼀般に略して産廃と呼ばれています。また、これら以外のものは⼀般廃棄物です。 1 燃え殻・・・⽯炭がら・コークス灰・重油灰・廃活性炭など。 2汚泥・・・⼯場廃⽔等処理汚泥、各種製造業の製造⼯程で⽣じる泥状物、ベントナイト汚泥等の建設汚泥、⽣コン残渣、下⽔道汚泥、浄⽔場汚泥。 3廃油・・・廃潤滑油、廃洗浄油、廃切削油、廃燃料油、廃⾷⽤油、廃溶剤(シンナー、アルコール類)、タールピッチ類。 4 廃酸・・・廃硫酸、廃塩酸、廃硝酸、廃クロム酸、廃塩化鉄、廃有機酸、写真定着廃液、酸洗浄⼯程その他の酸性廃液。 5 廃アルカリ・・・廃ソーダ液,写真現像廃液,アルカリ洗浄⼯程その他のアルカリ性廃液。 6 廃プラスチック類・・・合成樹脂くず、合成繊維くず、合成ゴムくずなど、固形状及び液状のすべての合成⾼分⼦系化合物、廃タイヤ(合成ゴム)、廃イオン交換樹脂なども該当する。 7 紙くず・・・建設業に係るもの(⼯作物の新築、改築⼜は除去に伴って⽣じたものに限る。)、パルプ、紙⼜は紙加⼯品の製造業、新聞業(新聞巻取紙を使⽤して印刷発⾏を⾏うものに限る。)、出版業(印刷出版を⾏うものに限る)、製本業、印刷物加⼯業に係るもの、PCBが塗布され⼜は染み込んだもの(全業種)。 8 ⽊くず・・・建設業に係るもの(⼯作物の新築、改築⼜は除去に伴って⽣じたものに限る。)、⽊材⼜は⽊製品製造業(家具製造業を含む。)、パルプ製造業及び輸⼊⽊材卸売業に係るもの、貨物の流通のために使⽤したパレット(パレットへの貨物の積付けのために使⽤したこん包⽤の⽊材を含む。)、PCBが染み込んだもの(全業種)。 9 繊維くず・・・建設業に係るもの(⼯作物の新築、改築⼜は除去に伴って⽣じたものに限る。)、繊維⼯業(⾐服その他の繊維製品製造業を除く。)、PCBが染み込んだもの(全業種)。 10 動植物性残渣・・・(⾷料品製造業、医薬品製造業、⾹料製造業)原料として使⽤した動物⼜は植物に係る固形状の不要物-醸造かす、発酵かす、ぬか、ふすま、パンくず、おから、コーヒーかす、ハムくず、その他の製造くず、原料かす(尚、卸⼩売業、飲⾷店等から排出される動植物性の固形状不要物、厨芥類は、事業系⼀般廃棄物となる。)。 11 動物系固形不要物・・・と畜場において屠殺し、⼜は解体した獣畜及び⾷⿃処理場において処理をした⾷⿃に係る固形状不要物。 12 ゴムくず・・・天然ゴムくず(合成ゴムくずは、6,廃プラスチック類)。 13 ⾦属くず・・・切削くず、研磨くず、空⽸、スクラップ。 14 ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず・・・ガラスくず、耐⽕レンガくず、陶磁器くず、セメント製造くず。 15 鉱さい・・・⾼炉、転炉、電気炉等のスラグ、キューポラのノロ、鋳物廃砂、不良鉱⽯。 16 ⼯作物の新築、改築⼜は除去に伴って⽣じたコンクリートの破⽚その他これに類する不要物・・・コンクリート破⽚(セメント、アスファルト)、レンガの破⽚、かわら⽚などの不燃物。 17 動物のふん尿・・・畜産農業に係るもの。 18 動物の死体・・・畜産農業に係るもの。 19 ばいじん(ダスト類)・・・⼤気汚染防⽌法に規定するばい煙発⽣施設、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ廃プラスチック類の焼却施設において発⽣するばいじんであって集じん施設(乾式、湿式)によって捕捉したもの。 20 処分するために処理したもの(政令第2条第13号廃棄物)・・・1〜19に掲げる産業廃棄物⼜は輸⼊された廃棄物のうち航⾏廃棄物及び携帯廃棄物を除いたものを処分するために処理したものであって、これらの産業廃棄物に該当しないもの-コンクリート固形化物など。 |
散⽔栓 | 散⽔栓とは、主に外部に設置する⽔栓で、植栽や洗⾞のために設けます。 ⼟中にボックスとともに設置する「ボックス」タイプとコンクリート柱などの⽴て⽔栓とする「⽴⽔栓」タイプとがあります。 |
残⼟処理 | 残⼟処理とは、掘削された⼟を敷地外へ排出し処理すること。 基礎⼯事の根切りや排⽔管埋設の掘削によって発⽣した⼟で、埋め戻したが残った⼟や、客⼟にて埋め戻しを⾏い掘削⼟を場外搬出して処理すること。 |
サンドブラスト | サンドブラストとは、圧縮空気で砂を⾼速で吹付けること。 ガラス、⾦属、⽯などの表⾯を粗⾯にしたり、磨いたり、錆びを除去したりするなど⾊々な使い⽅があります。 |
サンルーム | サンルームとは、⽇光をより多く採り⼊れることを⽬的とした、屋根などをガラス張りにした部屋。 |
仕上材 | 仕上材とは、床、壁、天井などの表⾯に⾒える箇所に⽤いる表⾯材。 クロス貼りやフローリング、タイル、化粧合板などが仕上材にあたります。 【対義語】・・・下地材 |
仕上表 | 仕上表とは、建物の外部の仕上や建物内部の仕上げを⼀覧表にまとめた図⾯、⼜は書類。 |
シースルー | シースルーとは、向こう側が透けて⾒える状態。 ファブリックでは、シフォンやオーガンジーなどの薄い素材がシースルーです。 |
シート防⽔ | シート防⽔とは、プラスチック⼜は合成ゴムのシートを、接着剤などで下地に取り付ける防⽔⼯法。 シート防⽔は、アスファルト防⽔に⽐べると材料の性能が安定し、耐久性・耐候性に富み、下地の⻲裂にも強い点が優れています。 また、⼯期が短くて済みますが、シートのつなぎ⽬や曲⾯などの複雑な部分の施⼯に⽋陥が⽣じる可能性があります。 |
シーラー | シーラーとは、塗料の吸込みを防ぐ⽬的で塗られる下地処理の塗料。 コンクリート⾯などの吸収性の強い箇所のほか、⽊材の⽬⽌めにも⽤いられます。 |
シーリング材 | シーリング材とは、各種パネルのジョイント部分、サッシ周りなどの⽬地や隙間に、⾬や汚れが浸⼊しないように、⽔密や気密の⽬的で充填する材料のこと。 「シール材」、⼜は「シーラント」とも呼ばれています。 シーリング材の主な種類は、ポリサルファイド系シーリング材、シリコーン系シーリング材、変性シリコーン系シーリング材、ポリウレタン系シーリング材、アクリル系シーリング材などがあります。 |
シーリングファン | シーリングファンとは、室内の空気を循環させるために天井に取り付ける⼤型の⽻根のこと。 かつては、トロピカルなムードを出す存在でしたが、夏だけでなく暖房時の室温のむらを防ぐ⽬的にも有効です。 |
シーリングライト | シーリングライトとは、天井直付けタイプの照明器具を指します。 部屋全体が均⼀な明るさになる、全般照明(主照明)向きの照明器具です。また、吊り下げるタイプのペンダント照明に⽐べ、空間を広く⾒せる効果があります。 各居室の照明器具は、建築本体⼯事に含まれず、「引掛けシーリング」の取り付けまでが本体⼯事費として取り扱われる事が⼀般的です。 |
シェード | シェードとは、照明器具の笠、同時に光源を保護したり隠すためのカバー。 素材や形によって明かりの印象が変化します。 また、⽇よけ、ブラインドを指します。 |
シェルター | シェルターとは、⾵⾬や強い⽇差しなどを避けるところ。 現代では、防空壕、核シェルターを連想しますが、⼈々の保護を⽬的とする覆いについて広く⽤いられる⾔葉。また、住宅もシェルターとみなされます。 |
シェルフ | シェルフとは、棚を指します。 本や⼩物などを収納したり飾ったりする多⽬的な家具で、デザインもシンプルなものから装飾性に富むものまでさまざまです。 |
市街化区域 | 市街化区域とは、すでに市街地を形成している区域で、今後10年以内に優先的、計画的に市街化を進める区域のこと。 市街化区域には、住宅、商業、⼯業などの⽤途地域が指定されています。 【対義語】・・・市街化調整区域 |
市街化調整区域 | 市街化調整区域とは、市街化区域外で、市街化を抑制すべき区域とされ、⼀部の例外を除いて、原則として住居⽤建物は建てられません。 【対義語】・・・市街化区域 |
直張り | 直張りとは、板などを張る場合に下張りを設けず直接下地に張る施⼯⽅法。 |
敷居 | 敷居とは、襖や障⼦など引⼾を設ける開⼝部の下部に設けgる建具溝を設けた部材。 鴨居と対をなす。 敷居の溝幅等の⼨法は、畦、樋端を参照下さい。 【相対語】・・・鴨居 |
磁器質タイル | 磁器質タイルとは、焼成温度1300℃以上で、素地が緻密で硬く、吸⽔率1%以下の吸⽔性が低いタイル。 磁器質タイルは、床タイル、外装タイル、モザイクタイルなど、主に外装や⽔廻りに⽤いられ、たたくと⾦属⾳を発します。 |
式台 | 式台とは、⽞関の上がり⼝に設けられた1段低い板敷きの部分。 客の送迎の際、挨拶をする場所である敷台に由来する。 |
敷地調査 | 敷地調査とは、敷地の平⾯形状や⾼低差、設備の引込み関係などを調査し、基本設計や⾒積などに反映させるために⾏なう建物を建てるうえでの敷地の調査。 略して、「敷調(しきちょう)」と呼ばれています。 |
敷⽬板 | 敷⽬板とは、天井板、壁の⽻⽬板などの継⽬の裏に取り付ける⼩幅の板。単に「⽬板」とも⾔う。 また、敷⽬板張りは⽬地を取る板張り仕上げで、敷⽬板を継⽬に⽤いて板を張る張り⽅。主に天井仕上げに⽤いられ、「敷⽬天井」と呼ばれています。 |
軸組図 | 軸組図とは、縮尺1/100程度で、各通り⼼ごとの⾻組みを、横から⾒た姿図。 「⼟台」・「柱」・「梁」・「⼩屋束」・「⺟屋」などの架構・⼨法・継⼿・材種などを表した構造図。 |
仕⼝ | 仕⼝とは、2つの⽊材を接合するために刻んだホゾや継⼿、組⼿の総称。 仕⼝の種類には、渡りあご、蟻掛け、当り⽋け、⼤⼊れなどがあります。 |
地震保険 | 地震保険とは、地震・噴⽕またはこれらによる津波を原因とする⽕災などにより、建物や家財が損害を受けた場合にこれを補償する保険契約です。 ⽕災保険だけでは、地震による⽕災が補償されませんので、⽕災保険とセットでの加⼊することをおすすめいたします。 【相対語】・・・⽕災保険 |
⽌⽔栓 | ⽌⽔栓とは、⼀般的に使う⽔栓以外に、メンテナンスや⽔量の調整を⾏うために給⽔管と給⽔器具の間に設けられる⽔栓。 システムキッチンや洗⾯化粧台などの⽌⽔栓は、給⽔箇所の下のキャビネット内に設けられています。 また、給⽔箇所に⽌⽔栓が設けられていない場合のメンテナンス対応として、メーターボックスに引き込みの⽌⽔栓が設けられているので、メインの⽌⽔栓を閉じる必要があります。 |
システム家具 | システム家具とは、基本となる箱、または、枠板をパーツとして、空間に合わせて部材を組み合わせて構成する家具。 また、「ユニット家具」とも⾔います。 |
システムキッチン | システムキッチンとは、広さや使い勝⼿に応じて収納や流し、調理機器、洗浄設備などを組み合わせて⼀体化されたワークトップを乗せたキッチン設備。 【対義語】・・・セクショナルキッチン |
システム収納 | システム収納とは、空間に応じてパーツを組み合わせ、ハンガーや引き出し、棚などをつくる収納。 |
次世代省エネルギー基準 | 次世代省エネルギー基準とは、地球温暖化防⽌の⼀環により、住宅におけるエネルギー消費に伴う⼆酸化炭素(温室効果ガス)排出削減を⽬的として、従来の新省エネルギー基準より10〜30%程度の省エネ効率向上を⽬視して、断熱性能、⽇射遮蔽性能、気密性能、通⾵・換気、暖房について設定された基準です。 次世代省エネルギー基準は、1999年(平成11年3⽉30⽇)に「住宅に係るエネルギーの使⽤の合理化に関する基準」(省エネ法)として、建設省・通産省から告⽰された基準。 次世代省エネルギー基準は、住宅性能表⽰制度「省エネルギー対策」の性能等級4に相当します。 尚、平成21年に省エネ法が改訂され、気密住宅の規定が削除されました ◆省エネ基準改定の流れ ・1979(昭和54年)・・・省エネルギー法制定(エネルギーの使⽤の合理化に関する法律) ・1980(昭和55年)・・・省エネルギー基準策定 (旧省エネ基準)「建築主の判断基準」、「設計及び施⼯の指針」 ・1992(平成4年)・・・新省エネルギー基準策定 (新省エネ基準)基準値強化、気密住宅基準の新設など ・1999(平成11年)次世代省エネルギー基準策定 (次世代省エネ基準)年間暖冷房負荷基準、多⽤な設計評価、気密住宅基準の適⽤拡⼤、換気基準の明確化など ・2006(平成18年)・・・改訂 ストック対策の強化・⼀定規模の住宅に関する対策の強化など ・2009(平成21年)・・・改訂 「住宅事業建築主の判断基準」など |
⾃然換気 | ⾃然換気とは、室内外温度差に基づく空気の密度差を利⽤する「重⼒換気」と、⾵圧⼒を利⽤する「⾵⼒換気」とに分けられる換気。 ⾃然換気は、⾃然⼒に依存しているため、動⼒を必要としないという利点はありますが、条件によっては期待される換気量を確保できない場合があるので、採⽤する際にはその点を考慮する必要があります。 【相対語】・・・機械換気 |
⾃然塗料 | ⾃然塗料とは、植物成分および無害顔料成分で構成された塗料。 渋ガキの絞り汁を使った柿渋、ミツバチの巣をとかしてつくったつや出しに使う蜜蝋(リボス)、炭焼きの煙から取れる防腐剤となる⽊酢液、植物油などでつくられたフローリング⽤の塗料(オスモカラー)などがある。 |
下⾒板 | 下⾒板とは、壁の横板張りで、お互い少しずつ重なり合うように取り付けた板を指します。 下⾒板を⽤いた板壁、及び張り⽅を「下⾒板張り」若しくは「横⽻⽬」と呼ばれています。 |
地鎮祭 | 地鎮祭とは、⼟地を清める儀式。 ⼟地の神主に⼯事の安全や居住者の末永い幸福などを祈願する。建築⼯事着⼿前の更地状態の時に⾏う。 【相対語】・・・上棟式 |
漆喰塗り | 漆喰塗りとは、消⽯灰に砂と糊などを混ぜ、ひび割れを防ぐため⿇などの繊維質を加えて⽔で練り上げた、⽇本独⾃の塗壁仕上げで、城や⼟蔵などに⽤いられた仕上げです。 住宅では、押⼊れの壁などに使われることもあります。 |
シックハウス症候群 | シックハウス症候群とは、室内の汚染された空気が原因で起こる健康障害のこと。 住まいの床や壁・天井、構造体、家具などの材料に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質が問題になり、2003年7⽉より、建材に含まれる化学物質の規制と、化学物質の放散値の表⽰義務、及び24時間換気システムの設置が建築基準法で義務付けされました。 |
湿式⼯法 | 湿式⼯法とは、下地材や仕上材で、⽔を⽤いて施⼯し、下塗り・中塗り・上塗りなどの⼯程が必要な施⼯⽅法。 モルタル、聚楽壁、珪藻⼟、タイルの団⼦貼りや圧着貼りなどが湿式⼯法にあたります。 【相対語】・・・乾式⼯法 |
指定建ぺい率 | 指定建ぺい率とは、各⾏政で⽤途地域別に定められている建ぺい率。 指定建ぺい率から敷地の条件や構造によって建ぺい率を加算できる場合があります。 【対義語】・・・指定容積率 |
指定容積率 | 指定容積率とは、各⾏政で⽤途地域別に定められている容積率。 道路の幅によって指定容積率を下回る場合や、逆に特定道路の関係で指定容積率がUPする場合があります。 【対義語】・・・指定建ぺい率 |
シナ合板 | シナ合板とは、基材はラワン系の南洋材でできており、表⾯にシナの単板を張った普通合板。 熱圧接着しているため含⽔率が低く、温度による膨張・収縮が少なく、押⼊れの壁や天井、建具の表⾯仕上材に⽤いられる。 |
地盤改良(補強) | 地盤改良(補強)とは、地盤が軟弱で建物を建てると、地盤沈下が発⽣すると考えられる場合に、地盤の強度を強くするために⾏なう補強。 「地盤補強」とも⾔われています。 ⼟とセメントを攪拌して⾏なう簡易な地盤改良⼯事や地盤に孔を掘りセメントペーストを流し込む柱状改良などが⼀般的です。 |
地盤調査 | 地盤調査とは、建物が沈下しないために、⼯事着⼿前に地盤の状態がどうなっているか、強固か軟弱かなどを調べ、軟弱な場合の地盤補強の⽅法などを検討するための調査。 地盤調査の⽅法は、スェーデン式サウンディングが⼀般的でが、建物荷重が⼤きい鉄筋コンクリート構造・鉄⾻造や擁壁を設ける場合はボーリング調査の⽅が信頼性が⾼く、経済設計の対応ができます。 また、最近では、表⾯波探査法による地盤調査も⾏なわれています。 |
地盤保証制度 | 地盤保証制度とは、地盤の不同沈下等による建物への損害を保証する制度。 近年の判決では、地盤調査会社の判定通りの基礎で不同沈下が発⽣した場合、地盤調査会社ではなく「判定結果をうのみにして注意義務を怠った住宅会社に責任がある」とされるケースが多く、そのため調査会社が地盤調査の信頼性を⾼めるべく、⽣産物賠償責任保険を付けた地盤保証制度。 |
地袋 | 地袋とは、床⾯に接してつくられる⼩さな⼾棚のこと。 また、床脇に設ける違い棚の上に設けられる天袋に対して違い棚の下や、床の間脇の付書院の棚下の収納などに設けられます。 地袋の天板や側板には、ケヤキやアカマツなど⽊⽬の美しい板を使⽤することが多い。 |
ジプトーン | ジプトーンとは、吉野⽯膏株式会社の化粧⽯膏ボードの商品名で、トラバーチン模様の洋⾵天井⽤化粧せっこうボード。 事務所、店舗などあらゆる種類の建物の天井に⽤いられています。 ジプトーンのサイズは、455mm×910mm、910mm×910mm、厚み9.5mmで、ホルムアルデヒドを吸収・分解する性能を付加したジプトーンも商品化されています。 |
磁北 | 磁北とは、⽅位磁針のN極を⽰す北⽅向をいいます。 磁北は本当の地球の北とは若⼲ずれており、このずれを偏⾓といい⽇本全体では真北に対して⻄に5〜10度偏っており、地域的に異なりますが北に⾏くほど偏⾓は⼤きくなります。近畿では6.5〜7.5度程度です。 また、本当の北を真北と呼びます。 |
遮⾳等級 | 遮⾳等級とは、空気⾳と固体⾳を遮る能⼒の⾼さを「遮⾳性能」、そのレベルを表す指標を「遮⾳等級」という。 空気⾳の遮⾳等級は、壁や窓の外側と内側でどれだけ⾳圧レベルの差があるかを意味する「D値」(Sound Pressure Level DifferenceのD)、固体⾳の床衝撃⾳の遮⾳等級は「L値」(Floor Impact Sound LevelのL)(重量床衝撃⾳は「LH」、軽量床衝撃⾳は「LL」)で表す。 |
遮⾳床 | 遮⾳床とは、フローリング材に特に遮⾳性能を持たせた床。 衝撃⾳の伝わり⽅によって遮⾳等級が決められ、L45,L55と⾔うように表⽰されます。 |
遮光カーテン | 遮光カーテンとは、外からの光りを遮り、部屋の中の光りを漏らさない機能カーテン。 遮光カーテンは、特殊な繊維を織り込んだり、裏⾯にラミネート加⼯して⽣地そのものに機能を持たせる場合と、普通のカーテン⽣地に遮光⽣地を裏地として縫いつける場合があります。 尚、遮光カーテンは、寝室に採⽤するケースが多く1〜3等級まであります。 遮光カーテン以外に、ウォッシャブルカーテン、撥⽔カーテン、耐光カーテン、制電カーテン、⿊ずみ防⽌カーテン、防炎カーテン、ミラーレースカーテンなどの機能カーテンがあります。 |
斜線制限 | 斜線制限とは、建築物の⾼さを制限するために設けられた規制。 斜線制限には、道路斜線、隣地斜線、北側斜線があり、各⽤途地域によって斜線の規制が違います。 |
シャッター⾬⼾ | シャッター⾬⼾とは、シャッターと同じ⽅法で開閉する⾬⼾。 シャッター⾬⼾は、庇を兼ねた窓上部の収納ケースにシャッター⾬⼾を巻き上げて収納するため、⼾袋が不要で外観がすっきりします。 電動式と⼿動式があり、シャッターが障害物にあたると⾃動停⽌するタイプや、シャッターを閉めても採光・通⾵が可能なスリット状のタイプなどがあります。 |
遮熱複層ガラス | 遮熱複層ガラスとは、夏涼しく冬暖かい複層ガラスです。 室外側ガラスにコーティングされた特殊⾦属膜が、夏の強い太陽熱を反射し、冬は室内の暖房熱を反射します。 夏場の遮熱を考慮した、暖かい地域に適した複層ガラスです。 |
集合住宅 | 集合住宅とは、数⼾から数⼗⼾の住居が集合して1棟を構成する住宅形式。 ⼀般的には、マンションやアパートを指します。 広義には、連続住宅(⻑屋)などを含んだ、独⽴住宅以外のすべての住宅を指します。 |
集成材 | 集成材とは、挽き板を繊維⽅向に組み合わせ、接着材で接合した⽊材加⼯製品。 集成材は、無垢材にある節などの⽋点を取り除き、強度のバラツキがなく、狂いや割れが⽣じにくく、住宅の柱や梁などの構造材や造作材などに使われます。 尚、集成材には、「構造⽤集成材」・「化粧貼り構造⽤集成材」・「造作⽤集成材」があります。 エンジニアリングウッドに同じ。 【対義語】・・・無垢材 |
住宅性能表⽰制度 | 住宅性能表⽰制度とは、住宅の品質確保に関する法律(品確法)にて制定された制度で、住宅の構造的な強さや⽕災時の安全性、省エネ性など、住宅に求められる基本的な性能を、解りやすく⽐較検討ができるように⼀定の基準を設け表す制度で、建物性能の「物差し」です。 住宅性能表⽰制度は、任意な制度で、公的な住宅性能評価機関が評価し、売主や⼯事請負者はその評価を表⽰することができます。また、評価された住宅は住宅紛争処理機関による紛争処理も利⽤できます。 尚、住宅性能表⽰制度は、住宅ローン⾦利の優遇(優遇⾦利)が受けられれるなどのメリットがあります。 |
住宅瑕疵担保履⾏法 | 住宅瑕疵担保履⾏法とは、正式名称は、「特定住宅瑕疵担保責任の履⾏の確保等に関する法律」で、新築住宅の購⼊者を保護するため、建設業者・宅建業者などの住宅事業者に対して、瑕疵担保責任を確実に履⾏できるよう資⼒確保措置を義務付けることなどを定めた法律。 住宅瑕疵担保履⾏法は、平成12年(2000年)施⾏の品確法により新築住宅の売り主は瑕疵担保責任を負うこととされているが、平成17年(2005年)に発⽣した耐震強度偽装問題を契機に、売り主が倒産するなどして瑕疵担保責任を果たさない場合、住宅購⼊者が多額の費⽤負担を抱えるなど不安定な状態に置かれることが明らかになり、住宅購⼊者の利益保護を図るために制定され、住宅業者は、平成21年(2009年)10⽉1⽇以降に引き渡す新築住宅について、住宅瑕疵担保責任保険に加⼊するか、瑕疵担保証⾦を供託しなければならない。 |
住宅⾦融公庫 | 住宅⾦融公庫とは、住宅を買おうとする消費者に、⻑期かつ低利の住宅建設・購⼊の資⾦を融資する、国内唯⼀の住宅専⾨の政府系⾦融機関。 しかし、平成18年に廃⽌され、平成19年4⽉から、新たに設⽴される独⽴法⼈「住宅⾦融⽀援機構」が、その業務を引き継ぎ、公庫による直接融資から証券化⽀援事業による間接融資(証券化ローン)に移⾏された。 |
住宅取得特別控除 | 住宅取得特別控除とは、住宅ローン控除とも⾔い、年末の住宅ローン残⾼に基づいて、所得税を控除してもらえる制度。 ⼀定の条件を満たせば、住居として使⽤した年から10年間控除が受けられる。 ※、各年度によって控除年数等の内容が違います。 |
住宅性能評価機関 | 住宅性能評価機関とは、住宅性能表⽰制度に基づいて住宅の性能を客観的な⽴場で評価する機関。 住宅性能評価機関は、売主や買主⼜は建築主の申請により、設計段階の「設計住宅性能評価書」および建物完成段階の「建設住宅性能評価書」を交付する機関。 |
住宅保証機構 | 住宅保証機構とは、昭和57年(1982年)に財団法⼈「性能保証住宅登録機構」として設⽴され、住宅建築業界の時代の流れと共に、平成11年(1999年)に「住宅保証機構」と改称し、住宅瑕疵担保責任の引き受け会社として国⼟交通省が指定する保険法⼈の⼀。 住宅瑕疵担保責任保険の他に、地盤保証制度・住宅完成保証制度・既存住宅保証制度の運営など、在宅の性能に関する保証および関連事業を⾏う、国⼟交通省管轄の財団法⼈。 |
住宅ローン | 住宅ローンとは、住宅の新築・購⼊や、リフォーム、増改築(増築・改築)などの資⾦を借りるローン。 住宅ローンには、住宅⾦融公庫や財形住宅融資・年⾦融資・⾃治体融資などの公的融資と、銀⾏などの⺠間融資(⺠間住宅ローン)があります。 また、新たに、住宅⾦融⽀援機構と⺠間⾦融機関とによる、フラット35があります。 |
内断熱 | 内断熱とは、外壁、床下、天井裏に断熱材を設け、室内を包み込む断熱⽅法。 壁の断熱材は、柱の厚みスペース(壁内部)に充填することから、「充填断熱⼯法」とも⾔われています。 【相対語】・・・外断熱(外張り断熱⼯法) |
重要事項説明書 | 重要事項説明書とは、不動産の売買契約前に、宅地建物取引主任者が、買主や売主などに対して取引物件の重要な事項について書⾯を渡し説明することが、宅地建物取引業法で義務付けられています。 その書⾯を「重要事項説明書」と⾔います。 |
重量鉄⾻ | 重量鉄⾻とは、⾁厚6mm以上の構造⽤鋼材のこと。形鋼や鋼管がある。 形鋼は、回転するロールに⾼温で⾦属塊を通して特定の断⾯に成形加⼯した「熱間圧延鋼材」。H形鋼、I形鋼、溝形鋼、⼭形鋼などがある。 鋼管には円筒形と⾓形(ボックス)があり、⾓形鋼管は溶接して組み⽴てたものと圧延成形したものがある。 H形鋼や⾓形鋼管は、⼤規模な⾼層ビルやマンションなどの柱や梁などに使われ、⼾建て住宅でも3階建て以上では重量鉄⾻が使われます。 【対義語】・・・軽量鉄⾻ |
重量床衝撃⾳ | 重量床衝撃⾳とは、床衝撃⾳のひとつで、⼦どもが⾶び跳ねたり、いすを動かしたときなどに、「ドスン」「ガタン」と⼤きく下の階に伝わる鈍くて低い⾳。 重量床衝撃⾳は、床の材質が固くて重いほど遮⾳効果は⾼くなり、マンションでは床スラブが厚いほど遮⾳性はよい。 遮⾳等級は「LH-45」「LH-50」などとL値で表し、数値が少ないほうが遮⾳性能は⾼い。 【対義語】・・・軽量床衝撃⾳ |
主筋 | 主筋とは、鉄筋コンクリート構造の柱や梁で、主に引張⼒を負担する鉄筋を「主筋」と⾔います。 |
樹脂サッシ | 樹脂サッシとは、サッシ部分が硬質塩ビ樹脂でつくられたサッシ。 熱伝導率が低いため、断熱性が⾼く、⽔密・気密性にも優れています。また、樹脂サッシは⼀般的なアルミサッシの約3倍もの断熱性があります。 樹脂サッシという素材の特性から、耐⽕性や経年変化による劣化などが問題視される声もあります。 |
主照明 | 主照明とは、部屋全体を平均的に照らす照明。または照明器具。 「ベース照明」、若しくは「全般照明」とも⾔い、陰影が出にくく、平坦な印象を与えます。 【相対語】・・・補助照明 主照明以外に、直接照明・間接照明・補助照明・多灯照明・コーニス照明・コーブ照明・ウォールウォッシャー・アッパーライトなどの照明⽅法があります。 |
主要構造部 | 主要構造部とは、建築物の構造上、重要な役割を果たしている部分のことで、建築基準法2条5号では、主要構造部とは「壁・柱・床・梁・屋根・階段」であると定義している。 ただし、構造上重要でない最下階の床、間仕切り壁、間柱、付け柱、局所的な⼩階段などは主要構造部から除外されている。 また、主要構造部に使われている材を「主⽤構造部材」と⾔う。 |
準⼯業地域 | 準⼯業地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。⽕災や公害発⽣など、危険や環境悪化のおそれの少ない⼯業の利便を図る地域。省略して「準⼯」という。 住宅や学校、病院その他⽣活利便施設も建築できる。準⼯エリアの⼯場跡地に⽐較的規模の⼤きなマンションが建つことも少なくない。可燃性ガスの製造や危険物の貯蔵施設は建築できるので、住宅地として考える場合は、周辺環境や⼯場の種類などをよくチェックすることが⼤切。 |
準住居地域 | 準住居地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。⼤きく分けると住居系の地域だが、主に道路沿いに指定したエリアで、⾃動⾞⾞庫や150m2以内の⾃動⾞修理⼯場などの⾃動⾞関連施設との調和を図ることを⽬指している。 パーキング付ファミリーレストランや⼤型物販店、ショールームなど、いわゆるロードサイドビジネスが展開するイメージ。 また、客席部分の床⾯積の合計が200m2未満の⼩劇場やミニシアターも建築できる。 |
準耐⽕建築物 | 準耐⽕建築物とは、建築基準法で定められた耐⽕性能がある建築物。 ⽊造の場合は室内に⾯する床(階段も含む)・壁・天井を不燃ボード(強化⽯膏ボードなど)とし、⽕の回りを抑えるためのファイアーストップ材を開⼝部廻りや床と壁、及び 壁と天井の取合に設け、軒天廻りの仕上材を不燃材料で仕上る対策などが必要となります。 【対義語】・・・耐⽕建築物 |
準耐⽕構造 | 準耐⽕構造とは、耐⽕構造より1ランク耐⽕性能が落ちる構造で、防⽕構造よりは耐⽕性能があります。 ⼀般の⽊造住宅では、内装下地に⽯膏ボードを使⽤したり、防⽕構造の外壁材を⽤いて準耐⽕構造とする場合が多い。 準耐⽕構造で建てられる建築物を「準耐⽕建築物」と⾔う。 【対義語】・・・耐⽕構造・防⽕構造 |
準不燃材料 | 準不燃材料とは、⽊⽑セメント板や⽯膏ボードなど、建築基準法で定められた不燃材料に準じた性能を持つ材料。 通常の⽕災がおきたときに、加熱が始まってから10分間は燃焼したり変形したりしないこと、避難上で有害なガスや煙が発⽣しないことが必要。 不燃材料に⽐べて準不燃材料の不燃性能はやや落ちる。住宅のキッチンや浴室などの⽕を使う場所の内装仕上材は、準不燃材料や不燃材料にしなければならないという内装制限がある。 ◆準不燃材料の種類◆ ・厚さ9mm以上の⽯膏ボード。 厚さ15mm以上の⽊⽑セメント板。 ・厚さ9mm以上の硬質⽊⽚セメント板。(かさ⽐重が0.9以上のもの) ・厚さ30mm以上の⽊⽚セメント板。(かさ⽐重が0.5以上のもの) ・厚さ6mm以上のバルプセメント板。 【対義語】・・・不燃材料、難燃材料 |
準防⽕地域 | 準防⽕地域とは、都市計画法にて定められた地域で、⽕災による延焼を防⽌するために規定された地域。 さらに厳しい制限を設けた地域を防⽕地域として指定されています。建物の構造や使⽤材料に規制がかけられています。 【対義語】・・・防⽕地域 |
省エネ法 | 省エネ法とは、「エネルギーの使⽤の合理化に関する法律」が正式名称で、⼀般的には省エネ法と呼ばれ昭和54年10⽉施⾏されました。 省エネ法は、、オイルショックによりエネルギー危機に⾒舞われたため検討が始まり、国としての判断基準(⽬標値)を公開し、指導等の必要な措置を⾏うことが規定されています。現在は①⼯場に関わる措置 ②輸送に関わる措置 ③建築物に関わる措置 ④機械・器具に関わる措置の四つで構成されている。 建築物の省エネ性能に関しては平成4年、平成11年に⼤きく改訂され、⼀般的には昭和55年基準を旧省エネ基準、平成4年基準を新省エネ基準、平成11年基準を次世代省エネルギー基準と呼ばれています。 また、省エネ法にて、住宅関係の断熱性能基準は「住宅に係るエネルギーの使⽤の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」(建築主の判断基準)及び「住宅に係るエネルギーの使⽤の合理化に関する設計、施⼯及び維持保全の指針」(設計・施⼯指針)の告⽰が平成18年及び平成21年に改正され、さらに、住宅を販売する住宅事業者に対して「特定住宅に必要とされる性能の向上に関する住宅事業建築主の判断の基準」(住宅事業建築主の判断基準)が平成21年に新たに告⽰として施⾏されました。 ◆省エネ基準改定の流れ ・1979(昭和54年)・・・省エネルギー法制定 (エネルギーの使⽤の合理化に関する法律) ・1980(昭和55年)・・・省エネルギー基準策定 (旧省エネ基準)「建築主の判断基準」、「設計及び施⼯の指針」 ・1992(平成4年)・・・新省エネルギー基準策定 (新省エネ基準)基準値強化、気密住宅基準の新設など ・1999(平成11年)・・・次世代省エネルギー基準策定 (次世代省エネ基準)年間暖冷房負荷基準、多⽤な設計評価、気密住宅基準の適⽤拡⼤、換気基準の明確化など ・2006(平成18年)・・・改訂 ストック対策の強化・⼀定規模の住宅に関する対策の強化など ・2009(平成21年)・・・改訂 「住宅事業建築主の判断基準」など |
省エネルギー基準 | 省エネルギー基準とは、省エネルギー法(1979年6⽉制定)に基づいて、住宅や建築物の省エネ対策について定められた基準。断熱性や気密性などの性能基準を定めた「建築主の判断基準」と、建築するときの具体的な仕様を定めた「設計・施⼯指針」があります。 第⼀弾は80年制定「省エネルギー基準(旧省エネ基準)」。92年に基準を強化した「新省エネルギー基準(新省エネ基準)」が制定。さらに、99年には地域の気候特性に配慮して基準全体を合理化・詳細化した「次世代省エネルギー基準(次世代省エネ基準)」に改正された。 省エネルギー基準は、⼀般的に旧省エネ基準と呼ばれ、住宅性能表⽰制度「省エネルギー対策」の性能等級2に相当します。 ◆省エネ基準改定の流れ ・1979(昭和54年)・・・省エネルギー法制定 (エネルギーの使⽤の合理化に関する法律) ・1980(昭和55年)・・・省エネルギー基準策定 (旧省エネ基準)「建築主の判断基準」、「設計及び施⼯の指針」 ・1992(平成4年)・・・新省エネルギー基準策定 (新省エネ基準)基準値強化、気密住宅基準の新設など ・1999(平成11年)・・・次世代省エネルギー基準策定 (次世代省エネ基準)年間暖冷房負荷基準、多⽤な設計評価、気密住宅基準の適⽤拡⼤、換気基準の明確化など ・2006(平成18年)・・・改訂 ストック対策の強化・⼀定規模の住宅に関する対策の強化など ・2009(平成21年)・・・改訂 「住宅事業建築主の判断基準」など |
省エネルギー対策等級 | 省エネルギー対策等級とは、住宅性能表⽰制度により、建物の断熱性能など省エネルギー対策(省エネルギー性)の度合いを⽰す等級。 省エネルギー対策等級は、全国を断熱地域区分として6地域に分けて等級1〜4で表⽰。 等級4は次世代省エネルギー基準、等級3は新省エネルギー基準、等級2は省エネルギー基準に適合する。 |
消⽕器 | 消⽕器とは、初期の⽕災を消すための可搬式または、半固定式の消防設備で、使⽤する消⽕薬剤、薬剤の放射⽅式、形態などにより、いくつかに分類されます。 船舶⽤の消⽕器を除き、消防法による国家検定制度があり、これに合格した物でないと販売・陳列できない。最近⾒かけるエアゾール式の消⽕具(消⽕スプレー)がありますが、これは消防法上消⽕器と⾒なされず、エアゾール式簡易消⽕具として扱われます。 現在⼀般的に普及している消⽕器は加圧式ABC粉末消⽕器で、国家検定を受けた⼩型消⽕器は、化学泡消⽕器および⼀部の⾃動⾞⽤消⽕器を除き、1981年に⾏われた規格改正により各社で操作法が規格統⼀され、「安全栓を抜く、ノズルを⽕元に向ける、レバーを握る」の三つの操作で誰でも使⽤できるようになっています。 消⽕器の消⽕薬剤には、粉末、強化液、泡、炭酸ガス、ハロンなどがあり、⼜ ⼤きさによって⼩型と⼤型に分類され、それぞれの容器の⼤きさによって4型、6型、10型などに分類されています。 ⼜、薬剤の種類によって⽕災の種類の適応が決まっています。 A ・・・ ⼀般⽕災(⽊材・紙・布など) B ・・・ 油⽕災 C ・・・ 電気⽕災 |
浄化槽 | 浄化槽とは、汚⽔や雑排⽔を敷地内で⼀個所に集めて浄化処理するタンク。公共下⽔道が完備されていない地域などで使⽤されます。 浄化槽には、汚⽔のみ処理する「単独浄化槽」と、汚⽔と雑排⽔を処理する「合併浄化槽(合併処理)」とがあります。 |
商業地域 | 商業地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。主に店舗や事務所などの利便を増進するために定められた地域。 容積率が最⼤1000%で、20階建て以上の超⾼層ビルも建てられる。また、キャバレー、ダンスホールなどに加えて、個室付浴場、ストリップ劇場などの⾵俗営業店が唯⼀認められた⽤途地域。危険性や環境悪化のおそれが少なく、作業場の床⾯積が150m2以内の⼯場も建築できる。住環境としてはあまり良くない。 |
上⼩節 | 上⼩節とは、製材の⾒た⽬(表⾯)の等級を表す⾔葉。 広い材⾯を含む1材⾯以上の材⾯において、節の⻑径が10mm(⽣き節以外の節にあっては5mm)以下で、材⻑2m未満にあっては4個(⽊⼝の⻑辺が210mm以上のものは6個)以内である事と、JASの造作⽤製材の材⾯の品質基準として規定されています。 【相対語】・・・無節・⼩節 |
照度 | 照度とは、光源から照らされた、ある⾯の単位⾯積が受ける光の度合いをいい、単位はルクス(lx)で表す。 JISの照度基準では、建物別、部屋別、⾏為別に照度の基準値が⽰されています。 |
上棟式 | 上棟式とは、柱や梁などの⾻組みが完成し、棟⽊を取り付けることを棟上げ(むねあげ)、または上棟(じょうとう)と⾔い、その時に⾏われる儀式を上棟式と⾔う。 「棟上げ式(むねあげしき)」、「建前(たてまえ)」とも呼ばれ、今後の⼯事の安全祈願のために⾏いますが、⼾建住宅などの⼩規模な建物の場合は、簡素化対応や若しくは、⾏なわない場合もあります。 【相対語】・・・地鎮祭 |
消防設備 | 消防設備とは、⽣命、財産を⽕災などの災害から守るために、建物(防⽕対象物)にはその⽤途・規模・構造等に応じて、それぞれ必要な消⽕設備や、⽕災を感知して警報ベルなどで建物内の⼈々に知らせる警報設備、⽕災時に安全に避難できるように建物内の⼈々を誘導する避難設備などを設置することが消防法で義務付けられ、これらの設備を総称として消防設備と⾔います。 消防設備には、下記の様な設備があります。 ◆消防設備の種類 ・消火設備・・・屋内消⽕栓設備、屋外消⽕栓設備、スプリンクラー設備、⽔噴霧消⽕設備、泡消⽕設備、不活性ガス消⽕設備、ハロゲン化物消⽕設備、粉末消⽕設備、動⼒消防ポンプ設備、消⽕器及び簡易消⽕器具。 ・警報設備・・・⾃動⽕災報知設備、ガス漏れ⽕災警報設備、漏電⽕災警報器、消防機関へ通報する⽕災報知設備、⾮常警報器具、⾮常警報設備 ・避難設備・・・避難器具、誘導灯及び誘導標識 ・消防⽤⽔・・・防⽕⽔槽、これに代わる貯⽔池その他の⽤⽔。 ・消⽕活動上必要な施設・・・排煙設備、連結散⽔設備、連結送⽔管、⾮常コンセント設備、無線通話補助設備。 |
消防法 | 消防法とは、⽕災を予防し、国⺠の⽣命、⾝体及び財産を⽕災から保護するとともに、⽕災、地震の被害を軽減することを⽬的とした法律。 消防法では、建物(防⽕対象物)の⽤途・規模・構造等に応じて、消防設備が規定され、また、建築物の設計の際、構造や使⽤部材、⽕を使う設備の位置、防炎対象物などに関する規定があり、消防法によって定められた防炎規制を受ける建物では、カーテンやカーペットなどに防炎ラベルを付けることが義務付けられています。 |
照明器具 | 照明器具とは、明るさを補うための器具全般のこと。⼀般的には蛍光灯や⽩熱灯、⽔銀灯などを光源とする器具を指します。 照明器具の種類には、コードペンダント照明・ブラケット照明・シーリングライト・ダウンライト・スポットライト・シャンデリアなどの照明器具があり、明るさを調節できる調光など、さまざまな種類のものがあります。 また、照明器具の光源と作業⾯との関係で、直接照明・間接照明など、さらに、作業⾯と室内の他の部分との関係で、主照明・補助照明などがあります。 |
暑中コンクリート | 暑中コンクリートとは、気温が⾼くなると、コンクリートが硬くなったり、コンクリートが固まるのが速くなったり、⽔分が急速に蒸発して耐久性が低下する等の悪影響が出ます。そのため、⽇平均温度25℃を超えることが予想される場合には、次のような対策を施し、「暑中コンクリート」として扱います。 ・⽔和熱の⼩さいセメントを使⽤する。 ・コンクリートの温度を35℃以下となるようにセメント以外の材料を冷却する。 ・固まるのが遅くなる混和剤を使⽤する。 ・⽔分の急激な発散を防ぐ養⽣⽅法をとる。 |
⾷器洗浄機 | ⾷器洗浄機とは、「⾷器洗い機」または略して「⾷洗機」ともいい、各種の⾷器を熱湯を噴射するなどして洗浄する機器。 また、乾燥機能をもつものを「⾷器洗浄乾燥機」、乾燥のみを⽬的とするものを「⾷器乾燥機」と呼ばれています。 |
所有権移転登記 | 所有権移転登記とは、不動産の所有権が、売り主から買い主に移転したことを公に⽰すための登記。 |
所有権保存登記 | 所有権保存登記とは、建物を新しく建築したとき、若しくは、新築のマンションなどを購⼊したときなど、所有権の登記されていない不動産について⾏う所有権登記。 |
⽩⽊ | ⽩⽊とは、塗料を塗らない、地のままの⽊材。 また、着⾊せずにクリア塗装をかけたものを⽩⽊調と⾔います。 |
シリコーン系シーリング材 | シリコーン系シーリング材とは、1成分形と2成分形があり、オルガノポリシロキサンを主成分とし、耐候性、耐熱性、耐疲労性に優れたシーリング材です。 シリコーン系シーリング材の1成分形は主に空気中の⽔分によって硬化するため表⾯層から硬化が始まるのに対し、2成分形は、基剤と硬化剤を練り混ぜることによって均⼀に反応硬化し、優れた物性を発揮するシーリング材です。 主にシリコーン系シーリング材はガラス周りや⽔周りに⽤いられますが、建物外壁や貫通部周りなどに⽤いるとシリカ成分が外壁を汚してしまうばかりか、表⾯に塗装が付着しないのでやっかいとなります。⽐較的安価なシーリング材ですが施⼯部位には注意が必要です。 |
シリコン | シリコンとは、シロキサン結合を⾻格とした⾼分⼦有機珪素化合物。 耐熱性、耐⽔性、耐薬品性、電気絶縁性などに優れ、建築関係では、シーリング材、接着剤、塗装材などに⽤いられています。 |
シリンダー錠 | シリンダー錠とは、スプリングで押えられた円筒内の数本のタンブラーを、鍵で回転しながら押し上げることによって本締めボルトを開閉する形式の錠。 開き⼾の錠は、この形式のものが多く、タンブラーの⻑さや鍵⽳の形を変えることで、無数の種類の鍵を作ることができます。 |
シロッコファン | シロッコファンとは、天井や壁の中のダクトを使って排気する換気扇のこと。 アイランドキッチンや壁に直接プロペラファンなどの排気⼝を設置することができないマンションなどに利⽤される。 シロッコファンは、円筒状の⽻を回転させ空気を吸い込み、パイプダクト(丸ダクト)を通して排気する換気扇で、中⼼から空気を吸い込み周囲から排出する。シロッコファンは、「多翼送⾵機」とも⾔われています。 騒⾳が⽐較的少なく、外部の⾵に影響されにくい特性があります。他にもプロペラファン、ターボファンがあります。 |
真壁 | 真壁とは、⽇本の伝統的な壁の納め⽅で、柱や梁などを⾒せて納める壁。主に和⾵建築 及び和室の壁に⽤いられる壁仕様。 ⽊が室内に現れているので、構造材が空気に触れ温湿度が調整しやすいので、耐久性がよいと考えられています。但し、外部に⽤いる場合は、⾬⽔が問題となり耐久性が低下します。 【相対語】・・・⼤壁 |
⼈感センサー | ⼈感センサーとは、⾚外線で⼈の出⼊りを感知し⾃動運転する装置。 主に廊下やトイレ、⽞関ポーチなどの照明、換気扇などに採⽤されます。 |
シングルレバー混合⽔栓 | シングルレバー混合⽔栓とは、1つのレバーハンドルを左右、上下に動かすことで、温⽔と⽔の量を調整することが簡単に⾏える⽔栓。 ⽔圧によっては、吐⽔、⽌⽔の上下動作時にウォーターハンマーを起す可能性があるため、ウォーターハンマー防⽌機能付きの⽔栓を選ぶのが好ましいです。 |
⼼材(芯持ち材) | ⼼材(芯持ち材)とは、樹⼼周囲の⾊の濃い部分のことを⾔い、樹脂が多く、⽔分が少なく、強度、耐久性に優れています。 また、⼼材は、「⾚⾝」とも呼ばれています。 【対義語】・・・辺材(芯去り材) |
伸縮⽬地 | 伸縮⽬地とは、温度変化による膨張・収縮や不同沈下などによってコンクリートなどに⻲裂が発⽣すると予想される場合、⻲裂の影響を最⼩限にとどめるために設ける弾⼒性を持たせた⽬地を⾔う。 |
⼈造⼤理 | ⼈造⼤理⽯とは、天然の⼤理⽯に似せてつくった模造⼤理⽯。 合成樹脂と無機微粒⼦によってつくられ、システムキッチンのワークトップや浴槽、カウンターの天板などに使われています。 |
新築 | 新築とは、建築物を敷地に初めて建築すること。 |
⼈通⼝ | ⼈通⼝とは、基礎の⽴ち上がり部により、床下を区切ってしまい、床下の点検ができなくなることから、部分的に基礎の⽴ち上がり部に⼈が通れるように、⾼さ350㎜×幅600㎜程度の開⼝を設ける。この開⼝を⼈通⼝と⾔う。 ⼈通⼝は、構造的弱点となるために、鉄筋にて補強を⾏うようになっています。 |
針葉樹 | 針葉樹とは、針状、あるいは鱗状の葉を持つ樹⽊で、⼀部を除いて常緑⾼⽊。材質は軟らかいので、軟⽊ともいい、杉、桧(檜)、松などが代表的なもの。 【対義語】・・・広葉樹 |
針葉樹合板 | 針葉樹合板とは、針葉樹で出来た合板のことで、国産材ではカラマツ・エゾマツ・スギ・アカマツなど、外材ではカラマツ、⽶マツ、⽶ツガ、スプルース、ラジアタパインなどでつくられています。 地球環境問題から熱帯材(広葉樹ラワン)使⽤が制限されており、針葉樹合板への指向が強まっています。 主な針葉樹合板は構造⽤合板などです。 |
⽔銀灯ランプ | ⽔銀灯ランプとは、⾼輝度放電ランプ(HIDランプ)の⼀種で、⽔銀蒸気中で放電させて、⽔銀原⼦の発光を利⽤するランプ。 ⼀般的に、道路⼯事や⼯場、庭園灯などに使われ、⽔銀ランプの光⾊は、⻘みがかった⽩⾊で、輝度が⾼く寿命が⻑いですが、点灯に時間を要するという特徴があります。 ⽔銀灯ランプ以外に、⽩熱灯・蛍光灯・LED・ハロゲンランプ・電球型蛍光ランプ・メタルハライドランプ・ナトリウムランプ・ビームランプなどのランプがあります。 |
⽔性塗料(⽔性ペイント) | ⽔性塗料(⽔性ペイント)とは、溶剤に「⽔」または「アルコール」を使った塗料。⽔やアルコールは⼈体や環境への害になる刺激物を含まないので、近年、塗料の⽔性化が進んでいます。 ⽔性塗料は溶剤が「⽔」「アルコール」ではあるものの、塗膜の成分がアクリル樹脂やウレタン樹脂であれば、乾燥後には屋外仕様にも⼗分に耐える性能を持っています。⽔性塗料といっても、乾燥後⽔に溶けるわけではありません。 また、使⽤後すぐならハケや容器を⽔洗いできる⼤変扱いやすい塗料です。しかもシンナー臭さもなく、⽯油などの揮発性溶剤を使ってないので⽕気にも安全で、コテバケやローラーバケでも塗装ができ、ハケで塗るよりも⽐較的かんたんに作業ができます。 ⽔性塗料として、エマルジョン塗料が⽔性塗料にあたります。 |
⽔中コンクリート | ⽔中コンクリートとは、⽔中に打ち込むコンクリートのことで、海中の橋脚基礎、護岸、防波堤などに⽤いられます。 打ち込み⽅法にはいろいろな⼯法が⽤いられていますが、⼀般によく⽤いられているものとして、トレミーと呼ばれる管を通して、⽔中コンクリートを打ち込むトレミー⼯法があります。 いずれの⼯法を⽤いても⽔中コンクリートに⽤いる⽣コンは、空中で打ち込む場合に⽐較して、下記のような点を製造時に考慮することが必要です。 ・⽔セメント⽐は、⼟⽊学会では50%以下、建築学会では場所打ちコンクリート杭は60%以下、地中壁は55%以下とするようになっています。尚、単位⽔量は建築学会では200kg/m3以下となっています。 単位セメント量は、⼟⽊学会では370kg/m3以上、建築学会では場所打ちコンクリート杭は300kg/m3以上、地中壁は350kg/m3以上とするようになっています。 ・材料の分離を少なくするため、単位セメント量を多くするとともに、細⾻材率も⼤きくし、良質なAE減⽔剤を⽤いて粘性に富んだコンクリートとする。最近では⽔中不分離コンクリートとして応⽤している。 ・スランプの標準は、⼟⽊学会ではトレミー、コンクリートポンプを⽤いる場合13〜18cm、底開き箱、底開き袋では10〜15cm、建築学会では21cm以下となっています。 |
⽔中養⽣ | ⽔中養⽣とは、コンクリートの強度試験⽤供試体のテストピースを⽔中で養⽣すること。 空気中で養⽣するより、温度変化が⼩さく精度が⾼い。 |
⽔平⼒ | ⽔平⼒とは、建物に加わる⽔平⽅向の⼒で、地震⼒、⾵圧⼒などが⽔平⼒にあたります。 |
スェーデン式サウンディング | スェーデン式サウンディングとは、地盤の強さを測定する試験⽅法。 機械の上部に錘(おもり 15㎏ 25㎏ 75㎏ 100㎏)を軽い順に設置し、先端の尖った部分がそれぞれの錘の荷重でどれだけ貫⼊したか、また 100㎏で貫⼊が停⽌した時にはハンドルを回転させ、25cmごとに貫⼊させるために必要な回転数を測り地盤の強さを測定する⽅法。 ⽊造住宅の場合に多⽤されている地盤調査⽅法です。 【対義語】・・・ボーリング調査・表⾯波探査法 |
スキップフロア | スキップフロアとは、床の⾼さを半階ずつずらして、部屋を配置したプラン。 「ステップフロア」とも呼ばれています。 |
数奇屋造り | 数奇屋造りとは、もともと草庵茶室や別棟になった茶室のこと。 ⼀般には茶室⾵の建築様式を取り⼊れた建物を指し、安⼟桃⼭時代から江⼾初期にかけての茶の湯の流⾏に伴い、邸宅や別荘、料理茶屋などにも⽤いられた。 数奇屋造りは、普通は⽩⽊のままで塗装せず、装飾を拝した簡潔さが特徴で、桂離宮はその代表。 また、現代⾵の数奇屋⾵を「現代数奇屋」と呼ばれています。 |
スクリュー釘 | スクリュー釘とは、⽊ネジ形状の釘。 ⽻⼦板ボルトや短冊⾦物など、構造⾦物と併⽤に使うスクリュー釘は、溶融亜鉛メッキが施されたZS50を⽤いる。 ※告⽰第1460号(ほ)に規定されているスクリュー釘 ZS50 |
スケール | スケールとは、尺度、縮尺のこと。 また、⻑さを測る物差しの総称。空間の⼤きさの意味に使われることもあります。 |
スケルトン・インフィル | スケルトン・インフィルとは、建物を、構造体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)に分けて設計する考え⽅、建築⽅法。また、このような設計の考え⽅で建てられた住宅を、「SI住宅」、または「スケルトン住宅」と⾔います。 耐久性が⾼いスケルトンと、ライフサイクルの変化に合わせて柔軟に変更できるインフィルをはっきり分離することによって、物理的にも社会的にも⻑持ちする住宅につながり、内装・設備機器の交換が⾏いやすいなどのメリットがあります。 |
筋かい | 筋かいとは、壁に斜めに⼊れる斜材で、⽔平⼒に抵抗するための部材で、筋かいを⼊れる事で耐⼒壁となります。 耐⼒壁は、筋かいのサイズによって強さが建築基準法にて、壁倍率として定められています。 30mm×90mm(壁倍率1.5)、45mm×90mm(壁倍率2.0) また筋かいをタスキに設ける場合は各壁倍率が2倍となり耐震性がアップします。 |
筋かいプレート | 筋かいプレートとは、⽊製筋かいの横架材と柱の取り付けに⽤いる接合⾦物。 30mm×90mm以上の筋かいの接合と45mm×90mm以上の筋かいの2タイプがあります。 筋かいプレートは、スクリュー釘と⾓根平頭ボルトにて留め付けを⾏います。また、筋かいプレートの同等認定として、2倍筋交かい・2倍筋かいマルチ・ヘキサプレートなどのボックスタイプやプレートタイプがあります。 尚、筋かいプレートは、告⽰第1460号第1号の筋かい端部に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号適合⾦物 BP/BP-2・太め釘ZN65/スクリュー釘ZS50・⾓根平頭ボルト・⼩型⾓座⾦ |
スタイルカーテン | スタイルカーテンとは、⼀般的なカーテンの吊り⽅以外に、装飾性を重視したカーテンの吊り⽅。 30mm×90mm以上の筋かいの接合と45mm×90mm以上の筋かいの2タイプがあります。 スタイルカーテンには、吊り元が真ん中で突き合わされ固定された「センタークロス」、お互いに交差している「クロスオーバー」、裾が丸くふくらみをもたせたものやアーチ状の「スカラップ」、⽬隠しのための「カフェスタイル」、何枚かに分割した「セパレートカーテン」などがあります。 |
スタイロ畳 | スタイロ畳とは、⽊材繊維などとスタイロフォームを組み合わせた畳床を使⽤した化学畳。 |
スタイロフォーム | スタイロフォームとは、完全に独⽴した無数の気泡でできた発泡体の断熱材で、耐⽔性に優れ、板状で適度な硬さをもっているため加⼯しやすく、鉄筋コンクリート構造の打ち込みや外張り断熱⼯法に適した断熱材です。 スタイロフォームの断熱材は、⼀般的に根太間 若しくは⼤引間の床や⼟間床等の外周部対応などの断熱材として多く⽤いられています。 尚、スタイロフォームは、ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー/ダウ化⼯(株)の商標名で、正式名称は「押出法ポリスチレンフォーム」です。 断熱材区分 押出法ポリスチレンフォーム保温板1種/C 押出法ポリスチレンフォーム保温板2種/D 押出法ポリスチレンフォーム保温板3種/E |
スタッコ吹付け | スタッコ吹付けとは、吹付仕上の⼀種で、セメント系、けい酸質系、合成樹脂エマルション系などの仕上塗材を外壁表⾯などに5〜10mm程度の厚さで吹付けた後、コテやローラーなどで表⾯に凹凸⾯をつける仕上げ。 |
スタッドボルト | スタッドボルトとは、棒の両端にネジがあって、⼀⽅のネジを機械の本体などに固く植え込んで⽤いるボルト。植込みボルトともいう。 スタッドボルトは、天井部からの吊り下げなどに使⽤するものや、⾃動⾞・⾃転⾞等のホイールを固定または埋め込む作業などです。 また、鉄⾻造の鉄⾻梁とデッキスラブが⼀体になるように、梁の上に溶接で取り付ける頭付きスタッドボルトなどがあります。 |
捨てコンクリート | 捨てコンクリートとは、基礎のフーチングや⼟間コンクリートを打設する前に、栗⽯や砕⽯地業の上に打つコンクリート。 基礎底⾯を平らにしたり、建物の通り⼼や基礎などの位置を決める、墨出しのために施⼯します。尚、捨てコンクリートは、構造上には耐⼒的に影響しません。 |
ステンドガラス | ステンドガラスとは、着⾊したガラス⽚を鉛、⻩銅などの細い枠で接合して模様などを象ったもの。 特に、ゴシック建築の教会の窓に多く⽤いられています。 |
ステンレス | ステンレスとは、ステンレススチール(ステンレス鋼)の略。 炭素量が少なく、クロムやニッケルを多く含んだ特殊鋼。 錆び難いので、台所⽤品、各種機械器具、化学装置、流し、浴槽、配管、扉、サッシなどに使⽤されています。 |
ストリップ階段 | ストリップ階段とは、蹴込み板が無く、⾻組みがむき出しになった階段。 |
スパイラル筋 | スパイラル筋とは、鉄筋コンクリート造の建物の⾻組みなどに使われる鉄筋で、継ぎ⽬なく螺旋状に巻かれたタイプの鉄筋。 「螺旋鉄筋」とも⾔う。 柱や梁がずれて壊れるのを防ぐ、せん断補強⽤鉄筋などとして⽤いられます。 柱の主筋に巻きつけてフックでとめる従来型のフープ筋に⽐べて地震に強いとされ、フープを継ぎ⽬のないリング状にした溶接閉鎖型筋も強度は⾼いが、いちいち鉄線で主筋に結束する⼿間がかかる。スパイラル筋は結束が不要で⼯期が短い。 |
スパン | スパンとは、⾻組みの⽀点間の距離。 スパン(⽀点間距離)が⼤きくなれば、それだけ横架材の成も⼤きくなります。 「梁間(りょうかん)」、「わたり」とも⾔います。 |
スパンドレル | スパンドレルとは、留付けビスが隠れるように成形された⾦属化粧板。 共同住宅やビル物の天井材として使われています。 |
スプリンクラー設備 | スプリンクラー設備とは、消⽕設備のひとつで、「⾃動散⽔消⽕器」とも呼ばれています。 天井⾯に配置されるスプリンクラーヘッドと給⽔配管で構成され、⽕災時、熱によってヘッドが⾃動的に開放されると、配管を通じてポンプで加圧された⽔が流れ、散⽔する仕組みの消⽕設備。 ⼀定以上の⼤きさのビルやマンションなどには消防法で設置が義務づけられている。 |
スプルース | スプルースとは、針葉樹の⼀種。マツ科トウヒ属の常緑。 スプルースは、主に造作に使われる北⽶産の⽊材。材⾊が⽩⾊系でアラスカ産のヒノキと⾔われていますが、桧とは別種。 |
スペーサー | スペーサーとは、鉄筋のかぶり厚さの確保のために、型枠や捨てコンクリートと鉄筋の間に差し⼊れ、間隔を確保するための仮設材。 ⼀般的に、型枠との間隔はプラスチック製の「ドーナツ」、基礎底にはコンクリート製の「サイコロブロック」などのスペーサーが使われています。 |
スポットライト | スポットライトとは、特定のものを照らすために⽤いる、天井や壁に取り付ける照明器具。 光の⽅向を⾃由に変えることができ、集光性が⾼く対象物を効果的に引き⽴たせるアクセント照明です。 |
隅⽊ | 隅⽊とは、寄棟屋根などの場合に、屋根勾配なりに軒桁や⺟屋に対して45°に取り付けられる⼩屋組部材。 隅棟部分に設ける、⼩屋組材。 【対義語】・・・⾕⽊ |
墨出し | 墨出しとは、⼯事中に必要な線や位置などを床や壁などに表⽰する作業。 ⼤⼯さんが墨つぼを⽤いて墨で表⽰することから、「墨出し」と⾔われています。 墨には、⽔平を出すために壁⾯に出される「陸墨(ろくずみ)」、柱や壁の⼼の位置を⽰す「⼼墨(しんずみ)」、構造⼼や仕上げ⾯などから⼀定の距離を離したところ出す「返り墨」や「逃げ墨」などがあります。 |
墨付け | 墨付けとは、材料を加⼯する前に、墨つぼと墨さしを使って⼤⼯が柱材や梁材などの構造材や、造作材などに印を付ける作業。 |
隅柱 | 隅柱とは、管柱の⼀種で、建物の外壁ラインの隅⾓部(出隅・⼊隅)にある管柱。 尚、隅柱で上下階を1本の柱で通したものは、「通柱」と⾔う。 隅柱は、耐久性を上げるために4⼨(120mm)⾓サイズが多く⽤いられています。 |
スラブ(床版) | スラブとは、垂直⽅向の重量を受ける⽔平⾯のこと。 通常は、鉄筋コンクリート構造の床版を⾔い、床スラブとも⾔います。 |
スランプ試験 | スランプ試験とは、スランプとは、⽣コンクリートの硬さを表す指標で、その値が⼤きい程軟らかく、粘り気が少ない。そのコンクリートの軟度を表すスランプを測定することをスランプ試験という。 ⼀般的にコンクリートを打設する前に「スランプ試験」を⾏います。 スランプ試験は、上端の内径10㎝、下端の内径20㎝、⾼さ30㎝の鉄製のスランプコーンと呼ばれる試験⽤の⼊れ物を平⾯板上に置き、コンクリートを完全に充填し、そのスランプコーンを静かに引き上げ、コンクリートの頂点の下がりを測定し㎝で表す。 |
スリーブ | スリーブとは、給排⽔管が壁や床・基礎などを貫通する場合に、その開⼝を確保するためのさや管。 コンクリート打設前に、あらかじめ設置しておく紙筒(ボイド管)、塩ビ管など。 |
すりガラス | すりガラスとは、フロート板ガラスの⽚⾯に摺り加⼯(砂による物理的な加⼯)を施し不透明にしたガラス。 すりガラスのすり加⼯をした表⾯は、汚れが付着しやすいことが難点です。 厚み 2mm 3mm 5mm 6mm フロストガラスとすりガラスはよく似ていますが、フロストガラスの⽅がすりガラスに⽐べて極めが細かく、柔らかい透明感があります。すりガラスは⽩っぽい印象を受けます。また、フロストガラスの⽅が割れにくく、汚れにくいという特⻑があります。 |
スレート⽡ | スレート⽡とは、⽯質(粘板岩)の薄い板の総称で、主に屋根葺き材として使われています。 天然の⽯を使った「天然スレート」と⼈⼯の「化粧スレート(無⽯綿セメントスレート)」があります。 尚、天然スレートは⽞昌⽯、化粧スレートはクボタ松下電⼯外装株式会社のコロニアルが有名です。 |
スロープ | スロープとは、傾斜した道路、あるいは、通路。斜路・傾斜路とも⾔う。 ⾃動⾞⽤などのほか、⼈が通⾏するところでも階段での上り下りが適さない場合に設けられる。 階段に代わる場合の勾配は1/8以下と決められ、滑りにくい表⾯で仕上げることが条件付けられています。 |
制震構造 | 制震構造とは、建物の構造部分に、パネルやゴムで作られた特殊部材などの制御装置を組み⼊れ、地震の揺れを吸収する構造。 免震構造に⽐べて揺れの軽減度合いは少ない。 |
性能表⽰ | 性能表⽰とは、住宅の品質確保に関する法律(品確法)にて制定された制度で、住宅の構造的な強さや⽕災時の安全性、省エネ性など、住宅に求められる基本的な性能を、解りやすく⽐較検討ができるように⼀定の基準を設け表す制度で、建物性能の「物差し」です。 この性能表⽰制度は、任意な制度で、公的な機関が評価しそれを表⽰することができます。 また、住宅ローン⾦利の優遇(優遇⾦利)が受けられれるなどのメリットがあります。 |
積載荷重 | 積載荷重とは、建物の床に載る荷重。 ⼈や家具などの荷重で建物の⽤途によって建築基準法で積載荷重が定められています。また ピアノや書庫、⾦庫など特に⼤きい荷重がかかる場合は「床補強」が必要です。 |
積算 | 積算とは、建物の設計図に基づき、各材料の数量を拾い出し、それにかかる⼈⼯数を算定して、各材料 及び 各⼯事ごとに積上げ算出する事。 |
積雪荷重 | 積雪荷重とは、積雪によって建物に加わる荷重。 建設地によって積雪荷重の設計数値が定められています。 |
⽯綿スレート | ⽯綿スレートとは、セメントと⽯綿を主な原料とした板状の製品。 ⽯綿セメント板とも⾔い、防⽕、防湿、絶縁性に優れ屋根や外壁などに利⽤されている。 ⽯綿(アスベスト)は⼈体への悪影響が問題となり、吹付などは禁⽌されています。 |
施⼯計画 | 施⼯計画とは、⼯事を始める前に⾏なう準備作業で、現場員の編成、⼯程表、施⼯計画図の作成、実⾏予算の編成、下請業者の⼿配など。 |
施⼯図 | 施⼯図とは、設計図に基づき、実際に仕事ができるように細部を図⽰した⼯事⽤の図⾯。 「原⼨図」・「⼯作図」・「割付図」・「プレカット図」など。 |
施⼯床⾯積 | 施⼯床⾯積とは、建築基準法の法定「延べ床⾯積」に含まれない、バルコニー・⼩屋裏収納・ロフト・ビルトインガレージ・⽞関ポーチなどのスペースを含めた⾯積で、各住宅メーカーや⼯務店で独⾃に決め、法定「延べ床⾯積」より「施⼯床⾯積」の⽅が広くなります。 また、⾜場を設置するスペースまで、施⼯床⾯積に含まれている場合もあります。 |
せっ器質タイル | せっ器質タイルとは、焼成温度1200℃前後で、素地は硬く吸⽔性は中程度(吸⽔率5%以下)で素朴な味わいがあるタイル。 せっ器質タイルは、建物の外部壁に多⽤され、硬さは陶器質タイルと磁器質タイルの間になります。 |
設計 | 設計とは、⼀般的には、何かを企て、それを具体化する⼿続を考える⾏為を設計という。 建築関係では建築物を建設するにあたって、その意図に即して構造、材料、⼯事費などの計画をたて、図⾯(設計図)その他の⽅法で明⽰する⾏為を指します。 |
設計基準強度 | 設計基準強度とは、建物の設計(構造計算など)において基準とするコンクリートの強度。 設計基準強度は、⼀般のコンクリート構造物では材令28⽇の圧縮強度となります。 |
設計図書 | 設計図書とは、設計の内容を⽰す設計図、仕上表、仕様書、及び⾒積書や質疑応答書などを含めた設計内容を⽰す図⾯・書類関係。 |
接合⾦物 | 接合⾦物とは、⽊造の継⼿や仕⼝部で接合部の補強や材の脱落防⽌のために⽤いられる⾦物。「補強⾦物」、若しくは「構造⾦物」とも⾔います。 ⾦物には、耐⼒壁の筋かい端部の接合⾦物、軸組の柱の柱頭・柱脚に設ける補強⾦物、継⼿に設ける補強⾦物、仕⼝に設ける接合⾦物などがあります。 主な接合⾦物として、かど⾦物(L字型)、かど⾦物(T字型)、⼭形プレート、⽻⼦板ボルト、短冊⾦物、ホールダウン⾦物、ひら⾦物、かね折り⾦物、ひねり⾦物、くら⾦物、柱脚⾦物、⽕打⾦物、かすがい、筋かいプレートなどがあります。 |
接合部 | 接接合部とは、部材同⼠の取り合った部分。 ⾻組みの接合部は、⼒の伝達を考慮した構造⾦物を取り付けることが重要です。 |
⽯膏ボード | ⽯膏ボードとは、⽯膏を芯材として、その両⾯と側⾯をボード⽤紙で被覆したボード。 ⽯膏ボードには、⼀般的にビニールクロ下地に多く⽤いられているベベルエッジ(Vカット)タイプやドライウォール⼯法に⽤いられるテーパーエッジ(テーパーカット)タイプなどがあります。 ⽯膏ボードは、耐⽕、防⽕、遮⾳、断熱性能があり、主に室内の仕上材(ビニールクロスなど)の下地材として使⽤されます。 ⽔廻りには「耐⽔⽯膏ボード」、準耐⽕建築物には「強化⽯膏ボード」、また、塗り壁下地には「ラスボード」が⽤いられます。 尚、⽯膏ボードは「プラスターボード」とも呼ばれ、設計図などには略して「PB」と表記される場合があります。 |
接着貼り⼯法 | 接着貼り⼯法とは、乾式⼯法による、壁タイルの施⼯⽅法。 接着貼り⼯法とは、窯業系無塗装サイディングなどの、各タイルメーカー指定の下地材の上に、専⽤接着材で直接タイルを貼る⼯法です。 |
セットバック | セットバックとは、敷地境界線、道路境界線などがら後退して建物を建てること。 幅4m未満の狭い道路に接する敷地では、道路幅の確保を⽬的に、道路の中⼼線から⽔平距離2mの範囲(⽚側が川やがけ、線路などの道路は、反対側の道路境界線から4mの範囲)には、建物を建てることはできません。この道路境界線をバックすることを「セットバック」と⾔い、この部分には⾨や塀もつくることはできません。 また、斜線制限によって上の階になるほど後退させる必要から、段状あるいは外壁⾯を斜めにして建てることも、「セットバック」と呼ばれています。 |
折板(せっぱん) | 折板とは、断⾯の構造に重点を置いて開発された屋根材で、⼤型、⻑尺屋根に調和する意匠性、強度、経済性を備えた⾦属屋根材です。 折板は梁・⺟屋に直接葺くことができるので、野地板(下地材)がいらず、⼯期の短縮にもなり、強⾵地帯においても強靭性を発揮するとともに、⾬仕舞いにも⾼いな性能が期待できます。 板厚0.6〜1.2mmの鋼板を⽤いて⼭⾼を⼤きく成型し、およそ3m〜7m程度の間隔の梁の上にタイトフレ-ムと⾔う固定⽤の⾦具を取り付け、その上に取り付ける屋根材です。 ジョイント⽅式により、はぜ締めタイプ、重ねタイプ、嵌合タイプがあります。 また、断熱材を間にはさんだ⼆重葺きタイプや、わん曲⾯の屋根に対応することができます。 ⼯場、倉庫、体育館など規模の⼤きな鉄⾻造の建物の屋根に多く使⽤されています。 |
セパレーター | セパレーターとは、向かい合う型枠の間隔を⼀定に保つために、壁や柱・梁の側⾯に使⽤する⾦物。 |
セパレートタイプエアコン | セパレートタイプエアコンとは、エアコンの種別で、1台の室外機に対して室内機も1台で⾏なうエアコン。 【相対語】・・・マルチタイプエアコン |
セミオープンキッチン | セミオープンキッチンとは、キッチンとリビング・ダイニングの空間的つながりを保ちながらも、垂れ壁やキャビネットなどで⼀部を遮るプラン。 オープンキッチンでは丸⾒えすぎて負担に感じる、でも孤⽴して作業をするのは避けたい、といった⽭盾した要望を両⽴させることも可能です。 対⾯式(対⾯キッチン)のレイアウトにすれば、ダイニングにいる⼈と会話もできる。オープンキッチンに⽐べればにおいや⾳の遮断も⽐較的容易ですが、ただ、採光と通⾵の確保には⼯夫が必要。 セミオープンキッチン以外に、オープンキッチン・独⽴キッチンスタイルがあります。 |
セメント | セメントとは、⽔和作⽤を起こし、⽔硬性を有する無機質粉末で、⼀般的には「ポルトランドセメント」を指します。 ⽔で練り、型枠に流し込んだり、塗込んだりして放置すると、⽔和作⽤によって凝固・硬化します。種類が多く製法も異なりますが、⽯灰⽯、粘⼟、酸化鉄などを原料とした「ポルトランドセメント」が最も多く使われています。 他に「混合セメント」、「特殊セメント」などがあります。 |
セメント⽡ | セメント⽡とは、セメントと砂を主原料にして混成し練ったものを加圧成形し乾燥した⽡。 最近では、セメント量の多いモルタルを⾼圧プレス成形し、⽔中・気中養⽣したものの表⾯に、さらに焼付け静電塗装を⾏い、従来のセメント⽡に⽐べ耐⼒・耐久・防⽔性を⼤きく向上させたものも製造されています。 セメント⽡は、粘⼟⽡に⽐べて安価で、気温の寒暖の変化に影響を受けにくいですが、経年変化によって塗装が劣化する⽋点があるため維持管理が必要です。 尚、セメント⽡の形状は粘⼟⽡とほぼ同じ。 |
セメントペースト | セメントペーストとは、セメントを⽔で混練した糊状のもの。また、「ノロ」とも⾔う。 |
セルフレベリング材 | セルフレベリング材とは、⽯膏 ⼜はセメント系の⾃然流動材で、不陸のあるコンクリート床⾯やべた基礎・布基礎の⽴ち上がり部の上端に5〜20㎜程度流して、平たん、平滑な⾯をコテ押えなしで仕上げる材料。 また、レベラーとも呼ばれています。 |
セルロースファイバー | セルロースファイバーとは、新聞の古紙やパルプなどの⽊質繊維を原料に綿状に加⼯した材料で、断熱材や吸⾳材として使われる。 湿気を吸収したり放出したりする調湿機能があるため、通常は断熱材に必要な防湿層の施⼯が不要とされる。ただし、素材⾃体は燃えやすいため、防⽕対策と防カビ・防菌を兼ねたホウ素系(硼酸塩など)の薬品が添加されている。専⽤の吹き込み機を使って、天井や壁⾯などの隅々まですき間なく充填される。 断熱材区分 セルロースファイバー25K相当・45K相当・55K相当/C |
背割り | 背割りとは、芯持ち材の乾燥収縮による割れを防ぐために、あらかじめ⾒えない背の部分に、樹⼼に達する割れ⽬をつくっておくこと。 背割りがあることで、⽊の中⼼までしっかり乾燥し、また、乾燥過程で発⽣する割れの代わりになり、別の場所への割れが発⽣しにくくなるという効果があります。 しかし、近年、⽊材の乾燥技術が進み、⾼周波による乾燥⽅式で背割りをつくらなくても乾燥できるようになり(無背割り)、さらに狂いが少なくなりました。 |
線⼊り板ガラス | 線⼊り板ガラスとは、熔融時のガラスの中に⾦網(タテ線)を挿⼊した板ガラス。 尚 線⼊り板ガラスは、建築基準法で⾔う、防⽕設備⽤ガラスとしては使⽤できません。 厚み 透明 6.8mm 10mm 型板 6.8mm |
全期間固定⾦利 | 全期間固定⾦利とは、返済期間中の全期間において、固定⾦利を適⽤することにより、返済開始から終了までの間、⼀定で変動しない⾦利。 市場⾦利の動向にかかわらず、返済額が変わらないので、返済プランを⽴てやすいことがメリットです。その反⾯、変動⾦利などと⽐較すると⾦利が⾼くなることがデメリットです。 |
洗濯機防⽔パン | 洗濯機防⽔パンとは、洗濯機の下部に設置し、適切な排⽔を促し、⽔漏れなどを防⽌する樹脂製の箱状洗濯機置き。 排⽔トラップとセットで使⽤され、その下部は点検⼝やヘッダー置き場として利⽤される場合もある。 |
洗濯機⽤⽔栓 | 洗濯機⽤⽔栓とは、洗濯機⽤専⽤⽔栓で、単⽔栓、混合⽔栓があります。 洗浄時の給⽔や⽌⽔によるウォーターハンマーを防⽌する機構が内蔵されており、ホースの着脱に適した⽔栓形状をしています。 |
せん断補強筋 | せん断補強筋とは、地震の揺れなどで建築部材がずれて切断される「せん断」による破壊を防ぐために使われる鉄筋。 柱や梁のような建物の構造を⽀える軸が曲がらないようにする鉄筋を「主筋」といい、この主筋に巻きつけて束ねる形でせん断補強筋が使われる。 柱の主筋に⽔平につけるものを「帯筋」や「フープ筋」、梁の主筋に垂直につけるものを「あばら筋」や「スターラップ」という。⾼強度せん断補強筋にスパイラル筋や溶接閉鎖型筋がある。 |
洗⾯化粧台 | 洗⾯化粧台とは、洗⾯ボウルを組み込んだアンダーキャビネットと、鏡付きの収納キャビネットを⼀体に組み合わせた、ユニット型の洗⾯台。 サイズは間⼝600mm〜1650mm程度までありますが、⼀般的には間⼝750mmタイプが主に⽤いられています。 洗⾯化粧台には、パーツごとに組み合わせが可能なシステム洗⾯化粧台もあります。 |
前⾯道路 | 前⾯道路とは、敷地に2m以上接する建築基準法で認定された道路。 ⼆つ以上ある場合は道路の幅の広い⽅の道路を前⾯道路として扱うことができます。 |
騒⾳等級 | 騒⾳等級とは、実際に室内で聞こえる騒⾳のレベルをランクわけしたもの。 「N値」(Indoor Noise LevelのN)で表す。数値が低いほど静か。 物理的に遮⾳性能の同じ建物でも、周辺環境、各住⼾の状況などによって異なる。 騒⾳の発⽣源には、⾞や鉄道などの道路騒⾳や⼯場騒⾳(外部からの騒⾳)と、室内の冷暖房器などの設備機器やマンションのエレベーターや給排⽔ポンプなどの共⽤設備からの騒⾳(内部からの騒⾳)がある。 ◆外部騒⾳の等級レベル◆ 騒音等級 聞こえ方・感じ方 N-25・・・通常では聞こえない N-30・・・ほとんど聞こえない N-35・・・かすかに聞こえる N-40・・・⼩さく聞こえる N-45・・・あまり気にならない N-50・・・多少⼤きく聞こえる N-55・・・少しうるさい N-60・・・ややうるさい N-65・・・⾮常に⼤きく聞こえる N-70・・・かなりうるさい N-75・・・⾮常にうるさい |
雑⼱摺り | 雑⼱摺りとは、地板と壁の取合に設ける⾒切材。また、幅⽊と同じ役⽬をします。 押⼊れの床と壁の⾒切りにも⽤いられます。 |
造作家具 | 造作家具とは、建物と⼀体となったオーダー家具で、「造り付け家具」とも呼ばれています。 |
造作材 |
造作材とは、⽊⼯事において、⾻組みが完成した後に
施⼯される内外の⽊⼯事全般(下地材を除く)の材料のこと。 また、敷居、鴨居、⻑押、畳寄せ、廻縁、幅⽊、 額縁、⾒切材などを「造作材」と⾔います。 |
造成地 |
造成地とは、⼟地に建設される住宅等の環境・機能を整えるために、必要な⼯事を施した⼟地。 造成には、⼟地の状況に応じて、埋め⽴て・切⼟・盛⼟・地盤改良などの⽅法があります。 |
相対湿度 | 相対湿度とは、ある温度の空気の、 その温度における飽和⽔蒸気量で、 現実にある⽔蒸気量を除した値を100分率で⽰したもの。 |
増築 | 増築とは、既存する建築物に接続して、 新たに建築物をつけ加える場合、 および敷地に既に建築物があって別棟で建築する場合。 |
ゾーニング |
ゾーニングとは、建築・インテリア計画において⾏なわれる設計計画上のプロセスのひとつ。 空間を機能や⽤途別にまとめて、いくつかの⼩部分に分け、 それぞれに必要な空間の⼤きさを設定し、 相互の関連を⾒た上で、空間の中での位置関係を決定する設計⼿法。 建物の上下階に渡って垂直的に空間を分配、割付けしていくことを、 ヴァーティカルゾーニング、ひとつのフロアを対象に、 ⽔平的に空間の分配、配置を⾏なうことをフロアゾーニング、 またはブロッキングと⾔います。 |
粗⾻材 |
粗⾻材とは、コンクリートの調合に使⽤する砂・砂利・砕⽯のことで、
JISでは5mmふるいに85%以上残留する事と規定されています。 【相対語】・・・細⾻材 |
底⽬地 |
底⽬地とは、凹めて⽬地を納める⽅法。 ⼀般的には、ボード類の⽬地に多く⽤いられ、代表的なものに、 天井と壁の取合部に廻縁を設けず、天井底⽬や壁底⽬でシンプルに仕上げる施⼯⽅法があります。 底⽬地以外に、芋⽬地、⾺⽬地、わらい⽬地、眠り⽬地、また、⽬地の⼤きさを表した⽷⽬地などがあります。 |
粗集器 |
粗集器とは、排⽔に混⼊している⽔以外のものを分離・収集する装置。 飲⾷店などのグリースを回収するグリーストラップ、⾃動⾞関係などの施設におけるガソリントラップ、美容室などのヘアトラップが粗集器になります。 |
組積造 |
組積造とは、⽯、煉⽡(レンガ)、コンクリートブロック(CB)など⼩さな単位の材料を積み重ねて、壁など構造上の主体部分を造る構造物。また、その構造。 地震が多い上に⼤きな開⼝部を必要とする⽇本では、ごくまれにしか⾒られないが、ヨーロッパなどでは古くから⾏なわれてきた最も基本的な構造。 |
袖壁 | 袖壁とは、部屋などの⼀部に平⾯的にとび出している⼩壁。 |
袖⽡ | 袖⽡とは、切妻屋根の破⾵部分(けらば)に⽤いられる⽡で、軒⽡と同様に垂れが付いています。 袖の垂れた部分を袖垂れ(そでたれ)と呼び、この⼨法が⼤きいものを⼤袖(だいそで)、⼩さいものを⼩袖(しょうそで)と呼び、また屋根の平側から⾒て左側に袖が付いているものを左袖、右のものを右袖と呼ぶ。さらにやや形が異なったものとして中付袖⽡、丸覆袖⽡、⾞袖⽡などがあります。 尚、妻⽡、けらば⽡とも呼ばれています。 |
外断熱 | 外断熱とは、壁(柱の外側)、基礎⾯、屋根⾯に断熱材を取り付け、室内・⼩屋裏・床下を包み込むように断熱材を施⼯する断熱⽅法。 「外張り断熱⼯法」とも⾔われています。 【相対語】・・・内断熱(充填断熱⼯法) |
外付けサッシ | 外付けサッシとは、真壁の和室に取り付けるサッシで、サッシの取付位置は柱の外⾯(外壁側)に取り付くタイプです。 外付けサッシは、サッシの室内側には障⼦(内障⼦)を設けることが可能です。 【相対語】・・・半外付けサッシ |
外断熱 | 外断熱とは、壁(柱の外側)、基礎⾯、屋根⾯に断熱材を取り付け、室内・⼩屋裏・床下を包み込むように断熱材を施⼯する断熱⽅法。 「外張り断熱⼯法」とも⾔われています。 【相対語】・・・内断熱(充填断熱⼯法) |
ソフト⼱⽊ | ソフト⼱⽊とは、塩化ビニル樹脂系の材料で作られた⼱⽊。 モルタルやボード⾯に接着して取り付けます。また、⽊⽬調のソフト⼱⽊もありますが、住宅にはあまり⽤いられません。 |
第⼀種住居地域 | 第⼀種住居地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。⼤規模な店舗やオフィスビルなどの建築を制限する住居系の地域。 床⾯積が3000m2以下なら、階数にかかわらず飲⾷店や店舗、事務所などが建築できる。ボーリング場やゴルフ練習場、ホテル、旅館なども可。税務署、郵便局、警察署、消防署などは建物の規模に関係なく建築可能。また、マージャン店、パチンコ店、カラオケボックスなどの遊戯施設は規模にかかわらず建築できない。 |
第⼀種中⾼層住居専⽤地域 | 第⼀種中⾼層住居専⽤地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。中⾼層住宅のための良好な住環境を保護するための住居系の地域。 低層住居専⽤地域のような絶対⾼さの制限がないので、容積率に応じて4階建て以上の中⾼層マンションなどが建築できる。 飲⾷店や店舗は2階建て以下で床⾯積500m2以内ならOK。⼤学や病院、2階以下で床⾯積300m2以内の独⽴⾞庫も建築可能。ゴルフ練習場・パチンコ店などの遊戯施設、ホテルなどの宿泊施設は不可。 |
第⼀種低層住居専⽤地域 | 第⼀種低層住居専⽤地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつで、2〜3階建て以下の低層住宅のための良好な住環境を保護するための住居系の地域。 ⼀⼾建ての住環境としてはもっとも優れていて、住宅以外に建てられる建物は、⾼校以下の学校、図書館、銭湯、診療所、⽼⼈ホーム、保育所など。 併⽤住宅の場合は、住居部分が全体の2分の1以上で、店舗等の広さが50m2以内に限られる。建物の⾼さを10mまたは12m以下に抑える絶対⾼さの制限がある。 |
耐⽕建築物 | 耐⽕建築物とは、建築基準法で定められた、耐⽕構造で造られた耐⽕性能がある建築物。 ⽊造は耐⽕建築物として扱うことはできません。(防⽕地域での⽊造建築物は、⼩さい建物しか建てられません。) 尚、耐⽕建築物として扱われる構造は、鉄筋コンクリート造 ⼜は耐⽕被覆を⾏なった鉄⾻造などで、建築基準法で定められている耐⽕性能をクリアーした建築物です。 【対義語】・・・準耐⽕建築物 |
耐⽕構造 | 耐⽕構造とは、壁、柱、梁、屋根など建物の主要構造部が、⽕災が起きてから⼀定の時間、倒壊したり他に延焼しない性能を持つ、建築基準法にて定められた構造。 鉄筋コンクリート造や耐⽕被覆を施した鉄⾻造などが耐⽕構造にあたります。 耐⽕構造で造られた建築物を「耐⽕建築物」と⾔う。 【対義語】・・・準耐⽕構造・防⽕構造 |
耐⽕等級 | 耐⽕等級とは、住宅性能表⽰制度により、住宅の部位がどの程度⽕に強いかを⽰す等級。 耐⽕等級では、「延焼のおそれのある部分(開⼝部)」は等級1〜3、「延焼の恐れのある部分(開⼝部以外)」「界壁および界床」(共同住宅のみ)は等級1〜4で表⽰される。 |
耐⽕被覆 | 耐⽕被覆とは、鉄⾻造の⾻組みを熱から守るために、耐⽕・断熱性の⾼い材料で鉄⾻を被覆すること。 建築基準法上、鉄⾻造は⼀定の耐⽕被覆を⾏なうことで耐⽕建築物とみなされます。 |
耐久性 | 耐久性とは、ある材料が外部からの物理的・化学的な影響に対して、どれだけ⻑く抵抗できるかを⽰す性能のこと。「durability」、⻑持ちする⼒。 建築物では柱や梁、壁などの基本構造部分の耐久性と、設備配管などの耐久性が異なる。材料の選定や設計のしかた、維持管理の善し悪しなどでも耐久性が変わってくる。 品確法の住宅性能表⽰制度では、耐久性に相当する項⽬として「劣化の軽減に関すること」で劣化対策等級を定めている。 |
⼤⼯ | ⼤⼯とは、⽊⼯事に携わる職⽅全般を指し、⽊造の建物では、地縄・縄張りから⽊部外構まで、最も⻑い期間⼯事に関わっています。 ⼤⼯の中でも社寺建築専⾨を「宮⼤⼯(みやだいく)」、数奇屋専⾨を「数奇屋⼤⼯(すきやだいく)」と呼ばれ、また、鉄筋コンクリート造で型枠を組み⽴てる⼤⼯は「型枠⼤⼯(かたわくだいく)」、内装の⽊⼯事だけを⾏なう⼤⼯を「造作⼤⼯(ぞうさくだいく)」と呼ばれています。 尚、⽊造のツーバイフォー⼯法(⽊造枠組壁⼯法)は、「フレーマー」と呼ばれています。 |
耐候性 | 耐候性とは、プラスティックや塗料等が、屋外で使⽤された場合に、変形、変⾊、劣化等の変質を起こしにくい性質を⾔う。 変質の原因としては、太陽光からの紫外線を主として、⾚外線などの熱の影響、⾬⽔などによる加⽔分解や浸⾷作⽤、昼夜の温度変化による材料の伸縮・膨張の影響などが考えられます。 |
⼤⿊柱 | ⼤⿊柱とは、⺠家のほぼ中央部に⽴つ太い柱。 通常は⼟間と床上の境にある柱、また、⽥の字形のプランの場合、その中央に⽴つ柱を指します。 |
太鼓張り | 太⿎張りとは、建具において⼒⾻の両⾯に板や紙を張り、内部を中空にしているもの。 襖では、框まで紙を張り包んでいるものを、「太⿎襖」と呼ばれています。 |
耐震構造 | 耐震構造とは、柱や梁、壁など建物を⽀える構造部の強度を⾼め、揺れに耐えるように設計された構造。 建築基準法では、⼀定の耐震性能を保つために、地盤に応じた基礎を選定することや、耐⼒壁の配置、構造材を接合する構造⾦物などが規定されています。 |
耐震診断 | 耐震診断とは、既存建物の耐震性の判定を⾏うこと。 ⽊造建物の耐震診断には、「簡易耐震診断」と「⼀般耐震診断」とがあります。 |
耐震性能 | 耐震性能とは、地震に対して建物が耐えられるかの安全性の度合。 住宅性能表⽰制度では、耐震性能の等級を3段階に規定されています。 |
耐震等級 | 耐震等級とは、住宅性能表⽰制度および耐震診断により、建物がどの程度の地震に耐えられるかを⽰す等級。 耐震等級は、建築基準法の耐震基準を満たせば「等級1」、その1.25倍なら「等級2」、1.5倍なら「等級3」となる。耐震等級を取得した住宅は等級に応じて地震保険の割引が受けられる。 ◆住宅性能表⽰制度の耐震等級(倒壊防⽌)◆ 等級1・・・数百年に⼀度の⼤地震でも倒壊・崩壊しない。(建築基準法に定める対策がなされている。) 等級2・・・数百年に⼀度の⼤地震でも倒壊・崩壊しない。(建築基準法の1.25倍の対策がなされている。) 等級3・・・数百年に⼀度の⼤地震でも倒壊・崩壊しない。(建築基準法の1.5倍の対策がなされている。) ◆住宅性能表⽰制度の耐震等級(損傷防⽌)◆ 等級1・・・数⼗年に⼀度の中地震でも損傷しない。(建築基準法に定める対策がなされている。) 等級2・・・数⼗年に⼀度の中地震でも損傷しない。(建築基準法の1.25倍の対策がなされている。) 等級3・・・数⼗年に⼀度の中地震でも損傷しない。(建築基準法の1.5倍の対策がなされている。) また、住宅性能表⽰制度での「構造の安定に関すること」では、耐震等級と同様に耐⾵等級についても下記内容の等級が設けられています。 ◆住宅性能表⽰制度の耐⾵等級(倒壊・損傷防⽌)◆ 等級1・・・ 500年に⼀度の暴⾵でも倒壊・損傷しない。(建築基準法に定める対策がなされている。) 等級2・・・500年に⼀度の暴⾵でも倒壊・損傷しない。(建築基準法の1.2倍の対策がなされている。) |
耐⽔合板 | 耐⽔合板とは、合板は接着強度を保証するため、耐⽔性能によりJASによって、耐⽔性の⾼いものから「特類」・「1類」・「2類」・「3類」の四段階に分類されています。 特類は、屋外または常時湿潤状態の場所(環境)で使⽤可能な合板で、主にフェノール樹脂接着剤が使われています。(主に、外壁、屋根下地材として使⽤されています。) 1類は、断続的に湿潤状態となる場所(環境)において使⽤可能な合板で、主にメラミン・ユリア共縮合樹脂接着剤が使われています。 2類は、時々湿潤状態となる場所(環境)において使⽤可能な合板です。(主に建築内装材、家具⽤として使⽤されています。) 3類は、極めて希に湿潤状態となる場所(環境)において使⽤可能な合板です。 尚、耐⽔性の表⽰は使⽤される合板に、「JASマーク」として印刷表⽰されています。 |
耐⽔⽯膏ボード | 耐⽔⽯膏ボードとは、「耐⽔プラスターボード」 若しくは、「シージング⽯膏ボード」とも呼ばれ、防⽔処理を施した⽯膏ボードのこと。 洗⾯脱⾐室などの多湿箇所(⽔廻り)の壁・天井下地材として⽤いられています。 |
第⼆種住居地域 | 第⼆種住居地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。住居系の地域だが、⼤規模な飲⾷店、店舗、事務所などの建築も可能。 階数や床⾯積の制限はない。カラオケボックス、パチンコ店などの遊戯施設、畜舎、⾃動⾞教習所も建てられる。作業場が50㎡以下なら、⼩規模な⾷品製造業に加えて、危険性や環境悪化のおそれが少ない⼯場も建築可能。ただし、劇場や映画館、キャバレー、ダンスホール、営業⽤倉庫など建築できないものもある。 |
第⼆種中⾼層住居専⽤地域 | 第⼆種中⾼層住居専⽤地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。主に中⾼層住宅のための良好な住環境を保護するための住居系の地域。 建築できる建物の種類は第⼀種中⾼層住居専⽤地域と同様。ただ、飲⾷店や店舗の床⾯積が第1種中⾼層住居専⽤地域の500㎡以内から1500㎡以内に拡⼤している。また、2階建て以内なら専⽤の事務所ビルも建築可能。パン、⽶、⾖腐、菓⼦などの⾷品製造業で、作業場の床⾯積が50㎡以内の⼯場も建てられる。 |
第⼆種低層住居専⽤地域 | 第⼆種低層住居専⽤地域とは、都市計画法で定められた⽤途地域のひとつ。主に低層住宅のための良好な住環境を保護するための住居系の地域。 建築できる建物の種類や⾼さ制限は第⼀種低層住居専⽤地域とほぼ同じで、唯⼀の違いは⼩規模な飲⾷店や店舗などの建築が可能なこと。 具体的には2階以下で床⾯積が150㎡以内で、⽇⽤品の販売店、⾷堂、学習塾そのほかの各種サービス業を営む店舗。パン・⾖腐など⾃家製造販売の場合は、作業場の⾯積が50㎡以内。 |
ダイノックシート | ダイノックシートとは、⽊や⽯などの素材に近づけた硬質塩ビタックシートで、粘着剤付きの印刷化粧フィルム。 ダイノックシートは、住友3M社の商品名で、同等品としてはシーアイ化成社のベルビアンシート、サンゲツのリアテックシート、積⽔化学⼯業のパロアシートなどがあります。 ダイノックシートは、本物の⽊質・本物の⽯・本物の素材に限りなく近づいたフィルムで、建具や三⽅枠、テーブルや机などの家具、扉などいろんなものへ施⼯可能で、インテリア、エクステリアのみならず、今や建築やあらゆる装飾に⽋かせないマテリアル(材料)です。 |
対⾯式キッチン | 対⾯式キッチンとは、リビングやダイニングに対⾯して作業できるように、レイアウトされたキッチンのスタイル。 また、壁に対⾯してレイアウトされたスタイルを「壁付けキッチン」と⾔います。 |
ダイヤフラム | ダイヤフラムとは、鉄⾻造の柱と梁の剛接合部の応⼒伝達を補い、仕⼝の剛性を⾼めるために設ける鋼板。 |
太陽光発電システム | 太陽光発電システムとは、屋根に設置した太陽電池パネルで太陽光を集めて電気をつくり、インバーター(交換器)で直流電流を交流電流に変換し、家庭で使える電気にするシステム。 太陽光発電システムは、CO2(⼆酸化炭素)を発⽣させない、環境問題に対応したエネルギー源であると同時に、省エネにもつながるとして、近年このシステムを採⽤するケースが増えています。 また、⾃宅で発電した電気を電⼒会社に売る売電システムもあり、今後設置費⽤がより廉価になれば、⾶躍的に普及することが期待されています。 |
耐⽤年数 | 耐⽤年数とは、⻑く使い続けるモノの寿命のこと。材料の物理的・化学的な性質だけを表す「耐久性」よりも広い意味があり、社会的・経済的な状況を含めて将来的に利⽤できる⻑さを表す。 建築物の場合は、物理的な寿命だけでなくライフスタイルの変化に対応できて、維持管理コストが過⼤にならない範囲で収まるまでの年数をいう。 尚、「法定耐⽤年数」は、減価償却費を計算するために財務省令で定められたもので、実際の寿命とは必ずしも⼀致しない。 ◆法定耐⽤年数の例◆ 建物の構造・・・耐用年数 マンション(RC造、SRC造)・・・47年 重量鉄⾻系プレハブ(⾁厚4mm超)・・・34年 軽量鉄⾻系プレハブ(⾁厚4mm以下) 27年 在来軸組み⼯法、⽊質系プレハブ・・・22年 |
ダイライト | ダイライトとは、⽕⼭性ガラス質複層板で、⼤建⼯業の構造⾯材の商品名です。 ⽕⼭性ガラス質堆積物質と鉱物繊維からつくられた構造⽤⾯材で、難燃性で、かつ⽊質ボード並みに軽量で施⼯性がよく変形も少ない。 耐⼒壁として使われています。 |
耐⼒ | 耐⼒とは、⾻組みや構造部材などが荷重や外⼒に対して、破壊せずに耐えられる⼒。 |
耐⼒壁 | 耐⼒壁とは、地震、⾵圧による⽔平⼒や建物の⾃重(固定荷重)、積載荷重、積雪荷重などの鉛直⼒に抵抗するための構造的に重要な壁。 ⽊造の場合は、筋かいや⾯材を張った壁が耐⼒壁となり、耐⼒壁の強さは、建築基準法にて壁倍率として規定されています。 また、耐⼒壁以外の壁を⾮耐⼒壁と⾔う。 |
タイル | タイルとは、建築物の仕上材として内外の床、壁に⽤いる平板状の粘⼟焼成品。 タイルは⼀般に耐⽕性、耐久性に優れ、古くはエジプトやバビロニアなどの王宮や宮殿の床材に使われるなど、世界各地で広く使われてきました。 タイルは使⽤する⽤途によって、「内装タイル」、「外装タイル」、「床タイル」、「モザイクタイル」、タイル素地の質(陶磁器)によって、「磁器質タイル」、「せっ器質タイル」、「陶器質タイル」、タイルの成形⽅法によって、「乾式成形タイル」、「湿式成形タイル」、釉薬の有無によって、「釉薬タイル」、「無釉タイル」、タイルの⼤きさによって、「⼩⼝平タイル」、「⼆丁掛けタイル」、「ボーダータイル」、「36タイル」などや役物のタイルに区別されます。 役物のタイルには、曲がりタイル、⾯取りタイル(⽚⾯取り、両⾯取り)、内幅⽊タイル(内幅⽊、内幅⽊⼊隅、内幅⽊⽚⾯取り出隅、内幅⽊⽚⾯取り)、階段⽤などの形状があります。 尚、タイルの施⼯⽅法には、湿式⼯法の「圧着貼り」、「団⼦貼り」、「ユニット貼り」や乾式⼯法の「接着貼り」、「引掛け⼯法」があります。 |
タイルカーペット | タイルカーペットとは、50㎝⾓などの⼤きさにカットされたカーペット。 施⼯が容易で部分的に取替えも出来るため、オフィスその他で利⽤されることが多くなって来ました。 耐久性・防染性に優れた「ループパイル」タイプやボリューム感のある「カットパイル」タイプなどがあります。 |
ダウンライト | ダウンライトとは、天井に埋め込まれた⼩型の照明器具。 設置⽤途により、全般照明⽤、ウォールウォッシャー、スポット⽤、可動形スポットなどのタイプがあります。 断熱材が設けられた天井にダウンライトを設ける場合は、S形埋め込み対応のダウンライトを選定すること。また、ダウンライトの後付け対応はコストがかかるので、本体⼯事に含むことをお勧めいたします。 |
⾼窓 | ⾼窓とは、壁⾯の上部に設けられ窓。 腰窓位置に家具等があり、壁の上部にしか設ける事が出来ない場合に採⽤され、主として採光⽬的に設けられる窓。 【相対語】・・・腰窓・地窓・掃き出し窓 |
宅地造成 | 宅地造成とは、農地・⼭林・原野・沼沢地などを宅地にするために、⼟地の形や性質を変えること。 傾斜地の宅地造成にともなう崖崩れや⼟砂の流出によって災害が発⽣することを防ぐために宅地造成等規制法(1961年11⽉制定)が設けられ、地盤の安全性確保、擁壁や排⽔施設の設置などの技術基準がある。 規制区域内の⼀定の宅地造成⼯事(下記の宅地造成の規制対象)は都道府県知事の許可が必要。⾃治体によっては地域の実状に合った開発指導要綱を定めている。 ◆宅地造成の規制対象◆ ・⾼さ2mを超える崖を⽣じる切⼟。 ・⾼さ1mを超える崖を⽣じる盛⼟。 ・⾯積が100m2を超える切⼟・盛⼟。 |
宅地建物取引主任者 | 宅地建物取引主任者とは、都道府県が⾏なう宅地建物取引主任者資格試験に合格し、主任者証の交付を受けた者。 不動産業者は、事務所ごとに5⼈に1⼈の割合で宅地建物取引主任者を置かなければならない。 |
ダクト | ダクトとは、空調、換気設備として、空気を所定の場所に送る管路。⾵道とも⾔います。 断⾯が⻑⽅形のものを⾓ダクト、円形のものを丸ダクト、或いはスパイラルダクトといい、⼯場⽣産による規格品があります。 電線やケーブルなどを通す導管のこともダクトと呼ぶことがあります。 |
畳寄せ | 畳寄せとは、和室の壁と畳の取り合い部の床⾯に設ける部材。 |
タッチアップ | タッチアップとは、塗装⼯事などで、⼀度仕上げたところを部分的に修整塗りすること。 また、塗装品などの幕板や⿐隠し・破⾵板を釘⽌めする場合などの、釘頭隠しにタッチアップが⾏なわれます。 |
建売住宅 | 建売住宅とは、不動産会社などが、住宅を建て⼟地とセットで販売する形態の住宅。 既に建物が完成した状態での契約なので、契約は売買契約となります。 建売住宅は、注⽂住宅のように、建築⼯法や間取り、設備や仕様などが選べないですが、実際の建物の間取りや室内の⼤きさ、使い勝⼿、仕様関係が確認できる点がメリットです。 |
建て⽅ | 建て⽅とは、⽊造や鉄⾻造などで、現場で主要な構造材を組み⽴てること。 ⼀般的には棟上げ(上棟)までの作業を指します。 |
⾕樋(たにどい) | ⾕樋とは、屋根の⾕に設ける、板⾦で作られた樋。 |
タペストリー | タペストリーとは、本来は、染織された横⽷で模様を出すつづれ織の壁掛けのことですが、現在では、壁に掛ける装飾⽤の織物ことを指します。 また、「タピスリー」とも呼ばれています。 |
ダムウェーター | ダムウェーターとは、直訳すれば無⼝な使⽤⼈となりますが、建築⽤語では⾷品など物品を運ぶための⼩型エレベーターのことで、床⾯積1㎡以下で、⾼さ1.2m以下のエレベーターを⾔います。 レストランなどでは多く⽤いられていますが、住宅でも3階建て以上には便利です。 また、回転する3段の丸い棚が付いた⼩型の家具も「ダムウェーター」と⾔います。 |
垂⽊(たるき) | 垂⽊とは、屋根の野地板を張るために、その直下にある部材で、軒桁、⺟屋、棟⽊の上に、屋根勾配なりに設置される部材。 垂⽊の断⾯⼨法は、その屋根の葺く材料の重さや軒の出の⼨法によって決められます。 |
垂れ壁 | 垂れ壁とは、天井から垂れ下がった壁で、途中までしかない壁。 床の間の上部の壁、対⾯キッチンにて流し台の上部に吊⼾棚を設けるために設ける壁などで、「下り壁」とも⾔われています。 |
単板ガラス | 単板ガラスとは、1枚のガラスで構成されたガラス。 「フロート板ガラス」・「型板ガラス」・「すりガラス」・「フロストガラス」・「網⼊りガラス」・「線⼊りガラス」などが単板ガラスにあたります。 |
タンクレス便器 | タンクレス便器とは、洗浄のための⽔を貯めるタンクがない ⽔道直結⽅式タイプの便器で、「ダイレクトバルブ式便器」とも呼ばれています。 連続洗浄が可能でスペースをとらないメリットがありますが、⽔道の⽔圧が低い場合は使⽤できません。 |
団⼦貼り⼯法 | 団⼦貼り⼯法とは、積上げ貼り⼯法とも⾔い、湿式⼯法での壁タイルを貼る施⼯⽅法です。 団⼦貼り⼯法は、タイルの裏⾯に貼り付け⽤モルタルをのせ、モルタルこすりを⾏なった貼り付け⾯に、押し付けるように貼り付ける⽅法で、壁の下部から上部に向かって⼀段ごとに貼り上げて⾏くタイル貼り⼯法です。 |
短冊⾦物 | 短冊⾦物とは、横架材を介して上下階の管柱の緊結に使⽤する補強⾦物。 スクリュー釘(ZS50)の併⽤は、告⽰第1460号第2(に)では不要ですが、短冊⾦物の反りやガタつきを防ぐためにスクリュー釘は併⽤した⽅がよい。 尚、短冊⾦物は、告⽰第1460号第2号の耐⼒壁が取り付く柱の柱頭・柱脚の接合及び 同告⽰第3号のその他の構造耐⼒上主要な部分の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号(に)適合⾦物。 S・⾓座⾦・六⾓ボルトM12 ※告⽰第1460号(ほ)適合⾦物。 S・⾓座⾦・六⾓ボルトM12・スクリュー釘ZS50 |
団体信⽤⽣命保険 | 団体信⽤⽣命保険とは、住宅ローンの利⽤者(債務者)が、返済期間中に死亡したり、⾼度障害状態となった場合に、保険会社から⽀払われる保険⾦によって残りのローンを返済するしくみの⽣命保険で、住宅ローンにセットされる(加⼊が必須である)ことが⼀般的です。 通常、契約者は⾦融機関で、被保険者は住宅ローンの利⽤者(債務者)となり、加⼊できない場合には、住宅ローンを利⽤できないケースもあります。 ⼀般的には、団体信⽤⽣命保険を略して団信と呼ばれています。 |
断熱構造 | 断熱構造とは、住居を断熱材を⽤いて断熱措置を⾏うことや⽇射遮蔽の措置を⽤いて熱の伝わりを防ぐ仕組みを「断熱構造」と⾔う。断熱措置には、⼤別して内断熱⼯法(内張り断熱⼯法)と外断熱⼯法(外張り断熱⼯法)があります。 断熱構造とする部分は、居住空間を断熱材でスッポリ包み込んでしまう部分で、外気に接している天井(⼩屋裏が外気に接していない場合は屋根)、壁、床、及び開⼝部、並びに外周が外気等に接する⼟間床を⾔う。 ⼩屋裏は、⼀般的に⼩屋裏換気⼝が設けられ外気に接しているので、天井⾯に断熱材を設けることになる。しかし、⼩屋裏換気⼝を設けない場合は、屋根⾯に断熱材を設ける。 壁については、外周壁に断熱材を設ける事が基本ですが、図⽰のようなビルトインガレージの場合には、⾞庫と居住室との境界の壁に断熱材を設ければ、⾞庫の外壁部には断熱材を設ける必要がない。 1階の床については、床下換気⼝が設けられている場合は床⾯に断熱材を設け、図⽰のようにオーバーハングの場合は、2階のはね出した床は外気に接しているので忘れず断熱材を設ける必要があります。 床下換気⼝若しくは基礎パッキンが設けられている1階の床は、直接外気に接していませんが床下を介して外気に接しています。この場合の断熱材の厚みは、外気に直接に接している床に⽐べ薄くてよい事になっていて、「その他の床」として「外気に接する床」と区別されています。 |
断熱材 | 断熱材とは、熱の伝わりを防ぐために⽤いられる材料。 無機繊維系(グラスウール・ロックウール)、発砲プラスチック系(ウレタンフォーム・ポリスチレンフォーム・フェノールフォームなど)、⽊質繊維系(セルロースファイバーなど)に⼤別されます。 |
断熱ドア | 断熱ドアとは、次世代省エネルギー基準 若しくは、新省エネルギー基準の開⼝部の断熱性能基準に適合したドア。 ⼀般的には、扉の厚みを厚くし内部に断熱材を充填させ、また、扉に開⼝部を設ける場合は複層ガラスなどを採⽤し、開⼝枠には断熱樹脂を⽤いるなどの、断熱・防露対応が施されたドア。 |
暖炉 | 暖炉とは、⽕をたいて部屋の中を暖める装置。 ⼀般には壁に造り付けたものを⾔うが、独⽴して設置されるものもあります。 |
地域地区 | 地域地区とは、都市計画法で定められた住宅地、商業地、⼯業地などの⼟地利⽤上のゾーニングのこと。 建築物の⽤途、建ぺい率・容積率などを定めた12種類の⽤途地域の他に、⾼層建築を促す⾼層住居誘導地区、建築物の⾼さの最⾼・最低限度を定めた⾼度地区、⼀般的な規制が適⽤されない特定街区、⽕災予防のための構造を定めた防⽕地域・準防⽕地域、景観の保護について定めた美観地区・⾵致地区、歴史的⾵⼟保存地区、緑地保全地区などがある。 |
チーク | チークとは、広葉樹の⼀種。 チークは⾚みがかった褐⾊で、軽くて堅く、狂いが少なく、耐久性がある⾼級材。 |
地役権 | 地役権とは、他⼈が所有する⼟地を、⾃分の⼟地の利便性を⾼めるために利⽤することができる権利。 例えば、他⼈の⼟地を通⾏する権利や他⼈の⼟地から⽔を引く権利、他⼈の⼟地に⾼い建物を建てさせない権利など。所有者間の契約によって設定されるのが⼀般的です。 |
チェッカープレート(縞鋼板) | チェッカープレート(縞鋼板)とは、圧延ロールの表⾯に刻み⽬の縞⽬(しまめ)を⼊れて鋼板の⽚⾯にすべり⽌めなどの模様を規則的に浮き出させた鋼板。 床板などに⽤いられ、縞鋼板(しまこうはん)と呼ばれています。 |
地耐⼒ | 地耐⼒とは、地盤の建物を⽀持可能な耐⼒。地盤の強さを表す。 |
千⿃ | 千⿃とは、斜めに互い違いに⼊り交じること。 剛床の床合板や、ドライウォール⼯法の⽯膏ボードなど強度を増すために、互い違いに張ることを千⿃張りという。 |
仲介⼿数料 | 仲介⼿数料とは、不動産業者の仲介による売買で発⽣する料⾦。 |
中間⾦ | 中間⾦とは、⼟地や建物の売買契約や⼯事請負契約を結び、⼿付⾦や着⼿⾦を⽀払った後、最終決済までの間に⽀払う⾦銭のこと。 ⼯事請負契約の中間⾦は、上棟の時期が⼀般的です。 |
柱脚⾦物 | 柱脚⾦物とは、⽞関の独⽴柱やバルコニーの受け柱の柱脚に使⽤し、暴⾵時の吹き上げ⼒によって、ポーチなどが⾶ばないように、独⽴基礎に埋め込んで使⽤する⾦物。 ⼀般の場合は柱脚⾦物PB-33を使⽤しますが、吹き上げ⼒が強い地域では、PB-42を⽤いる。 柱脚⾦物の埋め込み深さは、PB-33は200mm、PB-42は150mmを⽬安とします。 尚、柱脚⾦物は、告⽰第1460号第3号のその他の構造耐⼒上重要な部分の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号適合⾦物 PB-33/PB-42・六⾓ボルトM12 |
⻑期荷重 | ⻑期荷重とは、固定荷重、積載荷重などの⻑期間、あるいは永久的に働く荷重。 【対義語】・・・短期荷重 |
⻑期優良住宅 | ⻑期優良住宅とは、「⻑期にわたり良好な状態で使⽤するための措置が講じられた住宅(⻑期優良住宅)の普及を促進することで、環境負荷の低減を図りつつ、良質な住宅ストックを将来世代に継承することで、より豊かでやさしい暮らしへの転換を図る」⽬的で、2009年(平成21年)6⽉4⽇施⾏された「⻑期優良住宅の普及の促進に関する法律」にて認定された住宅。 ⻑期優良住宅の認定を受けると、住宅ローン減税の拡充・登録免許税の税率引き下げ・不動産取得税の控除額拡充・固定資産税減額期間の延⻑などの減税措置を受けることができます。 ⻑期優良住宅の認定に必要な条件は下記となります。 ◆⻑期優良住宅の条件◆ <劣化対策>数世代にわたり住宅の構造躯体が使⽤できること。通常想定される維持管理条件下で、構造躯体の使⽤継続期間が少なくとも100年程度となる措置。〔鉄筋コンクリート造〕 ・セメントに対する⽔の⽐率を低減するか、鉄筋に対するコンクリートのかぶりを厚くすること。〔⽊造〕 ・床下及び⼩屋裏の点検⼝を設置すること。 ・点検のため、床下空間の⼀定の⾼さを確保すること。 <耐震性>極めて稀に発⽣する地震に対し、継続利⽤のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること。⼤規模地震⼒に対する変形を⼀定以下に抑制する措置を講じる。〔層間変形⾓による場合〕 ・⼤規模地震時の地上部分の各階の安全限界変形の当該階の⾼さに対する割合をそれぞれ1/100以下(建築基準法レベルの場合は1/75以下)とすること。〔地震に対する耐⼒による場合〕 ・建築基準法レベルの1.25倍の地震⼒に対して倒壊しないこと。〔免震建築物による場合〕 ・住宅品確法に定める免震建築物であること。 <維持管理・更新の容易性>構造躯体に⽐べて耐⽤年数が短い内装・設備について、維持管理(清掃・点検・補修・更新)を容易に⾏うために必要な措置が講じられていること。 ・構造躯体等に影響を与えることなく、配管の維持管理を⾏うことができること。 ・更新時の⼯事が軽減される措置が講じられていること等。 <可変性>居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること。〔共同住宅〕 ・将来の間取り変更に応じて、配管、配線のために必要な躯体天井⾼を確保すること。 <バリアフリー性>将来のバリアフリー改修に対応できるよう共⽤廊下等に必要なスペースが確保されていること。 ・共⽤廊下の幅員、共⽤階段の幅員・勾配等、エレベーターの開⼝幅等について必要なスペースを確保すること。 <省エネルギー性>必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。 ・省エネ法に規定する平成11年省エネルギー基準に適合すること。 <居住環境>良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること。 ・地区計画、景観計画、条例によるまちなみ等の計画、建築協定、景観協定等の区域内にある場合には、これらの内容と調和が図られること。 <住⼾⾯積>良好な居住⽔準を確保するために必要な規模を有すること。〔⼀⼾建ての住宅〕 ・75㎡以上(2⼈世帯の⼀般型誘導居住⾯積⽔準)。〔共同住宅等〕 ・55㎡以上(2⼈世帯の都市居住型誘導居住⾯積⽔準)。 ※⼀⼾建ての住宅、共同住宅等とも、少なくとも1の階の床⾯積が40㎡以上(階段部分を除く⾯積) ※⼀⼾建ての住宅、共同住宅等とも、地域の実情に応じて引上げ・引下げを可能とする。ただし、⼀⼾建ての住宅55㎡、共同住宅等40㎡(いずれも1⼈世帯の誘導居住⾯積⽔準)を下限とする。 <維持保全計画>建築時から将来を⾒据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること。 ・維持保全計画に記載すべき項⽬については、①構造耐⼒上主要な部分、②⾬⽔の浸⼊を防⽌する部分及び③給⽔・排⽔の設備について、点検の時期・内容を定めること。 ・少なくとも10年ごとに点検を実施すること。 |
調光 | 調光とは、照明器具のランプの明るさを調節する機能。 明るさを⾃由に調節でき、くつろぎや作業など暮らしのシーンに応じた光の演出が⾃由⾃在にできます。また、調光して照度を下げると、全灯時より消費電⼒がダウンし、ランプの寿命も延びるため、省エネにもつながります。 リビングや寝室はもちろんのこと、時間や年齢などに配慮した照度が必要な廊下などにも最適です。 |
直接照明 | 直接照明とは、光源の全てが直接、下⽅に向かって照射するライティングの⽅法。 ライティング効果が⾼い反⾯、天井やコーナーは暗くなります。 【相対語】・・・間接照明 直接照明以外に、間接照明・主照明・補助照明・多灯照明・コーニス照明・コーブ照明・ウォールウォッシャー・アッパーライトなどの照明⽅法があります。 |
散り(ちり) | 散り(ちり)とは、垂直な⼆つの⾯のわずかなズレの部分やそのズレ幅を指します。 壁仕上⾯と額縁、ドア枠などの造作材や真壁納まりの柱や和室造作材の壁からの出幅⼨法。 |
追加⼯事 | 追加⼯事とは、⼯事請負契約による⼯事以外の⼯事を⼯事中、または⼯事完了後に発注者が出す⼯事。 |
通気シート | 通気シートとは、外壁下地に張るシートで、壁体内の湿気は外部側に通すが、外部側の湿気や⽔は通さないシート。 |
通気層(つうきそう) | 通気層とは、断熱材の外側と外壁材の間に、空気が通り抜けられるように設けた空間。 通気層の厚みは、通気胴縁の厚みになり、通気胴縁の厚みは、サイディングの留め付けに必要な保持⼒を確保できるものとし、15mm〜18mmが⼀般的に設けられています。 空気が通ることで、壁体内の湿気が排出され、内部結露の防⽌や、断熱効果が上がり、また、建物の耐久性能がUPします。 また、通気層はサイディングなど、ジョイント部からの⾬⽔の浸⼊があった場合の排出路にもなりますので、必ず設ける必要があります。 仮に、通気層を設けていない場合は、侵⼊した⾬⽔の逃げ道がなく、サイディングの裏側から⾬⽔を吸ってしまい、サイディングの暴れや割れが発⽣し、建物の⽼朽化につながります。 |
通気⽌め(つうきどめ) | 通気⽌めとは、気密住宅等において、壁体内の空気の流れを抑えるための部材。 |
束⽯ブロック(つかいしブロック) | 束⽯ブロックとは、床束を受けるための部材。 コンクリート製の既製品(150mm⾓×⾼さ120mm )。 |
突板(つきいた) | 突板とは、天然⽊を薄くスライスしたもので、厚さによって、薄突き(0.18mm〜0.40mm)と厚突き(0.50mm〜1.00mm)に分類されます。 ⼀般的には、内装⽤化粧材として⽤いられます。 |
突付け(つきつけ) | 突付けとは、⽊⼯事において⼆つの材をホゾなどの仕⼝を設けず、単に⼆つの材⽊を突合わせて、釘や接着材などで接合する⽅法。 また、⽊材以外の材料(構造材・下地材・仕上材)の接合についても、⽬地や⾒切材を設けず、単に突き合わせることを「突付け」といいます。 |
継⼿(つぎて) | 継⼿とは、2つの部材を材軸⽅向に接続する接合部を指す。 ⽊造では継⼿が最⼤の弱点となり、継⼿が平⾯的にも⽴体的にも1カ所に集中することは、構造物の耐⼒が低下するので、継⼿の位置は乱に配置した⽅が良いとされています。 ⽊材の継⼿の種類には、「相⽋き」「蟻継ぎ」、「腰掛け蟻継ぎ」、「腰掛け鎌継ぎ」、「台持ち継ぎ」、「追掛け⼤せん継ぎ」などが代表的です。 |
付鴨居(つけがもい) | 付鴨居とは、和室の開⼝部が無い壁に、開⼝部の鴨居と同じ⾼さに設ける横⽊。 |
付け柱(つけばしら) | 付け柱とは、⼤壁納まりを真壁納まりに⾒せるために、構造的には関係なく取り付ける化粧材の造作柱(造作材)。 |
⼟壁(つちかべ) | ⼟壁とは、和⾵建築の伝統的な壁のひとつで、⼟を使⽤してつくられる左官仕上げの壁の総称です。 また、「京壁」とも⾔われ、数奇屋造りや茶室の壁に⽤いられています。 ⼟壁には、上塗りの⼟によって、「聚楽壁」、「⼤津壁」、などがあり、最近、⾃然素材として⾒直されている「珪藻⼟」も⼟壁の⼀種です。 |
つなぎ融資 | つなぎ融資とは、⼯事代⾦の⽀払が融資実⾏時期よりも前の場合、融資を受けるまでの間に受ける別の融資。 つなぎ融資にも、当然、⾦利や⼿数料がかかります。 |
坪 | 坪とは、⾯積を表す単位。1間×1間(3.3㎡) |
坪単価 | 坪単価とは、床⾯積1坪当たりの⼯事費のことで、延べ床⾯積を坪単位に換算し、建物の本体価格を坪数で割ったもの。(1坪=3.3㎡)但し、住宅メーカーや建築会社によっては、施⼯床⾯積の坪数で割って坪単価表⽰しているところもあります。 尚、建物の本体価格が同じでも、延べ床⾯積あたりで表⽰するよりも、施⼯床⾯積あたりで表⽰する⽅が、坪単価が安く表⽰できるので、⾒積⽐較検討する上で注意が必要です。 また、坪単価によって、概ね家のグレードを知ることができます。 |
坪庭(つぼにわ) | 坪庭とは、敷地内の建物と建物の間や、建物と塀の間にできる狭い空間に造られる⼩さな庭の総称。 |
妻側(つまがわ) | 妻側とは、妻(つま)とは、そで・わき・端などの側⾯のことをいい、建物の棟に直⾓に接する側⾯を指します。 また、棟に沿って平⾏な⽅を平側といいます。 尚、妻⼊り⽞関とは、切妻屋根の場合に、建物の妻に向って設けられた⼊り⼝のこと。マンションなどでいわれる妻側住⼾とは、住棟の端にある住⼾のことをさします。 また、妻側に渡される梁のことを妻梁(つまばり)、妻側の壁の事を妻壁(つまかべ)という。 |
吊⽊(つりぎ) | 吊⽊とは、棚や天井などを、上⽅から吊り⽀えるための細⻑い⽊材。 天井に使われる場合は「天井吊⽊」とも⾔い、天井の野縁受けを⼩屋梁などからつり⽀える。 また、「釣⽊」とも書きます。 |
吊り⼾(つりと) | 吊り⼾とは、上枠から⼾をつり下げ、横に引いて開閉する形式の⼾。ハンガードアとも呼ばれています。 下枠(敷居)を省略することもできるので、仕切りを感じさせない⼀体空間を実現したり、バリアフリーを要求される場合に適しています。 ⼾本体にゴムや樹脂製のタイヤを取り付け、上枠に内蔵したレールにつり込む形式が⼀般的です。⼾をつり下げるので、⼾の重量がある場合も⽐較的スムーズに開閉でき、⼤型開⼝部にも適しています。反⾯、遮⾳性や気密性に劣るため外部建具には不向き。 |
吊りボルト(つりボルト) | 吊りボルトとは、配管やダクト、空調機などの機器の吊下げや、軽量鉄⾻天井下地(LGS)などを吊るすために⽤いるボルト。 吊りボルト(両端⼨切りボルト)は、コンクリートのスラブ下より吊り下げる場合には、インサート⾦物などの吊下げ⾦物と併⽤して⽤います。 |
⼿洗い付きカウンター | ⼿洗い付きカウンターとは、⼿洗いボールや⽔栓が天板に設置されている⼩型の⼿洗器で、収納や紙巻器とセットになっている機種もあります。 ⼩型でスペースを取らないので主にトイレ内に多⽤されている。 |
定期借地権(ていきしゃくちけん) | 定期借地権とは、定められた期間だけ⼟地を借りる、期限付きの借地権。 借地期間が50年以上の「⼀般定期借地権」、30年以上で契約消滅時に建物を地主に譲渡する「建物譲渡特約付き借地権」などがあります。 |
定尺(ていしゃく) | 定尺とは、材料などの各部材の定められた基準⼨法(サイズ)。 柱の場合、定尺は3m、6m、⺟屋や⼟台の場合4m、梁や桁では、4m、5m、6mの定尺材が⼀般的に使われています。 建物の階⾼、⽊材の継⼿の位置や種類を検討する際には、定尺材を有効に使うことでコストダウンや経済設計につながります。 合板やプラスターボードなどの定尺は、3尺×6尺サブロク板(91㎝×182㎝)、4尺×8尺シハチ板(122㎝×243㎝)などがあります。 |
ディスポーザー | ディスポーザーとは、キッチンの⽣ゴミを細かく砕く装置。 流しの排⽔部分に取り付け、下⽔道に流すため、地域によっては使⽤を規制されている場合があります。 |
ディテール | ディテールとは、建築やインテリアにおける、⼩さな部分、細かな部分のこと。また、詳細を表した図⾯(詳細図)のこと。 |
ディンプルキー | ディンプルキーとは、シリンダー錠のひとつで、ドリルでの破壊にも強く、(財)全国防犯協会連合会が認定・推奨する防犯シリンダーです。 鍵は、従来のような鍵⼭がなく、表⾯に多数の⼩さなくぼみ(ディンプル)がついていて、配列組み合わせが多く複製が困難です。また、リバーシブルで抜き差しが容易です。 |
適合証明書 | 適合証明書とは、建設中または購⼊される住宅が住宅⾦融⽀援機構の技術基準に適合しているかどうかの物件審査(設計審査・現場審査)通過後に交付される証明書。 |
出隅(ですみ) | 出隅とは、壁などの2つの⾯が出合ってできる外壁の⾓。反対に⼊り合ってできる外壁の⾓を⼊隅と⾔います。 また、内壁の場合にも、同じように出隅・⼊隅と表現されます。 【相対語】・・・⼊隅 |
⼿摺(てすり) | ⼿摺とは、⼀般に階段やバルコニー・屋上テラス・渡り廊下などの側⾯に取り付けて、⼈や物が落ちないようにした⼯作物。 細かく⾔えば、⼿摺の最上端の⼈の⼿の触れる笠⽊のことを⼿摺と⾔い、その⼿摺を⽀える竪⼦を⼿摺⼦、それが全て⽬くらの壁になっている場合を⼿摺壁と⾔う。 |
デッキプレート | デッキプレートとは、荷重に対する強度を増すために、やや⼤きな⾓波形にした鋼板。 鉄⾻造の床スラブの型枠を兼ねた床材として使われることが多い。波形が⼩さいものは「キーストンプレート」と呼ばれています。 |
鉄筋 | 鉄筋とは、コンクリートは圧縮に強いが引張りに弱く、それを補うためにコンクリートの中に引張⼒に強い鉄筋コンクリート⽤棒鋼(鋼材)を⼊れる。 この鋼材を「鉄筋」と⾔い、「丸鋼」と付着⼒を上げるために節が付いた「異形鉄筋」とがあります。 異形鉄筋が主に使われ、材質は、SD295A、SD345、SD390などが⼀般的に⽤いられています。 |
鉄筋コンクリート造(RC造) | 鉄筋コンクリート造(RC造)とは、圧縮に強いコンクリートと引張に強い鉄筋を⼀体化させることで、お互いの⽋点を補い、より⾼い強度を⽣み出した、耐震性・耐久性・耐⽕性に優れた構造です。 鉄筋コンクリート造(reinforced concrete)を省略して「RC造」と⾔い、マンションでは6〜7階建てまでの中⾼層に多かったが、超⾼層向けのハイRC造などのマンションも出ている。 尚、鉄筋コンクリート造には「ラーメン⼯法」と「壁式⼯法」がありますが、⼾建住宅には、柱形や梁形がない壁式⼯法が適しています。 |
⼿付⾦(てつけきん) | ⼿付⾦とは、売買契約に際して、契約成⽴の証拠として買主から売主に⽀払うお⾦。 ⽬安は売買代⾦の1〜2割。契約が実際に履⾏される前であれば、買主が⼿付⾦を放棄することで、契約解除ができる。 |
鉄⾻造(S造) | 鉄⾻造(S造)とは、主要構造部に鉄⾻を⽤いた構造。鉄⾻(steel)を略して「S造」と呼ばれています。 ⼯法には「ラーメン⼯法」と「ブレース⼯法」があります。 鉄筋コンクリート造に⽐べ軽量で粘り強い構造のため、⾼層建築やスパンの⼤きい建物に適しています。 尚、住宅に⽤いられている鉄⾻造には、プレハブメーカーが採⽤している、「軽量鉄⾻造」と⼀般的な「重量鉄⾻造」があります。 |
鉄⾻鉄筋コンクリー ト造(SRC造) | 鉄⾻鉄筋コンクリート造(SRC造)とは、鉄⾻造と鉄筋コンクリート造の⻑所を併せ持った構造。 鉄⾻で柱や梁を組み、その周りに鉄筋を配してコンクリートを打ち込む。鉄⾻鉄筋コンクリート造(steel framed reinforced concrete)を省略して「SRC造」という。 7〜8階建て以上の⾼層マンションに多く、同じ階数ならRC造よりもSRC造のほうが耐震性は⾼く、柱も細くできるが、建築コストはSRC造が⼀番⾼くなる。 |
デッドスペース | デッドスペースとは、構造や設備の都合で、⽣じてしまう室内の利⽤しにくい空間。 |
デベロッパー | デベロッパーとは、不動産物件を供給する会社で、主に販売まで⾏う⼤⼿不動産会社を指します。 単純に⾔えば、⼟地を買って建物を建てて売ることで収益を上げることを業務にしている企業。 |
出窓 | 出窓とは、建物の壁⾯より外に張り出している窓。 床からの⾼さが30㎝以上、突き出し⻑さ1m未満のものでは、張り出した部分の⾯積を床⾯積に算⼊しなくてもよい。 |
テラコッタ | テラコッタとは、粘⼟を焼成したもので、⼀般的に、低温で焼成された素焼きものの⼤型のタイルを指します。 テラコッタタイルは、⼀般的に⽞関や中庭、キッチンの床などに使⽤されます。 |
テラスハウス | テラスハウスとは、イギリスに原形をもつ都市型の低層連棟式集合住宅。2階建てが多く、各⼾が専⽤の庭をもつ形式です。 フラット35(旧住宅⾦融公庫)では、「連続建て住宅」に該当します。 |
天板(てんいた・てんばん) | 天板とは、カウンターや机、棚(箱物家具)等の最上⾯の板。甲板(こういた)、トップともいう。 また、「てんばん」とも読み、キッチンのフロアキャビネットの上に取り付けられた作業台のことをいい、ワークトップとも⾔われています。 この天板が⼀体になっていて継ぎ⽬が⽬⽴たないというのが、システムキッチンの⼈気の理由の⼀つになっています。 |
展開図(てんかいず) |
展開図とは、縮尺1/50程度で、部屋の中央に⽴って東⻄南北の4⾯の室内壁を⾒た図⾯。 壁・床・天井の形状、レベル差、サッシの取付位置・⼤きさ・形状など、部屋の仕様・形状を表した壁の姿図。 |
電気温⽔器(でんきおんすいき) | 電気温⽔器とは、夜間の割安な深夜電⼒を利⽤して貯湯タンクにお湯を貯めたうえ給湯を⾏なう設備。 床暖房や浴室乾燥に利⽤できる機種もあります。貯湯タンクの設置スペースが必要です。 |
電気錠(でんきじょう) |
電気錠とは、カギを遠隔操作できるように、電気的に施解錠をする機構を組み込んだロックシステムのこと。 錠を設置した扉とオンラインで結ばれた操作盤のボタンを押すと、作動電流が瞬時に送られて電気錠を作動させる。いわゆるオートロックが代表的。 ⾮接触式、カード式、テンキー式、リモコン式などのバリエーションがある。離れた場所から施解錠状態を確認できるため、各種のセンサーを組み合わせたセキュリティシステムに応⽤されている。 |
電球型蛍光ランプ(でんきゅうがたけいこうランプ) | 電球型蛍光ランプとは、電球と同じ⼝⾦をつけた蛍光ランプ。 既存の電球⽤器具にも使⽤でき、ランプを取り替えるだけで⻑寿命です。 電球型蛍光ランプ以外に、⽩熱灯・蛍光灯・LED・ハロゲンランプ・⽔銀灯ランプ・メタルハライドランプ・ナトリウムランプ・ビームランプなどのランプがあります。 |
天井カセット型エアコン | 天井カセット型エアコンとは、機器本体を天井部に設置するタイプで、吹出し・吸込み部が天井⾯に⾒える形で設置されるエアコン。 |
天井⾼(てんじょうだか) | 天井⾼とは、床⾯から天井下⾯までの⾼さ。 通常、住宅などの居室の天井⾼さは、2.1m以上必要と建築基準法にて定められています。 尚、設計図には、天井⾼(ceiling height)を略して、「CH」と表現されているのが⼀般的です。 |
天井伏図(てんじょうふせず) | 天井伏図とは、縮尺1/100程度で、天井⾯を⾒上げた姿図。 天井材の割付・張り⽅向・形状・名称・廻縁の有無・天井のレベル差などを表した意匠図。 |
天然⽊化粧合板(てんねんもくけしょうごうはん) | 天然⽊化粧合板とは、天然の⽊を薄くスライスして合板に貼った化粧合板。 「銘⽊化粧合板」とも⾔われています。 |
天端(てんば) | 天端とは、各部位や部材などの上⾯のこと。また、「上端(じょうたん)」とも⾔います。 例えば、基礎天端、⼟台天端、梁天端、下額縁天端、カウンター天端、笠⽊天端など、⾔葉として使われる。 |
電波障害(でんぱしょうがい) | 電波障害とは、⾼い建物や雑⾳電波によって、テレビの映りが悪くなること。 |
天袋(てんぶくろ) | 天袋とは、押⼊れの上部など、天井に接して設けられる⼾棚。 また、書院造りの床脇に設ける違い棚の上にもうける⼾棚。 |
電流 | 電流とは、導体中の電⼦の流れ。 単位は「アンペア」。記号は「A」で表します。 |
電⼒ | 電⼒とは、単位時間当たりの電気エネルギー。 単位は「ワット」。記号は「W」で表します。 |
ドアクローザー | ドアクローザーとは、「ドアチェック」とも⾔い、開き⼾の上部に取り付ける装置で、開いたドア(扉)をゆっくり⾃動的に閉める装置です。 ストッパー機能の付いたものもあり、また、閉める速度を調整することもできます。 |
ドアスコープ | ドアスコープとは、出⼊⼝の⼾に⼩さな⿂眼レンズを取り付け、中から外の様⼦が⾒えるようにしたもの。覗き⽳。 「ドアアイ」とも呼ばれています。 |
ドアストッパー | ドアストッパーとは、建具の扉を開けたまま固定しておく器具・⾦物。 ⼜は、扉を開けたときに、扉が直に壁や家具に当たらないようにするための器具・⾦物で⼾当りと同じ。 |
⼾当り(とあたり) | ⼾当りとは、扉についている握り⽟やレバーハンドルが、壁に当たらないように、床や幅⽊や建具⾃体の上の部分や上枠などに取り付ける⾦物。 また、扉を開いたまま固定させるために、煽り⽌めと兼⽤するタイプもあります。 |
樋(とい) | 樋とは、軒先に設けるものを「軒樋(のきどい)」、軒樋の⾬⽔をまとめて縦に流す樋を「竪樋(たてどい)」、上階の竪樋の⾬⽔を屋根⾯に沿って流す場合に⽤いる樋を「這樋(はいどい)」と⾔います。 また、樋が⾒えないように屋根⾯に設けた溝に取り付けるものを「内樋」、若しくは 「隠し樋」と⾔います。 |
陶器質タイル(とうきしつタイル) | 陶器質タイルとは、焼成温度1000℃以上で、素地は多孔質で吸⽔性が⾼く(吸⽔率22%以下)、表⾯は釉(うわぐすり)で仕上げられ艶があるタイル。 陶器質タイルは、素材が軟らかいため床には向かず屋内の壁に多⽤されています。 |
凍結深度(とうけつしんど) | 凍結深度とは、地盤の凍結が起こらない地表⾯からの深さ。 地⾯が凍結すると膨張して地盤が押し上げられるため、建物の基礎の根⼊れ深さや⽔道本管からの横引き給⽔管は、凍結深度より深いところに設置する必要がある。 凍結深度より浅いと、基礎がゆがんだり、⽔道管が破裂したりするおそれがあります。 凍結深度については、建物の安全等を確保するため建築基準法第40条の規定に基づき地⽅公共団体が条例で定められている場合があるので、寒冷地等においては建物の設計前に役所若しくは検査機関等に照合する必要があります。 |
胴差し(どうさし) | 胴差しとは、⽊造で2階以上の床の位置で床梁を受け、上階の管柱を受ける横架材。 簡単に⾔えば、建物外周部の床梁です。 |
動線計画(どうせんけいかく) | 動線計画とは、室内や部屋相互における⼈、物の動きを分析し使いやすくプラン計画すること。 動線が短くシンプルなほど、使いやすいプランとなります。 |
胴縁(どうぶち) | 胴縁とは、壁の板張りやボード張りなどを受けるための下地部材。 壁材を貼る⽅向によって「縦胴縁」と「横胴縁」とがあります。 外壁に通気層を設けるために施⼯される胴縁を「通気胴縁」と⾔います。 |
道路斜線(どうろしゃせん) | 道路斜線とは、道路の幅によって建物の⾼さを制限する規制。 建築基準法にて、⽤途地域別に道路斜線の勾配が規定されています。 |
道路使⽤許可申請(どうろしようきょかしんせい) | 道路使⽤許可申請とは、建物を建てる際に、道路において⼯事若しくは作業をしようとする場合には、事前に管轄の警察署へ許可申請を⾏なうこと。 また、仮囲いなどを道路に設ける場合には、道路占⽤許可申請も必要となります。 |
通柱(とおしばしら) | 通柱とは、⽊造の建物で、1階から2階まで若しくは2階から3階までの1本で通した柱。 ⼀般的には、管柱の1サイズアップの4⼨(120mm)⾓サイズが⽤いられます。 |
通り⼼(とおりしん) | 通り⼼とは、建物の平⾯において、柱、壁あるいはサッシなどの中⼼線を決めて、⼯事中の基準線とするもの。 |
⼟被り(どかぶり) | ⼟被りとは、構造物や設備配管などの上に被せてある⼟。⼜はその⼟の厚みを指します。 |
独⽴型キッチン | 独⽴型キッチンとは、キッチンを、ダイニングやリビングとは独⽴した部屋として設けるプラン。 においや⾳を気にしないで料理ができる、調理作業重視型のキッチンで、散らかしたままでも⾷事のときには気にならないのもメリットです。 また、内装材やキッチンの扉材などもほかの部屋との調和を考えなくていいので、キッチンだけのカラーコーディネートを楽しめます。 ただ、配膳や後⽚づけがスムーズにできるよう、ダイニングとのつながりには気をつけておきたいものです。 独⽴型キッチン以外に、オープンキッチン・セミオープンキッチンなどのスタイルがあります。 |
独⽴基礎(どくりつきそ) | 独⽴基礎とは、柱の位置に単独で設けられる基礎。 独⽴柱などの基礎に⽤いられます。 |
独⽴柱(どくりつばしら) | 独⽴柱とは、周囲に壁を付けていない、ただ1本だけ⽴っている単独柱。 ポーチによく⾒られる柱(ポーチ柱)。 |
⼾⾞(とぐるま) | ⼾⾞とは、引⼾の下部に取り付けて開閉をなめらかにする⼩さな⾞輪。 |
床板(とこいた) | 床板とは、床の間の床に⽤いる地板。 |
床框(とこがまち) | 床框とは、床の間の床⾼さを座敷より上げる場合に、前⾯に設ける⽔平化粧部材。 |
床の間(とこのま) | 床の間とは、座敷の正⾯上座に1段⾼く構え、掛軸・置物・花瓶などを飾る、和室に設ける飾りスペース。 書院を床の間の左側に設け、右に床脇を設けたものが正式で、「本床(本勝⼿、左勝⼿)」と⾔い、その逆を「逆床(逆勝⼿、右勝⼿)」と⾔われています。 その他、床の間の形式には、、「蹴込み床」、「踏み込み床」、「釣床」、「織部床」などがあります。 |
床柱(とこばしら) | 床柱とは、床の間に設ける化粧柱。 和室全体の調和も床柱で決まるので、材質や⽊⽬などにこだわったものが⽤いられます。 格式⾼い床の間には、桧の正⾓⼤⾯取り(⾓⾯)の床柱を⽤いますが、現代の⼀般住宅では⿊檀・紫檀・桧の突板貼り(集成材芯) 若しくは、杉の磨き丸太・絞り丸太(⼈⼯)などが⽤いられています。 また、床柱のサイズは和室の広さによって使いわけられ、広い和室ほど⼤きくします。 |
床脇(とこわき) | 床脇とは、床の間の横につくられるスペース。 ⼀般的には、「違い棚」、「地袋」、「天袋」、「地板」などで構成されるスペースを指します。 |
都市計画区域(としけいかくくいき) | 都市計画区域とは、⾃然環境や⼈⼝、⼟地利⽤状況などの条件を考えながら、都市として総合的に整備や開発、保全していく区域。 |
都市計画税(としけいかくぜい) | 都市計画税とは、市街化区域内の不動産所有者が⽀払う税⾦。 道路、公園、下⽔道の建設、整備などにあてるのが⽬的で、固定資産税と合わせて納める。 【関連語】・・・固定資産税 |
都市計画法 | 都市計画法とは、都市の乱開発を防ぎ、健康で⽂化的な⽣活ができるよう、計画的な市街地開発、施設整備などについて定められた法律。 |
⼟台(どだい) | ⼟台とは、⽊造の最下部で、柱からの荷重を基礎に伝える横架材。 基礎の上端に設け、断⾯⼨法は管柱と同⼨、若しくは⼀回り⼤きなものが⽤いられます。 |
トタン板 | トタン板とは、亜鉛をメッキした薄鉄板をいう。単にトタンともいい、⼯業的には亜鉛鉄板、亜鉛びき鉄板という。 また、着⾊した亜鉛鉄板(カラー鉄板)も量産され、屋根葺き、樋、塀、板⾦材料など広く利⽤される。 |
⼟地家屋調査⼠(とちかおくちょうさし) | ⼟地家屋調査⼠とは、顧客の依頼によって、その⼟地や建物がどこにあってどのような形をしているのか、またどのような⽤途に使⽤されているのかなどを調査・測量して、登記を代⾏・図⾯を作成したりする専⾨家。 |
⼟地売買契約 | ⼟地売買契約とは、売主が、⼟地の所有権を買主に移転することを約束し、買主が売主に対して代⾦を⽀払うことを約束することによって成⽴する売買契約。 |
トップライト | トップライトとは、採光や通⾵のため、屋根に設置される窓。 壁⾯に設ける窓に⽐べ数倍の採光効果がありますが、⾬仕舞いに注意する必要があります。 また、「天窓」とも⾔われています。 尚、トップライトは、建築基準法の有効採光⾯積では、通常の窓からの光の3倍に計算されます。 |
⾶⽯(とびいし) | ⾶⽯とは、⽇本式の⼭⽔⾵景式庭園の通路にに⽤いられる、伝い歩くためにとびとびに置かれた平たい⽯。 |
⼾袋(とぶくろ) | ⼾袋とは、⾬⼾を収納するスペースのこと。 ⼀般的には、和⾵住宅などで⾬⼾を開けた時に収納しておくために、縁側や窓の敷居の端に⼤⼯⼯事として作られる箱状の造作物のこと。 ⼾袋の種類には、板で⼾袋全体を⽀える妻板⼾袋と、おさめる⾬⼾の枚数が多いときに⽤いられる柱を建てて⽀える柱建⼾袋があります。 尚、⼀般的な⼾袋を設けない⾬⼾付きサッシや後付けの⾬⼾では、サッシ⼯事扱いとなり、⾬⼾収納枠のみで⾬⼾が⾒えるタイプと⾬⼾収納枠に鏡板を取り付け⾬⼾が⼊り込むタイプとがあります。また、最近では、⾬⼾の代わりにシャッター⾬⼾が普及してきたので、⼾袋のない住宅も増えてきました。 |
⼾襖(とぶすま) | ⼾襖とは、和室と洋室の取合に設ける襖⼾。下地材に合板などを使い、⼾の厚み(⾒込)が⼀般の襖より厚い。 ⼾襖は、表⾯仕上材が違うために、建具の反りが発⽣することが考えられます。 |
⼟間コンクリート(どまコンクリート) | ⼟間コンクリートとは、平⾯的に打ち込むコンクリート。 ⽞関・勝⼿⼝の床や外部のカーポートや⽝⾛りなどに⽤いられ、⼟間コンクリートのひび割れ防⽌対応としてワイヤーメッシュを中に⼊れるのが⼀般的です。 |
ドライウォール⼯法 | ドライウォール⼯法とは、内装壁や天井に⽯膏ボード(テーパーボード)を貼り、ボードの継⽬にジョイントテーピング及びパテ処理を施し、強くて気密性の⾼い⼤壁を作る⼯法。 ドライウォール⼯法で使⽤する⽯膏ボードは、側⾯形状が通常のベベルエッジ(Vカット)ではなく、テーパーエッジ(4〜8㎝⼱でテーパーにカット)のボードを使い、サイズは輸⼊住宅や2×4⼯法に多いインチモジュール(スタッドの間隔が407mm)では、通常4フィート×8フィートのテーパーボードを使⽤します。 また、在来⼯法の尺モジュール(尺貫法)では、3尺×8尺、3尺×9尺、3尺×10尺などのボードを使い、ボードの張り⽅は千⿃張りが基本です。 |
ドライエリア | ドライエリアとは、地下室の採光、換気、防湿などのために、地下外壁に沿って設ける空堀。 |
トラス | トラスとは、部材をお互いにピン接合して三⾓形を構成し、これを単位として組み⽴てた構造体⾻組。 湾曲⼒に強く、橋や建物の⼩屋組に⽤いられます。 尚、トラスにかかる荷重はすべて節点に作⽤し、部材には引張応⼒と圧縮応⼒のみが作⽤します。 |
トラバーチン | トラバーチンとは、⼤理⽯の⼀種で、⾍⾷いの跡のような⼩さな⽳が有り、クリーム⾊系と⾚褐⾊系があります。 イタリア産が有名で、表⾯のテクスチェアが⾯⽩いため、内部の壁⾯などに装飾⽤として使われますが、外部には適しません。 |
ドレッサー | ドレッサーとは、化粧⽤の鏡つき化粧ダンス。 鏡と簡単な引き出しが備えられています。 |
ドレン | ドレンとは、⾬⽔、雑排⽔や汚⽔などを排⽔するための管や溝、及びそのための部品を指します。 また、冷暖房機器(エアコン)の結露⽔などの排液のことをいい、それに使われる管を「ドレン管」と⾔います。 |
内装材(ないそうざい) | 内装材とは、建物内部に⽤いる仕上材。 床材、壁材、天井材が内装材にあたります。 【対義語】・・・外装材 |
内装制限(ないそうせいげん) | 内装制限とは、室内の壁と天井を不燃化とする、建築基準法にて、建物の構造、規模によって定められた規制のこと。 尚、⼀般の⼾建住宅では、台所など⽕を使う部屋で、最上階にある場合以外は、壁と天井を不燃、または準不燃材の仕上材にしなければなりません。 |
内部結露(ないぶけつろ) | 内部結露とは、室内の⽔蒸気が壁の内部に侵⼊し、外気温の影響で室内よりも温度が低い壁体内部で結露すること。 内部結露は建物の耐久性を低下させるため、壁の部屋内側に防湿層(気密シート)を設けて⽔蒸気の浸⼊を防いだり、壁の外部側に通気層を設けて、透湿通気シートより浸⼊した⽔蒸気を外部に排出するなどの対策が必要です。 尚、透湿抵抗の⼩さい断熱材でも、規定の透湿抵抗⽐を確保すれば、防湿層を設けなくてもよい。 |
⻑押(なげし) | ⻑押とは、鴨居の上に取り付ける部材で、本格的な和室に⽤いられます。 住宅では、⻑押と床柱との取合には、雛留が⼀般的に採⽤されます。 |
楢(ナラ) | 楢(ナラ)とは、広葉樹の⼀種。ブナ科。 楢(ナラ)は緻密で光沢があり、家具やフローリング材によく⽤いられています。 |
縄張り(なわばり) | 縄張りとは、建物の概略位置を⽰すために、⽔盛り遣り⽅に先⽴って、建物の輪郭を境界杭などを基準にして縄で張って⽰すこと。 「地縄張り」とも⾔う。 |
軟弱地盤(なんじゃくじばん) | 軟弱地盤とは、建物の安定と沈下に問題がある軟らかい地盤。 軟弱地盤は、地盤改良(補強)などが必要な地盤。 |
難燃合板(なんねんごうばん) | 難燃合板とは、難燃性をもたせるための薬剤で処理した内装⽤の合板。(難燃材料) 難燃性とは、通常の⽕災に対して着⽕しにくく、燃焼速度の遅い性質のことをいい、不燃性(不燃材)とは異なります。 |
ニードルパンチカーペット | ニードルパンチカーペットとは、ポリプロピレンなどの繊維を針で刺し固めてフェルト状にした不織布のカーペット。 ニードルパンチカーペットは、パイル⽷がなく裏⾯は合成ゴムで補強されていて、感触が硬く弾⼒性に乏しいですが、カラーが豊富ことや、低価格で施⼯が容易なことなどが特徴です。 また、パンチカーペットとも⾔われています。 ニードルパンチカーペット以外に、圧縮カーペットとして⽑氈(もうせん)、その他、緞通(だんつう)・平織りカーペット・ウィルトンカーペット・アキスミンスターカーペット・フックドラグカーペット・タフテッドカーペット・ニットカーペット・ボンデッドカーペット・コードカーペット・電着カーペットなどのカーペットがあります。 |
逃げ(にげ) | 逃げ(にげ)とは、部材の狂いや、施⼯時の誤差に対処するため、あらかじめ部材間に⼩さな隙間を作るなどの処置をしておくこと。 「遊び」とも⾔う。 |
躙り⼝(にじり⼝) | 躙り⼝(にじり⼝)とは、草庵茶室(茶室)の客⼈の出⼊⼝。 床⾯からの⾼さ65㎝、幅60㎝ほどの⼩さな開⼝で、外側に⽚引き⼾が付きます。 狭いので膝でにじり込むことから躙り⼝(にじり⼝)と⾔う。 |
⽇影規制(にちえいきせい) | ⽇影規制とは、周辺への⽇照条件の悪化を防ぐために建築基準法で定められた規制。 地⽅公共団他が条例で定めた区域で⼀定以上の⾼さの建物を建てる場合は、冬⾄⽇の午前8時から午後4時までの間に、⼀定時間以上、⼀定の範囲に⽇影となる部分を⽣じさせてはならない。 |
⼆丁掛けタイル(にちょうがけタイル) | ⼆丁掛けタイルとは、227mm×60mmのサイズのタイルで、⼩⼝平タイル(108mm×60mm)2枚を横に並べ、それに⽬地幅を加えた⼤きさのタイル。 |
ニッチ | ニッチとは、壁の⼀部をくぼませた部分で、⼩物などの飾り棚。 |
布基礎(ぬのきそ) | 布基礎とは、⼩規模な⽊造の建物に⽤いられる基礎で、⼟台の下部に設けられるフーチングが⼀般的には450mm程度の基礎。 地盤の地耐⼒によってはフーチング幅を広げて対応するかべた基礎を採⽤。 【相対語】・・・べた基礎 |
塗壁(ぬりかべ) | 塗壁とは、⼟壁、漆喰、モルタル、プラスターなど、左官材料を塗って仕上げた壁。 ボード材を張りつけるような乾式⼯法に対して、塗壁は湿式⼯法の代表的な仕上げ⽅法です。 |
濡れ縁(ぬれえん) | 濡れ縁とは、家屋の外側にあって、⾬ざらしになる縁。 通常の縁側は⻑⼿⽅向に板を張るのに対して、濡れ縁は直⾓⽅向に短い板などを張ります。 |
根切り(ねぎり) | 根切りとは、基礎を造る場合の、⼟を掘削して所要の空間を造ること。 また、根切りをしたときの底の⽔平⾯を根切り底という。 |
猫⼟台(ねこどだい) | 猫⼟台とは、基礎と⼟台の間にねこ(⼟台と基礎との間にかいこむものの総称)を挟んで隙間を設け、床下の換気をうながす⼯法。 ⼟台を浮かせて基礎からの湿気を防ぐとともに、床下換気⼝に替わるもので、基礎に開⼝を設けないので構造的にも優れた換気システムです。 「基礎パッキン⼯法」とも⾔われています。 【相対語】・・・床下換気⼝ |
根太(ねだ) | 根太とは、床板を⽀える45mm×60mm程度の⼤引の上に設ける床組部材。 最近では、根太を設けず床合板で⽔平⼒を負担する剛床仕様が主流になっています。 |
熱橋(ねっきょう) | 熱橋とは、ヒートブリッジともいい、外壁と内壁の間にある柱などが熱を伝える現象のことで、断熱性能の低下につながります。 特に熱伝導率の⾼い鉄⾻は、外気と室内の熱を伝えやすく、内部結露の原因になる場合が多いので注意する必要があります。 |
熱線吸収板ガラス(ねっせんきゅうしゅういたガラス) | 熱線吸収板ガラスとは、通常のガラスの原料に微量の鉄、ニッケル、コバルトなどの⾦属を加えた⾊ガラスで、フロート板ガラスに⽐べ⽇射熱をより多く吸収することによって透過率を適度に抑え、冷房負荷が軽減されます。 また、昼間、室内側が暗い場合、可視光線の吸収で室内が⾒通しにくくプライバシーが守られ、⼀⽅、室内からは⾃然のままに外を眺められます。 厚み3mm 5mm 6mm 8mm 10mm 12mm 15mm 【相対語】・・・熱線反射板ガラス |
熱線反射板ガラス(ねっせんはんしゃいたガラス) | 熱線反射板ガラスとは、フロート板ガラスの表⾯に反射率の⾼い⾦属酸化物の膜をコーティングされたガラスで、太陽放射エネルギーを30〜40%遮蔽されるので冷房負荷が低減されます。 また、特徴あるハーフミラー効果があり、建物に個性豊かな表情を創りだされます。 厚み 6mm 8mm 10mm 12mm 【相対語】・・・熱線吸収板ガラス |
根抵当権(ねていとうけん) | 根抵当権とは、⼀般の抵当権とは違い、⼀定の範囲に属する不特定多数の債務を極度額を限度に担保する抵当権のことです。 あらかじめ借⼊れ可能な限度額を定め、その範囲内なら何度でもくりかえし借⼊れたり、返済したりすることができ、根抵当権として設定登記を⾏えば、新たな借⼊れのたびに抵当権の設定登記を⾏う必要はありませんが、普通の抵当権と登記費⽤が異なります。 |
眠り⽬地(ねむりめじ) | 眠り⽬地とは、板など同じ材料どうしを、隙間を開けずに突付けて施⼯するときの継ぎ⽬。⽬地としては⽬⽴たなく、突付け⽬地とも⾔います。 眠り⽬地以外に、芋⽬地、⾺⽬地、わらい⽬地、底⽬地、また、⽬地の⼤きさを表した⽷⽬地などがあります。 |
農地転⽤(のうちてんよう) | 農地転⽤とは、農地を宅地などほかの⽤途に転換すること。 農地法では、転⽤または転⽤を⽬的とした権利の設定・移転に対して規制が設けられており、都道府県知事(4haを超える場合は農林⽔産⼤⾂)の許可が必要となります。 ただし、市街化区域内農地(⽣産緑地を除く)の転⽤は、農業委員会への届け出のみで可能。 |
軒(のき) | 軒とは、屋根の外壁から外側に出ている部分。 また、軒の端部を「軒先」、上げ裏を「軒裏」と⾔います。 |
軒裏換気(のきうらかんき) | 軒裏換気とは、軒天に換気⼝を取り付け⼩屋裏にこもった熱気や湿気を排出する⼩屋裏換気システムの⼀種。 軒裏換気は、⼩屋裏の天井⾯の1/250以上の換気⼝を2ヶ所以上、換気上有効な位置に設ける必要があります。 また、棟換気と軒裏換気を併⽤する場合には、軒裏に⼩屋裏の天井⾯に対して1/900以上の軒裏給気⼝を設け、棟換気は⼩屋裏の天井⾯の1/1600以上の排気⼝を確保する必要があります。 尚、軒裏換気に⽤いる換気⼝は、軒先⽤や壁際⽤などの専⽤の軒天換気⼝以外に、軒天の仕上材に⽤いる軒天有孔ボードなども使われています。 |
軒⽡(のきがわら) | 軒⽡とは、軒先を葺く⽡で⽔切りがよいように垂れが付いた⽡。 軒先⽡、唐草⽡とも呼ばれています。 軒⽡は万⼗軒⽡、⼀⽂字軒⽡が⼀般的なもので、特殊なものとしては、垂れ剣軒⽡、蛇の⽬軒⽡、巴唐草軒⽡などの種類があります。 |
軒天(のきてん) | 軒天とは、屋根の外壁から外側に出ている部分(軒裏部)の天井。 「軒裏天井」ともいう。 |
野縁(のぶち) | 野縁とは、天井仕上げ⼯事において、仕上材を張り付けるための下地に使われる棒状の部材。 ⽊造の場合は40mm⾓程度の⾓材、軽量鉄⾻天井の場合は、鉄板を加⼯した中空断⾯の専⽤部材(LGS)が、等間隔または格⼦状に組まれます。 また、その野縁を留めるための部材を野縁受けと⾔い、吊⽊にて構造材に留め付けます。 |
延べ床⾯積(のべゆかめんせき) | 延べ床⾯積とは、建物の各階の床⾯積の合計。吹抜部のような床が無い部分については、床⾯積に算⼊されません。 また、⽞関ポーチ、バルコニー、⼩屋裏収納、ロフト、ビルトインガレージなどは、⼀定の条件を満たしていると床⾯積には算⼊されません。 【対義語】・・・建築⾯積 |
登り梁(のぼりばり) | 登り梁とは、梁⾃体が⽔平でなく、屋根勾配などに合わせて斜めに架けられる梁。 勾配天井や天井を設けない場合などに⽤いる。 |
法(のり) | 法(のり)とは、切⼟や盛⼟の斜⾯のことを指します。 この斜⾯部分を法⾯(のりめん)、この頂部の肩になるところを法肩(のりかた)、いちばん下の部分を法尻(のりじり)と⾔い、法肩から法尻までの法⾯の⻑さは法⾜(のりあし)と⾔います。 法⾯の勾配は通常、垂直距離1に対する⽔平距離で表します。 |
パーティクルボード | パーティクルボードとは、⽊材の残廃材、建築解体材、⼩径⽊などを原料とし、細かく切削した⽊材の⼩⽚に合成樹脂接着剤を加え、⾼温、⾼圧で成形した建材。 ⽊材の⽅向性をなくし狂いを防ぐ⽬的で作られた板で、価格は安いが、⼩⼝が粗く、釘やネジの保持⼒が弱く、⽔や湿度に弱い⽋点があります。 |
パーティション | パーティションとは、間仕切り。また、パーティションウォールは、間仕切り壁を指します。 |
ハイサッシ | ハイサッシとは、⾼さが天井近くまである⼤きなサッシ。 ハイサッシは、リビングに設けられることが多く、採光、通⾵、眺望にすぐれて、また開放感があり部屋も広く⾒えるなどのメリットがあります。 |
排⽔トラップ | 排⽔トラップとは、⽔廻りの排⽔配管の⼀部に⽔をためて、臭気の逆流を防ぐ器具や装置、または構造。 排⽔トラップの種類は、「S型トラップ」、「P型トラップ」、「U型トラップ」、「ドラムトラップ」、「わんトラップ」などがあり、排⽔の⽅向、排⽔⼝の種類などで使い分けられています。 |
売買契約 | 売買契約とは、「売ります」と「買います」というお互いの約束で、⺠法ではこの「売ります」・「買います」というお互いの意思が⼀致した時点で売買契約が成り⽴つと⾔われています。 売買契約の成⽴によって、売主は「売買の⽬的となる不動産」を買主に引き渡す義務を負い、買主は「売買代⾦」を売主に⽀払う義務を負います。 |
パイプスペース | パイプスペースとは、2階以上に⽔廻りを設ける場合に、給⽔や排⽔などの設備配管を通すスペース。パイプシャフトとも⾔います。 ⽊造では、構造材を配管のために⽋損されることを防ぐために設ける縦⽅向の配管スペースで、平⾯図には「PS(パイプスペースの略語)」と記載されています。 |
パイロットスイッチ | パイロットスイッチとは、スイッチがオン状態のときにパイロットランプが灯るスイッチで消し忘れ防⽌に効果的。 外部廻りの照明器具⽤スイッチやトイレの換気扇のスイッチなどに⽤いられます。 尚、蛍スイッチと兼⽤のパイロットスイッチも商品化されています。 |
ハウスダスト | ハウスダストとは、住宅内にある浮遊塵のこと。 塵(ちり)や埃(ほこり)の他に、フケや垢(あか)、カビや菌類、ダニ(死骸やフン)、⼩⿃のフン、ペットの体⽑など⽣物に由来するものが多い。 アトピー性⽪膚炎、気管⽀喘息(ぜんそく)など、アレルギー性疾患の原因となる物質=アレルゲン(抗原)となる。 アレルゲンとしてもっとも多いのはダニやカビですが、これを除去するために⽤いる抗菌剤や防ダニ剤などの、化学物質そのものがアレルゲンになることもあるので注意が必要です。 |
端柄材(はがらざい) | 端柄材とは、構造材や造作材などの仕上材に含まれない、⽐較的⼨法の⼩さい部材(材⽊)のこと。 「間柱」、「まぐさ」、「窓台」などを指します。 |
掃き出し窓(はきだしまど) | 掃き出し窓とは、⼀般的には外部に⼈が出⼊りできる⼤型の窓で、窓の下枠は室内の床の⾼さと差がない窓。 ただし、2階以上の階でバルコニーを設けた場合は、バルコニーの防⽔⽴ち上がりを確保するために、室内の床と窓の下枠に⾼低差(またぎこみ)が⽣じる場合があります。 【相対語】・・・腰窓・⾼窓・地窓 |
⽩熱灯(はくねつとう) | ⽩熱灯とは、フィラメントの熱の温度放射で可視光線を出す光源で調光が可能。ガラスバルプ内に封⼊されるガス(クリプトン、ハロゲンなど)によって特性が違います。 ⽩熱灯は、暖かみや明かりとしての味わいに優れていますが、蛍光灯と⽐べ省エネ性や寿命は少し劣るランプです。 【相対語】・・・蛍光灯 ⽩熱灯以外に、蛍光灯・LED・ハロゲンランプ・電球型蛍光ランプ・⽔銀灯ランプ・メタルハライドランプ・ナトリウムランプ・ビームランプなどのランプがあります。 |
刷⽑引き仕上(はけびきしあげ) | 刷⽑引き仕上とは、左官仕上げで、塗り材をコテで押えたあと、硬化しないうちに表⾯を刷⽑で荒し⽬を付ける仕上げ⽅法。 |
⽻⼦板ボルト(はごいたボルト) | ⽻⼦板ボルトとは、⽊造の仕⼝が外⼒を受けたときに抜けないように、⽊材を連結する⽻⼦板の形をしたボルト。 ⽻⼦板ボルトは、「フラットタイプ」・「腰⾼タイプ」と釘孔が有るタイプと無いタイプがあり、告⽰第1460号第2号(ほ)に基づいて⽻⼦板ボルトを⽤いる場合はスクリュー釘の併⽤が必要です。 尚、⽻⼦板ボルトは、告⽰第1460号第2号の耐⼒壁が取り付く柱の柱頭・柱脚の接合及び 同告⽰第3号のその他の構造耐⼒上主要な部分の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号(に)適合⾦物。 SB/F2 SB/E2・⾓座⾦・六⾓ボルトM12 ※告⽰第1460号(ほ)適合⾦物。 SB/F SB/E・⾓座⾦・六⾓ボルトM12・スクリュー釘 ZS50 |
柱 | 柱とは、垂直荷重を⽀える垂直部材の構造材で、在来軸組み⼯法では、「通柱」、「管柱」とがあります。 また、建物の⼊隅部・出隅部に設ける柱を「隅柱」と呼びます。 尚、⼤壁の場合には、柱は壁内に隠れますが、真壁では柱が⾒えてくるので化粧柱として、集成材の場合は化粧貼り構造⽤集成材、無垢材の場合は出来るだけ節がないものを⽤いるようにします。 |
柱間(はしらま) | 柱間とは、柱と柱の間の距離、あるいはその空間。 古代ギリシャ建築では、円柱の間隔を円柱の下部の径の⽐を基に設定した。 また、⽇本の伝統的な建築では柱間が部屋の⼤きさを決める基準となることが多い。 |
パステルカラー | パステルカラーとは、⾊の種類で、粉末顔料を⽩粘⼟と混ぜて作られる画材のパステルに使われるような、柔らかな感じの中間⾊。 原⾊(⾚・⻘・⻩・緑等)のような明確な⾊合いではなく、桜⾊や藤⾊のように⽩⾊が混ざったような淡い⾊彩をさす。 パステル⾃体は、原⾊を表現できるが、パステル独⾃の表現として、淡い中間⾊が⽤いられたため、この名が付いたと考えられる。明度が⾼く、彩度はやや低い⾊調。 |
⽩華現象(はっかげんしょう) | ⽩華現象とは、「エフロレッセンス」若しくは「⿐垂れ」とも⾔い、コンクリート中のセメント硬化により⽣成する⽔酸化⽯灰が、⼤気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムを⽣じることを⾔います。 表⾯に⽩い物質が現われ、壁⾯等を垂れる現象を引き起こし、⾒栄えが悪くなります。 |
バックアップ材 | バックアップ材とは、⽬地に設けるシーリング材の3⾯接着の回避、充填深さの調整、⽬地底の形成を⽬的として、シーリングを施す⽬地底に設ける副資材。 バックアップ材は、国交省の建築⼯事共通仕様書にて、「合成繊維⼜は合成ゴム製でシーリング材に変⾊等の悪影響を及ぼさず、かつ、シーリング材と接着しないものとし、使⽤箇所に適した形状で、裏⾯に接着剤のついているものは⽬地幅より1mm程度⼩さいもの、接着剤のついていないものは⽬地幅より2mm程度⼤きいもとする。」と規定されています。 尚、バックアップ材には、クッション性、耐⽔性、耐薬品性に優れた軟質独⽴発泡体(⾼発泡ポリエチレン)が主に⽤いられています。主に、⽬地の奥⾏きが深いALCなどの⽬地(ワーキングジョイント)に⽤いられます。 |
撥⽔(はっすい)カーテン | 撥⽔(はっすい)カーテンとは、⽔をはじくように、⽣地の表⾯にフッ素加⼯を施した機能カーテン。 撥⽔カーテンは、主にシャワーカーテンなどに⽤いられ、防汚性にも優れています。 撥⽔カーテン以外に、ウォッシャブルカーテン、耐光カーテン、制電カーテン、⿊ずみ防⽌カーテン、防炎カーテン、遮光カーテン、ミラーレースカーテンなどの機能カーテンがあります。 |
発泡プラスチック(はっぽうプラスチック) | 発泡プラスチックとは、各種プラスチックを発泡させた材料。 板状の製品と、現場で発泡させるタイプとがあり、現場で発泡させて施⼯することを現場発泡と⾔う。 発泡プラスチックは、主に断熱材として⽤いられていますが、クッション材やシェル構造材として椅⼦などにも⽤いられたり、クッション性のある床材にも応⽤されています。 |
⿐隠し(はなかくし) | ⿐隠しとは、軒先の先端(⿐先)、垂⽊の⼩⼝に取り付ける板状の部材。 洋⾵の建物は、硬質セメント系の既製品の破⾵・幕板が多⽤されています。 また、けらば側に設ける場合は、「破⾵板」という。 |
幅⽊(はばぎ) | 幅⽊とは、壁と床の取り合い部に設ける部材。 壁の保護と取り合い部の隙間ふさぎや⾒切材の役⽬をしています。⼱⽊とも書きます。 |
破⾵(はふ) | 破⾵とは、妻側の垂⽊、⺟屋、桁の⿐(部材の先端部)を隠すために取り付ける板(破⾵板)、若しくは部位を指します。 屋根形状により、切妻破⾵、⼊⺟屋破⾵、唐破⾵などの名称が付けられたいます。 また、左右の破⾵が合わさったところは「拝み(おがみ)」と⾔います。【相対語】・・・⿐隠し |
パブリック | パブリックとは、公衆、⼤衆、また、公であるさまを⾔いますが、住宅建築では、居間、⾷堂などの家族が団欒できる共⽤の空間・スペースを⾔います。 |
⽻⽬板(はめいた) | ⽻⽬板とは、平⾏に板ぎわをわずかに重ねて(⽻重ね)張った、または張るための細⻑い板。 また、「下⾒板」とも呼ばれています。 |
パラペット | パラペットとは、建物の屋上や吹抜廊下などの端の部分に⽴ち上げられた⼩壁や⼿摺壁。 扶壁(ふへき)若しくは胸壁(きょうへき)とも⾔います。 ⼀般に⽊造の店舗などで、通りに⾯した部分だけ屋根を隠す形で外壁を⽴ち上げているものもパラペットと呼ばれています。 |
梁(はり) | 梁とは、屋根や上階の重みを⽀えるために横(横架材)に渡す構造材。 ⽊造の場合は、⼩屋組を受ける梁を「⼩屋梁」、上階を受ける梁を「床梁」と⾔い、また、部位により、「軒桁」、「胴差し」などと呼ばれています。 |
バリアフリー住宅 | バリアフリー住宅とは、⾼齢者や体に障害のある⼈でも⾃⽴して暮らせるようにさまざまな⼯夫をした住宅。 床や出⼊⼝の段差解消、廊下・出⼊⼝幅の確保、⼿摺設置、浴槽などの広さの確保、昇降しやすい階段の⼨法・形状、将来介護が必要になった場合でも改造しやすい間取りなどの配慮した住宅。 また、これらのバリアフリー住宅のレベル等級を表すことを「⾼齢者等配慮対策等級」と⾔う。 |
バルコニー | バルコニーとは、地⾯から離れて建物の外⾯に張り出した外部スペース。露台とも⾔います。 リビングルームに付属するリビングバルコニー、キッチンやユーティリティに接続したサービスバルコニー、避難時のための避難バルコニー、また、下階が部屋になっていて、その上に設けるルーフバルコニーなどの分け⽅があります。 バルコニーに対して、回廊状で庇のあるものをベランダと⾔いますが、縁側もベランダの⼀種とみなすことがあります。 |
ハロゲンランプ | ハロゲンランプとは、電球内の微量のハロゲン族元素によって、⽩熱灯より⼩型で輝きが強い。 主に、「スポットライト」や「ダウンライト」に⽤いられます。 ハロゲンランプ以外に、⽩熱灯・蛍光灯・LED・電球型蛍光ランプ・⽔銀灯ランプ・メタルハライドランプ・ナトリウムランプ・ビームランプなどのランプがあります。 |
板⾦⼯事(ばんきんこうじ) | 板⾦⼯事とは、板⾦とは、⾦属を薄く平らな形状に形成したものの事で、建築においては屋根の⼯事(屋根材、葺き付け、⾬樋)や外壁の⽔切り、ダクトに使⽤される事が多く、切断加⼯や曲げ加⼯により様々な形状に加⼯し、これらの⾦属の薄板を取り付ける⼯事を板⾦⼯事と⾔う。 |
パンチングメタル | パンチングメタルとは、⾦属板に打ち抜き加⼯したもの。 丸孔、⻑孔、ダイヤ、⾓孔、⻲甲、装飾⽤孔などをあけたものと、バーリング孔と呼ばれる突起状の孔加⼯を施したものがあります。 バルコニーなどの⼿摺のパネルなど、デザイン的に⽤いられています。 |
パントリー | パントリーとは、⾷品関係を収納する収納庫。 ⾷品庫⼀般的には台所に隣接または台所の⼀部に設けられることが多い。 |
ヒートポンプシステム | ヒートポンプシステムとは、媒体が気体から液体に凝縮する時に放出する熱や、液体から気体に気化する時に、周囲の熱を奪う性質を利⽤して冷暖房を⾏なうシステム。 ⽇本では年間に冷房と暖房を必要とする地域が多いことから、ヒートポンプシステムの機器が普及しています。 また、ヒートポンプを略して「ヒーポン」とも呼ばれています。 |
⽕打⾦物(ひうちかなもの) | ⽕打⾦物とは、⽊製⽕打材の代わりとなる、床構⾯の隅⾓部にかかる圧縮・引張に対抗するための構造⾦物です。取り付けは、六⾓ボルトと平釘の併⽤が必要です。 尚、⽕打⾦物は、告⽰第1460号第3号のその他の構造耐⼒上重要な部分の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号適合⾦物 HB・六⾓ボルトM12・⾓座⾦・⼩型⾓座⾦・平釘ZF55 |
⽕打梁(ひうちばり) | ⽕打梁とは、⽊造で床組や⼩屋組の変形を防⽌するために設ける斜材。1階の床に設けるものを「⽕打⼟台」、2階などの床や⼩屋組に設けるものを「⽕打梁」と⾔います。 最近では鋼製でできた既製品の「⽕打⾦物」を使うことも多くなってきました。 尚、床組を剛床とする場合は⽕打梁を省くことができます。 |
引き違いサッシ(ひきちがいサッシ) | 引き違いサッシとは、左右2枚のガラス障⼦をスライドして開閉するサッシ。 どちら側も開くこともでき、換気・採光に有効です。 引き違いサッシ以外に、上げ下げ窓・たてすべり出し窓・横すべり出し窓・内倒し窓・⽚引き窓・両⽚引き窓・両たてすべり出し窓・ルーバー窓(ジャロジー)・嵌め殺し窓・オーニング窓などのサッシがあります。 |
引き違い⼾(ひきちがいど) | 引き違い⼾とは、横⽅向にスライドさせて開閉する扉。 ⽚側をあけているときは、もう⽚側は閉じた状態になるので、中を全て⾒渡すのは困難。また、⼿前にスペースがない時に有効です。 |
引⼾(ひきど) | 引⼾とは、⽔平⽅向に動かすことで開閉する建具。 |
引渡し検査(ひきわたしけんさ) | 引渡し検査とは、建物の施⼯者(請負者)が、建物が完成すると社内検査(⾃主検査)を⾏って最終⾦の受領と引き換えに、施主(発注者)に建物を引渡す前に、事前に施主(発注者)の検査を受け引渡しの準備を⾏う。 この検査を「引渡し検査」または「施主検査」・「竣⼯検査」などと⾔い、設計と施⼯を分離して発注した場合は、設計・監理を請負った設計事務所がこの「引渡し検査」に⽴ち会う。 |
ピクチャーレール | ピクチャーレールとは、絵画などの額を吊る⾦具が掛けられるように壁⾯の上部に渡された桟。 「ピクチャーモールディング」、「画桟」、「額⻑押」などとも⾔われています。 近年では、移動できるフック⾦具を付けた⾦属製のレールを使うようになりました。 |
庇(ひさし) | 庇とは、出⼊⼝や窓の上部に設け、⽇差しや⾬を防ぐ⽚流れの⼩さな屋根状のもの。 庇の出が少ないものを⼩庇(こびさし)といい、サッシメーカーなどから既製品の庇が売り出されている。 庇の出が⼤きく柱で⽀えるものは、捨て庇、または、⼟庇(つちびさし)と呼ぶ。また、寝殿造りでは⺟屋の外側に突き出た部分のこと。 |
⾮常警報器具(ひじょうけいほうきぐ) | ⾮常警報器具とは、⽕災が発⽣した時に、防⽕対象物内の⼈々に拡声器や警報⾳などによって伝達するための、警鐘・携帯⽤拡声器・⼿動式サイレンなどを指します。 多数の者がいる防⽕対象物等に設置が義務づけられ、収容⼈数が20⼈以上50⼈未満の場合は、⾮常警報器具を設置するように義務付けされています。ただし、地階・無窓階(窓があっても格⼦等で容易に出⼊り出来なければ無窓階です)では、放送設備(⾮常警報設備)の設置が義務付けられています。 尚、⾮常警報器具の設置箇所は、多数の⽬に触れやすく⽕災時に速やかに操作できる場所と規定されています。 |
⾮常⽤進⼊⼝(ひじょうようしんにゅうこう) | ⾮常⽤進⼊⼝とは、⾮常時に消防隊等が破壊して進⼊できるように、3階以上の階で⾼さ31メートル以下の部分には、建築基準法で⾮常⽤進⼊⼝の設置が義務付けられています。 但し、⾮常⽤進⼊⼝に代わる開⼝部(代⽤進⼊⼝)がある場合には、それを⾮常⽤進⼊⼝とすることができます。 ⾮常⽤進⼊⼝に代わる開⼝部(代⽤進⼊⼝)とは、道路、⼜は道路に通ずる幅員4m以上の通路、その他の空地に⾯する3階以上の階の、壁⾯の⻑さ10m以内ごとに、直径1m以上の円が内接することができる開⼝部、⼜は、幅が75cm以上、⾼さ1.2m以上の開⼝部で、格⼦など屋外から進⼊を妨げる構造を設けず、⾚い三⾓マーク(⾮常⽤進⼊⼝マーク)が貼られた開⼝部。 |
引掛け桟⽡(ひっかけさんがわら) | 引掛け桟⽡とは、桟⽡とは、丸⽡と平⽡を使って葺く本⽡葺きの弱点である、重量対策にて考案された波状の⽡。 ⼀般的な和⾵建築の屋根⽡として多く⽤いられている⽡で、平⽡と丸⽡を⼀体化させた⽇本独特の⽡。 左側に⼩さいうねりがあることが、ちょうど障⼦の桟に似ていることから桟⽡と呼ばれています。 本⽡葺きに対して、桟⽡で葺くことを桟⽡葺きと⾔います。 また、引掛け桟⽡とは、その桟⽡の裏⾯の尻の部分に突起をつけて、⽡がずり落ちないように⼯夫された⽡で、明治の初め頃に考案されました。 |
引掛けシーリング(ひっかけシーリング) | 引掛けシーリングとは、ペンダント照明やシャンデリアなどを吊るすことができる天井付けコンセント。左側にねじると外れ、右側にねじると引っ掛かって固定する。 住宅メーカーや⼯務店などでは、居室や納⼾関係の照明は引掛けシーリングまでが本体価格に含まれ、照明器具は別途⼯事扱いが⼀般的です。 |
引張強度(ひっぱりきょうど) | 引張強度とは、材料が外部から引っ張られる⼒の強さの度合。 【相対語】・・・圧縮強度 |
ビニールクロス | ビニールクロスとは、壁装材でポリ塩化ビニールを主原料とする壁紙のことを「ビニールクロス」、若しくは「ビニル壁紙」、⼜は、略して「ビニクロ」と⾔います。 素材の特性から、様々な⾊・柄・テクスチャーの商品があり、消臭や抗菌・汚れ防⽌など様々な機能をもったビニールクロスもあります。 |
ひねり⾦物(ひねりかなもの) | ひねり⾦物とは、垂⽊を⺟屋・軒桁・棟⽊などに取り付けるための⾦物で、ST-9・ST-12・ST-15の3タイプがあり、垂⽊の勾配や⾵の吹き上げ⼒によって使い分けます。 また、ひねり⾦物の同等認定品、ハリケンタイ・タルフィック・タル⽊どめⅡ・ラフターバンド・タル⽊クランプなどがあります。 尚、ひねり⾦物は、告⽰第1460号第3号のその他の構造耐⼒上重要な部分の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号適合⾦物 ST-9/ST12/ST-15・太め釘ZN40 |
桧(ひのき) | 桧とは、針葉樹の⼀種。ヒノキ科の常緑⾼⽊。 桧は美しい⽊⽬で耐久性があり、湿気に強い⽊材。 |
ピポットヒンジ | ピポットヒンジとは、扉の上端と下端に取付け、上下軸を⽀点に開閉する⾦具。 丁番と違い⾦物の⾒えがかりが⼩さくスマートに⾒えます。 重量ドアに使⽤しても吊り下がりが少ないのが特徴。また、「軸吊り丁番」とも⾔われています。 |
表⽰登記(ひょうじとうき) | 表⽰登記とは、⼟地、建物の所在、地番、地⽬、地積、家屋番号、構造、床⾯積など、不動産の現状を明らかにするための登記。 |
表⾯波探査法(ひょうめんはたんさほう) | 表⾯波探査法とは、起震機により表⾯波を地中に送り、地中からの反射波を受信して地盤⽀持⼒(地耐⼒)を算出する地盤調査法。 【対義語】・・・ボーリング調査・スェーデン式サウンディング |
ひら⾦物(ひらかなもの) | ひら⾦物とは、外壁廻りの下地材の施⼯に⽀障がある場合のかすがいに代わる⾦物として開発された補強⾦物です。 上下階の管柱の緊結(SM-40)や⼤引と床束、⼩屋束と⼩屋梁・⺟屋の接合(SM12)、及び⺟屋(SM-12)や梁材(SM12/SM-40)の継⼿に⽤いられます。 尚、ひら⾦物は、告⽰第1460号第3号のその他の構造耐⼒上重要な部分の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号適合⾦物 SM-12/SM40・太め釘ZN65 |
ビルトインガレージ | ビルトインガレージとは、建物内部に駐⾞スペースをもうけたガレージ。 都⼼や狭少地などで、敷地に余裕がなく建ぺい率いっぱいに建物を建てる場合に、駐⾞スペースを確保するために採⽤されることが多い。 ビルトインガレージスペースは容積率から除外できるので狭少地には最適。 ビルトインガレージの⾯積が延べ床⾯積の1/5まで、容積率を計算する延べ床⾯積から除外できます。 |
ピロティ | ピロティとは、建物を⾼い位置に⽀え、地上⾯を吹き放しにする柱、あるいはそのような柱が並んだ開放的な空間を指します。 尚、ピロティとは、フランス語で建物を⽀える杭のこと。ル・コルビュジェが提案し、1930年頃から⾒られるようになった⽅式。 |
品確法(ひんかくほう) | 品確法とは、良質な住宅を安⼼して取得でき、万⼀トラブルが発⽣した場合でも、消費者保護の⽴場から紛争を速やかに処理できる機関の整備など、住宅市場の条件整備と活性化を⽬的とした法律です。 新築住宅の10年間の瑕疵担保責任の義務化、また、性能⽐較ができるように住宅性能表⽰制度及び第三者期間を設置し住宅の品質確保を図る対策がとられています。 品確法は略称で、正式には「住宅の品質確保の促進等に関する法律」です。 |
ピンホール | ピンホールとは、塗膜、タイル、衛⽣陶器などの表⾯に⽣じた⼩⽳。 ⽋陥の⼀つで、例えば塗装⼯事で塗装中に⽔分や空気の混⼊によって、塗膜に⽣じる⼩⽳は剥離の原因となる。 |
ファイナンシャルプランナー | ファイナンシャルプランナーとは、個⼈のライフプラン(⼈⽣設計)を財政的な⾯から総合的にアドバイスしプランを⽴て実⾏を⼿助けする「家計のホームドクター」的存在の事。 |
ファサード | ファサードとは、建物の正⾯。 ⼀般的には⽞関のある⾯を⾔いますが、外観として重要な⾯であれば、側⾯または背⾯もファサードとも呼ぶ場合があります。 |
フィニッシュネイル | フィニッシュネイルとは、仕上材や家具などに⽤いる仕上げ釘の事。 フィニッシュネイルは、⼀般の釘と違って釘頭が無く、仕上⾯より沈みこませて⽤いる釘で、廻縁や幅⽊、押⼊れなどの化粧ベニヤや化粧壁材(化粧合板)などを、その⾒たままの状態で取り付ける場合に、フィニッシュネイルと接着剤などで固定します。 フィニッシュネイルを現場では略して、「フィニッシュ」と呼ばれています。 |
フィラー | フィラーとは、埋めたり、詰めたりするもの。 詰物。埋め物。システムキッチンやシステム収納家具などで、壁との間にできた隙間を埋める部材。 また、⼩さな凹凸のある⾯などに塗装する際、平らにするために⽤いる塗料。 |
フィンガージョイント | フィンガージョイントとは、⽊材の端部を、指と指を組み合わせたようにジグザグに切削加⼯して、相互にはめ込んで接着する接合⽅法。 集成材に採⽤されています。フィンガージョイントの他に、集成材の継⼿としてスカーフジョイントがあります。 |
⾵圧⼒(ふうあつりょく) | ⾵圧⼒とは、⾵による建物に加わる⽔平⼒。 建物の⾼さ、形状、地域により⾵圧⼒は変わてきます。 |
⾵⽔ | ⾵⽔とは、⼟地のもつ神秘的な⼒を信じ、その⼒が⼈々に及ぼす吉凶禍福を占う中国古来からの説。 近年、家相占いなどとして、⽇本でも関⼼を集めている。 |
フーチング | フーチングとは、布基礎の底版部。建物の上からの荷重をフーチングで分散し、地盤の⽀持⼒を増すために幅を広くした部分。 |
フープ筋 | フープ筋とは、鉄筋コンクリート構造の柱の主筋を拘束する囲い筋。 「帯筋」とも⾔う。⼀般的に150mm以下の間隔で巻き付ける。 また、梁の場合は、「スターラップ」と⾔い、間隔は、250mm以下かつ梁成の3/4以下とする。 |
フェノール樹脂 | フェノール樹脂とは、フェノール類とアルデヒドを縮重合して作られる熱硬化性の合成樹脂で、商標名「ベークライト」で知られています。 電話機などの成型品のほか、化粧板の基材、合板の接着材、電気絶縁性を利⽤した配線器具などに使われています。 フェノール樹脂以外の熱硬化性樹脂には、エポキシ樹脂・メラミン樹脂・ポリウレタン樹脂などがあります。 |
フォームタイ | フォームタイとは、壁などのコンクリート施⼯に際して、型枠の間隔を⼀定に保ち、締め付けておくためのボルト。 |
深基礎(ふかぎそ) | 深基礎とは、⼀般の基礎より、根⼊れ深さが深い基礎。 深基礎は、地盤の⾼低差や傾斜がある場合などに発⽣します。 【相対語】・・・⾼基礎 |
吹付仕上げ(ふきつけしあげ) | 吹付仕上げとは、塗装を⾏なう際、スプレーガンで塗料を吹付け、仕上げる⼯法で、吹き付けタイル・リシン吹付け・スタッコ吹付けなどの吹付仕上げがあります。 吹付仕上げは、塗料が噴霧されるため、均⼀な塗膜を作り出すことができ、内外装を問わず利⽤されている。 |
吹付けタイル | 吹付けタイルとは、外壁仕上⽤の厚塗りの吹付材で、主に合成樹脂などの結合材とけい砂・寒⽔⽯・軽量⾻材などが主原料の複層仕上塗材です。 3層で厚さ1〜5mm程度の凹凸模様などに仕上げるもので、汚れにくく、⽔洗いができ、防⽔性を⾼めたものに「弾性タイル」があります。 |
吹抜(ふきぬけ) | 吹抜とは、⼆層以上に渡って床を設けず、天井が⾼い空間。⽞関やリビングなどに⽤いられます。 |
複合サッシ(ふくごうサッシ) | 複合サッシとは、内側を⽊製または樹脂製のフレームに、外側をアルミ製のフレームにしたサッシ。 |
複合フローリング(ふくごうフローリング) | 複合フローリングとは、⽊質系材料からなる床板(フローリング材)。表⾯加⼯その他所要の加⼯を施したもので、合板や集成材などの⽊質材料を基材としています。 表⾯に⽊材の薄板を張り合わせたもの(天然⽊化粧)と合成樹脂オーバーレイ、塗装、プリントなどの加⼯を施したもの(特殊加⼯化粧)とに分類されます。 複合フローリングは、無垢フローリングのような暴れはなく、住宅メーカーや⼯務店などの標準仕様の床材として多く⽤いられています。 【対義語】・・・単層フローリング |
複層ガラス、ペアガラス(ふくそうガラス) | 複層ガラス(ペアガラス)とは、2枚の板ガラスの間に乾燥空気を⼊れて密閉し組み⽴てられたガラスで、「ペアガラス」とも呼ばれています。 断熱性・遮⾳性に優れ、結露防⽌にも対応しています。複層ガラス(ペアガラス)とは、2枚の板ガラスの間に乾燥空気を⼊れて密閉し組み⽴てられたガラスで、「ペアガラス」とも呼ばれています。 断熱性・遮⾳性に優れ、結露防⽌にも対応しています。 |
節(ふし) | 節とは、⽊材では、幹の中に枝としての組織が残っている部分。 製材した際に明瞭な跡が残り、「⽣き節」、「死に節」、「抜け節」などの種類があります。 尚、柱材や板材で、どこにも節の跡が⾒えないものは「無節」といって、上級材とされています。 |
襖(ふすま) | 襖とは、和室に⽤いられる建具で、⽊で⾻組みを⾏い両⾯に襖紙を張った⼾。 ⽚側が廊下や洋室の場合は、建具の厚みを厚くして「⼾襖」として対応することが⼀般的です。 また、襖紙には、⼿漉き和紙の本⿃の⼦、抄紙機によって作られる⿃の⼦、⼀般的に安価でよく使われている新⿃の⼦、ビニール襖紙などがあります。 |
襖縁(ふすまふち) | 襖縁とは、襖の外周部の4周の縁を指し、襖の強度を増す役割と、襖を開閉する際、⼿アカなどで襖紙を汚さないようにする役割をはたします。 襖縁は、主に⽊製縁が⽤いられ⽩⽊仕上げか、若しくは、カシューなどの塗り仕上げが⽤いられます。 |
伏図(ふせず) | 伏図とは、上から⾒下ろした形状が記載された図⾯(⾒下げ図)で、主に構造図に⽤いられる図⾯です。 「基礎伏図」・「床伏図」・「梁伏図」・「⼩屋伏図」などで、縮尺は1/100若しくは1/50程度。尚、意匠図の「天井伏図」と鉄筋コンクリート造の構造図の「梁伏図」は⾒上げ図で表現されています。 |
不動産取得税 | 不動産取得税とは、不動産の取得に際して、1回だけ課せられる税⾦。⼟地と建物それぞれにかかります。 |
不同沈下(ふどうちんか) | 不同沈下とは、建物の基礎の沈下が⼀様でなく、建物に⻲裂(クラック)が⼊ったり、傾いたりすること。 |
船底天井(ふなぞこてんじょう) | 船底天井とは、天井の中央が両端より⾼くなって勾配がついた天井。 船底天井は、船底を上にしたような形状に由来する呼び名で、数奇屋造りの住宅などに使われている。 勾配をより強くした天井を屋形天井(やがたてんじょう)または、拝み天井(おがみてんじょう)と呼ばれています |
不燃材料(ふねんざいりょう) | 不燃材料とは、通常の⽕災時に燃焼せず、有害な煙やガスを発⽣しない建築材料の総称。 鋼材、コンクリート、⽯綿スレート、⽡、煉⽡、ガラス、モルタル、漆喰などが認定されています。 不燃材料は、準耐⽕構造や防⽕構造にする場合には、⼀定の部位に不燃材料を使う必要がある。 また、燃焼に⾄る時間が⽐較的に遅く、⽕災初期の発煙量も少ない建築材料を「難燃材」と⾔い、難燃合板、難燃繊維板、難燃プラスチック板などがあります。 ◆主な不燃材料◆ ・コンクリート・レンガ・⽡・陶磁器質タイ・⽯綿スレート・フレキシブルルボード・鋼材・アルミニウム・⾦属板・硝⼦・モルタル・しっくい・⽯・ロックウール・グラスウール・厚さ3mm以上のガラス繊維混⼊セメント板・厚さ5mm以上の繊維混⼊珪酸カルシウム板・厚さ12mm以上の⽯膏ボード 【対義語】・・・準不燃材料、難燃材料 |
踏板(ふみいた) | 踏板とは、階段の踏⾯(ふみづら)の板。 尚、踏板の有効奥⾏き⼨法から、蹴込み⼨法を減じた⼨法を「踏⾯⼨法」と⾔います。 【相対語】・・・蹴込み板 |
踏込み床(ふみこみどこ) | 踏込み床とは、床の間の形式で、床框がなく和室の畳⾯と同じ⾼さに地板(床板)だけを設けた形式の床の間。 |
踏⾯(ふみずら) | 踏⾯とは、階段のステップ部分を指します。 また、その⼨法を「踏⾯⼨法」と⾔い、建築基準法で⼨法が定められています。 【相対語】・・・蹴上げ |
ブラケット照明 | ブラケット照明とは、壁⾯に付ける照明器具。 部屋に奥⾏きが⽣じ、広く⾒せる効果があります。 |
プラスター塗り | プラスター塗りとは、鉱物質の粉末と⽔を練り合わせた塗壁で、⽯膏を主材にした「⽯膏プラスター」と、⽩雲⺟を焼いて⽔和熟成させた「ドロマイトプラスター」があります。 ⽯膏プラスターは、⽔硬性で、凝縮も速く、乾燥における収縮が少ないため⻲裂が⽣じにくく、仕上がりが⽩く美しいと⾔う特徴があります。 また、ドロマイトプラスターは、混練りが容易で作業性に優れています。⼀般的にプラスターと⾔うと「ドロマイトプラスター」を指し、天井や壁の塗り仕上げに⽤いられています。 |
プラスターボード | プラスターボードとは、⽯膏を芯材として、その両⾯と側⾯をボード⽤紙で被覆したボード。耐⽕、防⽕、遮⾳、断熱性能があり、室内の仕上の下地材として使⽤されます。 ⽔廻りには「耐⽔プラスターボード」、準耐⽕建築物には「強化プラスターボード」が⽤いられます。 また、「⽯膏ボード」とも呼ばれています。 |
プラ束(プラづか) | プラ束とは、1階の床組で、⼤引を受ける床束の⼀種で、合成樹脂でできた既製品の床束。また 鋼製束もあります。 【対義語】・・・⽊製床束・鋼製束 |
フラッシュ⼾ | フラッシュ⼾とは、⾻組みに合板などを張って、表⾯を平らに仕上げたドア。 また、単に、表⾯に凹凸ない⼾を「フラッシュ⼾」と呼ばれています。 |
フラット35 | フラット35とは、住宅⾦融⽀援機構と⺠間⾦融機関が提携してできた新しい住宅ローンで、特徴として、⻑期固定⾦利であること、融資額が最⾼8000万円、保証料や繰上げ返済の⼿数料がかからないこと、また、優良住宅取得⽀援制度(フラット35S)によって優遇⾦利が受けられるなどがあげられます。 フラット35は、⾦融機関と借⼊者の間の住宅ローンを住宅⾦融⽀援機構が買い取り、それを担保とした債券を発⾏して資⾦を調達しています。 |
プリント合板(プリント合板) | プリント合板とは、合板の表⾯に模様や⽊⽬を印刷したもの。 |
プルスイッチ | プルスイッチとは、照明器具や換気扇などに付けられた、ひもを引くことで作動するスイッチ。 キッチンの流し元灯や⾼い位置に付けられる器具や和室などに使うペンダント照明に多く⽤いられています。 |
プルボックス | プルボックスとは、電線管などの配管⼯事で、電線の接続や取り出し、器具の取り付けのために設ける鋼板製などの箱。 |
ブレーカー | ブレーカーとは、電気回路に⼀定以上の電流が流れると、回路を⾃動的に遮断する装置。 遮断機、サーキットブレーカーとも⾔われています。 |
プレカット | プレカットとは、⼤⼯さんが設計図⾯をもとに柱や梁に墨付けをし、⽊材の仕⼝や継⼿を⼿加⼯で⾏なっていた部分を、コンピューター制御による機械で全て⾏い、⼿加⼯によって⽣じやすい品質のバラツキをなくし、現場の省⼒化、⼯期短縮を計る⼯場⽣産システム。 尚、プレカットを⾏うために、事前にプレカット図(施⼯図)が作成されて、内容の確認を⾏った上で⽊材の加⼯を機械で⾏う。 【相対語】・・・⼿刻み |
プレキャストコンクリート | プレキャストコンクリートとは、コンクリートの製造設備が整備された⼯場、または、建設現場に設置された仮設⼯場で、練りまぜ、打設、養⽣までを⼀貫して⾏い、完成品として建設現場に運べるようにしたコンクリートの部材、または部品。 プレキャストコンクリートは、⼯期を短縮できること、品質の向上と均⼀性が確保されることなどの特⻑をもちますが、製品を組み合わせてつくる構造物は⼀体構造物にはならず、部材の接合に種々の⼯夫を施さなければならない⽋点があります。 主に、まくら⽊、ブロック、防護柵、建物の壁などに⽤いられています。 |
プレストレストコンクリート | プレストレストコンクリートとは、PC鋼線などを使⽤してその部分にあらかじめ圧縮⼒を導⼊したコンクリート。 コンクリートは、引張りに対する抵抗⼒が⼩さいため、コンクリート構造物の引張りが⽣じる部分にひび割れが発⽣し易くなります。 そのような場合(パイル、ポール、⻑⼤橋、建築物の梁など)にプレストレストコンクリートが⽤いられます。 |
プレゼンテーションボード | プレゼンテーションボードとは、仕上材や建具、照明器具、家具などのインテリアエレメントについての提案を、クライアントに⽰すためのボード。 ひと⽬で提案内容が解るように、材料⾒本、⾊⾒本、製品写真やスケッチなどを厚⼿の台紙に張り、インテリアコーディネーターの仕事においては、重要な表現⼿段です。 |
プレナー仕上(プレナーしあげ) | プレナー仕上とは、材⽊表⾯の凹凸を削って仕上げるための電動⼯具。その電動⼯具を使って仕上げることを「プレナー仕上げ」と⾔います。 構造材の表しなど、⽊材の素地仕上げの場合によく⾏なわれる仕上です。 |
プレハブ⼯法 | プレハブ⼯法とは、前もって主要部材を⼯場で⽣産し、それを現場で組み⽴てたり設置する建築⼯法。 住宅の場合、プレハブ住宅と呼ばれ、構造材の種類によって、⽊質系、鉄⾻系、コンクリート系に分かれています。 尚、鉄⾻系は、軽量鉄⾻を使うものが最も⼀般的ですが、重量鉄⾻のものも普及しています。 |
フロアヒンジ | フロアヒンジとは、ドアクローザーの床に埋め込むタイプ。 フロアヒンジは、ドアの軸下の床に埋め込んでドアの重量を受け、その開閉スピードを制御し、ドアが急に開いたり閉じたりしないように、開閉スピードを調整することが可能です。また、ドアを定位置でストップさせる機能のフロアヒンジもあります。 |
フロート板ガラス | フロート板ガラスとは、最も⼀般的な透明ガラスで、熔融⾦属の上にガラス素地を流し、⽕造りのまま連続製造されるガラス。 平滑性に優れ、透視像や反射像のゆがみは殆どありません。 厚み 2mm 3mm 4mm 5mm 6mm 8mm 10mm 12mm 15mm 19mm |
フローリング | フローリングとは、⽊の床材で、材質、塗装、加⼯⽅法で趣が異なります。 フローリングには、⼤きく分けて単層フローリングと複合フローリングとがあります。 |
プロペラファン | プロペラファンとは、プロペラ状の⽻を回転させて空気を吸い込み、排気する換気扇で、壁に設置した換気扇が代表的です。 プロペラファンは、最も⼀般的なファンで、静圧が低くダクトなどの抵抗があると極度に⾵量が減少するため、⼾建住宅の直接排気⽤として使⽤します。 ただし、外部の⾵圧の影響を受けやすいと⾔うデメリットがあります。 他にもシロッコファン、ターボファンがあります。 |
分電盤(ぶんでんばん) | 分電盤とは、外部に設けられている電気配線(本線)から、配電されてきた電気を住宅内に分岐するための機器。 住宅⽤分電盤は、樹脂などの箱形をした形状で、中には、電気を配電するたくさんの分岐回路のほか、漏電が発⽣すると、⾃動的に電気を遮断する漏電遮断器や、電気の契約容量や電線の許容電流を超えた電気が流れたときに作動する配線⽤遮断機がおさまっています。 最近では、家庭内で使⽤する家電製品が増えるとともに、パソコンや床暖房など⼤量の電気を使⽤するものが普及してきたことにともない、必要な回路数は増加する傾向にあります。 |
分筆(ぶんぴつ) | 分筆とは、登記簿において、⼀筆になっていた⼟地をいくつかに分割すること。 【相対語】・・・合筆 |
粉末消⽕器(ふんまつしょうかき) | 粉末消⽕器とは、⼀般的な消⽕器で、消⽕剤(粉末)を炭酸ガスなどの⾼圧ガスで放射、粉の種類によってABC粉末とBC粉末があります。 放射の粉末で⼀気に消⽕しますが、再燃することがあり、放射時間が短いため、消⽕に技術を要します。また、強化液消⽕器に⽐べ軽く持ち運びが容易ですが、室内では粉のため⾒通しが悪くなります。 |
分離発注(ぶんりはっちゅう) | 分離発注とは、ひとつの⼯事をふたつ以上の業者に分けて発注する形式。 住宅建築では、⽊⼯事や外装⼯事、内装⼯事、設備⼯事などを分離する⽅式が多い。 |
ヘアーライン | ヘアーラインとは、スチールウールなどの研磨材を⽤いて、⼀定⽅向に連続的な条痕を付けた、つや消しの⾦属表⾯加⼯のこと。 ステンレス製品などによく使われています。 |
ペアガラス、複層ガラス(ふくそうガラス) | 複層ガラス(ペアガラス)とは、2枚の板ガラスの間に乾燥空気を⼊れて密閉し組み⽴てられたガラスで、「ペアガラス」とも呼ばれています。 断熱性・遮⾳性に優れ、結露防⽌にも対応しています。複層ガラス(ペアガラス)とは、2枚の板ガラスの間に乾燥空気を⼊れて密閉し組み⽴てられたガラスで、「ペアガラス」とも呼ばれています。 断熱性・遮⾳性に優れ、結露防⽌にも対応しています。 |
平⾯詳細図(へいめんしょうさいず) | 平⾯詳細図とは、縮尺1/30、或いは、1/50など、平⾯を細かく表した詳細図。 |
平⾯図 | 平⾯図とは、建物の床⾯から約1.5m位の⾼さの位置で切って⾒下ろした図⾯、⼜は 間取り図。縮尺は1/100。 |
べた基礎 | べた基礎とは、建物の底⾯全体に鉄筋コンクリート造の床版を設けた基礎。 軟弱地盤や地下⽔位の⾼い場合に採⽤される基礎⼯法。 【相対語】・・・布基礎 |
ペニンシュラ型キッチン | ペニンシュラ型キッチンとは、カウンターが半島のように突き出たキッチンのレイアウトです。 ダイニングキッチンのような、オープンキッチンに向いています。また、ペニンシュラ部分は作業台、ダイニングテーブルなど多⽬的に使⽤できます。 ただし、ペニンシュラ部分をテーブルにする場合は、キッチンの⾼さとテーブルの⾼さの違いが出るので注意が必要です。 ペニンシュラ型キッチン以外に、Ⅰ列型キッチン・Ⅱ列型キッチン・L字型キッチン・U字型キッチン・アイランド型キッチンなどのキッチンスタイルがあります。 |
ヘリンボーン | ヘリンボーンとは、ニシンの⾻を並べた形に似ていることに由来する名称で、⼭形を連続させたような模様のこと。 杉綾(すぎあや)織りあるいは、⽮筈(やはず)模様ともいう。 ヘリンボーン以外に、アラベスク・ペイズリー・リネンフォールド・アカンサスなどの模様があります。 |
辺材(へんざい)、芯去り材 | 辺材(芯去り材)とは、⽊材で、幹の外周部の淡⾊の部分のこと。 ⽩太(しらた)とも呼ばれています。 辺材は、組織が粗く、⼼材に⽐べて強度、耐久性に劣ると⾔う特徴があります。 【対義語】・・・⼼材(芯持ち材) |
変性シリコーン系シーリング材(へんせいシリコーンけいシーリングざい) | 変性シリコーン系シーリング材とは、オルガノポリシロキサンを末端に有する有機ポリマーを主成分とし、湿気硬化の1成分形と、基剤と硬化剤からなる2成分形とがあるシーリング材です。 変性シリコーン系シーリング材は、空気中の⽔分及び触媒の助⼒により、シロキサン結合を形成し硬化するシステムで、耐熱性、耐久性に優れたゴム物質になります。 主にサッシの⾯台やサイディング⽬地などの露出シーリングとして⽤いられています。 |
ペンダント照明 | ペンダント照明とは、コードやチェーンで天井から吊るす照明器具。シェードで光源を覆ったものが多く、真下と周辺を照らす照明器具です。 主にダイニングの照明に⽤いられています。 |
ベンチマーク | ベンチマークとは、敷地や建物の⾼さの基準点。⼯事中でも撤去しないで、動かないものを基準レベル⾼さとして⽤いられます。 主に、前⾯道路のマンホールや道路の縁⽯などが「ベンチマーク」として⽤いられます。 |
ベントキャップ | ベントキャップとは、外壁に設ける給気・排気の開⼝部に取り付ける部材で、形状は丸型のガラリ形式で、材質はアルミ、ステンレス、樹脂などがあります。 |
ボイド管 | ボイド管とは、厚めの紙でできた筒で、基礎などのコンクリート打設において、設備などの配管のためのスリーブを抜く時に使う管。 また、円形のコンクリート柱の型枠などに⽤いられるものにボイドチューブがあります。 |
防炎ラベル(ぼうえんラベル) | 防炎ラベルとは、防炎加⼯を施したカーテンやカーペット、布製ブラインド、⼯事⽤シートなどの物品のうち、防炎性能が認められたものに対して付けられるラベル。 消防法により、表⽰することが義務づけられています。 |
防⾳ | 防⾳とは、空気或いは固体を通じて、伝播する⾳を遮断する⼿段をとること。外部からの騒⾳が室内に⼊ることを防ぐ場合と、内部で発⽣した⾳を外部或いは隣接の部屋などに伝わることを防ぐ場合があります。 そのための材料を防⾳材料と⾔い、吸⾳材と遮⾳材に分けられます。 |
防⾳ガラス(ぼうおんガラス) | 防⾳ガラスとは、2枚以上のガラスで防⾳特殊中間膜を挟みこんだ合わせガラスで、騒⾳によって起こる振動を熱に置き換え、⾳の波を消滅させる原理を⽤いたガラス。 |
防⾳材料(ぼうおんざいりょう) | 防⾳材料とは、⾳を伝えにくい⾳響透過損失の⼤きな「遮⾳材料」と、⾳を吸収しやすい「吸⾳材料」を総称して「防⾳材料」と⾔う。 遮⾳性を⾼めるにはコンクリートや鉄板などの重い材料、吸⾳性を⾼めるにはグラスウールやロックウールなどの柔らかい材料を⽤いますが、両⽅を組み合わせることで⾳を遮断する性能(防⾳性)をよくすることができます。 また、外部からの騒⾳や振動を抑えると同時に室内の吸⾳性を⾼めて残響時間を短くしたのが「防⾳室」です。 |
防⾳サッシ(ぼうおんサッシ) | 防⾳サッシとは、窓やドアなどの開⼝部から⼊ってくる空気⾳を遮断する性能の⾼いサッシ。 通常、JIS規格の「T-1」(旧「Ts-25等級」に相当。500Hz以上の中⾼周波数帯で25dBの⾳を減らす効果がある。)以上の遮⾳等級があるものを「防⾳サッシ」と⾔う。 サッシの気密性が⾼いほど遮⾳性も⾼いため、アルミよりも樹脂のほうが、また、⼀重サッシよりも⼆重サッシのほうが防⾳効果が⼤きい。 |
防⽕区画(ぼうかくかく) | 防⽕区画とは、建築物内部で⽕災が発⽣したときに、⽕災を⼀定の範囲内に⽌めて、他に拡⼤しないようにするために、耐⽕構造の床、壁、防⽕設備(防⽕⼾など)で建築物をいくつかの部分に区画すること。 また、その区画を構成する壁、床、防⽕⼾のこと。防⽕区画には、建築物を⼀定の⾯積ごとに区画する「⾯積区画」と、階段、エレベーター、エスカレーター、パイプシャフトなどの建築物の竪⽳部分とその他の部分とを区画する「竪⽳区画」と、建築物の⼀部に特殊建築物の⽤途に供する部分がある場合に、その部分とその他の部分とを区画する「異種⽤途区画」の3種類の防⽕区画が建築基準法で規定されています。 |
防⽕構造(ぼうかこうぞう) | 防⽕構造とは、延焼防⽌のために、床、壁、天井の防⽕性能を建築基準法で定めた構造。 【対義語】・・・耐⽕構造・準耐⽕構造 |
防⽕設備(ぼうかせつび) | 防⽕設備とは、防⽕⼾やドレンチャー設備など、⽕災が起きたときに炎が回るのを防ぐための設備。 建築基準法では、通常の⽕災による⽕や熱が加えられたときに20分間(防⽕区画の場合は1時間)は、加熱⾯以外に⽕災を出さない「遮炎性」を持っていること、と規定されている。 ⼀般には、避難階段、防⽕シャッター、救急袋、消⽕栓、スプリンクラー、排煙設備、⽕災報知設備、煙感知器など、⽕災を防ぐための設備を総称して防⽕設備と⾔う。 |
防⽕地域(ぼうかちいき) | 防⽕地域とは、市街地で⽕災の延焼を防ぐために都市計画法で、準防⽕地域より規制が厳しい地域。 ⼈が集中する商業系の⽤途地域や主要駅周辺、密集市街地などが指定されています。 建築基準法では、⼀定規模以上の建物は耐⽕建築物⼜は準耐⽕建築物にすることや、屋根の構造や延焼のおそれのある外壁の開⼝部などに対して、規制が定められています。 【対義語】・・・準防⽕地域 |
防⽕⼾(ぼうかど) | 防⽕⼾とは、外壁または間仕切り壁などの開⼝部に設ける、⼀定の防⽕性能をもつ⼾。 性能によって、甲種防⽕⼾と⼄種防⽕⼾があり、建築基準法による規定があります。 |
防蟻処理(ぼうぎしょり) | 防蟻処理とは、⽩蟻に⽊材部を⾷べられないように対応するための処置。 耐蟻性のある⽊材の使⽤や薬剤処理(防蟻剤)などの対応があります。 |
防湿気密フィルム(ぼうしつきみつフィルム) | 防湿気密フィルムとは、気密住宅に⽤いる気密性を確保するためのフィルムシート。 防湿気密フィルムは、JIS A 6930(住宅⽤プラスチック系防湿フィルム)に適合するもの、または同等の性能を有する防湿気密層⽤に開発された材料を使⽤する。 これらの防湿気密フィルムは、気密層の剛性が⾼いとともに、防湿気密層の平⾯保持がよく、仕上材で防湿気密層を押えたとき、重ね部分の気密精度が向上し施⼯が容易になります。 |
防⽔コンセント(ぼうすいコンセント) | 防⽔コンセントとは、⽔が浸⼊しないようにしてあるコンセントで、外部にコンセントを設ける場合に使います。 主に、給湯器⽤コンセントや⾞などの掃除⽤の外部予備コンセントなどに使います。 |
防⽔モルタル(ぼうすいモルタル) | 防⽔モルタルとは、防⽔⽤の混和材を混⼊したセメントモルタル。 防⽔層を作る⽬的で、コンクリート⾯に塗り重ねます。 |
防⿏材(ぼうそざい) | 防⿏材とは、床下の換気を⾏う基礎パッキン(猫⼟台)の開⼝から、⿏などが床下に侵⼊しない様にするための部材。 取付部位は、⼟台と基礎パッキンの外側の⽔切りの内側に取り付ける。 |
⽅⽴(ほうだて) | ⽅⽴とは、横に連続した窓の間に設けられた垂直の桟のこと。 |
⽅杖(ほうづえ) | ⽅杖とは、柱と横架材の取合部に斜めに⼊れる部材。 ⽊造在来軸組み⼯法で、ビルトインガレージなどで、耐⼒壁がバランスよく取れない場合やオーバーハングの補強に⽤いることがあります。 |
防犯ガラス | 防犯ガラスとは、2枚の板ガラスの間に、厚さ0.76mm以上の柔軟で強靱な中間膜をはさみ、加熱・圧着した合わせガラスです。 突き破るのに時間がかかるため、防犯性に特に優れています。また防⾳効果や割れても破⽚が⾶び散らない安全性や紫外線を99%カットする効果もあるガラスです。 |
防犯フィルム | 防犯フィルムとは、ガラスを割れにくくする防犯を⽬的とした特殊なフィルムのこと。 引き違い窓などのクレセントまわりに貼ることによって、こじ破りの防⽌に効果がある。 |
法務局 | 法務局とは、法務省における地⽅⽀分部局の機関(役所)で、⼟地・建物などの登記事務をはじめ、会社・法⼈などの登記事務を扱っているほか、供託事務、⼾籍、国籍、⼈権擁護事務なども取り扱っています。 登記簿を管理している役所で、建物や⼟地の所有権の登記(所有権保存登記・所有権移転登記)や、抵当権の設定などを⾏う場合は、法務局に申請します。尚、登記の申請は、どこの法務局に提出してもよいわけではなく、⼟地・建物の所在地を管轄している法務局で⾏う必要があります。 |
ボーリング調査 | ボーリング調査とは、掘削機などを⽤いて、地盤の強度・地質を調査する事。ボーリング(ロータリーボーリング)調査は、機械を⽤いて直接観察することのできない、地下の⼟や岩を採取したり孔をあけるもので、ボーリング孔はその孔の中で標準貫⼊試験をはじめとする各種試験を⾏なったり、乱されの少ない試料の採取を⾏なうことが出来ます。 ボーリング調査は、スェーデン式サウンディングより地盤調査の信頼性が⾼く、規模の⼤きい建物に多く採⽤されます。 また、住宅でも鉄筋コンクリート構造・鉄⾻造や擁壁を設ける場合などで、ボーリング調査を採⽤する場合があります。 【対義語】・・・スェーデン式サウンディング・表⾯波探査法 |
ホールダウン⾦物(ホールダウンかなもの) | ホールダウン⾦物とは、「引き寄せ⾦物」とも⾔い、⽊造で建物が⽔平⼒を受けた場合に、耐⼒壁にかかる引抜き⼒に対抗するために、1階では基礎⼜は⼟台と柱、2階・3階では上下階の柱と柱 ⼜は柱と梁に取り付ける、耐震性を確保する重要な補強⾦物。 尚、1階柱脚にて10KN⽤のホールダウン⾦物で緊結する場合は、⼟台下端より座⾦付きボルトにて緊結しますが、15kN⽤を⽤いる場合は、⼟台耐⼒不⾜の為、基礎にホールダウン専⽤アンカーボルトを埋め込んで、基礎と柱脚を緊結しなければならない。 ホールダウン⾦物には、幅広ボルトタイプ(HD-B)、幅広釘タイプ(HD-N)、細⾝タイプ(S-HD)以外に、ビスどめホールダウンU・枠材⽤ビスどめホールダウンU・2×4⽤ビスどめホールダウンUや、埋め込んだホールダウン専⽤アンカーボルトの施⼯誤差をフレキシブルに吸収できる耐震Jケーブルなどがあります。 尚、ホールダウン⾦物は、告⽰第1460号第2号の耐⼒壁が取り付く柱の柱頭・柱脚の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号(へ)(と)(ち)(り)(ぬ)適合⾦物。 10KN⽤・15KN⽤・20KN⽤・25KN⽤・15KN⽤2組 |
ホーロー鋼板(ホーローこうはん) | ホーロー鋼板とは、鋼板の表⾯に、ホーローを被覆して⾼温で焼き付けた無機⽪膜鋼板。 ホーロー鋼板は、屋根や外壁などの外装材パネル、室内では浴槽やキッチンなどのシンクなどに⽤いられます。 |
蛍スイッチ(ホタルスイッチ) | 蛍スイッチ(ホタルスイッチ)とは、暗くてもスイッチの位置がわかるように、スイッチの部分がホタルのように光っているもの。 廊下や階段、⽞関、トイレなどに使われることが多い。パイロットスイッチと兼⽤の蛍スイッチも商品化されています。 |
ポリエステル樹脂 | ポリエステル樹脂とは、多価カルボン酸と多価アルコールの縮重合によって作られる⾼分⼦化合物の総称で、テトロン、ダクロンの商標名をもつ繊維はこの種類です。 また、塗料としても⽤いられています。熱硬化性の不飽和ポリエステルにガラス繊維を加えた強化プラスチック(FRP)は、椅⼦のシェル材や浴槽など、また、バルコニーなどのFRP防⽔として⽤いられている合成樹脂です。 ポリエステル樹脂以外の熱可塑性樹脂には、ポリエチレン樹脂・ポリプロピレン樹脂・塩化ビニル樹脂・ポリスチレン樹脂・ABS樹脂・アクリル樹脂・ポリカーボネート樹脂・ポリウレタン樹脂などがあります。 |
ポリエチレン樹脂 | ポリエチレン樹脂とは、エチレンの付加重合によって作られる⾼分⼦化合物で、熱可塑性プラスチックの⼀種。 加⼯性が⾼く、ポリバケツなどの容器や⽇⽤品に多く⽤いられるほか、電気の絶縁性を⽣かす⽤途にも使われている合成樹脂です。 ポリエチレン樹脂以外の熱可塑性樹脂には、ポリプロピレン樹脂・塩化ビニル樹脂・ポリスチレン樹脂・ABS樹脂・アクリル樹脂・ポリカーボネート樹脂・ポリエステル樹脂・ポリウレタン樹脂などがあります。 |
ポリプロピレン樹脂 | ポリプロピレン樹脂とは、プロピレンの付加重合によって得られる⾼分⼦化合物で、熱可塑性プラスチックの⼀種。 柔軟性に富み、引張強度が⼤きく、耐疲労性があるので、フイルムや容器などのほか、屋外⽤の家具(ガーデンファニチャー)などに⽤いられている合成樹脂です。 また、PPと略称され、繊維製品などにも利⽤されています。 ポリプロピレン樹脂以外の熱可塑性樹脂には、ポリエチレン樹脂・塩化ビニル樹脂・ポリスチレン樹脂・ABS樹脂・アクリル樹脂・ポリカーボネート樹脂・ポリエステル樹脂・ポリウレタン樹脂などがあります。 |
ポリマーコンクリー ト | ポリマーコンクリートとは、引張りに対する抵抗性、曲げに対する抵抗性、伸び能⼒、防⽔性を改善するために、合成⾼分⼦材料(ポリマー)をセメントの⼀部またはセメントの代わりに⽤いたコンクリート。 レジンコンクリートとも呼ばれ、⼈造⼤理⽯、路盤ブロック、防⽔ライニング、パイプ、U字溝などに⽤いられています。 |
ポリマーモルタル | ポリマーモルタルとは、セメントと砂で練ったモルタルに、結合材としてポリマー(有機⾼分⼦)を混和したモルタル。 コンクリートの補修材やラスカットパネルに使われています。 |
ホルムアルデヒド | ホルムアルデヒドとは、無⾊の刺激臭のある化学物質で、その⽔溶液はホルマリンとして知られています。 建築材料の合板や仕上材、接着材に使⽤され、建築基準法で規制対象化学物質に指定され、内装の仕上げに制限されています。 |
ホルムアルデヒド発散等級(ホルムアルデヒドはっさんとうきゅう) | ホルムアルデヒド発散等級とは、住宅性能表⽰制度により、居室の内装材からのホルムアルデヒドの発散量の少なさを⽰す空気環境等級。 ホルムアルデヒド発散等級は、等級1〜3で表⽰され、等級3は⽇本⼯業規格(JIS)または⽇本農林規格(JAS)のF☆☆☆☆(エフフォー)等級以上に相当する。 |
ボンデ鋼板(ボンデこうはん)、電気亜 鉛メッキ鋼板 |
ボンデ鋼板(電気亜鉛メッキ鋼板)とは、亜鉛の電気メッキをした薄鋼板に、リン酸鉄と酸化マンガンを⽤いた化学的紡⾷を施した⾦属被覆鋼板。 塗膜の付着よく耐⾷性に優れています。ボンデ鋼板は新⽇鉄の商品名で、正式には「電気亜鉛メッキ鋼板」と呼ばれています。 |
幕板(まくいた) | 幕板とは、⼀般に前後を仕切る境界的な役割をもつ横⻑の板を総称していう。 家具では机やテーブルの甲板の下側にあって、脚と脚を連結する部材などをいう。 |
まぐさ | まぐさとは、開⼝部の上部にある柱間に渡した横架材。外部サッシなどが取り付く開⼝部上端の横部材。 まぐさの対になる下部の横架材を「窓台」と呼びます。 |
間⼝(まぐち) | 間⼝とは、建物や敷地を道路側や建物の⽞関側などの主要な⽅向から⾒たときの幅。 また、単純に物の幅を指します。間⼝に対して直⾓⽅向を「奥⾏き」と⾔います。 【相対語】・・・奥⾏き |
真砂⼟(まさつち) | 真砂⼟とは、花崗岩が⾵化して出来た⼟で、主に化粧⼟として床の間の壁仕上などの左官材料や、敷地の整地や植⽊の客⼟として植栽⼯事でも使⽤される。 |
柾⽬(まさめ) | 柾⽬とは、⽊材の表⾯に現われた模様が平⾏な⽊⽬。 和室では⻑押、鴨居の⾒付⾯などに⽤いられ⾼級とされています。 【相対語】・・・板⽬、杢⽬ |
間仕切り家具(まじきりかぐ) | 間仕切り家具とは、広い空間を2分して使うようなとき設置される間仕切りを兼ねる家具。 |
間仕切り壁(まじきりかべ) | 間仕切り壁とは、建物の内部空間を仕切ることを⽬的とする壁。 |
窓台(まどだい) | 窓台とは、窓の下部にある柱間に渡した横架材。 外部サッシなどが取り付く開⼝部下端の横部材。 窓台の対になる上部の横架材を「まぐさ」と呼びます。 |
間柱(まばしら) | 間柱とは、⽊造在来軸組み⼯法では、柱と柱の間(柱間)に⼊れる垂直材。壁を構成する部材です。 間柱のサイズは、105mm×管柱の三割程度で、ピッチは0.5モジュールに設けます。 尚、サイディングなどのジョイント部となる間柱は、105mm×45mm程度として、1サイズ間柱の厚みをUPさせるのが⼀般的です。 |
マホガニー | マホガニーとは、広葉樹の⼀種。センダン科の常緑⾼⽊。 マホガニーは⾚褐⾊で美しい光沢があり、緻密。⾼級家具材として⼈気があります。 |
マルチタイプエアコン | マルチタイプエアコンとは、エアコンの種別で、1台の室外機に対して複数の室内機が接続できるエアコン。 【相対語】・・・セパレートタイプエアコン |
廻縁(まわりぶち) | 廻縁とは、壁と天井の取り合い部に⽤いられる⾒切部材。 洋室(⼤壁)で洗⾯、脱⾐、トイレ、廊下などで、廻縁を設けると納まり上の問題、⼜はデザイン性の問題で設けない場合(突付け)もあります。 また、廻縁を設けず突付け仕上げとする以外に、底⽬地(天井底⽬若しくは壁底⽬)を設けるか、塩ビ製の⾒切材を設けて納めるなどの⽅法が⽤いられます。 |
御影⽯(みかげいし) | 御影⽯とは、花崗岩のことで、かつて兵庫県の御影で多く算出されたことから、花崗岩のことを「御影⽯」と呼ぶようになったと⾔われています。 御影⽯は、地下のマグマが地殻内で地下深部にて冷却固結した結晶質の⽯材で、⽯の外観は雲⺟、⻑⽯、⽯英など⾊々な鉱物の結晶が集まって出来ているので、⾒た⽬には様々な⾊の⼤⼩のつぶつぶが⾒え、美しく、耐久性に優れた⽯材として建物の外部を中⼼として最も多く⽤いられている⽯材です。 ⼀⽅、硬いため加⼯費がかさみ、含有鉄分でさび⾊が出たり、耐⽕性の点でやや劣ります。 また、表⾯の仕上げ⽅も豊富で、「本磨き仕上」・「⽔磨き仕上」・「バーナー仕上」・「⼩叩き仕上」・「ビシャン仕上」などと⽤途によりいろんな仕上げ⽅が可能。 御影⽯の代表的なものに、稲⽥⽯(⽩御影)・藤岡⽯(⽩御影)・庵治⽯(⻘御影)・万成⽯(桜御影)などがあります。 |
⾒切材(みきりざい) | ⾒切材とは、仕上材の変わる取合の部分に⼊れる化粧部材。 壁に設ける場合を「壁⾒切材」、あるいは「⾒切り縁」、床に設ける場合に「床⾒切材」と⾔います。 |
⾒込(みこみ) | ⾒込とは、正⾯の⾒え掛かり部分に対しての、側⾯の部分や奥⾏き。正⾯の⾒え掛かり部分は「⾒付」と⾔います。 【相対語】・・・⾒付 |
⽔切り(みずきり) | ⽔切りとは、外部回りの突き出した箇所にかかる⾬⽔が下端に回り込まないように、上げ裏⾯から下げて仕上た部分や溝。または、外部回りに設けられる窓・出⼊⼝枠の下枠に付ける細い溝。 ⾬⽔などが枠の下⾯を伝わって壁⾯に汚れを作らないように、また室内への⽔の浸⼊を防⽌するためにに設けるもの。⽊造では、外壁から伝わった⾬が、⼟台に侵⼊しないように⼟台⽔切りを設ける。 |
⽔セメント⽐(みずセメントひ) | ⽔セメント⽐とは、コンクリート調合の際の、⽔とセメントの重量⽐。 ⽔の重量/セメントの重量で表します。 |
⽔抜き⽳(みずぬきあな) | ⽔抜き⽳とは、⼝径75ミリ以上の排⽔パイプを擁壁の裏込めまで差し込み、擁壁で⽀えてる宅地の⽔を抜き、擁壁にかかる⽔圧を低減するための排⽔パイプ。 ⾼さ2メートル以上の擁壁では、3㎡に1ヶ所の割合で⽔抜き⽳を設置することが義務づけられています。 |
ミルシート | ミルシートとは、鉄筋や鋼材(鉄⾻)などの品質を証明する「品質検査証明書」を指します。 |
⺠法(みんぽう) | ⺠法とは、個⼈間の財産関係(売買・賃貸借・不法⾏為など)・家族関係(夫婦・親⼦・相続など)など、市⺠相互の関係について規定する私法の⼀般法。 ⺠法では、相隣関係や隣家間の窓の位置関係によるプライバシーなどの規定があります。 |
無垢材(むくざい) | 無垢材とは、集成材のような加⼯されたものではなく、純粋な⼀つの材料でできている⽊材。 内装材として使⽤すると、⽊の肌触りや⾹りが楽しめます。 無垢材は、「正物(しょうもの)」とも呼ばれています。 【対義語】・・・集成材 |
むくり | むくりとは、上⽅に対して凸形に湾曲している状態を指します。むくり破⾵、むくり屋根、むくり梁、天井のむくりなどがあります。 |
無窓居室(むそうきょしつ) | 無窓居室とは、⼀般的には、外部に対しての開⼝部となる窓がない建物や部屋のことで、法律上は建築基準法で居室扱いされる部屋に、採光、換気、あるいは防災上の対策などの点で、建築基準法の規定を満たした、外部に⾯する開⼝部がない部屋(居室)を指します。 いくら、外部に⾯する窓があっても、建築基準法の規定を満たしていない窓の場合には、無窓居室扱いとなります |
棟⽊(むなぎ) | 棟⽊とは、屋根の頂部にある⺟屋と同じ役⽬をもつ⽔平⼩屋組部材。 |
棟(むね) | 棟とは、陸屋根を除く屋根の頂部をいい、通常は⽔平な直線状に現れ、屋根の分⽔嶺となる箇所を指す。 また、⼊⺟屋屋根、寄棟屋根、⽅形屋根のように4隅に傾斜した棟もできるが、これを⼀般的には隅棟と呼び、⼀般の棟を⼤棟(おおむね)と呼び使い分けられている。 |
棟換気(むねかんき) | 棟換気とは、軒裏に設けた給気⼝から外気を取り⼊れ、屋根の頂部(棟部)に設けた排気⼝(棟換気⼝)から、⼩屋裏にこもった熱気や湿気を排出する⼩屋裏換気システムの⼀種。 棟換気では、給気⼝を⼩屋裏の天井⾯の1/900以上、棟換気⼝(排気⼝)を⼩屋裏の天井⾯の1/1500以上設ける必要があります。 |
無節(むぶし) | 無節とは、製材の⾒た⽬(表⾯)の等級を表す⾔葉。 広い材⾯を含む1材⾯以上の材⾯に節がない事と、JASの造作⽤製材の材⾯の品質基準として規定されています。 【相対語】・・・上⼩節・⼩節 |
無⽬(むめ) | 無⽬とは、敷居や鴨居⽤の部材で、建具⽤の溝の彫られていないもの。 無⽬枠ともいいます。 ⼀般的には無⽬鴨居として、内法⾼さに取り付けられるものを指します。 |
明度(めいど) | 明度とは、⾊の3属性(⾊相、彩度、明度)の⼀つで、その⾊の明暗の度合いのこと。 |
メイプル | メイプルとは、広葉樹の⼀種。カエデ科の落葉⾼⽊。 メイプルは淡い灰⽩⾊で、⼼材は灰⾊を帯びた⻩褐⾊。 材質は重硬で緻密。⾼級家具材として⼈気があり、また、衝撃性に強いのでボーリング場のレーンなどに⽤いられています。 |
⽬地(めじ) | ⽬地とは、⽯やコンクリートブロック(CB)、煉⽡などを積み重ねたり、タイルや化粧合板を張るときなどの継ぎ⽬。 意匠、施⼯、材料の特性などに応じて⽬地を設け、⽬地を積極的に⾒せる場合と、はっきり⾒せない場合に⼤別されます。 ⽬地の種類には、芋⽬地、⾺⽬地、わらい⽬地、眠り⽬地、底⽬地、⽷⽬地などが代表的です。 また、あらかじめ⽬地を納まりよく割り付けることを、「⽬地割り」と⾔い、その部材によっては、「タイル割り」などと呼ばれています。 |
⽬透し(めすかし) | ⽬透しとは、ふたつの部材の接合部に隙間を開けること。また、板材の継⽬に隙間を取って張る⽅法を「⽬透し張り」と⾔います。 ⽬透し張りを施した天井を「⽬透し天井」といいます。 |
メゾネット | 中⾼層住宅で、⼀つの住⼾が2層以上で構成されたもの。 廊下に⾯していない階はプライバシーを守りやすい。 |
滅失登記(めっしつとうき) | 滅失登記とは、⽕事・地震・取り壊しなどで建物がなくなったなどの場合に、その建物の登記を閉鎖する事。 滅失登記は申請義務があります。 |
メラミン化粧板(メラミンけしょうばん) | メラミン化粧板とは、フェノール樹脂の板にメラミン樹脂で表⾯処理した板。表⾯が硬質で傷がつきにくい化粧板。 単⾊から⽊⽬・抽象までバリエーションが豊富で、造り付けの家具やカウンターの天板などに使われます。 デコラは、メラミン化粧板の商品名ですが、⼀般的に「デコラ」と呼ばれています。 |
⾯落ち(めんおち) | ⾯落ちとは、相⼿材より、その⾯の部分だけが下がっていること。⾯を揃えていない納まり⽅。 【相対語】・・・⾯ぞろ、揃(ぞろ) |
⾯格⼦(めんごうし) | ⾯格⼦とは、住宅の窓の外側に、防犯などを⽬的として取り付ける⾦属製などの部材。 格⼦の組み⽅によって、「縦格⼦」、「クロス格⼦」、「桝格⼦」、「横格⼦」などがあります。 また、たてすべり出し窓・横すべり出し窓などの様に、外部に⾯格⼦が取り付けられない窓には、サッシの障⼦⾃⾝に取り付ける飾り格⼦があります。 |
⾯材(めんざい) | ⾯材とは、⼀般的に板状の材料の事。また、その⾯に使われる材料を⾯材という事もあります。 例えば、耐⼒壁の⾯材は、耐⼒壁に⽤いられる板状の材料を指し、構造⽤合板、OSBボード、ダイライトなどをいい、また、システムキッチンや洗⾯化粧台などの扉に使われている板状の表⾯材も⾯材と⾔います。 |
免震構造(めんしんこうぞう) | 免震構造とは、建物の基礎部分などに、ゴムその他のものを使って、地震の揺れを抑える⽅法をとっている構造。 |
⾯⼾(めんど) | ⾯⼾とは、物と物との隙間、または、その隙間を塞ぐ部材を指します。例えば、軒桁の上に垂⽊を載せますが、垂⽊の成(せい)の分だけ隙間が空きます。 その隙間を防ぐために⽤いる板を⾯⼾板と⾔い、また、軒⽡と広⼩舞の取合も隙間ができます。これらの隙間を軒先⾯⼾といい、また、それらの隙間を塞ぐ部材を指します。 また、桟⽡とのし⽡の間にできる隙間を埋めるための⽡を⾯⼾⽡(めんどがわら)と⾔います。 |
モーメント | モーメントとは、物体を回転させようとする作⽤のことで、外⼒が部材を曲げようとするときの⼒を「曲げモーメント」と⾔います。 |
モールディング | モールディングとは、天井と壁の取合部や窓枠などの納まりを隠すために⽤いられる、装飾⽤の造作材を指します。 2×4⼯法など輸⼊住宅で多く⾒られます。 |
⽊造、W造 | ⽊造(W造)とは、柱、梁、桁などの主要構造部材を⽊材とし、建築した⽊造建築物のことを⾔います。 ⽊造は、古くから建てられている構造ですが、⾼さ13m、軒の⾼さ9m、または延べ床⾯積3000㎡を超える建築物は、主要構造部を⽊造としてはならないと建築基準法で定められています。 尚、⽊造の⼯法には、⼤きく分けて「在来軸組み⼯法」・「2×4⼯法」に分類され、また、最近では、在来軸組み⼯法に分類されますが、特殊な⾦物を⽤いる「⾦物⼯法」なども多く⾒られるようになりました。 |
⽊⽚セメント板(もくへんセメントばん) | ⽊⽚セメント板とは、⽊⽑セメント板と同様の⽊質系セメント板で、⽐較的短い⽊⽚とセメントを混練圧縮成型したボード。 ⽊⽚セメント板には、普通⽊⽚セメント板と密度の⾼い硬質⽊⽚セメント板があり、旧三井⽊材⼯業の「センチュリーボード」は、硬質⽊⽚セメント板として有名です。 また、⽊⽚セメント板は耐⽕野地板として屋根下地やバルコニーの床下地材として⽤いられています。 |
⽊⽬(もくめ) | ⽊⽬とは、⽊には年輪があり、丸太から材⽊をのこぎりで切り出すときの⽅向によって年輪が様々な模様となって、⽊材の表⾯に現れます。 この⽊材に現れる模様を⽊⽬と⾔い、その代表が「柾⽬」、「板⽬」、「杢⽬」です。 |
杢⽬(もくめ) | 杢⽬とは、⽊⽬の⼀種で、樹根に近い部分や不規則な⽣成をした樹⽊に現れるもので、複雑で⾯⽩い味のある⽊⽬。 杢⽬は、欅(けやき)、楓(かえで)、栃(とちのき)、樟(くすのき)、杉(すぎ)、椨(たぶのき)などに現れやすく⾯⽩い模様では、「⽟杢(たまもく)」、「⿃眼杢(ちょうがんもく)」、「縮れ杢(ちじれもく)」、「如輪杢(にょりんもく)」などの種類があります。 【相対語】・・・板⽬、柾⽬ |
モザイクタイル | モザイクタイルとは、50mm以下の⼩型のタイルをいい、内装・外装⽤タイルとして⽤いられています。 また、モザイクタイルの貼り⽅は、ユニット貼り⼯法が⽤いられます。 |
モジュール | モジュールとは、建築⽣産⾯での基準⼨法単位で、柱の基本⼼々⼨法を⾔います。 ⼀般的に関東間の「910mmモジュール」が多く採⽤されています。 関東間の他に、関⻄間の「980mmモジュール」、プレハブ住宅が多く採⽤している芯々を1mにした広い「メーターモジュール」などがあります。 |
⺟屋(もや、おもや) | ⺟屋とは、垂⽊を⽀持する⼩屋組⽔平部材。 また、建物の構成上の⽤語では、寝殿造りの中⼼部分をいうなど、最も主要な建物部分のこと。 |
模様替え(もようがえ) | 模様替えとは、建物の仕上げ、造作や家具の配置などを変えること。 改装とほぼ同義語で、構造部分に⼿を加えたり、増築のような床⾯積を増やすことなどは含まない。 また、⼤規模な改装、改修はリニューアルということが多い。 |
盛⼟(もりど) | 盛⼟とは、地盤の上に⼟砂を盛り上げて造成された⼟地。 2次的にできた地盤のため軟弱地盤で、建物を建てる場合は地盤補強の対応が必要となります。 【対義語】・・・切⼟ |
モルタル | モルタルとは、セメント、⽔、砂を混ぜて練り合わせたセメントモルタルのこと。 |
焼付け塗装(やきつけとそう) | 焼付け塗装とは、乾燥⼯程において、熱を加えることによる塗装⽅法。密着性や耐候性に優れています。 ⼀般に⾼温(130℃以上)仕上げほど、仕上がりの塗膜が緻密で硬度が⾼くなります。 |
⼭形プレート(やまがたプレート) | ⼭形プレートとは、VPプレートとも呼ばれている、V形をした構造⾦物。⽊造で引抜き⼒を受ける柱と横架材(⼟台・梁)などの接合部に⽤いる。 部材と部材の接合⾯を⽰すラインと⽮印が刻印されているので、これを⽬安に⼭形プレートの取り付け位置を決めます。また、⼀般的には⼭形状に取り付けますが、柱の背割り⾯に付ける場合は、⼭形プレートの上下を逆にして背割りを避けて取り付ける事が可能で、無垢材を使⽤する場合に適した⾦物です。 尚、⼭形プレートは、告⽰第1460号第2号の耐⼒壁が取り付く柱の柱頭・柱脚の接合に⽤いる⾦物です。 ※告⽰第1460号(は)適合⾦物。 VP太め釘NZ90 |
ヤング係数(ヤングけいすう) | ヤング係数とは、材料の変形のしにくさを表す係数。 数字が⼤きい程変形しにくい。 |
融資事務⼿数料(ゆうしじむてすうりょう) | 融資事務⼿数料とは、ローン契約を結ぶときにかかる⼿数料。 ローン1件ごとに必要となり、複数ローンを組む際は、それだけ⼿数料がかさむことになります。 |
床荷重(ゆかかじゅう) | 床荷重とは、床にかかる荷重で、床の⾃重(固定荷重)、積載荷重など。 |
床下換気⼝(ゆかしたかんきこう) | 床下換気⼝とは、床下湿気の排湿のために基礎の⽴ち上がり部に設けられる換気⼝。 最近では、構造の弱点を作らないために床下換気⼝を設けずに、基礎パッキン⼯法による床下換気が多⽤されています。 【相対語】・・・基礎パッキン⼯法 |
床下点検⼝(ゆかしたてんけんこう) | 床下点検⼝とは、床下のメンテナンスために設けられる点検⼝。 ⼈が出⼊できる⼤きさがあり、押⼊れの床や床下配管の接続部分の近くの床⾯などに設けられることが多い。 また、台所や洗⾯脱⾐室に床下収納庫を設ける場合には、それを床下点検⼝として兼ねることも⼀般的に⾏なわれています。また、点検⼝を「改め⼝」との⾔われています。 床下点検⼝は、建物の維持管理において重要なもので、点検⼝があると経年変化による漏⽔事故などの防⽌や建物の傷み具合を定期的に点検することができ、また、建物の施⼯技術の⽔準や建物に対する施⼯者の姿勢が分かるともいわれています。 |
床⾼(ゆかだか) | 床⾼とは、地盤⾯(設計GL)から1階の床⾯までの⾼さ。 建築基準法では防湿処置を⾏なわない場合は、45㎝以上必要と規定されています。 |
床断熱(ゆかだんねつ) | 床断熱とは、床下換気⼝や基礎パッキン⼯法などで、床下換気を⾏う場合に⽤いる床⾯の断熱⽅法で、根太を設ける場合には根太間に、根太レス⼯法(剛床仕様)の場合は⼤引間に断熱材を設ける⼯法です。 ⽇本の住宅の⼤部分は充填断熱⼯法で、床断熱が採⽤されていますが、浴室(ユニットバス)の床は床断熱が出来ないので、基礎断熱⼯法が採⽤されています。 また、外張り断熱⼯法の場合も床断熱は⾏わず、建物全体を断熱材で包むように基礎断熱⼯法が採⽤されるのが⼀般的です。 尚、床断熱は、⾃重で断熱材が垂れ下がり床⾯裏と断熱材の間に隙間が⽣じ、そこに冷気が侵⼊して床材下部が冷やされたり、結露の発⽣などの問題が⽣じるので、垂れ防⽌策として断熱材の受け材を忘れずに施⼯することが重要です。 【相対語】・・・基礎断熱⼯法 |
床暖房(ゆかだんぼう) | 床暖房とは、床⾯を暖め、熱放射、接触による熱伝道、及び⾃然対流によって温熱感を得るシステムで、⼤きく分類すると、「温⽔式床暖房」と「ヒーター式床暖房」がある。 |
床束(ゆかづか) | 床束とは、1階床の⼤引を⽀える床組の垂直部材。 以前は90mm⾓程度の⽊材でしたが、乾燥・収縮による床鳴りを防ぐ為、⾼さ調整が簡単にできる既製のプラ束、鋼製束が多く使われるようになりました。 【相対語】・・・鋼製束・プラ束 |
床伏図(ゆかふせず) | 床伏図とは、縮尺1/100程度で、1階の床組を上から⾒下ろした図⾯。 ⽊造建築の床伏図は、「⼟台」・「⼤引」・「根太」・「根太掛け」・「床束」・「床合板」などの配置・⼨法・継⼿・材種などを表した構造図。 |
床⾯積(ゆかめんせき) | 床⾯積とは、各階ごとの床の⾯積で、吹抜部分や⼩屋裏収納として扱われる場合は算⼊されません。 |
油性塗料、油性ペイント | 油性塗料(油性ペイント)とは、溶剤に有機溶剤を使った塗料。 この有機溶剤の種類というと、⼀昔前ですとトルエンやキシレンなどが⼀般的でしたが、⼈体・環境への悪影響、引⽕性の⾼さなどの問題点があり、今はかなり変わってきています。 尚、油性塗料は、外部の影響を受けづらく、また、乾燥も早く、作業性が良いのが特徴です。 |
ユニットバス | ユニットバスとは、⼯場で製作された部材などを現場で組み⽴てて施⼯する浴室で、施⼯性や防⽔性に優れている。 既存の開⼝部や配管を利⽤できるリフォーム対応機種もあります。 また、図⾯上では、略して「UB(ユービー)」と記載されている場合があります。 |
養⽣期間(ようじょうきかん) | 養⽣期間とは、コンクリートやモルタルなどを打ち終わってから、これが早く乾燥しすぎたり⾵⾬にさらされるのを保護するため、シートなどで覆い、また⼗分に⽔分を与えてコンクリートの⻲裂を防ぐため、散⽔したりする作業を養⽣作業と⾔い、また、これらに要する⽇数を養⽣期間と⾔う。 この期間が⻑いほどコンクリートの硬化に好影響がある。 |
容積率(ようせきりつ) | 容積率とは、敷地⾯積に対する、建物の延べ床⾯積の割合。 延べ床⾯積/敷地⾯積=容積率(%) 【対義語】・・・建ぺい率 |
溶接(ようせつ) | 溶接とは、⾦属の溶接部を加熱し、溶融、または、半溶融状態にして接合すること。 「アーク溶接」は最も広く⽤いられ、⾦属材料と電極の間にアーク(イオン化した媒体を通じて⾏なわれる放電現象)を発⽣させ、その熱で接合部を溶融させ接合させる。 |
⽤途地域域(ようとちいき) | ⽤途地域とは、地域のあるべき姿を想定して、建物の種類や⽤途、容積率、建ぺい率、規模、⽇影などを制限した都市計画法によって指定された地域のこと。 住居系、商業系、⼯業系の⽤途地域が12種類、プラス無指定地域に分類されています。 第⼀種低層住居専⽤地域 第⼆種低層住居専⽤地域 第⼀種中⾼層住居専⽤地域 第⼆種中⾼層住居専⽤地域 第⼀種住居地域第⼆種住居地域 準住居地域 近隣商業地域 商業地域 準⼯業地域 ⼯業地域 ⼯業専⽤地域 ⽤途地域は、乱開発から住環境を守り、住居、商業、⼯業など、それぞれの地域にふさわしい発達を促そうというもので、周辺環境を知る⽬安になります。また、⻑期的な視野にたって決められているので、将来的な住環境を考える参考にもなります。 |
擁壁(ようへき) | 擁壁とは、宅地の⼟砂が崩壊するのを防ぐため、切⼟や盛⼟などの崖⾯を⽀える構造物。 擁壁には、コンクリート造・鉄筋コンクリート造・⽯造などがあり、構造上から重⼒式擁壁、半重⼒式擁壁、L形擁壁、反T形擁壁、控壁式擁壁などがあります。 擁壁の強度を保つためには、⽔はけが重要で、含⽔量が多くなると軟弱化するとともに、擁壁に対して圧⼒を増して崩壊の原因となるため⽔抜き⽳が必要です。 |
窯変タイル(ようへんタイル) | 窯変タイルとは、窯の焼成温度や酸素の量により、釉(うわぐすり)が溶けるとき、その釉の性質で表⾯に変化の表れたタイル。 |
浴室暖房乾燥機(よくしつだんぼうかんそうき) | 浴室暖房乾燥機とは、浴室内でヒートショック防⽌や⼊浴中の寒さ対策のために電気、または温⽔を利⽤して暖房を⾏なう機能もつと共に、浴室を洗濯乾燥室として利⽤できる換気扇。 24時間換気機能を持つ機種もあります。 |
寄棟屋根(よせむねやね) | 寄棟屋根とは、棟を中⼼に四⽅に流れをもつ屋根形状。 寄棟屋根以外に、切妻屋根・⽚流屋根・陸屋根・⼊⺟屋屋根・⽅形屋根・マンサード屋根・越し屋根などの屋根形状やドーマーなどがあります。 |
ラーメン構造(ラーメンこうぞう) | ラーメン構造とは、「ラーメン⼯法」ともいい、⾨型の軸組みで柱と梁の接合部が⼀体化された、「剛接合」になっている構造形式。 ラーメン構造は、⽐較的⼤きな空間を造ることができますが、⼀般的な⼯法では、室内に柱形や梁形などが張り出ます。 【対義語】・・・ピン構造 |
ライトコート | ライトコートとは、建物の中⼼部分に採光や通⾵のために設けた吹抜スペース。 中庭の⼀種で、ライトコートに⾯する窓を設けることで、室内に光が取り⼊れられる。 |
ライフスタイル | ライフスタイルとは、⽣活様式。⾐⾷住のあり⽅だけでなく、価値観や⾏動様式なども含めていう。 1970年頃から世代間などで差異が⽬⽴ち始め、ライフスタイル論が盛んになり住宅もライフスタイル別に計画されるようになった。 |
ラグスクリュー | ラグスクリューとは、「コーチボルト」とも⾔い、⽊ネジ状の頭がナットタイプの⾦物。ホールダウン⾦物・⽕打⾦物などの留め付けに⽤いる。 尚、ラグスクリューを使⽤する場合は、⽊材の割裂の恐れがあるので下孔をあける必要があります。 |
ラス | ラスとは、モルタルを付着させるために⽤いる⾦属でできた網状のもので、針⾦を組んだものを「ワイヤーラス」、⾦属板に傷を付けて引き伸ばしたものを「メタルラス」と⾔います。 |
ラスカットパネル | ラスカットパネルとは、構造⽤合板にポリマーモルタルを下塗りした株式会社ノダのモルタル下地材の商品名です。 ラスカットパネルは、商品名からも解るように、外壁左官⼯事で従前のラス及び下塗りモルタルが不要で、⼯期短縮が図れるモルタル下地材です。 |
ラスボード | ラスボードとは、和室の壁などの、塗壁に⽤いられる左官下地材で、浅い溝のついた⽯膏ボード。 |
ラスモルタル塗り | ラスモルタル塗りとは、左官⼯事で、メタルラスやワイヤーラスなどのラス下地にモルタルで下塗り、または 仕上をすること。 |
螺旋階段(らせんかいだん) | 螺旋階段とは、スパイラル階段、若しくは廻り階段ともいい、階段の中でも特に回転形のものを指し、上部からみると円形になっており、中⼼の柱の回りを回転しながら上昇あるいは下降する構造の階段。 素材は、⾦属、⽊、コンクリートなどさまざまで、かつてはマンションなどの⾮常階段に多く⽤いられました。 螺旋階段以外に、直階段・折り返し階段・廻り階段などの階段形状があります。 |
ラッカー塗料(ラッカーとりょう) | ラッカー塗料とは、硝化綿(ニトロセルロース)や樹脂を溶剤で溶かして作られた塗料。乾燥が早く、作業性が良い反⾯、塗膜が薄く耐候性に劣り、ブラッシング(⽩化現象)を起す⽋点があります。 また、顔料を加えた塗料は「ラッカーエナメル」と⾔い、光沢のある着⾊塗膜が得られ、顔料の⼊らない透明なクリヤラッカーがあります。 尚、クリヤラッカーに樹脂分量を多くし、耐候性を強化した「ハイソリッドラッカー」もあります。 |
ラップルコンクリー ト | ラップルコンクリートとは、基礎底から⽀持地盤まで打設する無筋コンクリート。 盛⼟や軟弱地盤が厚くなく、直下に硬質地盤がある場合にラップルコンクリートは地盤改良に適しています。 |
ラミネート天井(ラミネートてんじょう) | ラミネート天井とは、合板の表⾯に特殊加⼯(ラミネート)された紙を貼った化粧合板。 ⼀般的な和室天井材として⽤いられ、略して「ラミ天」と呼ばれています。 |
ラワン合板(ラワンごうばん) | ラワン合板とは、南洋材のラワンを貼り合せた普通合板。 壁の下地補強材やCFシートを貼るときの床のレベル調整材や、物⼊などの床・壁・天井の仕上材などに使われています。 |
乱継⼿(らんつぎて) | 乱継⼿とは、弱い箇所を集中させないために、継⼿の位置を⼀定にしないで、少しずつずらすこと。 |
乱積み(らんづみ) | 乱積みとは、⽯積みで、形の不定な切⽯をはめ込むように積むこと。 野⾯積みや崩れ積みでできる形。 |
ランドリールーム | ランドリールームとは、洗濯室。 洗濯機、乾燥機などを設置する部屋で、住宅ではこの機能を洗⾯室やユーティリティに含めることがある。 |
ランニングコスト | ランニングコストとは、建築完成後の建物や設備を維持・運⽤・管理するために必要な費⽤。維持管理費、光熱費、修繕費などがランニングコストにあたります。 尚、完成前にかかる建築費⽤などの投資費⽤をイニシャルコストと⾔います。 【相対語】・・・イニシャルコスト |
ランバーコア | ランバーコアとは、シナやラワンなどの薄い板を⼩⾓材を寄せ集めた芯材(コア)の両⾯に貼った3層構造で、表⾯の⾒え⽅は合板と同じですが⼩⼝の⾒え⽅が異なります。コアはところどころに⼊っていて隙間があります。 ランバーコアは、主にトイレブースなどのパネルや家具など⽤いられます。 |
欄間(らんま) | 欄間とは、続き部屋の間などにある、鴨居の上の開⼝。格⼦や透かし彫りの飾り板などをはめ込むことが多い。 欄間の種類には、彫刻欄間、筬欄間(おさらんま)、組⼦欄間、透彫り欄間などがあります。 また、部屋と部屋の境⽬に⼊れるものを間越し欄間、部屋と縁側の間に⼊れるものを明り欄間といい、それぞれの部屋に空間的な連続性をもたせる役割もあります。 尚、出⼊⼝のドアや窓の上に設けた採光や通⾵のための窓部分のことも「欄間」と⾔います。 |
リ・ユース住宅 | リ・ユース住宅とは、住宅⾦融⽀援機構が「中古住宅」を⾔い換えた新しい呼び名。 中古住宅を購⼊する際に利⽤できる公庫融資の名称を「リ・ユース住宅購⼊融資」という。 |
リシン吹付け(リシンふきつけ) | リシン吹付けとは、顔料を混ぜた砂壁状の⾻材をスプレーガンにて、薄く吹付ける外壁の仕上材です。 リシン吹付けには、「アクリル系」、「シリンコン系」とがあり、モルタルなどの湿式⼯法の下地材のヘアークラックにも追随できる「弾性リシン」もあります。 |
利息(りそく) | 利息とは、貸借した⾦銭などに対して、ある⼀定利率で⽀払われる対価。 利息(りそく)と利⼦(りし)は、通常同じ意味で使われますが、貸した場合に受け取るものを利息、借りた場合に⽀払うものを利⼦と使い分けることが⼀般的です。 【相対語】・・・元⾦ |
⽴⾯図(りつめんず) | ⽴⾯図とは、建物を東⻄南北の4⽅向から⾒た外観の姿図。縮尺は1/100。 |
リネン | リネンとは、⿇製の薄地織物。 シーツや枕カバーなどのベッドリネン、テーブルクロスなどを含くむ布製品の総称。 また、これらをしまっておく⼾棚や⼩部屋を、リネンクロゼットやリネン庫と呼ばれている。 |
リノベーション | リノベーションとは、既存の住宅の機能を全体的に⾒直し、性能を向上させるための⼤規模な改修⼯事のこと。 |
リビングボード | リビングボードとは、リビングルームに置く「飾り棚」や「サイドボード」のこと。 テレビやステレオなどを収納するための、下台の奥⾏きを深くしたオープン形式のものが多く、組み合わせが⾃由でシステム化された⼤型の現場施⼯型のタイプもあります。 |
リフォーム | リフォームとは、増改築や改装・修繕を⾏なうこと。 住まいのリフォームは、傷んでいるところを直して⻑持ちさせたり、住む⼈の⽣活の変化に合わせて快適・便利にしたりするために⾏なわれます。 |
琉球畳(りゅうきゅうだたみ) | 琉球畳とは、本来、沖縄で採れた強度のあるい草を使⽤した畳を指しますが、⼀般的には、縦・横の⼨法が同じで畳縁がない畳を⾔います。 また、「坊主畳」とも呼ばれています。 |
両⽚引き窓(りょうかたびきまど) | 両⽚引き窓とは、嵌め殺し窓の両サイドに⽚引き窓を設けた窓。 両⽚引き窓以外に、引き違い窓・上げ下げ窓・たてすべり出し窓・横すべり出し窓・内倒し窓・⽚引き窓・両たてすべり出し窓・ルーバー窓(ジャロジー)・嵌め殺し窓・オーニング窓などのサッシがあります。 |
両たてすべり出し窓(りょうたてすべりだしまど) | 両たてすべり出し窓とは、たてすべり出し窓を左右両⽅に設けた窓。 両⽚引き窓とほぼ同じ。 両たてすべり出し窓以外に、引き違い窓・上げ下げ窓・たてすべり出し窓・横すべり出し窓・内倒し窓・⽚引き窓・両⽚引き窓・ルーバー窓(ジャロジー)・嵌め殺し窓・オーニング窓などのサッシがあります。 |
両開き⼾(りょうびらきど) | 両開き⼾とは、左右2枚の⼾の中央が開くようにしたもので、そのような⼾を両開き⼾と⾔う。 両開き⼾は観⾳の厨⼦に⽤いられることから「観⾳開き」ともいうが、本格的な観⾳開きは両開き⼾の⼾が、それぞれ更にふたつ折りになる⽅式をいう。 |
隣地斜線(りんちしゃせん) | 隣地斜線とは、隣地の採光や通⾵に⽀障をきたさないように、建物の⾼さを制限される規制。 |
ルーバー窓、ジャロジー | ルーバー窓(ジャロジー)とは、「ジャロジー窓」とも呼ばれています。ガラスでできた⽻状のルーバーを回転させて開閉する窓。 浴室などの⽔廻りに多⽤されています。 ルーバー窓(ジャロジー)以外に、引き違い窓・上げ下げ窓・たてすべり出し窓・横すべり出し窓・内倒し窓・⽚引き窓・両⽚引き窓・両たてすべり出し窓・嵌め殺し窓・オーニング窓などのサッシがあります。 |
ルーフドレイン | ルーフドレインとは、陸屋根の屋上やバルコニーなどの⾬⽔を集めて竪樋に流す鋳鉄製やステンレス製の⾬⽔排⽔⾦具。 ルーフドレインには、屋上⽤とバルコニーなどに⽤いる中継⽤のタイプがあります。 |
ルーフバルコニー | ルーフバルコニーとは、バルコニーの下階が部屋などになっているバルコニー。 バルコニーの床が屋根扱いとなり、防⽕性能や断熱性能が要求されるバルコニーです。 |
レイアウト | レイアウトとは、家具などを配置すること。または、配置図のことを⾔います。 |
劣化対策等級(れっかたいさくとうきゅう) | 劣化対策等級とは、住宅性能表⽰制度により、建物の構造部分に⽤いられる⽊材の⽩蟻対策や腐朽、鉄筋の錆び対策など⻑持ちさせるための対策の程度を⽰す耐久性の等級。 劣化対策等級は、等級1〜3で表⽰される。 ◆住宅性能表⽰制度の劣化対策等級 等級 基準 1 建築基準法に定める対策がなされている。 2 約50〜60年間は⼤規模な改修⼯事が不要。 3 約75〜90年間は⼤規模な改修⼯事が不要。 |
レディミクスコンクリート | レディミクスコンクリートとは、整備されたコンクリート製造設備をもつ⼯場から、随時に購⼊することができる、まだ固まらないコンクリート(⽣コンクリート)のこと。 |
連結散⽔設備(れんけつさんすいせつび) | 連結散⽔設備とは、スプリンクラー設備や屋内消⽕栓設備、その他消⽕設備とは異なり、「消⽕活動上必要な施設」の⼀つで、⽕災が発⽣した場合、煙や熱が充満することによって消防活動が難しくなることが予想される地下街や地下階に設置される消防設備です。 連結散⽔設備は⽕災発⽣時、特に地下に於ける煙や熱が消防隊の消⽕活動に多⼤な⽀障をきたすため、それらを排除するための設備で、散⽔ヘッド、配管(連結送⽔管)・弁類及び送⽔⼝等から構成されており、⽕災の際には消防ポンプ⾃動⾞から送⽔⼝(連結送⽔⼝)を通じて送⽔し、散⽔ヘッドから放⽔することによって消⽕活動を⽀援できるようにした設備です。 尚、連結散⽔設備は、スプリンクラー設備とよく似ていますが、スプリンクラー設備は⽔源、加圧送⽔装置を有し、⾃動的に⽕災を感知して消⽕する点が異なります。 |
連結送⽔管(れんけつそうすいかん) | 連結送⽔管とは、⾼層ビルや地下街など、消防ポンプ⾃動⾞からホースを伸ばして消⽕活動がしにくい建物内に、配管設備と放⽔⼝を設けて、⽕災現場に近い場所での消⽕活動をしやすくした設備。 建物の1階部分にある消防⾞から強制的に加圧した⽔を送るための連結送⽔⼝(サイアミーズコネクション)と、各階にある放⽔⼝を、配管(送⽔管)でつなぐことから「連結送⽔管」という。主に初期消⽕を速やかに⾏うための設備。⾼層マンションなどには必ず設置されている。 ◆連結送⽔管設置義務条件◆ ・地上7階建て以上の建築物。 ・地上5階建て、⼜は6階建てで、延べ⾯積6000㎡以上の建築物。 ・延べ床⾯積が1000㎡以上の地下街。 ・道路の部分を有する防⽕対象物。 |
連結送⽔⼝(れんけつそうすいこう) | 連結送⽔⼝とは、建物内の消⽕栓に消防⾞から圧⼒⽔を送り込むために、建物外部に設けれれる接続⼝。 連結送⽔⼝は、サイアミーズコネクションともいい、⾼層マンションなどに設けられる、連結送⽔管の1階部分にある消防⾞から強制的に加圧した⽔を送るための送⽔⼝です。 |
レンジフード | レンジフードとは、調理器具からの炭酸ガス・⽔蒸気・臭気・熱などを排出するために設置する換気扇。 レンジフードには、効果的に捕集できるようにフードが設置され、調理器具の種類(IHクッキングヒーター・ガスコンロなど)、換気扇設置場所、給気⽅法などによってさまざまな機種があります。 |
連帯保証⼈(れんたいほしょうにん) | 連帯保証⼈とは、お⾦を借りた⼈と連帯して返済の義務を負う⼈のこと。本⼈が返済不能になったとき、代わって返済を⾏なう。 |
漏電⽕災警報器(ろうでんかさいけいほうき) | 漏電⽕災警報器とは、漏電とは⼀般的には電路の配線や機器の絶縁効果が薄れて、⼤地を帰路とする循環電流を⽣じる現象の事で、⽊造建築に多く⾒られるラスモルタル塗りで、屋内電気配線から電流が漏れることにより、その経路にあたる壁下地の鉄網が発熱し、⽕災が発⽣することがあります。 この電気の漏洩(漏電)による地絡電流による加熱出⽕を未然に防⽌するため、漏洩電流を感知して、警報を発する設備です。 |
ローン特約 | ローン特約とは、買主が融資を受けることを前提として不動産を購⼊しようとしているとき、融資を受けることができなければ、買主が売買契約を解除できるとする特約のこと。 ローン特約は、あらかじめ利⽤する予定だったローンの種別、⾦利、⼿続きの期限などを明らかにした上で、その旨を契約書に盛り込みむ。また、⽩紙解除すればそれまで⽀払った代⾦はすべて返してもらえる。 |
ログハウス | ログハウスとは、丸太を⽔平に積み上げた壁の建物。北⽶でのブームが⽇本にも及んできましたが、もとはスカンジナビアの伝統的な建て⽅で、⽇本の校倉造りと共通した構造です。 ログハウスは、強度、耐久性、断熱性、あるいは湿度調整に特徴があり、素朴で⾃然な雰囲気で⼈気があります。ログハウスの建て⽅を「丸太組⼯法」といいます。 |
陸屋根(ろくやね) | 陸屋根とは、屋上を設ける場合に⽤いられる屋根形状で、屋根勾配を設けないフラットな屋根。 陸屋根以外に、切妻屋根・寄棟屋根・⽚流屋根・⼊⺟屋屋根・⽅形屋根・マンサード屋根・越し屋根などの屋根形状やドーマーなどがあります。 |
ロスナイ | ロスナイとは、冷暖房による冷気や暖気を逃がさずに汚れた空気を排出する機構の空調換気扇。 尚、ロスナイは商品名ですが、⼀般名として使われています。 |
路線価(ろせんか) | 路線価とは、相続税の課税標準になる⼟地の価格で、国税庁が公⽰価格や売買実例を参考にして決める⼟地価格。 路線価は、その道路に⾯している標準的な宅地の1㎡当たりの千円単位の価額(評価額)が路線価となります。 尚、路線価は、公⽰価格の8割が⽬安とされています。 |
ロッキングチェア | ロッキングチェアとは、床との接触部分に⼸状の反った部分を持つ揺り椅⼦。 18世紀中ごろからアメリカで広まり、ヨーロッパにも及んだ。 |
ロックウール | ロックウールとは、特殊な岩⽯を溶かして、細い⽳から吹き出し綿状にしたもので吸⾳材や断熱材に使われています。 ロックウール断熱材は、⽕に強く基材⾃体の持つ防⽕性(耐熱性)により、万⼀の⽕災時の延焼や類焼から住まいを守るのに役⽴ちます。 尚、ロックウール断熱材は、⼀般的に、壁・天井の「充填断熱⼯法」に⽤いられています。 断熱材区分 C |
ワークトップ | ワークトップとは、キッチンなどにある調理などを⾏なうカウンター、作業台のこと。天板とも呼ばれています。 |
ワイヤーメッシュ | ワイヤーメッシ ュとは、鉄筋を餅網のように縦・横に溶接にて組まれたもので、⼟⽊建築⼯事のコンクリートひび割れ防⽌や強度補強として⽤ いられる鉄筋。「溶接⾦網」とも呼ばれています。 鉄筋のサイズは、2.6㎜、3.2㎜、4.0㎜、 5.0㎜、5.5㎜、6.0㎜径で、網⽬の間隔は 50㎜、75㎜、100㎜、150㎜、200㎜間隔で、組まれた⼤きさは、1m×2m、2m×4mなどのサイズがあります。 |
ワイヤーラス | ワイヤーラスとは、モルタルを付着させるために⽤いる、針⾦を編んだ⾦網状のもので、形状は、甲形、丸形、菱形の3種類があります。 |
渡りあご(わたりあご) | 渡りあごとは、ひとつの⽊をもう1本の⽊に乗せるという⽇本古来の仕⼝⽅法で、⽊どうしに溝を作り、そこを互いにはめて組んでいく仕⼝。 渡りあご以外に、蟻掛け・当り⽋け・⼤⼊れなどの仕⼝があります。 |
ワニス | ワニスとは、天然 ⼜は合成の樹脂を溶剤に溶かした塗料で、透明な塗膜を作ります。 溶剤により油性ワニス、スプリットワニスなどの種類があり、⼀般的には「ニス」と呼ばれています。 |
わらい⽬地(わらいめじ) | わらい⽬地とは、⽯積み⽬地の表⾯が少し⼝を開けた状態の⽬地。 わらい⽬地以外に、芋⽬地、⾺⽬地、眠り⽬地、底⽬地、また、⽬地の⼤きさを表した⽷⽬地などがあります。 |
藁葺き屋根(わらぶきやね) | 藁葺き屋根とは、藁(わら)とは稲・⼩⻨等、イネ科植物の茎のみを乾燥させた物で、これを屋根に葺いたものを藁葺き屋根という。 また、カヤ(ススキやチガヤなど)を材料にして葺く屋根を茅葺き屋根(かやぶきやね)という。尚、⽤いる材料により藁葺(わらぶき)・草葺(くさぶき)と呼び区別する場合もある。 藁葺き屋根は、⽵または丸太の垂⽊の上に縄、針⾦の類を⽤いて葺くもので、厚さ15〜60㎝程度とし、軒先は特に厚く葺き、杉⽪の類で棟を覆い、⽵または板で押える。 |
割栗⽯(わりぐりいし) | 割栗⽯とは、⼤きさが15㎝〜20㎝程度の丸みをおびた⽟⽯⼤に割った、割栗地業に⽤いる⽯。 |
割付図(わりつけず) | 割付図とは、施⼯図の⼀種で、タイル・⽯・仕上ボードやサイディング・床⽬地などの位置を、意匠的に美しく取り付けるために、その⼨法に応じて取付位置を正確に決めることを割付といい、それを図⾯に表したものを割付図といいます。 |